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クシェル様が喜んでくれるなら※
しおりを挟むあの後特段変わったこともなく、いつも通りクシェル様の膝の上で昼食を食べさせてもらって、午後の授業を受けて、執務室でジークお兄ちゃんを待って、今度はジークお兄ちゃんの膝の上で夕食を食べさせてもらって、自室でお風呂に入って、クシェル様の部屋に向かった。
そして、昨晩同様三人でベッドに入ってお休みなさいのキスをして、そのまま寝る
「今日は最後までする」
と思ったら、ジークお兄ちゃんに腕を掴まれ真顔でそう宣言された。
「へ?」
数日前まで、まだ最後までするのは無理だって言ってたのに?なんで急に⁈
全然いつも通りじゃなかった!
「うっ、ん、いやぁ!あっ……こんなの、やぁあ!」
その後有無を言わさず服を脱がされ、お兄ちゃんに後ろから抱えられるいつもの体勢にされて、クシェル様に大事なとこを舐められた。
それは明らかに普段とは違い、まるで穴の奥に唾液を注ぎ込むかのような舐め方だった。いや、完全にそうだ!完全にそれを目的とした行為だ!
両腿を抱えられて、舐められ唾液を注がれたかと思ったら、指でさらに奥まで開かれ、唾液を足され押し込まれ、擦り付けられる。
「でも、コハクは痛いの嫌いだろ?」
「だから、クシェルに痛くないようにシてもらおうなぁ」
「っだ、だからってこんなのヤダ!恥ずかし過ぎる」
愛し合う行為としてではなくわたしの痛みを取るためっていうのが、そのためにクシェル様に奥までガッツリ観察されながらっていうのが嫌だ!
しかも、まだ触れ合う程度のキスしかしてないうちから、まだ頭の中がクリアなうちからこんな大胆な事をされるなんてっ、恥ずかし過ぎて死ぬー!
「んゔっ⁈」
「コハクぅ、これは愛し合うために必要なことなんだ。だから恥ずかしいの頑張って我慢しようなぁ」
恥ずかしいから嫌だって訴えたら、ジークお兄ちゃんに二本の指を口に入れられて、言葉を封じられた。
そして、その指で口の中をキスの時みたいに掻き回されて、すぐに思考がぼやけ始める。
結局、クシェル様に解放される頃には息も絶え絶えで、頭の中は完全にふわふわに支配されていた。
服を脱いだクシェル様に改めて両腿を持ち直され、クシェル様に散々解きほぐされ熱持ったソコに太くて硬いものが押し当てられる。
「コハク、いいか?……入れるぞ」
「ぅん゛っ……」
いよいよこの時がという緊張感と、そこに感じる未だかつてない質量に、思わず眉を顰め不快そうな声を漏らしてしまう。
わたしのその反応に慄き、身を引こうとしてしまうクシェル様。
「大丈夫、ですよ。痛かったわけでも、怖がったわけでもないです。だから……」
そんなクシェル様の腕を掴み、引き留める。
「クシェル様、来てください」
クシェル様を安心させるように、わたしも望んでることなんだって分かってもらえるように、わたしは両手を広げて笑いかけた。
「コハク……っすまない!」
そして、クシェル様のその言葉を合図に、わたしの大事なところに当てられたソレがゆっくりと中に押し入ってくる。
「ん!うゔっ……はぁっ……はぅぅ」
クシェル様のお陰で痛みはない。でも、苦しくはあってーー
やっぱり、クシェル様のを迎え入れるには体格的に無理があるんだ。今のところ切れたり裂けたりといった感覚はないけど、無理矢理押し込まれて、中を限界まで押し広げられていくのが分かる。
その余の苦しさに息が詰まり、生理的な涙が流れ出る。
「コハク……やはり無理だやめっ」
「大丈夫!……はぁっ……大丈夫だからやめないでっ!そのまま全部入れて、ください!」
「し、しかし」
「最後まで、してくれるんでしょ?」
今日中に最後までしたいと、二人に強く思わせる何かがあったんでしょ?そうしないと安心出来ない何かが、焦りと不安で押し潰されそうになってしまう程の何かが、きっとあの会議の議題の中にあったんだ。わたしに知って欲しくない情報の中にーー
「本当に大丈夫だから、わたしも早くクシェル様と最後までしたいんです。全部受け止めたい。クシェル様のわたしへの想い全部!」
その焦りも不安も全部受け止めて、大丈夫だよって、何も不安に思うことはないんだよって伝えたい。安心して欲しい。安心してわたしの隣で無邪気に、幸せそうに笑っていて欲しい。
「だからお願い、躊躇わないで。ちゃんと最後までしてください!」
「コハクっ、ごめん……ありがとう」
クシェル様はわたしの言葉を信じてくれて、ソレが再び奥へと進み始める。それはわたしが苦しそうな声を出しても、今度は止まることなく進み続けーー遂に行き止まりへとたどり着く。
しかし、素股の時みたいに腿の方にクシェル様の身体が当たる感覚がしない。つまりーー
「ごめ、っなさい。全部入らなくて、小さくて、ごめん、なさい」
全部入れてと息巻いた結果、わたしの中が小さくて、クシェル様のを全部受け入れることが出来なかった。
せっかくあれだけ準備してくれたのに、申し訳ない。クシェル様のを全部包んであげられないのがーー
「そんな事ない!受け入れてくれただけで、コハクの中に入る事を許してくれただけでっ、俺は最高に幸せだ!」
「ほ、本当?」
「本当だ!今、俺はこの上なく幸せだ!ありがとうコハク!」
泣いて喜んでくれてる。嬉しい。クシェル様が喜んでくれるなら、幸せだって言ってくれるならーー
「わたしも幸せです」
「コハクっ!」
「んへぁ⁈」
「クシェル!」
太腿を掴むクシェル様の手の力が急に強まったかと思ったら、焦ったようにクシェル様を呼ぶジークお兄ちゃんの声が聞こえーー
「っわ、分かっている。分かってはいるんだがっ……」
クシェル様が苦しそうに歯を食い縛る。
「え?だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。大丈夫、少し感極まっただけだ。すぐに落ち着かせる」
そう言ってゆっくりと深呼吸をしたクシェル様は、徐に腰を引いた。
「んっ!も、もう⁈まだ出してないですよ?」
「んん゛っ⁈落ち着かせたそばからっ……」
「コハク、いいか?子作りは今からが本番なんだ」
「へ?でも、中で出さないと……」
中に出すために頑張って入れたのに、抜いてからが本番ってどういうこと?
