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しゅうまつのひととき
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太陽がまたねと去って夜は来る
ブレーキランプの朱色が走る
月明かり街のネオンにかき消され
星の瞬き闇夜に沈む
太陽はゆっくり死んで夜が来る
すべての命が同じ夢みる
昼のひと真夜中のひと眠るとき
地球はゆっくり闇夜に沈む
*
彼女は、わたしの飛躍する思考についてこられる、ただ一人のひとだと思う。
人見知りで出不精で、遊びに誘われても「予定確認して連絡するね」と言ったきりだんまりを決め込むわたしだけど、彼女と会うためならいくらでも予定を調整する。彼女と話をするのが好きだ。宇宙のこと、心理、哲学、不思議な話に、懐かしい思い出。
どこかに出かけようと約束して、東京駅に集合した朝があった。行き先はその場で選ぼうと決めていたから、日帰り旅行の雑誌を持ってきた。コーヒーとパンで腹ごしらえしながらスマホのルーレットアプリにゆだねると、最初の目は「2」、二度目も「2」。22ページ、行き先は軽井沢だった。
東京から軽井沢の乗り継ぎを調べたら、鈍行で七時間かかることがわかり大笑いした。なら新幹線に乗ろうと、コンビニに行くぐらいの気軽さで列に並び、切符を買った。
どうでもいいことで、苦しいほど笑った。それぞれ違うメーカーのレモンティーを飲んでいた。最初と最後に食べたおかずが同じだった。お互いに考えていることはなんとなく通じると思っているけど、相手の言っていることがあまりに意味不明で全く伝わらなかった。本当にどうでもいいことたち。
家に帰っても、「楽しかったね、ありがとう!」なんて連絡はしなくていい。わたしたちは、次の日もその次の日も顔を合わせるのが当たり前だった、高校生のときのままだ。
ブレーキランプの朱色が走る
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太陽はゆっくり死んで夜が来る
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昼のひと真夜中のひと眠るとき
地球はゆっくり闇夜に沈む
*
彼女は、わたしの飛躍する思考についてこられる、ただ一人のひとだと思う。
人見知りで出不精で、遊びに誘われても「予定確認して連絡するね」と言ったきりだんまりを決め込むわたしだけど、彼女と会うためならいくらでも予定を調整する。彼女と話をするのが好きだ。宇宙のこと、心理、哲学、不思議な話に、懐かしい思い出。
どこかに出かけようと約束して、東京駅に集合した朝があった。行き先はその場で選ぼうと決めていたから、日帰り旅行の雑誌を持ってきた。コーヒーとパンで腹ごしらえしながらスマホのルーレットアプリにゆだねると、最初の目は「2」、二度目も「2」。22ページ、行き先は軽井沢だった。
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