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《裏技》マスター、教会と戦う
なんか二人だけの戦いになってません?
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「何で彼女があそこに……!?」
というか、フィーチャリットと知り合いだったのか?
「ラールさん、その女の子は……?」
近くにいた男がそう聞く。
「ふっふっふっ、この戦争での切り札だ」
「きっ、切り札?」
「では、頼む」
「はぁーい」
そう言うとイライザは前に出て、
「あー、えーっと……戦闘やめて降伏してこの教会の教皇連れて来て?」
と言った。
「おい馬鹿かアイツ、そんなの意味な――」
「「「「「かしこまりました」」」」」
「「「「「!?」」」」」
そう、イライザならばそれが可能なのだ。
「な、何したんだよあいつ!?」
「凄ぇ……」
でもあいつ、戦闘に参加しないとか言ったなかったか?
どうなってるんだ……。
「あー」
そう思っていると、頭上からそんな声が聞こえた。
「申し訳ないが、この洗脳に近いものは消させて貰おう」
そこには、あの黄土色のコートを来た男が浮かんでいた。
アイツ浮けるのかよっ!
「貴方、何者かしら?」
「名乗るほどの者ではない。ただ、我が主がこの結果は望まぬという事で来ただけだ」
「主……?」
パチン、と男が指を鳴らした。
「はっ、わ、我々は一体……!?」
「くそ……あの女、洗脳系のスキルを使えるのか!?」
「凄い力ですねぇ~☆」
すると一瞬でイライザの力が消し飛んだ。
「なっ!?」
イライザが一歩後ずさる。
無理もないだろう。今まで自分のこの図書館の力が破られた事など無かったのだろうから。
「いっ、一体何を……!?」
「悪いが教えられない。教えたら我々が不利になるだろうしな」
そう言って男は空中を歩き出した。
「大司教の皆さん方、やってくれたまえ」
「わ、分かったわ……」
ファレスチナはそう言って右腕を構えた。
それに続いて大司教の皆んなも右腕を構えて、
「【石刺し】!」
「【大火球】!」
「【颱!】」
「【光の加護】!」
それぞれスキルを発動した。
だがそれを
「そのスキル、発動出来ないわよ」
そう言った瞬間、本当に彼らの発動しようとしていたスキルが消えた。
「おおっ、なんて強力な……」
「洗脳系以外のも、どうやら扱える様だな」
正確には、自分の思い通りに出来る力、何だが流石に分からないよなぁ。
「いや、使う事は可能だ」
そう言って彼がまた指を鳴らす。
「くっ……!」
もう何というか、大司教達にスキルを使わせるか使わせないかの戦いが始まってる気がする……。
だが、イライザが戦っているあの男は本当に何者なんだ……?
【時間停止】の中でも動けてたし……。
「ふむ、君のその能力の詳細が気になるが……私にはこの後用があるので失礼するとしよう」
そう言ってまた男が空中を歩き出す。
「待て!」
反対派の中の誰かがそう叫んで、弓矢を射た。
それをその男は……
「……こんなもので、俺を殺せると?」
キャッチした。
「……は?」
弓矢を射た時の速度は、時速200kmにもなるのに、それをキャッチとは……とんでもない反応速度だ……。
「返してやろう」
そう言って投げられた矢は
「へぶぅっ!?」
射た奴の頭部に突き刺さった。
「……」
み、見えなかった……あの矢が。
「では、今度こそこれにて」
そう言って男は少しだけ歩き、そしてそのまま姿を消した。
「きっ、消えたぞ……!?」
「何がどうなってるんだよ……!」
「俺らは……と、とんでもねぇ奴らと戦おうとしてるんじゃねぇのか?」
反対派の皆んなはパニクっていた。
「よし、行かせて貰うとしましょうか」
「そうするとしよう」
「! 彼らに危害を加える事は出来ないわ」
エリシアがすぐにそう言った事により、その後すぐに放たれた攻撃で傷を負った人はいなかった。
「ふむ……本当に厄介だな……」
「さあ行くのだ諸君! 君らは今攻撃を受けない無敵の軍隊なのだ! 行け行け行け行け行けぇぇぇぇぇええええええ!」
フィーチャリットがそう叫んだ事により、俺らの気持ちが鼓舞されて皆んな大司教達に対して突っ込み始めた。
「「「「「うおぉぉぉぉぉおおおおおおお!」」」」」
「くっ……!」
そして、俺らに有利な戦争が始まった。
というか、フィーチャリットと知り合いだったのか?
