大和型重装甲空母

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装甲艦隊構想

開戦前夜

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1941年に入ると日本は急速に新たな戦争へ突き進んでいった、
仏印進駐から始まり、日米英の間で緊張が走る。
日本とアメリカは粘り強い交渉を行ったが、対日石油輸出を全面禁輸されることになると、陸海軍は開戦を決定。
11月末の御前会議によって陛下からも認可された。
日本は、ついに後戻りのできない戦争へと参戦しようとしていたのである。


開戦が決定する前から陸海軍は作戦準備を始めていた。
まず、連合艦隊は第三艦隊を第一航空艦隊へ改称。
大和型重装甲空母4隻と金剛型戦艦4隻、そして新型の航空巡洋艦である利根型巡洋艦2隻を主軸とする機動部隊であり、その航空兵力は624機に達していた。
彼らは真珠湾作戦を行うために単冠湾へ集結し、11月26日にはハワイ海域に向けて出撃していた。
ただ、海軍は南方作戦も同時に行う必要がある。
これには第二艦隊があてがわれることになる。
第二艦隊には高雄型重巡4隻と蒼龍、龍驤の非装甲空母が編成されている。
また、サイゴンには陸攻部隊が展開しているため東洋艦隊への備えは万全である。
残るは南洋諸島方面であるが、こちらは太平洋艦隊主力との会敵が予測されることから、第一艦隊が担当する。
第一艦隊には改装工事が完了した高速戦艦の長門と陸奥、そして軽装甲空母の赤城、加賀、飛龍が編成されている。
航空兵力にして252機を有しているこの艦隊だ。
残る4戦艦は42年の頭に改装工事を終えることになっている。


重装甲空母4隻を基幹とする第一航空艦隊はハワイ海域への長い旅路を着実に進んでいた。
さすがは大和型であり、旗艦である大和以下、荒れる北方海域でも艦があまり動揺しない。
「敵空母が出てくれば、我々は敵に突進するのが良いだろうな」
南雲はそう零す。
実は南雲は4隻の重装甲空母を山本から預けられた時、こんなことを言われていた。
『君は航空に関してはからっきし駄目だろうが、重装甲空母はちょっとやそっとの事では沈まん。思い切って敵に突進してみるというのも1つの手だろう』
これを南雲は心に深く刻んでいた。
そのため、敵艦隊と遭遇した時には思い切った行動を起こしてみると戦局が自ずと自軍に傾くと信じていた。
航空関係の仔細は草鹿と航空参謀の源田に任せることが出来るため、自分はただ堂々としているだけで良い。
南雲はそう言い聞かせながら艦橋に居た。
こうして第一航空艦隊は前進していく。
そして1941年12月7日にハワイ海域に突入したのであった。
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