3 / 16
3 悩ましい ロイドside
しおりを挟む
「宿に対して、一度も文句を言わなかった、か……」
御者からの報告に、ロイドは口元に手を当て考え込む。そんな主に、御者は言葉を続けた。
「私の心配までしてくださりました。長旅で疲れてないかと……」
「……そうか。長旅ご苦労だった。暫く休暇をとって疲れを癒せ」
ロイドは御者に言葉をかけ、彼を退出させる。
御者の背後に控えていたメイド長がロイドの前に立ち、会釈をした。
「ルイズ、そちらは?」
「持ってこられた衣服やドレスですが、どれも流行から外れたものばかりでした。浪費癖があると伺いましたが、不思議でなりません」
その言葉に、ロイドは更に考え込む。
「明日、デザイナーに服を持ってこさせろ。試す価値はある」
ロイドが背を向けたことで、ルイズは部屋から退出していった。
「……ユナ・リリーベルか……」
一人呟き、机の上の書類に目を通しだすロイドだった。
御者からの報告に、ロイドは口元に手を当て考え込む。そんな主に、御者は言葉を続けた。
「私の心配までしてくださりました。長旅で疲れてないかと……」
「……そうか。長旅ご苦労だった。暫く休暇をとって疲れを癒せ」
ロイドは御者に言葉をかけ、彼を退出させる。
御者の背後に控えていたメイド長がロイドの前に立ち、会釈をした。
「ルイズ、そちらは?」
「持ってこられた衣服やドレスですが、どれも流行から外れたものばかりでした。浪費癖があると伺いましたが、不思議でなりません」
その言葉に、ロイドは更に考え込む。
「明日、デザイナーに服を持ってこさせろ。試す価値はある」
ロイドが背を向けたことで、ルイズは部屋から退出していった。
「……ユナ・リリーベルか……」
一人呟き、机の上の書類に目を通しだすロイドだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
108
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる