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第三部 ダンジョンマスター 中編
彼女
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「ねぇたろー」
「どうしたぜっちゃん」
「そういえばなんだけど、私の侵略、戦争って言わなかったね」
「あぁ、それか。まぁ、日にちがあまりよろしくなかった......のかな。書いているときにそうだったのか、出す直前にそうだったのかはもはや記憶にはないんだけどな」
「相変わらずの記憶力の無さ」
「そうだろうそうだろううるせぇ」
そう、何を隠そう大山 たろうという人物は物忘れが激しいので有名である。
ある時は指示を散歩で忘れ、ある時は三秒前の話の内容を忘れる。
昨日の晩、何を食べたかなんて覚えていないのはいつもである。
「ねぇたろー、昨日何食べた」
「だから、おぼえてねぇよ」
もちろん、この日も例にもれず、記憶に残っていなかった。
記憶力が低下しているというよりも元から無いと言うべき状態なのだろう。もうあきらめてる。
「それじゃ、一回ダンジョン見てみよっか」
「あぁ、そうだな」
二人は端末を開き、ダンジョンを見せ合う。
「たろー、さらに勢力を伸ばしてる」
「そっちも異常量だな......」
二人のダンジョンは、簡単に言っても『異常』だった。
たろーの作っているダンジョンは最近質を気にし始め、レア鉱石を使用したゴーレム生産を開始していた。そのため下級の兵は増え続けているが、以前ほどのスピードを保ってはいなかった。
石づくりの建物。たまにあるたちの悪いトラップは狙って、というより試運転と言わんばかりの場所に乱雑に置かれており、完全に守備はゴーレムに頼り切っているのが見てわかる。
そして全能神はというと、絶対に勝てる構造なんて面白くない、と以前よりも軍を増やしていた。
もちろんダンジョンは昔よりも大きく倉庫化していた。
もはやコアは守る気がなく、良く言うと攻めの陣形、悪く言ったら後のことを考えていないダンジョンだった。
「これ、制服できんじゃない?」
「少なくとも、小国は落とせる」
「だよな」
二人して、そんな感想を持つ。
だが、二人ともわかっている。
「大国はまだ無理だね」
「あれはどうしようもない」
「むしろあれが全滅を避けるストッパー的なところがあるし」
「そうだね」
そう、大国はどうやっても勝てないような戦力がそろっている。
特に、天星教団とかいうレア才能持ちの集う集団が控えめにいっておかしいレベルで育っていた。
「あれが滅んだら、もう人類一匹も残らない」
「そうだが、大国を落とせないとまた増えるだろ?」
一応復習だが、このダンジョンマスター計画は人類をある程度、間引きすることが目的......だったと思う。減ったら減ったでまたすぐ増える種類だし。
「なら、ダンジョンマスターじゃ無理じゃない?」
「また新しい計画でも考えておくから、とりあえずダンジョンマスターたちに任せてみる」
「そう言うなら、別に急ぎのようじゃないから」
そう言って、二人はダンジョンを製作する。
「あ、またダンジョンバトル」
たろーの端末の一部分が光っていたために確認をしたところ、ダンジョンバトルが送られていたようだ。
「多いね」
「どうしてその矛先をヒト種に向けないのだろうか......」
俺が呆れたって仕方がないとは言え、少しダンジョンマスター同士で暴れすぎではないだろうか。
そして対戦相手が......見たことない。
「そいつは掲示板で有名。二つ名、聞く?」
「いんや、いいや。俺のダンジョンの勝敗はゴーレムがすべて握っているから、聞いたところで利点がねぇ」
「そう。それならいい」
ダンジョンバトル、二戦目と言うべきなのか、三戦目と言うべきなのかが始まった。
ダンジョンバトルルールとして、この試合では相手ダンジョンのコアを実際に破壊することを勝敗条件として設定されてある。
つまるところ、どちらかが死なないと終わらないのだ。
「これ創った奴タチ悪いなおい」
「ほんと、誰が作ったんだろう」
製作者二人がしらばっくれながらその戦闘を見守る。
相手は......どうやら資源に目がくらんだ弱いやつ、というわけじゃないらしい。
その証拠に、雑兵と戦闘をして少しずつこちらが押されている状況になっている。
使っているのはガーゴイルを主とした悪魔族。
空中から魔法を放ち、ゴーレムをどんどんと倒している。
「まぁ、修復するし、矢を放つから勝てるかな」
倒されたゴーレムが後ろに搬入され、クロスボウを腕に装着して復活した。
そして矛先をガーゴイルに向けると、矢を放つ。
少しずつ押されていたゴーレムがどんどんと押し返していく。
空中を矢が舞い魔法が飛び、数が減っていく。
が、減っているのはガーゴイルばかりであり、未だゴーレムが減る様子がない。
「雑兵でこの程度じゃ、勝ちも確定したようなもんだな」
「油断したらダメって言おうとしたけど、流石にこれはたろーの勝ち」
そのまま放置し、全能神製作のダンジョンから解き放たれた軍の様子を見る。
現在、最初に占領した都市を中心に周囲の村を襲い、どんどんと活動範囲を広げていく。
「最初に占拠した都市でどれだけ兵士出来てるんだよこれ」
「一時間に六百とか?」
十分量が排出されているせいで、村を襲っても中心部の警戒が薄れるようなことにはまだなっていない。
「このまま攻めちゃう?」
「いいぞー、もっとやれー」
全能神はいまだ勢力を広げていく。
もはや、この部屋にストッパーは存在しなかった。
「あ、勝ってた」
「相手側は殺されたの?」
「いんや、捕虜にしたら試合終了条件を付けてたからそっちで終わらせた」
「そう。仮にもGM側にいる人間が参加者を不当に殺しているとか言ったらもう終わり」
「それもそうだな」
「それよりたろーはどうやって侵略するつもりなの」
「え? あー、うーん」
「......考えてなかった?」
「い、いや別に考えてなかったわけでは」
「心読めるの忘れてない?」
「......考えてませんでした」
正直自身のダンジョンを守ることを優先しすぎて一切侵略を考えていなかった。
「今はどうなって......って、これもう誰も落とせないんじゃ」
「まぁなー」
実際、現在上層十階層程度を使用して知力の高い魔物をかき集めて、新たなゴーレム製造をしていたりする。
大体が複雑化しすぎて修復が効かない骨董品的扱いを受けているが。
「それで面白そうな機体はあったの?」
「最近はヒトを無理に模さずに蜘蛛とかサソリとかを模して作るのが流行だ」
「流行なんてあったんだ......」
ちなみに、一昔前は人型を極めまくったのか、理想の彼女を作るのが流行っていたようだ。
おかげで余計に俺は彼女が出来そうにない。
って、それは関係ないか。
「ぜっちゃんは責任をとって俺の彼女になってくれるの?」
きらきらとした目を向けてみる。
「まだだめ、そこまで好感度高い自信があったの?」
「ないから責任とかいうずるい言葉使ってたんだよ......」
言ってて悲しくなるたろうだった。
「ねぇぜっちゃん」
「そっちからとは珍しい、どうしたの?」
「もし、もしもだよ、どっちもヒト種の間引きが十分にできなかったら、どうするつもりだ?」
「......考えてない」
「新規案を持ってきた」
「流石仕事のできる男。けど」
「けど?」
「先に今のダンジョンマスター計画を十分にやってから持ってきて」
「ウィッス」
大山 たろうは新規案を持ってき続ける。
全ては飽きの速さ故。
「ちなみに何考えてたの?」
「え、魔王を創って召喚して殲滅を?」
「それ一瞬でヒト種滅びない?」
「確かに......最悪俺の分身体......って、あの世界にあったんだからこの世界にも魂への攻撃方法あるだろうな......あれはつらかった......」
「確かに、魂への攻撃手段は充実してる」
肉体への攻撃ではなく、魂への攻撃。
魂への攻撃はごくわずかな例外を除いて防御方法がない。
ジャイアントキリング、下克上、そう言った格上に対する武器としては最適なのだ。
