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過去
魔王戦2
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『ハハッ、面白い。貴様が相手か……ん?…なんだ貴様。人間か?』
「人間以外に何に見えるんだよ…ったく…」
『ふむ…面白いな貴様。名は』
「なんで………将生だ」
『将生…ふむ。覚えたぞ。我が生涯の最大の敵となるであろう』
「大げさな…」
お互いに口は動かしているが警戒は怠らない。いや、一瞬でも隙をみせれば即座に殺される、そう本能が警告を鳴らしていた。
「おい!将生!はやくやれ!!」
「後ろから……」
偉そうに、という言葉は飲み込んだ。
流石にムカついてきた。後ろの馬鹿ども。この野郎。死んだら祟ってやる。
「ふぅ……」
俺はポケットに手を入れる。そこにはクラスの奴から貰った封印石があった。
ま、最前線に俺をいかせたんだから俺に渡さないと意味無いよな…
問題は魔力製造箇所をどうやって探すか、だな…んー…流石に攻撃は浴びたくないぞー死ぬし。
『考え事か?』
「ーっ!!!!」
魔王からとんでもない威力の炎の玉が3連で飛んでくる。
「くっそ、『幅かれ風』『舞え風よ』」
『ほう…風による防御魔法、そして風を生成し、我が魔法を跳ね返したか。そうでなくてはな』
跳ね返した魔法も魔王は片手で握りつぶす。
って、うそー…熱くない?熱くなーいの?
「『越せ彼方』『果てなき空』」
俺は地面を思い切り蹴り、かなりでかい魔王の目がある地点まで上昇。うまく重力を操作してそこに留まる。
『わざわざ目の前に来るとは…小賢しい』
「うるせぇ!こっちだって好きでやってるわけじゃねぇわ!ばーかばーか」
仕方ねーじゃん!下からだと魔王の全体を観察できない!魔力製造箇所を見つけられない!
かと言って後ろの馬鹿どもは役に立たない!
はい!俺やるしかない、もうやだー…
「人間以外に何に見えるんだよ…ったく…」
『ふむ…面白いな貴様。名は』
「なんで………将生だ」
『将生…ふむ。覚えたぞ。我が生涯の最大の敵となるであろう』
「大げさな…」
お互いに口は動かしているが警戒は怠らない。いや、一瞬でも隙をみせれば即座に殺される、そう本能が警告を鳴らしていた。
「おい!将生!はやくやれ!!」
「後ろから……」
偉そうに、という言葉は飲み込んだ。
流石にムカついてきた。後ろの馬鹿ども。この野郎。死んだら祟ってやる。
「ふぅ……」
俺はポケットに手を入れる。そこにはクラスの奴から貰った封印石があった。
ま、最前線に俺をいかせたんだから俺に渡さないと意味無いよな…
問題は魔力製造箇所をどうやって探すか、だな…んー…流石に攻撃は浴びたくないぞー死ぬし。
『考え事か?』
「ーっ!!!!」
魔王からとんでもない威力の炎の玉が3連で飛んでくる。
「くっそ、『幅かれ風』『舞え風よ』」
『ほう…風による防御魔法、そして風を生成し、我が魔法を跳ね返したか。そうでなくてはな』
跳ね返した魔法も魔王は片手で握りつぶす。
って、うそー…熱くない?熱くなーいの?
「『越せ彼方』『果てなき空』」
俺は地面を思い切り蹴り、かなりでかい魔王の目がある地点まで上昇。うまく重力を操作してそこに留まる。
『わざわざ目の前に来るとは…小賢しい』
「うるせぇ!こっちだって好きでやってるわけじゃねぇわ!ばーかばーか」
仕方ねーじゃん!下からだと魔王の全体を観察できない!魔力製造箇所を見つけられない!
かと言って後ろの馬鹿どもは役に立たない!
はい!俺やるしかない、もうやだー…
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