超空の艦隊

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双発爆撃機飛龍

初陣

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1937年の中頃から始まった支那事変は空中艦隊を建設している最中であった陸海軍の航空隊にとって絶好の機会となった。
すぐに陸海軍は共同で航空隊を大陸へ派遣。
九六式戦や九七式戦などは中国軍機に対してめっぽう強く、次々と撃墜して回った。
やはり、武装に12.7㎜機銃を装備したことは大きく、中国軍の戦闘機をほぼ一撃で葬ることが出来た。
また、重戦闘機と軽戦闘機による集団戦闘も効果を発揮した。
10月3日の戦闘では日本軍戦闘機隊は2個小隊、つまり九六式戦闘機4機と九七式戦闘機4機に対して中国軍のI16戦闘機が24機が激突。
数的に圧倒的不利な日本側であったが、集団戦を心得た戦闘機乗り達は訓練の成果をもって行動に移す。
中国軍のパイロットたちは単騎で日本軍戦闘機隊に挑んでくる。
ある物は九六式戦の機動性の翻弄され、後方の注意が散漫になったところで同じ小隊の九七式戦闘機に重たい一撃を喰らって、ついに撃墜される。
ある物は九七式戦に追いつこうとして、返って引き離されたところを九六式戦に格闘戦へといざなわれ、数秒の戦闘の末撃墜された。
こうしてまさに一方的とも言える虐殺は30分にわたって続き、日本側の被撃墜は無し。
翻って中国軍は20機もの戦闘機を失い、決定的な敗北を喫した。


戦闘機隊が暴れまわっている頃、爆撃隊も活躍していた。
九六式陸攻が多数の重要拠点を爆撃し、陸上部隊の進撃を支えている。
ただ、惜しむらくはその損害機の多さだった。
事変が始まってからすでに15機を失っている。
これは大損害に違いなく、次世代の重爆が待望されている。
また、長距離戦闘機の必要性も浮上した。
重爆を護衛できるような長大な航続距離をもつ戦闘機である。
確かに、九六式戦や九七式戦は以前の機体に比べると長大な航続距離を誇ったが、重爆を護衛するには少し物足りない。
これは結局、積載燃料を増やすか燃費の良いエンジンを開発するしかないのでどうしようもなかった。
現在は前哨飛行場を建設し、そこから戦闘機を発進させて重爆が来る前に航空撃滅戦を展開している。
こうして、日本陸海軍は航空戦を展開しているのである。

支那事変は海軍にも影響を与えていた。
(やはり改龍驤型のような空母が必要になる!)
海軍内ではその考えが大きくなりつつあった。
多数の機体を格納して、輸送できる能力は支那事変でもその龍驤が役割を果たした。
仮の話だが、太平洋で戦争となった際には諸島の奪い合いになる。
そうなれば諸島での制空権確保は必須となり、そこに航空機を送り込む必要がある。
そのためにはやはり改龍驤型空母が必要だったのだ。
海軍は③計画を修正し、新たに改龍驤型空母を2隻建造することとした。


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