13 / 24
孤児から冒険者へ
12話冒険者見習い始めます!
しおりを挟む
今日は遂に待ちに待った10歳の能力鑑定の日である。
偽装のスキルを貰ってから2年が経った。
精霊達に協力して貰ってスキルの有効範囲が他の人2人まで可能であると判明したので
俺はララのスキルを隠す事にした。
このスキルの有能さは女神がほぼお詫び状として贈ってきただけあってやば過ぎた。
なら鑑定もセットでくれよと思ったがそちらは自重しているし
まず前世の知識はあれどこの世界の知識はほぼ無いので俺は鑑定スキルの獲得を諦めたのであった。
この偽装スキルはスキルの隠匿特化になっており、鑑定結果を水晶で映した時にかけられた本人と鑑定をかけた人の見え方が変わる。
水晶持ったオッサンが入って来た。
神官服を着ている。
「初めまして、私は精霊教司祭のネクロですお2人の初めての鑑定を担わせて頂きます」
そう言うと机に2つの水晶を置き俺達2人に触れるように促した。
「それでは行きますよ『鑑定』」
目に魔力が集まるのがよく分かる。
『偽装対象に鑑定検知しました。鑑定をレジストし結果を偽装します』
そのスキルの効果発動後、水晶が光りホログラムの様に板が浮き出てきた。
「成功ですね。!?はぁぁなんだハーフか」
ララの肩が一瞬ピクリと跳ねたがそのまま鑑定結果をメモし始めた。
-------------------------------------------
名前:ヴィン 年齢:10
戦闘スキル
剣術3 体術4 魔力操作5 魔力干渉3
痛覚耐性4 魔力視 ※精霊眼
生活スキル
家事2 生活魔法4 調味料作成3 クラフト
※ユニークスキル
暴食の王 言語理解 アイテムボックス
偽装 精霊の友
-------------------------------------------
名前:バラライカ 年齢:10
戦闘スキル
弓術4 体術2 魔力操作3
※精霊眼
生活スキル
家事4 生活魔法4 クラフト
※ユニークスキル
エレメントテイマー
精霊の愛し子
※は偽装隠蔽中
-------------------------------------------
「ふむ、10歳位の発現スキルはクラフトですかな?初めて聞きますが……しかも2人同時とは」
そこは俺の出番だな。
「生産系のスキルです。木工、彫刻、料理の3種以上の生産系を学ぶと出現しました。俺とララは訓練も同じ量同じ内容をしていた為出たんだと思います」
顎を撫でつつも多分、真偽系統のスキルを使ってるんだろうか?
しかし、これは嘘では無いからな。
すると神官は興味を失った様で水晶を片付け始めてババアから金を貰って帰って行った。
俺達は今後の話をする為に待たされ5分位すると入口からレニさんが入って来た。
「カスは帰りましたぁ~。子供達にいやらしい目を向けているので本当に気持ち悪いですぅ」
おっふ、レニさんがこんな毒を吐くだなんて相当気持ち悪かったんだろうな……
『盗聴は大丈夫だけど孤児院の周りに人が4人見張ってるわ!』
サラやサン、シル等の動きの速い精霊達に孤児院の見回りを任せていたけど
やっぱり居るのか……
『わかったありがとう。乗り込んで来るようなら教えてくれ』
「はぁぁぁ……ババア」
「なんだいヴィン?そんな疲れた顔して」
あれ?こういう時ババアはかなり気を張ってるから気付いてるかと思ったが
「ふっ、ババアも鈍ったな」
その言葉でババアは窓の外に顔を向け「2人?いや3人か」とブツブツ呟いている。
俺もサラ達のおかげなのであまりデカい顔は出来ないが……
精霊の危機察知や敵意感知が鋭過ぎて俺のスキルに全く結びついて無いのが現状だ。
レニさんが慌てて飛び出して行った。
「ララか……あの神官はもう2度と踏み入れさせる訳にはいかないねぇ」
ババアの越しの背景が蜃気楼の様に揺らめいて見えるのは錯覚では無いのだろう……いやあの角だけは錯覚であって欲しい。
鬼や、オーガや。
