南の島の暑い夏

霜月麗華

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次の日、俺は幸子の部屋に居た。
「普通な部屋だな」
「なによ」
彼女はそう言い、机の引き出しから、銃を取り出した。
「え?何?!」
「一度撃ってみなよ?」
彼女はそう言い、俺にハンドガンを渡した。
「初めて持ったよ」
「でしょうね」
幸子は俺の腕を引っ張って、地下室へ移動した。
「なんだこの地下室?」
「射撃訓練場かな?アレを、それで撃ってみな?」
彼女が指差した方向には、的があった。
「わかった」
俺は安全装置を外し、的を狙った。
「引き金を引いて」
彼女に言われた通り、引き金を引いて、的を撃った。弾は勢い良く出て、的のど真ん中に当たった。
「初めてにしては、上手くない?」
「、、、マグれだよ」
俺はそう言い、椅子に座った。彼女は奥へ行き、何か大きい銃を机の引き出しから取り出し、俺の所まで戻ってきた。
「コレ、何の銃か分かる?」
「知らん」
そして、彼女は的に向けて構え、
「マグナムだよ」
と言い、撃った。反動がデカかった様で、撃った瞬間、彼女が吹き飛んだ。
「痛っ!」
弾は見事に命中した。
「大丈夫?」
俺は倒れてる彼女に聞いた。
「右肩外れた」
彼女は立ち上がりながら言った。その時、新谷が地下室に来て、「マグナム撃ったんですか?もう、、、」
新谷はそう言い、彼女を立たせた。
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