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続・FS作戦
飛行場破壊
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小沢機動部隊は2月19日の早朝にポートモレスビーを出撃した。
もはやガダルカナル島にアメリカ軍が上陸してからすでに1か月ほどが経過し、ガダルカナル島の飛行場は完成していると踏まなければならなかった。
「我々は敵飛行場と敵空母を同時に相手しなければならない。どうすればよいのか…」
小沢は珍しく弱気だった。
「長官、私に一つ考えがあります」
躍り出たのは草鹿だった。
「前回と同じく、零戦と彗星のみの攻撃隊を編成し飛行場襲撃に向かわせましょう。紫電改と残りの零戦、彗星は直掩隊として母艦に残しておくべきです」
これに源田が噛みつく。
「その残りの零戦や彗星はこの海域に展開されているであろう敵空母に使うべきではありませんか?直掩として残すのは如何にも宝の持ち腐れです」
草鹿はこれに頷きつつも反論した。
「確かに航空参謀の言う通り、宝の持ち腐れかもしれない。だが、我々はまだ米海軍の戦力を知らない。米国の工業力は底知れない。もしかすると、すでに我が機動部隊をも超える艦隊がここ南太平洋に展開しているかもしれない。
そうなると、ここは戦力の分散を避けるべきでありガダルカナル島襲撃隊の帰還を待って、総力を持って敵機動部隊を叩きべきだと考えた」
草鹿の理論は筋が通っており、これには源田も引き下がった。
「では、そのようにしよう」
小沢は最後にそう締めくくった。
ガダルカナル島攻撃隊は結局、零戦54機、彗星27機となった。
先の攻撃隊と同数だが、これに加えてラバウルから一式陸攻27機、零戦27機の攻撃隊も出撃する。
ラバウルの零戦隊には負担を強いることになるが、あくまで陸攻隊の護衛が主任務でありここは耐えてもらうしかなかった。
「発艦始め」
小沢の命令の元、各空母から攻撃隊が出撃していった。
ガダルカナル島攻撃隊は時速400㎞でガダルカナル島の飛行場へ迫った。
すると案の定、敵戦闘機が現れた。
今度は敵新型機では無く、P40やP38だった。
数は40機弱と言ったところ。
これらの戦闘機は攻撃隊の搭乗員にとってかなり見慣れたものだった。
零戦は27機を彗星の護衛として残し、残りの27機を持ってこれらの迎撃に向かった。
高度ではアメリカ軍機の方が優位だったが、零戦は元々上昇力に優れた戦闘機であり2000馬力エンジンに換装されたその実力は目を見張るものがあった。
猛全と突き上げてくる零戦隊を見て、アメリカ軍機はここで急降下し一撃離脱を狙った。
機銃弾が交差しあい、双方の機体が火を噴いていく。
だが、墜ちていく機体はアメリカ軍の方が多かった。
零戦はすぐに反転して、アメリカ軍機に猛追撃をかける。
格闘性能では零戦に軍配が上がるため、アメリカ軍は七面鳥のように撃墜されていった。
結局、零戦が6機撃墜されたのに対してアメリカ軍機を合計21機撃墜した。
その後、攻撃隊はガダルカナル島の航空基地を襲撃。
彗星27機ではやはり破壊できるものに限りがあったが、その1時間後にラバウルから一式陸攻が飛来し水平爆撃を敢行。
飛行場一帯を破壊させしめた。
もはやガダルカナル島にアメリカ軍が上陸してからすでに1か月ほどが経過し、ガダルカナル島の飛行場は完成していると踏まなければならなかった。
「我々は敵飛行場と敵空母を同時に相手しなければならない。どうすればよいのか…」
小沢は珍しく弱気だった。
「長官、私に一つ考えがあります」
躍り出たのは草鹿だった。
「前回と同じく、零戦と彗星のみの攻撃隊を編成し飛行場襲撃に向かわせましょう。紫電改と残りの零戦、彗星は直掩隊として母艦に残しておくべきです」
これに源田が噛みつく。
「その残りの零戦や彗星はこの海域に展開されているであろう敵空母に使うべきではありませんか?直掩として残すのは如何にも宝の持ち腐れです」
草鹿はこれに頷きつつも反論した。
「確かに航空参謀の言う通り、宝の持ち腐れかもしれない。だが、我々はまだ米海軍の戦力を知らない。米国の工業力は底知れない。もしかすると、すでに我が機動部隊をも超える艦隊がここ南太平洋に展開しているかもしれない。
そうなると、ここは戦力の分散を避けるべきでありガダルカナル島襲撃隊の帰還を待って、総力を持って敵機動部隊を叩きべきだと考えた」
草鹿の理論は筋が通っており、これには源田も引き下がった。
「では、そのようにしよう」
小沢は最後にそう締めくくった。
ガダルカナル島攻撃隊は結局、零戦54機、彗星27機となった。
先の攻撃隊と同数だが、これに加えてラバウルから一式陸攻27機、零戦27機の攻撃隊も出撃する。
ラバウルの零戦隊には負担を強いることになるが、あくまで陸攻隊の護衛が主任務でありここは耐えてもらうしかなかった。
「発艦始め」
小沢の命令の元、各空母から攻撃隊が出撃していった。
ガダルカナル島攻撃隊は時速400㎞でガダルカナル島の飛行場へ迫った。
すると案の定、敵戦闘機が現れた。
今度は敵新型機では無く、P40やP38だった。
数は40機弱と言ったところ。
これらの戦闘機は攻撃隊の搭乗員にとってかなり見慣れたものだった。
零戦は27機を彗星の護衛として残し、残りの27機を持ってこれらの迎撃に向かった。
高度ではアメリカ軍機の方が優位だったが、零戦は元々上昇力に優れた戦闘機であり2000馬力エンジンに換装されたその実力は目を見張るものがあった。
猛全と突き上げてくる零戦隊を見て、アメリカ軍機はここで急降下し一撃離脱を狙った。
機銃弾が交差しあい、双方の機体が火を噴いていく。
だが、墜ちていく機体はアメリカ軍の方が多かった。
零戦はすぐに反転して、アメリカ軍機に猛追撃をかける。
格闘性能では零戦に軍配が上がるため、アメリカ軍は七面鳥のように撃墜されていった。
結局、零戦が6機撃墜されたのに対してアメリカ軍機を合計21機撃墜した。
その後、攻撃隊はガダルカナル島の航空基地を襲撃。
彗星27機ではやはり破壊できるものに限りがあったが、その1時間後にラバウルから一式陸攻が飛来し水平爆撃を敢行。
飛行場一帯を破壊させしめた。
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