「素股、覚えてるか?ソレを今から、ここでするんだ。分かるか?」
ここと言ってジークお兄ちゃんが指差したのは勿論ーー
「っ嘘!ま、待ってそんな事されたらっ!」
「ゔっ⁈」
「っあ!ごめんなさい今のはっああ!!」
「すまん、もう無理だっ!」
今からされる事を想像したら、何故かお腹がキュンと鳴いて、中にあるクシェル様のアレを締め付けてしまう。それを合図にクシェル様の動きが再開された。
「んぅっ……はぁ、あ、あぁっ……クシェルっ、さまぁ」
クシェル様にいっぱい準備してもらったおかげで痛みは全くない。そして、圧迫感にも慣れて仕舞えば残るのはーー二人から教えられた快楽のみ。
わたしの声色からクシェル様もその変化に気付いたのか、クシェル様はシーツを掴んでいたわたしの両手を解かせ指を絡ませると、わたしの顔の横に繋ぎ止め、腰の動きを速めた。
「コハク可愛い……コハクっ、はぁ……俺の天使、俺だけの救いっ!」
そう言ってわたしを見下ろすクシェル様の瞳は言わずもがな、真紅に染まりきっていて、眉は切なげに寄せられていて、薄く開かれた口からは大きくて鋭い牙が覗いている。
それら全てが、クシェル様がわたしを求めてくれている事を物語ってくれる。のはずなのに、クシェル様の腰の動きは丁寧で、素股の時のような激しさがない。
我慢してくれているんだ。わたしが傷付がないように、苦しくないように気を遣って手加減してくれてる。
「くっ、クシェル様ぁ、んぁっ、我慢しないで……もっと、いつもみたいにしてっ、ください」
「い、いつもって……そ、そんなことしたらコハクが!」
「お願いクシェル様、んんっ、遠慮なんてヤダ。いつもみたいに、ね?ちゃんと受け止めるから、クシェル様も気持ち良くなって!」
気持ち良いのは愛を受け止めてる証拠だから、クシェル様にもわたしからの愛を受け止めて欲しい。
「またそういうこと言って……はぁ、嫌いになったら許さないからな」
わたしの言葉を受けて、クシェル様の腰の動きが急に激しくなる。
「んぁあっ⁈あ、くっ、クシェルしゃまっあ!あ、んっ、んんぅ、ふあっ!」
「コハク、好きだっ、愛してる!誰にも渡さない、俺のだ、コハクは俺のっ!」
中を太くて硬いソレで余すとこなく擦られて、傘の出っ張りで上の良いところを押し上げるように何度も刺激されて、奥の壁を何度もノックされてーー
「んクっ!もうっ、らぇっイク!あっ、あぃ、イくぅっーー!!」
頭の中で気持ち良いのが弾けた。その瞬間お腹の奥がキューと収縮して、それにつられるように中も痙攣したように締まり、クシェル様のアレの存在をより強く感じさせられる。
「ああ゛⁈らめぇえ!イってうっ、イってうのにぃっ!っあ、ああっ!!」
そのせいでより狭くなったソコを変わらない強さと速さで摩られて、イった余韻が残る頭に強烈な快楽を叩きつけられる。
「コハクっ、すまん。もう少し、もう少しだから……」
更に口を塞がれ、牙を舐めてもないのに舌を絡め取られ、吸われ、噛まれる。
勿論、その間も中の動きは止まる事なく、上と下を同時に塞がれて、両手は恋人繋ぎでシーツに押さえつけられててーー
過ぎた快楽を逃すことも出来ず、わたしは苦しいほどの快楽にただただ、涙を流すことしか出来なかった。
その後、泣きながらまたイかされて意識が朦朧とする中、奥の壁にグッと強く押しつけられてーーそこに勢いよく熱い液体を放たれた。
その刺激にまた中が締まり、奥が震える。
「んっ……はぁ、あ」
「コハクごめんな、無理させて」
一呼吸おいて、少し質量が減った?クシェル様のアレがズルリと引き抜かれる。
その刺激に小さく息を吐けば、労わるように汗で張り付いた髪を耳にかけられ、頬を撫でられる。
「頑張ったな、ありがとう」
「ん……へへぇ、クシェル、しゃまぁ」
クシェル様が頬を撫でてくれてる。頑張ったって褒めてくれてる。幸せそうに微笑んで、喜んでくれてる。嬉しい、もっと褒めて、いい子いい子してぇ。
「クシェル……」
「っわ、分かっている!」
「んや!なんれ⁈やら!離れちゃやだ!」
頬を撫でてくれているクシェル様の手に自分の手を重ねて頬を擦り付けたら、何故かいきなり手を引き抜かれて、離れて行かれてしまう!
それを止めようと、クシェル様に手を伸ばしたらーー
「今度は俺と愛し合おうなぁ」
その手をジークお兄ちゃんに取られ、そこにキスをされ微笑まれた。
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