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歴戦の艦隊と敵艦、見ゆ
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1942年3月21日。
山口機動部隊はスターリング湾から出撃しようとしていた。
「小沢さん、二航戦と五航戦の調子はどうですか?」
そう山口に尋ねられた小沢治三郎は答えた。
「すこぶる快調です。士気も旺盛でいつでも敵艦を沈めれます。」
「それは良かった。加賀が座礁してしまい一航戦は赤城だけになってしまって少し不安だったので。」
「まあ、英国東洋艦隊の空母は2隻だけのようなので大丈夫でしょう。もっとも我々の目標は艦隊撃滅ではありませんからね。ですが戦艦の数が負けているのは少しばかり気がかりです。超甲巡がいるとはいえ。」
山口の指揮下には空母赤城、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴、戦艦金剛、霧島、超甲巡十和田、宗谷、六道、重巡利根、筑摩、軽巡阿武隈、駆逐艦不知火、霞、陽炎、霰、谷風、浦風、浜風、磯風、萩風、舞風、秋雲が入っていた。
だがこのインド洋作戦に参加しているのは山口機動部隊だけではなく、馬来部隊と称される水雷屋の南雲中将が指揮する超甲巡小川原、重巡熊野、鈴谷、鳥海、三隈、最上、軽巡川内、由良、駆逐艦白雪、夕霧、朝霧、天霧、綾波、汐風、浦波、磯波、初雪、白雪、吹雪、叢雲が通商破壊を行うため進出していた。
またパナマ運河を破壊した板倉光馬ひきいる10隻の潜水空母も近いうちの到着する予定だった。
そうしていると出撃準備が完了した。
「全艦、出撃。」
山口がそう下命すると艦隊は外洋に進み始めた。
その後ろには大量の輸送船が控えていた。
4月1日。
日本艦隊はセイロン島周辺海域にまで進出していた。
それを英国艦隊は潜水艦、基地航空隊の偵察で把握し敵艦隊撃滅のため出撃した。
日本艦隊も英国艦隊を零式水上偵察機が発見。
艦隊に『敵艦、見ゆ』と電報を送った直後、敵の直掩機に撃墜された。
両艦隊の空母の甲板上で整は備員が忙しく動き回り、他の艦は対空戦闘準備に明け暮れていた。
古き友であり、師弟関係であった艦隊がどちらも双方を撃滅しようと闘志を燃やしていた。」
12時34分。
英国側がいち早く攻撃隊を発艦させた。
内訳は戦闘機21機、雷撃機57機。
その10分後に日本側も発進。
淵田三男が指揮する戦闘機43機、攻撃機76機、爆撃機89機。
そして基地航空隊も双方から出撃。
英国側は稼働機全機の91機を。
日本側は銀河と一式陸攻の混成部隊、142機を。
総じて519機が飛び交う海戦史上、はじめての空母対空母の航空戦が始まろうとしていた。
搭乗員たちは祖国や家族、名誉や誇りを守るためにインド洋上空を飛んで行った。
この中には二度と祖国の地を踏めない者がいると知りながら。
山口機動部隊はスターリング湾から出撃しようとしていた。
「小沢さん、二航戦と五航戦の調子はどうですか?」
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「すこぶる快調です。士気も旺盛でいつでも敵艦を沈めれます。」
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「まあ、英国東洋艦隊の空母は2隻だけのようなので大丈夫でしょう。もっとも我々の目標は艦隊撃滅ではありませんからね。ですが戦艦の数が負けているのは少しばかり気がかりです。超甲巡がいるとはいえ。」
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