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第1章 日本旋廻 恐山決戦 前編
第63話 恐山
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11月1日 午後6時 恐山にて凪澤 戒との決戦が開幕。師帝たちは頂上を目指して駆け抜けて行き、その他の者たちも後に続いた。
僕と柊と雷翔は3人で暗い山の中を走っていた。目指すは頂上。だが、僕たちの役目はKUシリーズを祓うことだ。少しでも多くのKUシリーズを祓うため、途中までは一緒に行動していたが、途中から僕たちは3手に分かれた。そちらの方が効率もよい。1人で山の中を駆け抜けているとそれらしき存在に遭遇した。
「貴様、祓い師だな?」
「お前か、KUシリーズってのは?」
「いかにも、俺の名は巻。ここで会ったからにはもちろんお前を殺す」
「望むところだ、蒼天術・双!!」
「雲術・巻積!!」
鱗のような白い粒が手裏剣のように飛んできた。僕はそれをかわしながら、直、曲、双を交互に撃った。が、さすがは苦レベル。当たってもかすり傷1つすら付かない。僕だけでこいつを倒せるのか?巻も僕の術をかわしながら、さっきとは違う術を使った。
「雲術・高層」
今度は辺りが霧に包まれた。そして、僕は巻を見失った。霧の中から次々と飛んでくる拳。何発か受けながらも、僕は巻を追いかけようとした。しかし、霧が深すぎて姿を捕えられてもすぐに見失ってしまう。
「クッソ!!何とかして巻を捕えないと僕が殺られてしまう」
僕も直など撃ちながら何とか抵抗していた。
そんなこんなで、僕が巻に苦戦していると、突然、霧が晴れた。そこに巻の姿はなかったが、見覚えのある人物が立っていた。
「あなたは確か・・・」
「直接話すのは初めてだな。俺は馬渕 那起だ」
「あぁ、馬渕さんですか、初めまして」
そこに居たのは5帝・馬渕 那起だった。
僕と柊と雷翔は3人で暗い山の中を走っていた。目指すは頂上。だが、僕たちの役目はKUシリーズを祓うことだ。少しでも多くのKUシリーズを祓うため、途中までは一緒に行動していたが、途中から僕たちは3手に分かれた。そちらの方が効率もよい。1人で山の中を駆け抜けているとそれらしき存在に遭遇した。
「貴様、祓い師だな?」
「お前か、KUシリーズってのは?」
「いかにも、俺の名は巻。ここで会ったからにはもちろんお前を殺す」
「望むところだ、蒼天術・双!!」
「雲術・巻積!!」
鱗のような白い粒が手裏剣のように飛んできた。僕はそれをかわしながら、直、曲、双を交互に撃った。が、さすがは苦レベル。当たってもかすり傷1つすら付かない。僕だけでこいつを倒せるのか?巻も僕の術をかわしながら、さっきとは違う術を使った。
「雲術・高層」
今度は辺りが霧に包まれた。そして、僕は巻を見失った。霧の中から次々と飛んでくる拳。何発か受けながらも、僕は巻を追いかけようとした。しかし、霧が深すぎて姿を捕えられてもすぐに見失ってしまう。
「クッソ!!何とかして巻を捕えないと僕が殺られてしまう」
僕も直など撃ちながら何とか抵抗していた。
そんなこんなで、僕が巻に苦戦していると、突然、霧が晴れた。そこに巻の姿はなかったが、見覚えのある人物が立っていた。
「あなたは確か・・・」
「直接話すのは初めてだな。俺は馬渕 那起だ」
「あぁ、馬渕さんですか、初めまして」
そこに居たのは5帝・馬渕 那起だった。
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