「んなら没。魂は面倒だ」
「それが賢明。」
二人は端末を取り出すと、また仕事をしながらダンジョンの様子を眺めるのだった。
「どうしたぜっちゃん」
「そういえばなんだけど、私の侵略、戦争って言わなかったね」
「あぁ、それか。まぁ、日にちがあまりよろしくなかった......のかな。書いているときにそうだったのか、出す直前にそうだったのかはもはや記憶にはないんだけどな」
「相変わらずの記憶力の無さ」
「そうだろうそうだろううるせぇ」
そう、何を隠そう大山 たろうという人物は物忘れが激しいので有名である。
ある時は指示を散歩で忘れ、ある時は三秒前の話の内容を忘れる。
昨日の晩、何を食べたかなんて覚えていないのはいつもである。
「ねぇたろー、昨日何食べた」
「だから、おぼえてねぇよ」
もちろん、この日も例にもれず、記憶に残っていなかった。
記憶力が低下しているというよりも元から無いと言うべき状態なのだろう。もうあきらめてる。
「それじゃ、一回ダンジョン見てみよっか」
「あぁ、そうだな」
二人は端末を開き、ダンジョンを見せ合う。
「たろー、さらに勢力を伸ばしてる」
「そっちも異常量だな......」
二人のダンジョンは、簡単に言っても『異常』だった。
たろーの作っているダンジョンは最近質を気にし始め、レア鉱石を使用したゴーレム生産を開始していた。そのため下級の兵は増え続けているが、以前ほどのスピードを保ってはいなかった。
石づくりの建物。たまにあるたちの悪いトラップは狙って、というより試運転と言わんばかりの場所に乱雑に置かれており、完全に守備はゴーレムに頼り切っているのが見てわかる。
そして全能神はというと、絶対に勝てる構造なんて面白くない、と以前よりも軍を増やしていた。
もちろんダンジョンは昔よりも大きく倉庫化していた。
もはやコアは守る気がなく、良く言うと攻めの陣形、悪く言ったら後のことを考えていないダンジョンだった。
「これ、制服できんじゃない?」
「少なくとも、小国は落とせる」
「だよな」
二人して、そんな感想を持つ。
だが、二人ともわかっている。
「大国はまだ無理だね」
「あれはどうしようもない」
「むしろあれが全滅を避けるストッパー的なところがあるし」
「そうだね」
そう、大国はどうやっても勝てないような戦力がそろっている。
特に、天星教団とかいうレア才能持ちの集う集団が控えめにいっておかしいレベルで育っていた。
「あれが滅んだら、もう人類一匹も残らない」
「そうだが、大国を落とせないとまた増えるだろ?」
一応復習だが、このダンジョンマスター計画は人類をある程度、間引きすることが目的......だったと思う。減ったら減ったでまたすぐ増える種類だし。
「なら、ダンジョンマスターじゃ無理じゃない?」
「また新しい計画でも考えておくから、とりあえずダンジョンマスターたちに任せてみる」
「そう言うなら、別に急ぎのようじゃないから」
そう言って、二人はダンジョンを製作する。
「あ、またダンジョンバトル」
たろーの端末の一部分が光っていたために確認をしたところ、ダンジョンバトルが送られていたようだ。
「多いね」
「どうしてその矛先をヒト種に向けないのだろうか......」
俺が呆れたって仕方がないとは言え、少しダンジョンマスター同士で暴れすぎではないだろうか。
そして対戦相手が......見たことない。
「そいつは掲示板で有名。二つ名、聞く?」
「いんや、いいや。俺のダンジョンの勝敗はゴーレムがすべて握っているから、聞いたところで利点がねぇ」
「そう。それならいい」
ダンジョンバトル、二戦目と言うべきなのか、三戦目と言うべきなのかが始まった。
ダンジョンバトルルールとして、この試合では相手ダンジョンのコアを実際に破壊することを勝敗条件として設定されてある。
つまるところ、どちらかが死なないと終わらないのだ。
「これ創った奴タチ悪いなおい」
「ほんと、誰が作ったんだろう」
製作者二人がしらばっくれながらその戦闘を見守る。
相手は......どうやら資源に目がくらんだ弱いやつ、というわけじゃないらしい。
その証拠に、雑兵と戦闘をして少しずつこちらが押されている状況になっている。
使っているのはガーゴイルを主とした悪魔族。
空中から魔法を放ち、ゴーレムをどんどんと倒している。
「まぁ、修復するし、矢を放つから勝てるかな」
倒されたゴーレムが後ろに搬入され、クロスボウを腕に装着して復活した。
そして矛先をガーゴイルに向けると、矢を放つ。
少しずつ押されていたゴーレムがどんどんと押し返していく。
空中を矢が舞い魔法が飛び、数が減っていく。
が、減っているのはガーゴイルばかりであり、未だゴーレムが減る様子がない。
「雑兵でこの程度じゃ、勝ちも確定したようなもんだな」
「油断したらダメって言おうとしたけど、流石にこれはたろーの勝ち」
そのまま放置し、全能神製作のダンジョンから解き放たれた軍の様子を見る。
現在、最初に占領した都市を中心に周囲の村を襲い、どんどんと活動範囲を広げていく。
「最初に占拠した都市でどれだけ兵士出来てるんだよこれ」
「一時間に六百とか?」
十分量が排出されているせいで、村を襲っても中心部の警戒が薄れるようなことにはまだなっていない。
「このまま攻めちゃう?」
「いいぞー、もっとやれー」
全能神はいまだ勢力を広げていく。
もはや、この部屋にストッパーは存在しなかった。
「あ、勝ってた」
「相手側は殺されたの?」
「いんや、捕虜にしたら試合終了条件を付けてたからそっちで終わらせた」
「そう。仮にもGM側にいる人間が参加者を不当に殺しているとか言ったらもう終わり」
「それもそうだな」
「それよりたろーはどうやって侵略するつもりなの」
「え? あー、うーん」
「......考えてなかった?」
「い、いや別に考えてなかったわけでは」
「心読めるの忘れてない?」
「......考えてませんでした」
正直自身のダンジョンを守ることを優先しすぎて一切侵略を考えていなかった。
「今はどうなって......って、これもう誰も落とせないんじゃ」
「まぁなー」
実際、現在上層十階層程度を使用して知力の高い魔物をかき集めて、新たなゴーレム製造をしていたりする。
大体が複雑化しすぎて修復が効かない骨董品的扱いを受けているが。
「それで面白そうな機体はあったの?」
「最近はヒトを無理に模さずに蜘蛛とかサソリとかを模して作るのが流行だ」
「流行なんてあったんだ......」
ちなみに、一昔前は人型を極めまくったのか、理想の彼女を作るのが流行っていたようだ。
おかげで余計に俺は彼女が出来そうにない。
って、それは関係ないか。
「ぜっちゃんは責任をとって俺の彼女になってくれるの?」
きらきらとした目を向けてみる。
「まだだめ、そこまで好感度高い自信があったの?」
「ないから責任とかいうずるい言葉使ってたんだよ......」
言ってて悲しくなるたろうだった。
「ねぇぜっちゃん」
「そっちからとは珍しい、どうしたの?」
「もし、もしもだよ、どっちもヒト種の間引きが十分にできなかったら、どうするつもりだ?」
「......考えてない」
「新規案を持ってきた」
「流石仕事のできる男。けど」
「けど?」
「先に今のダンジョンマスター計画を十分にやってから持ってきて」
「ウィッス」
大山 たろうは新規案を持ってき続ける。
全ては飽きの速さ故。
「ちなみに何考えてたの?」
「え、魔王を創って召喚して殲滅を?」
「それ一瞬でヒト種滅びない?」
「確かに......最悪俺の分身体......って、あの世界にあったんだからこの世界にも魂への攻撃方法あるだろうな......あれはつらかった......」
「確かに、魂への攻撃手段は充実してる」
肉体への攻撃ではなく、魂への攻撃。
魂への攻撃はごくわずかな例外を除いて防御方法がない。
ジャイアントキリング、下克上、そう言った格上に対する武器としては最適なのだ。
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