皇国の栄光

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陸海首脳会議と我が代表、松岡

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1940年8月24日。
昨日に米国より公表された報告書について、石原と山本が協議していた。
「またまずいことになりましたな。」
山本がこぼす。
「まったくです。」
石原が相槌を打つ。
「特務機関によるとそもそもCIAの諜報活動はなかったそうです。」
「まあそうでしょうね。あそこの大統領はアジア人、特に日本人への差別が激しいですからね。」
「…戦争になるかもしれませんな。」
山本が嘆く。
「首相たちは戦争回避に向けて努力なさっているが、備えはしておいてもいいかもしれませんな。」
石原が言い終わると山本が座り直した。
「どうでしょう。ここは陸海の垣根を超えた協力関係を構築するのはどうでしょう。」
「ちょうど私も同じことを言おうとしていました。」
「では今日はその最初の一歩ということで互いの軍の規模などを話しませんか?」
石原はうなずき話始める。
「我々陸軍の兵力は機甲師団14個、歩兵師団89個、騎兵師団6個です。戦車はチヌの改良型、小銃は有坂ライフルです。航空兵力については戦闘機1200機、軽爆撃機900機、重爆撃機300機です。」
「海軍は装甲空母2隻、正規空母6隻、軽空母2隻、戦艦6隻、巡洋戦艦4隻、超甲巡6隻、などで、海軍の総数は400隻をこえます。」
「まあ詳細はどちらも資料でいいでしょう。」
「そうですね。」
ここで石原は話題を変える。
「では万が一、戦争が始まった時に備え作戦の概要ぐらいは決めておいてもよいかもしれませんね。」
「なるほど。では海軍から言わせていただきます。海軍はまず、ハワイを強襲し他の諸島と南方資源地帯に侵攻します。その後は成り行き次第です。」
「なら陸軍も海軍の作戦に沿うように立案しましょう。」
「ありがとうございます。」
この会議の内容は今後の日本の戦略の骨組みとなった。


1940年9月1日、松岡は連盟の渦中にいた。
「では、投票結果を発表いたします。」
議長のショーン・レスターが声を出す。
「『日本による中国人への非人道的な行為を非難し、日本は中国権益を放棄する』という通告の賛成票は41票、反対票1票、棄権2票となりました。」
松岡は覚悟を決めていた。
そして政府も腹を決めていた。
「日本政府全権、松岡代表。発言願います。」
レスターがそう宣告する。
松岡が壇上に立つ。
「我々日本は純然たる精神のもと、中国の人々と苦楽を共にし発展させようと努力してまいりました。これは極東を繁栄させるためです。しかしあなたたちはそれを非難し、繁栄を終焉させようとした。そのため我々はこの通告の受け入れを拒否する。」
そういい終わると松岡たちは議場から出た。
これにより、日本は国際連盟を脱退した。
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