「ラールさん、その女の子は……?」
近くにいた男がそう聞く。
「ふっふっふっ、この戦争での切り札だ」
「きっ、切り札?」
「では、頼む」
「はぁーい」
そう言うとイライザは前に出て、
「あー、えーっと……戦闘やめて降伏してこの教会の教皇連れて来て?」
と言った。
「おい馬鹿かアイツ、そんなの意味な――」
「「「「「かしこまりました」」」」」
「「「「「!?」」」」」
そう、イライザならばそれが可能なのだ。
「な、何したんだよあいつ!?」
「凄ぇ……」
でもあいつ、戦闘に参加しないとか言ったなかったか?
どうなってるんだ……。
「あー」
そう思っていると、頭上からそんな声が聞こえた。
「申し訳ないが、この洗脳に近いものは消させて貰おう」
そこには、あの黄土色のコートを来た男が浮かんでいた。
アイツ浮けるのかよっ!
「貴方、何者かしら?」
「名乗るほどの者ではない。ただ、我が主がこの結果は望まぬという事で来ただけだ」
「主……?」
パチン、と男が指を鳴らした。
「はっ、わ、我々は一体……!?」
「くそ……あの女、洗脳系のスキルを使えるのか!?」
「凄い力ですねぇ~☆」
すると一瞬でイライザの力が消し飛んだ。
「なっ!?」
イライザが一歩後ずさる。
無理もないだろう。今まで自分のこの図書館の力が破られた事など無かったのだろうから。
「いっ、一体何を……!?」
「悪いが教えられない。教えたら我々が不利になるだろうしな」
そう言って男は空中を歩き出した。
「大司教の皆さん方、やってくれたまえ」
「わ、分かったわ……」
ファレスチナはそう言って右腕を構えた。
それに続いて大司教の皆んなも右腕を構えて、
「【石刺し】!」
「【大火球】!」
「【颱!】」
「【光の加護】!」
それぞれスキルを発動した。
だがそれを
「そのスキル、発動出来ないわよ」
そう言った瞬間、本当に彼らの発動しようとしていたスキルが消えた。
「おおっ、なんて強力な……」
「洗脳系以外のも、どうやら扱える様だな」
正確には、自分の思い通りに出来る力、何だが流石に分からないよなぁ。
「いや、使う事は可能だ」
そう言って彼がまた指を鳴らす。
「くっ……!」
もう何というか、大司教達にスキルを使わせるか使わせないかの戦いが始まってる気がする……。
だが、イライザが戦っているあの男は本当に何者なんだ……?
【時間停止】の中でも動けてたし……。
「ふむ、君のその能力の詳細が気になるが……私にはこの後用があるので失礼するとしよう」
そう言ってまた男が空中を歩き出す。
「待て!」
反対派の中の誰かがそう叫んで、弓矢を射た。
それをその男は……
「……こんなもので、俺を殺せると?」
キャッチした。
「……は?」
弓矢を射た時の速度は、時速200kmにもなるのに、それをキャッチとは……とんでもない反応速度だ……。
「返してやろう」
そう言って投げられた矢は
「へぶぅっ!?」
射た奴の頭部に突き刺さった。
「……」
み、見えなかった……あの矢が。
「では、今度こそこれにて」
そう言って男は少しだけ歩き、そしてそのまま姿を消した。
「きっ、消えたぞ……!?」
「何がどうなってるんだよ……!」
「俺らは……と、とんでもねぇ奴らと戦おうとしてるんじゃねぇのか?」
反対派の皆んなはパニクっていた。
「よし、行かせて貰うとしましょうか」
「そうするとしよう」
「! 彼らに危害を加える事は出来ないわ」
エリシアがすぐにそう言った事により、その後すぐに放たれた攻撃で傷を負った人はいなかった。
「ふむ……本当に厄介だな……」
「さあ行くのだ諸君! 君らは今攻撃を受けない無敵の軍隊なのだ! 行け行け行け行け行けぇぇぇぇぇええええええ!」
フィーチャリットがそう叫んだ事により、俺らの気持ちが鼓舞されて皆んな大司教達に対して突っ込み始めた。
「「「「「うおぉぉぉぉぉおおおおおおお!」」」」」
「くっ……!」
そして、俺らに有利な戦争が始まった。
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