「さて、ヴィンそれにララ。アンタ達精霊が見えるのに何で精霊眼が無いんだい?」
ララは咄嗟に口に手を当てて喋りませんアピールをした。かわゆい。
ババアはそんな俺の表情を見て呆れつつも俺に視線を向けた。
「あ?あぁ俺のスキルだよ。精霊達がララを心配してくれたんだ偽装スキルって言って鑑定結果を俺とララから見える内容と他の人が見える内容を偽装した。ララの発現スキルは精霊系統。俺はまた違うスキルを持ってるが話せない」
俺の目をじっと見つめ諦めた様にババアは息を吐いた。
「ララにはハーフエルフの印象をつける為に認識阻害のリングは解除して貰ったってところかい」
俺は頷いた。
神官が来ると聞いてからずっと考えていた対策だった。
俺にはあまり興味を持たないだろうとな。
「これから冒険者登録をするんだろう?まぁ、最初は見習いからスタートだからねぇ後5年の間に最高で銅ランクまで上がった子も居るからね。ケガだけに気を付けなね」
俺達2人は1週間前の訓練から俺が短剣、ララが弓の各々実戦に使える武器を貰っていたので準備して
冒険者ギルドへと向かうのであった。
◇
『レニがねバーンボーンってね、でね人が飛んでったのよー』
サラが興奮した様に俺に念話を送って来るが先程の外に居た連中はララが本当に精霊が見えないのか確認する為に見張っていた様だった。
あの孤児院の職員全員無茶苦茶強いんだよな……謎だ。
そんな中、先程から喋らないララに視線を向けると挙動不審だ。
俺はララの手を取ると、手が冷たかった。
「ひゃ、ヴィン君?」
俺は優しく声をかけた
「緊張してんのか?」
ララは少し涙目になりつつ頷いた。
「大丈夫だって、モアちゃんもパーティー組んで上手くやってるって言ってたし」
モアちゃんは俺達の2つ年上の為既に冒険者になっている。
この間ババアとお金の押し付け合いしてんの見て笑ったが。
最後はババアがゲンコツ落として
「銀ランク位になってから金は持ってきな」
と言っていたのが印象的だった。
銀と言えば、1人前と呼ばれ金以上はプロや1流と呼ばれるランクだ。
銀以上になる為には特殊な能力や特殊な武器と言った運も絡んでくる為。
運も1流冒険者の素養と呼ばれる。
俺達は盾の前に2本の剣が×印になっている看板の付いた建物の目の前に行き
スイングドアを開けて入ると、昼前だったので閑散としていた。
俺達は3つある受付の内の1つに行くと、ニコニコとした受付嬢のお姉さんが声をかけてきた。
「新規登録ですか?」
「「はい!」」
「では、こちらの用紙に名前と何が得意か任意で良いので書いてください。代筆が必要なら声をおかけください」
俺は、近接戦闘と書いて、ララは弓と魔法と書いてそれぞれ名前を書いて受付嬢に渡した。
「はい、ありがとうございます。私は今回担当になりますメリアです。何か困った事あったら声をかけてくださいね。ヴィン君とララちゃんね」
俺はえ?っと思って用紙を見るとバラライカでは無くてララと書いていた。
ララはニコニコとしていて優しそうなお姉さんで良かったと思っているのかな?
まぁ、偽名登録は大丈夫らしいけど二重登録は無理だから良いのか。
「それでお2人はパーティーを組んで活動するという事で良いですか?」
俺達は頷く。
「かしこまりました。但し、鉄ランクになるまでパーティーは仮登録になりますのでよろしくお願いします」
本登録になると解散時聴き取り調査等が必要になり面倒臭いらしい。
木ランクの見習いはだいたいが子供の為、少しの喧嘩でパーティー解散はあるあるなので仮登録になるらしい。
但し、犯罪行為は報告すれば深刻度合いにより報酬金は出るし
捕まる時だってある為注意しなければならない。
後はババアの所で冊子を何回も見ていたので説明は不要とした。
そして成人してから冒険者になった場合はランクアップに特に試験は無いが未成年の場合はランクアップに試験があるらしい。
大概は戦闘試験との事だった。
「はっ、またガキ共が来たのかよ毎年毎年鬱陶しいったらありゃしねーぜ」
お?テンプレか?
