超空の艦隊

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双発爆撃機飛龍

双発爆撃機飛龍

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支那事変が激化している1938年2月。
ついに待望の新型双発爆撃機の開発が完了した。


九八式重爆撃機(飛龍)
最高速度:時速455㎞
武装:20㎜機銃2挺、12.7㎜連装機銃2挺
翼面荷重:180㎏/㎡
プロペラ:直径3.42mが4枚
搭乗数:6人
搭載能力:1t爆弾2発/500㎏爆弾4発/250㎏爆弾8発/800㎏魚雷2本
航続距離:時速350㎞で1400海里(爆弾満載時)
全長:16.46m
全幅:22.50m


エンジンには新たに開発された1500馬力エンジンの火星エンジンを装備。
また、爆弾搭載量も思い切って増やして最大2000㎏まで搭載できるようになった。
防護火器も充実しており、20㎜機銃に12.7㎜機銃を搭載。
もはや7.7㎜機銃では力不足でありここは大口径を装備しておく必要があったのである。
また、航続距離も満載状態で1400海里を誇っており、爆弾搭載量を1000㎏に我慢すれば1600海里の航続距離を誇る。
まさに傑作爆撃機であったが、搭乗員数は九六式陸攻に比べてかなり減って5人となっている。
これは撃墜された時のことを考えての事であり、5人で飛行できるように各種設計に技巧が組み込まれていた。
こうして九八式重爆は制式採用され九六式陸攻から徐々に生産ラインが移管される形で量産体制に入る。
愛称は現在、海軍で建造中の空母と同名の飛龍とされ陸海共同機である。
すぐに量産が開始され、6月には支那事変に参戦することになっている。
真っ先に充当されるのは陸軍航空隊であり、空中艦隊建設の第二歩であった。


飛龍の制式採用は大きな意味を持っていた。
航空本部は現在、四発爆撃機の開発を行っている。
飛龍はその試金石のような存在だった。
それが見事高性能を収めたことで、航空本部は四発爆撃機の成功を確信。
開発を急がせるとともに、”六発爆撃機”の開発も検討され始めた。
この六発爆撃機の開発目的は”高度10000mからの一方的な爆撃”が出来、加えて”ギルバート諸島から離陸してアメリカ西海岸を爆撃できる航続距離”を持つ爆撃機を保有することにあった。
なるほど、これはかなりの難題に違いないが成功した暁にはアメリカ本土に爆撃を敢行できる可能性がある。
もちろん、戦争にならない方が良いに決まっているがもしもの可能性もありうる。
航空本部としては、とりあえずアメリカ本土爆撃が可能な機体を開発しておいて、もしもの際にはそれを使おうと考えていたのである。


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