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第18話 愛と悲しみの3P ★

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その時、ハリスの目の前にヴァラスの触覚が現れた。

「うわーっ」

ハリスは思わず叫んで逃げ出してしまった。

「しまった!」

その声と振動に、ヴァランが気づいて砂の中から現れてしまった。

「まずい、俺とアーチャーで防いでいるから、みんな逃げろ」

二人がヴァランを攻撃するが、歯が立たない。

ユキも魔法で攻撃しているが、全く効いていないようだ。


一度ヴァランと遭遇したことのあるソウタがタマミとウッド、ハリスを連れて逃げる。

少し離れた安全な場所で振り返ると、3人が必死で戦っている。

「俺たちもここから魔法で」とウッドが言うが、

「いや、あのヴァランには通常の攻撃も魔法も効かないんだ」

向こうで戦っている3人の攻撃は全く効いていない。

「それじゃ、あの3人は……」
「このままじゃ、やられてしまう」

タマミに向かい、
「今、助かるためには、ヴァージングしかない」

「それじゃ……」

首を横に振る。
「俺じゃ、危険だ。それだけで全滅してしまうかもしれない。だから、ウッドにお願いしたい」
とウッドを見る。

「ウッド。俺の代わりにタマミとヴァージングしてくれ」

「え……」
タマミが悲しそうな視線をソウタに向ける。

「タマミ、今はそうするしかないんだ。みんなを、助けてくれ」
その言葉に、タマミが頷く。

そこに、ヴァランが戦っているところから破壊された石の破片が飛んでくる。

「うわーっ」

ソウタが剣で打ち返した。

「俺が、ここで飛んでくる物を防いでいるから、早く」

「わかった」とウッド。

いそいそとズボンを脱ぎ出す。

覚悟を決めたように、タマミも服を脱ぐ。


ウッドがタマミを抱き寄せ、二人が唇を合わせる。

それを横目で見ながら、
「もしかしたら、彼女のファーストキスだったかもしれない。昨日のうちに、キスくらいしておけばよかった……」
などと考えていても後の祭りだ。


飛んでくる石を剣で打ち砕いていると、背後から光の球が飛んでいく。

それが真っ直ぐ飛んでいってヴァランに当たると苦しげな叫び声を上げた。

近くで戦っていた3人が、何事かとこちらを振り返る。

向こうからも、タマミとウッドが裸で抱き合っているのが見えたことだろう。

ソウタも振り返ると、ウッドがタマミの胸にむしゃぶりついているところだった。

タマミも感じているらしく、乳首を舐められると、第二波の光が飛んでいった。

その攻撃も受けると、ヴァランは怒り狂ったように暴れ出す。

近くにいたビガロとアーチャーが吹き飛ばされた。

「やばいぞ、早く倒さないと、3人が危ない」

ウッドが、分かったというように頷いて立ち上がると、タマミがその足下に跪く。

そして、ウッドの股間のモノを咥えた。

「うっ」ウッドが気持ちよさそうにしている。
(おれだって、やって貰ったことなかったのに……)

隣でうらやましそうに見ているハリスも、それを見ながら自分のモノをしごこうとしている。

ウッドは、一刻も早く入れたいとばかりに、タマミを仰向けに寝かせると、そこに覆い被さっていく。

手で角度を変えて穴の位置を確認しながら、ぐっと腰を突き出す。

「ああーっ」

タマミの叫び声と共に、赤い光がヴァランに向かって飛んでいく。

ドォーンという思い音を立てて、ヴァランにあたる。

あたりにヴァランの叫び声が響くが、まだ倒れる様子はない。


出現したヴァランが、前回のよりも大きいのもあるが、タマミから発せられた攻撃の威力が弱いのも気になる。

「その調子だ!」
ウッドとタマミに声をかける。

まだ、タマミの感度は十分に上がっていない。
だが、腰を振るウッドの表情は苦しそうだ。

「うっ、いきそう」

と言うと、タマミの中で射精してしまった。

それに反応して、タマミの体から大きな白い光が発射される。

ヴァランが光に包まれるが、動きを止めただけで、倒れてはいない。

タマミの感じ方が十分でなく、イクことができなかったので、攻撃が不十分になってしまったのだ。

どうすれば、と思っていると、
隣で見ていたハリスが、タマミに覆い被さった。

一気に腰を突き入れる。

「あっ、ああーっ!」

再び、白い光がヴァランを襲う。

タマミも驚いた様子だったが、新たな刺激に感じているようだ。

しばらくそのまま腰を動かしていたが、今度は、タマミの体を起こして四つん這いにさせると、バックから挿入した。

「ああっ」

再び光がヴァランを攻撃する。

少しずつダメージが大きくなっているようだ。
ヴァランがふらついている。

タマミもかなり感じてきたらしく、体全体が光に包まれてくる。

そこにさっき出してしまったウッドが、タマミの前に仁王立ちになって、濡れたチンポを口元に持って行く。

すると、タマミはハリスにバックから挿入されたまま、ウッドのそれを咥えて、舐め始めた。
前後からの串刺しだ。

タマミの興奮が高まったのか、光が強さを増す。

背後のハリスの腰の動きが激しくなる。

「いきそうだ、いくぞ!」

パンパンパンという激しく打ち付ける音と共に、ウッドのチンポを咥えたままのタマミのくぐもったあえぎが響く。

「くうっ」
とハリスがタマミの中に放出すると同時に、前のウッドも口の中に射精する。

タマミがあえいで口を開けたので、射精の途中で口から抜けて顔にかかってしまった。

その時に発せられた巨大な光は、ヴァランを完全に包み、体の中に吸収されていった。

そして、ゴオッという音と、砂煙を上げて倒れた。


ビガロやアーチャーの喜び勇んだ叫び声が聞こえてくる。



ウッドとハリスは、満足げにチンポを拭きながらズボンをはいている。


タマミは、顔にウッドの精液がかかったまま、満足げな笑みをたたえてこっちを見ている。

あそこからは、二人分の精液がどろりと流れ出てくるのが見えた。

まだすぐには起き上がれそうもないので、そのまま体の上に服を掛けてあげる。

「私、イッちゃいました。ソウタさんじゃない人に処女を奪われて、そのまま感じてしまったんです。二人の男の人に入れられてしまって……」

「気持ちよかったんだろう」

「うん」とうなづく。

「ステキだったよ」とタマミにキスをした。

口の中と顔に出された後だったので、男の精液の匂いと味がしたが、それも含めての興奮だった。
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