ララが俺に引っ付いて離れなくなっちゃった。
「ゴルバスさん!!貴方だって町がどんな状況か分かっているでしょう。この道しか無いから来てるんですよ!」
メリアさんがぷりぷり怒り始めた。
「わーってるよ。俺達大人が不甲斐ないせいでまた孤児を増やしてるのだって理解してんだよ。
おい、お前ら戦闘で行き詰まったら声をかけろよ。これでも銀ランクゴルバスだ。アドバイスは何時でもしてやるよ。後は忠告するぞ。
灰色のガキ、"誰も信じるな仲間と己以外は顔見知りでも敵と思え"金髪の嬢ちゃんを護りたいのならな」
あら?スキンヘッドの傷だらけのおっさんだけどめっちゃ良い人だった。
「ありがとう。大丈夫。ララに手を出すなら首が消える覚悟を持ってきて貰うから。無かったら体と頭がバイバイするだけだよ」
俺は本気でゴルバスさんに本音を伝えると
「お、おう、それだけの覚悟がありゃ大丈夫だ。見習いの連中はすぐにダンジョンに行こうとするがまずはじっくり雑用依頼や町の外での依頼の方が実入りも進行速度も早いぞ」
お?それはいい情報だ。
「ありがとうございます!」
後ろから声をかけられた。
「はい、ララちゃんヴィン君これランク証ね首から下げといてね。失くすと再発行にお金がかかるから気を付けてね」
「「ありがとうございます」」
俺達は依頼板の前に行くと……おっふまじか。
ララもポケっとしてしまっている。
低ランク用の依頼の殆どが雑用依頼と常設依頼なのだが……
雑用依頼売れ残り過ぎだろ、今がお昼前だから
「メリアさん。これ何件まで同時に受けれます?」
「同時に3件までよ!でも失敗すると罰金取るからね!」
俺が今悩んでいるのは
・古本屋の清掃
・精肉店脇のドブさらい
・荷物運び
これなら俺もララも生活魔法が使えるのですぐに終わると考えた訳だ。
ララも生活魔法の利点に気付いて余裕と思っているから荷物運び以外に指を差してる。
ララの耳元で
「荷物運びはアイテムボックスが使えるからそれを使おう」
そう言うと俺達は3枚の依頼用紙を、剥がし受付をするのであった。
偽装のスキルを貰ってから2年が経った。
精霊達に協力して貰ってスキルの有効範囲が他の人2人まで可能であると判明したので
俺はララのスキルを隠す事にした。
このスキルの有能さは女神がほぼお詫び状として贈ってきただけあってやば過ぎた。
なら鑑定もセットでくれよと思ったがそちらは自重しているし
まず前世の知識はあれどこの世界の知識はほぼ無いので俺は鑑定スキルの獲得を諦めたのであった。
この偽装スキルはスキルの隠匿特化になっており、鑑定結果を水晶で映した時にかけられた本人と鑑定をかけた人の見え方が変わる。
水晶持ったオッサンが入って来た。
神官服を着ている。
「初めまして、私は精霊教司祭のネクロですお2人の初めての鑑定を担わせて頂きます」
そう言うと机に2つの水晶を置き俺達2人に触れるように促した。
「それでは行きますよ『鑑定』」
目に魔力が集まるのがよく分かる。
『偽装対象に鑑定検知しました。鑑定をレジストし結果を偽装します』
そのスキルの効果発動後、水晶が光りホログラムの様に板が浮き出てきた。
「成功ですね。!?はぁぁなんだハーフか」
ララの肩が一瞬ピクリと跳ねたがそのまま鑑定結果をメモし始めた。
-------------------------------------------
名前:ヴィン 年齢:10
戦闘スキル
剣術3 体術4 魔力操作5 魔力干渉3
痛覚耐性4 魔力視 ※精霊眼
生活スキル
家事2 生活魔法4 調味料作成3 クラフト
※ユニークスキル
暴食の王 言語理解 アイテムボックス
偽装 精霊の友
-------------------------------------------
名前:バラライカ 年齢:10
戦闘スキル
弓術4 体術2 魔力操作3
※精霊眼
生活スキル
家事4 生活魔法4 クラフト
※ユニークスキル
エレメントテイマー
精霊の愛し子
※は偽装隠蔽中
-------------------------------------------
「ふむ、10歳位の発現スキルはクラフトですかな?初めて聞きますが……しかも2人同時とは」
そこは俺の出番だな。
「生産系のスキルです。木工、彫刻、料理の3種以上の生産系を学ぶと出現しました。俺とララは訓練も同じ量同じ内容をしていた為出たんだと思います」
顎を撫でつつも多分、真偽系統のスキルを使ってるんだろうか?
しかし、これは嘘では無いからな。
すると神官は興味を失った様で水晶を片付け始めてババアから金を貰って帰って行った。
俺達は今後の話をする為に待たされ5分位すると入口からレニさんが入って来た。
「カスは帰りましたぁ~。子供達にいやらしい目を向けているので本当に気持ち悪いですぅ」
おっふ、レニさんがこんな毒を吐くだなんて相当気持ち悪かったんだろうな……
『盗聴は大丈夫だけど孤児院の周りに人が4人見張ってるわ!』
サラやサン、シル等の動きの速い精霊達に孤児院の見回りを任せていたけど
やっぱり居るのか……
『わかったありがとう。乗り込んで来るようなら教えてくれ』
「はぁぁぁ……ババア」
「なんだいヴィン?そんな疲れた顔して」
あれ?こういう時ババアはかなり気を張ってるから気付いてるかと思ったが
「ふっ、ババアも鈍ったな」
その言葉でババアは窓の外に顔を向け「2人?いや3人か」とブツブツ呟いている。
俺もサラ達のおかげなのであまりデカい顔は出来ないが……
精霊の危機察知や敵意感知が鋭過ぎて俺のスキルに全く結びついて無いのが現状だ。
レニさんが慌てて飛び出して行った。
「ララか……あの神官はもう2度と踏み入れさせる訳にはいかないねぇ」
ババアの越しの背景が蜃気楼の様に揺らめいて見えるのは錯覚では無いのだろう……いやあの角だけは錯覚であって欲しい。
鬼や、オーガや。
「さて、ヴィンそれにララ。アンタ達精霊が見えるのに何で精霊眼が無いんだい?」
ララは咄嗟に口に手を当てて喋りませんアピールをした。かわゆい。
ババアはそんな俺の表情を見て呆れつつも俺に視線を向けた。
「あ?あぁ俺のスキルだよ。精霊達がララを心配してくれたんだ偽装スキルって言って鑑定結果を俺とララから見える内容と他の人が見える内容を偽装した。ララの発現スキルは精霊系統。俺はまた違うスキルを持ってるが話せない」
俺の目をじっと見つめ諦めた様にババアは息を吐いた。
「ララにはハーフエルフの印象をつける為に認識阻害のリングは解除して貰ったってところかい」
俺は頷いた。
神官が来ると聞いてからずっと考えていた対策だった。
俺にはあまり興味を持たないだろうとな。
「これから冒険者登録をするんだろう?まぁ、最初は見習いからスタートだからねぇ後5年の間に最高で銅ランクまで上がった子も居るからね。ケガだけに気を付けなね」
俺達2人は1週間前の訓練から俺が短剣、ララが弓の各々実戦に使える武器を貰っていたので準備して
冒険者ギルドへと向かうのであった。
◇
『レニがねバーンボーンってね、でね人が飛んでったのよー』
サラが興奮した様に俺に念話を送って来るが先程の外に居た連中はララが本当に精霊が見えないのか確認する為に見張っていた様だった。
あの孤児院の職員全員無茶苦茶強いんだよな……謎だ。
そんな中、先程から喋らないララに視線を向けると挙動不審だ。
俺はララの手を取ると、手が冷たかった。
「ひゃ、ヴィン君?」
俺は優しく声をかけた
「緊張してんのか?」
ララは少し涙目になりつつ頷いた。
「大丈夫だって、モアちゃんもパーティー組んで上手くやってるって言ってたし」
モアちゃんは俺達の2つ年上の為既に冒険者になっている。
この間ババアとお金の押し付け合いしてんの見て笑ったが。
最後はババアがゲンコツ落として
「銀ランク位になってから金は持ってきな」
と言っていたのが印象的だった。
銀と言えば、1人前と呼ばれ金以上はプロや1流と呼ばれるランクだ。
銀以上になる為には特殊な能力や特殊な武器と言った運も絡んでくる為。
運も1流冒険者の素養と呼ばれる。
俺達は盾の前に2本の剣が×印になっている看板の付いた建物の目の前に行き
スイングドアを開けて入ると、昼前だったので閑散としていた。
俺達は3つある受付の内の1つに行くと、ニコニコとした受付嬢のお姉さんが声をかけてきた。
「新規登録ですか?」
「「はい!」」
「では、こちらの用紙に名前と何が得意か任意で良いので書いてください。代筆が必要なら声をおかけください」
俺は、近接戦闘と書いて、ララは弓と魔法と書いてそれぞれ名前を書いて受付嬢に渡した。
「はい、ありがとうございます。私は今回担当になりますメリアです。何か困った事あったら声をかけてくださいね。ヴィン君とララちゃんね」
俺はえ?っと思って用紙を見るとバラライカでは無くてララと書いていた。
ララはニコニコとしていて優しそうなお姉さんで良かったと思っているのかな?
まぁ、偽名登録は大丈夫らしいけど二重登録は無理だから良いのか。
「それでお2人はパーティーを組んで活動するという事で良いですか?」
俺達は頷く。
「かしこまりました。但し、鉄ランクになるまでパーティーは仮登録になりますのでよろしくお願いします」
本登録になると解散時聴き取り調査等が必要になり面倒臭いらしい。
木ランクの見習いはだいたいが子供の為、少しの喧嘩でパーティー解散はあるあるなので仮登録になるらしい。
但し、犯罪行為は報告すれば深刻度合いにより報酬金は出るし
捕まる時だってある為注意しなければならない。
後はババアの所で冊子を何回も見ていたので説明は不要とした。
そして成人してから冒険者になった場合はランクアップに特に試験は無いが未成年の場合はランクアップに試験があるらしい。
大概は戦闘試験との事だった。
「はっ、またガキ共が来たのかよ毎年毎年鬱陶しいったらありゃしねーぜ」
お?テンプレか?
ララが俺に引っ付いて離れなくなっちゃった。
「ゴルバスさん!!貴方だって町がどんな状況か分かっているでしょう。この道しか無いから来てるんですよ!」
メリアさんがぷりぷり怒り始めた。
「わーってるよ。俺達大人が不甲斐ないせいでまた孤児を増やしてるのだって理解してんだよ。
おい、お前ら戦闘で行き詰まったら声をかけろよ。これでも銀ランクゴルバスだ。アドバイスは何時でもしてやるよ。後は忠告するぞ。
灰色のガキ、"誰も信じるな仲間と己以外は顔見知りでも敵と思え"金髪の嬢ちゃんを護りたいのならな」
あら?スキンヘッドの傷だらけのおっさんだけどめっちゃ良い人だった。
「ありがとう。大丈夫。ララに手を出すなら首が消える覚悟を持ってきて貰うから。無かったら体と頭がバイバイするだけだよ」
俺は本気でゴルバスさんに本音を伝えると
「お、おう、それだけの覚悟がありゃ大丈夫だ。見習いの連中はすぐにダンジョンに行こうとするがまずはじっくり雑用依頼や町の外での依頼の方が実入りも進行速度も早いぞ」
お?それはいい情報だ。
「ありがとうございます!」
後ろから声をかけられた。
「はい、ララちゃんヴィン君これランク証ね首から下げといてね。失くすと再発行にお金がかかるから気を付けてね」
「「ありがとうございます」」
俺達は依頼板の前に行くと……おっふまじか。
ララもポケっとしてしまっている。
低ランク用の依頼の殆どが雑用依頼と常設依頼なのだが……
雑用依頼売れ残り過ぎだろ、今がお昼前だから
「メリアさん。これ何件まで同時に受けれます?」
「同時に3件までよ!でも失敗すると罰金取るからね!」
俺が今悩んでいるのは
・古本屋の清掃
・精肉店脇のドブさらい
・荷物運び
これなら俺もララも生活魔法が使えるのですぐに終わると考えた訳だ。
ララも生活魔法の利点に気付いて余裕と思っているから荷物運び以外に指を差してる。
ララの耳元で
「荷物運びはアイテムボックスが使えるからそれを使おう」
そう言うと俺達は3枚の依頼用紙を、剥がし受付をするのであった。
0
あなたにおすすめの小説
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ゴミ捨て場領主のクラフト無双 ~最弱魔法【分解と合成】で領地を黄金郷に変えたら、俺を見下していた大貴族令嬢たちが掌を返してすり寄ってきた件~
namisan
ファンタジー
東西南北の大貴族から「毒の川」「凶暴な魔獣」「莫大な借金」を押し付けられ、王国の『ゴミ捨て場』と化したローゼンベルク領。
父と兄を謀殺され、その絶望の領地を押し付けられた無能貴族のアークは、領地の分割を企む高慢な令嬢たち(王女、公爵令嬢、姫将軍など)に嘲笑われていた。
だが、彼には現代の知識と、隠された最強チート能力があった!
触れたものを瞬時に素材に戻し、全く別のモノに作り変える神の御業――【分解と合成】。
「毒の川」を分解して『超高価な宝石と純水』へ!
「魔獣の死骸」と「瓦礫」を合成して『絶対に壊れない防壁』へ!
借金取りには新素材を高値で売りつけ、逆に敵の経済を支配していく。
圧倒的なクラフト能力で、瞬く間にゴミ捨て場を「無敵の黄金郷」へと作り変えていくアーク。
己の敗北を悟り、震え上がる悪徳貴族と高慢な令嬢たち。
さらに、アークの圧倒的な知略と底知れぬ実力は、気高い令嬢たちの本能に深く刻み込まれていく。
「どうか、私をあなたの手駒としてお使いください……っ!」
プライドを完全にへし折られた最高位の美少女たちは、いつしかアークの与える『恩恵』なしでは生きられないほど、彼に絶対の忠誠と依存を誓うようになっていく――。
最弱のゴミ捨て場から始まる、爽快クラフト内政&ざまぁファンタジー、堂々開幕!
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
転生幼女の国家級チート図書館~本を読むだけで技術が進化する世界で、私だけ未来知識持ちでした~
ハリネズミの肉球
ファンタジー
目が覚めたら、私は5歳の幼女だった。
しかもそこは――
「本を読むだけで技術が進化する」不思議な異世界。
この世界では、図書館はただの建物じゃない。
本を理解すればするほど、魔道具も、農業も、建築も“現実にアップデート”される。
だけど。
私が転生した先は、王都から見捨てられた辺境の廃図書館。
蔵書は散逸、予算ゼロ、利用者ゼロ。
……でもね。
私は思い出してしまった。
前世で研究者だった私の、“未来の知識”を。
蒸気機関、衛生管理、合金技術、都市設計、教育制度。
この世界の誰も知らない未来の答えを、私は知っている。
だったら――
この廃図書館、国家級に育ててみせる。
本を読むだけで技術が進化する世界で、
私だけが“次の時代”を知っている。
やがて王国は気づく。
文明を一段階進めたのは――5歳の幼女だったと。
これは、最弱の立場から始まる、知識による国家再設計の物語。
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる