626 / 976
今年もありがたい事にスケジュールがいっぱいになりそうです 4
しおりを挟む
「そんなわけでこの秋にはイギリスに三年ほど留学に行ってきます」
ポカンと俺の顔を眺める宮下と圭斗とゆかいな下僕達。
陸斗、葉山、下田の卒業と進学祝いの場での俺の告白。
先生と飯田さんはこのあまりな反応にせめて場を盛り上げようと拍手を響かせてくれるけど雪かき部隊の植田、水野、上島兄も揃ってポカンとした顔をしていた。ちなみに上島弟はまだ学校なので帰ったら働きに行くので美味しい物食べさせてくださいとお願いされている。たまには家を手伝え。
「綾っち質もーん!」
「綾っち言うな。で、植田、なんかあったか?」
律儀に手を上げて質問する植田は
「綾っちが今更勉強する事なんてあるっすか?」
「綾っち言うな。学問だけが勉強じゃないんだよ」
「本末転倒な答えだな」
先生のボヤキに俺も頷き
「まぁ、異文化体験にスキルアップを加えたイギリス長期滞在だと思ってもらえればいい。フランスにも近いしな。
オヤジオフクロ問題も済んだから今までできなかった事を少しわがままにやりたい事をやろうと思う」
「綾っちいつもやりたい放題じゃないっすか」
「綾っち言うな。あと植田のバイト代時給五百円に決定だ」
「綾人様申し訳ありません!」
秒で土下座。この反射はもはや芸術である。
「次はないと思え」
「ははー!」
ひれ伏すように謝るまでがお約束のバカさ加減のツッコミに見事だなと思うのは多分全員一致した思いかもしれないが俺のオヤジオフクロ問題の深刻さをこの場の全員が大体知っているだけにそれを持ち出されては何とも言えないと言う所だろう。
「で、先生達は知ってたのかよ」
圭斗の何処か拗ねたような声。
「そりゃ、綾人の進路相談するのは先生の役目だからね。
行けるとは思ってたけど、本当に行けるんだと思うと感慨深いわぁ」
俺が諸悪の根源ですと言う様に一年越しの計画を暴露するも
「綾人さんあまり勉強しているように見えなかったのに凄く努力してたんですね」
陸斗の尊敬と言うようにきらきらとした目で見られても。ここ数年ずっとお前らの相手で高校受験の繰り返しだったんだぞ。むしろ一体何浪したんだと言うのは言わずにきりっとした顔で
「大人だからな。いろいろしながら合間合間に勉強はしてたさ。むしろ向こうでは働いてお金を貯めてから大学に行くって言うのも普通の話しだから特別な事じゃない」
とは言え勉強に力を入れたのは主に英会話。ほぼラグなしの会話からラグなしの会話へとレベルアップし、エドガーに買い集めさせた教科書で既に予習は済ませてある。
「フランスに行った時イギリス生まれのバーナードや同じカレッジ出身のロードにも色々話を聞かせてもらって好奇心が止まらないって言うか。
あ、安心しろ。長期休暇の時は戻るようにするから。土産は用意するから取りに来い」
「「楽しみにしてまーす!!!」」
直角に腰を曲げて頭を下げると言う素直な返事の植田水野コンビの阿吽の呼吸に一気にこの場を和む明るさがある。
さすがに真似できなからねとその一芸を誉めて遣わしておけば
「ではお料理もさめる前に頂きましょう」
飯田さんももういいですよねと言うようにこの場を切り替えるような提案に
「いただきまーす!」
テーブルに着いてからフォークを手放さずにいた俺は食事の挨拶をして真っ先に目の前に置かれたポテトグラタンを至福の顔で食べた所で皆さん手を伸ばして料理に手を付け始めてくれた。
「綾っち、ところで向こうではどうやって過ごすの?」
「綾っち言うな。
とりあえず既に住処は確保して来た。
家具とかもカールに頼んでバーナードに部屋の改造も頼んでおいたし、後は俺が入るだけだな」
「まさかまた古民家買って来たんじゃないだろうな……」
「大丈夫、ただの一軒家。赤い煉瓦の煙突が可愛いいかにもイギリスっぽい家」
スパーンと先生に頭を叩かれた。
「ちょ、グラタン食べてる時に止めて!ポテトグラタン様に侘びろ!」
「意味わからんこと言う前に意味わからんもの買うな!」
「だって寮とかドミトリーって無理だしー。アパートとかも良かったけど結構古くってリフォームするなら資産価値の上がる一軒家の方がいいしー。一応カレッジの側のアパートも確保したけどこの家の方が可愛いいしー」
「卒業後は売り払うつもりとか?」
宮下の疑問に
「結構広い庭も付いてるからな。綺麗にしておけばそれなりに買いたい人が現れそうな感じな家なんだ」
言いながらスマホから写真を見せる。
住所もあって植田達がサクッとググって笑っていた。
「まんま絵に書いたような煉瓦の家ですね!」
「伝統的で良いだろう。煙突とか家の中には暖炉もある。マントルピースって奴もあるぞ」
「暖炉の前で揺り椅子で揺られるのが似合いそうな家ですね!」
「推理小説とかミステリー小説の似合う家だろ」
「そして誰も居なくなった的な?」
「買い手はついて欲しいのでそれは止めて」
げらげらと笑う植田と水野に
「でも綺麗なイングリッシュガーデンですね」
手入れはされていて綺麗な庭にうっとりと陸斗が誉めれる。
「前の人がこだわり抜いた庭らしいからな。
コッツウォルズとはまた別の良さがあるんだ」
フランスの城もだんだん植物が育ち、植えたての頃のむき出しの地面もグラウンドカバーによってだいぶ見えなくなってきた。
所々動物が荒らしたり、お客の子供が遊んで傷んだりした所はあるが、そこはマイヤー達が手を入れて世話をしてくれている。
大きなつばの帽子に首にタオルを巻いて庭の植物の世話の仕方を覚えている世界的マエストロのマイヤーでも常連さん達には庭師のお爺ちゃんと思われているので世の中不思議だとおもう。もっともそれをマイヤーは喜んでいるので隙にさせとけばいいだろう。
「そう言えばコッツウォルズも地図を見ると遠くはないですね?」
「まあ100キロぐらいだから。一時間半とか二時間あれば車で移動できる距離だな」
「意外と近いですね」
県内の南から北部に行く程遠くはない。
「俺の保証人になってもらってるロードに遠くはないから月に一度は顔を出せって言われてるくらいだしね。一度車で行って来たけど観光地に向かうから距離と時間とスピードは一致しないね」
電車とバスとタクシーを乗り継いで足を運んだ絵本を切りぬいたような世界は今も時間に置いて行かれたような美しい村。
この何もない村にもコッツウォルズのように愛され足を運んでもらい、癒される場所になって欲しいと頑張っているもののまだ道は険しく先は長い遠い夢の話しだけどやりがいはあると綾人はそっと笑みが浮かべた。
ポカンと俺の顔を眺める宮下と圭斗とゆかいな下僕達。
陸斗、葉山、下田の卒業と進学祝いの場での俺の告白。
先生と飯田さんはこのあまりな反応にせめて場を盛り上げようと拍手を響かせてくれるけど雪かき部隊の植田、水野、上島兄も揃ってポカンとした顔をしていた。ちなみに上島弟はまだ学校なので帰ったら働きに行くので美味しい物食べさせてくださいとお願いされている。たまには家を手伝え。
「綾っち質もーん!」
「綾っち言うな。で、植田、なんかあったか?」
律儀に手を上げて質問する植田は
「綾っちが今更勉強する事なんてあるっすか?」
「綾っち言うな。学問だけが勉強じゃないんだよ」
「本末転倒な答えだな」
先生のボヤキに俺も頷き
「まぁ、異文化体験にスキルアップを加えたイギリス長期滞在だと思ってもらえればいい。フランスにも近いしな。
オヤジオフクロ問題も済んだから今までできなかった事を少しわがままにやりたい事をやろうと思う」
「綾っちいつもやりたい放題じゃないっすか」
「綾っち言うな。あと植田のバイト代時給五百円に決定だ」
「綾人様申し訳ありません!」
秒で土下座。この反射はもはや芸術である。
「次はないと思え」
「ははー!」
ひれ伏すように謝るまでがお約束のバカさ加減のツッコミに見事だなと思うのは多分全員一致した思いかもしれないが俺のオヤジオフクロ問題の深刻さをこの場の全員が大体知っているだけにそれを持ち出されては何とも言えないと言う所だろう。
「で、先生達は知ってたのかよ」
圭斗の何処か拗ねたような声。
「そりゃ、綾人の進路相談するのは先生の役目だからね。
行けるとは思ってたけど、本当に行けるんだと思うと感慨深いわぁ」
俺が諸悪の根源ですと言う様に一年越しの計画を暴露するも
「綾人さんあまり勉強しているように見えなかったのに凄く努力してたんですね」
陸斗の尊敬と言うようにきらきらとした目で見られても。ここ数年ずっとお前らの相手で高校受験の繰り返しだったんだぞ。むしろ一体何浪したんだと言うのは言わずにきりっとした顔で
「大人だからな。いろいろしながら合間合間に勉強はしてたさ。むしろ向こうでは働いてお金を貯めてから大学に行くって言うのも普通の話しだから特別な事じゃない」
とは言え勉強に力を入れたのは主に英会話。ほぼラグなしの会話からラグなしの会話へとレベルアップし、エドガーに買い集めさせた教科書で既に予習は済ませてある。
「フランスに行った時イギリス生まれのバーナードや同じカレッジ出身のロードにも色々話を聞かせてもらって好奇心が止まらないって言うか。
あ、安心しろ。長期休暇の時は戻るようにするから。土産は用意するから取りに来い」
「「楽しみにしてまーす!!!」」
直角に腰を曲げて頭を下げると言う素直な返事の植田水野コンビの阿吽の呼吸に一気にこの場を和む明るさがある。
さすがに真似できなからねとその一芸を誉めて遣わしておけば
「ではお料理もさめる前に頂きましょう」
飯田さんももういいですよねと言うようにこの場を切り替えるような提案に
「いただきまーす!」
テーブルに着いてからフォークを手放さずにいた俺は食事の挨拶をして真っ先に目の前に置かれたポテトグラタンを至福の顔で食べた所で皆さん手を伸ばして料理に手を付け始めてくれた。
「綾っち、ところで向こうではどうやって過ごすの?」
「綾っち言うな。
とりあえず既に住処は確保して来た。
家具とかもカールに頼んでバーナードに部屋の改造も頼んでおいたし、後は俺が入るだけだな」
「まさかまた古民家買って来たんじゃないだろうな……」
「大丈夫、ただの一軒家。赤い煉瓦の煙突が可愛いいかにもイギリスっぽい家」
スパーンと先生に頭を叩かれた。
「ちょ、グラタン食べてる時に止めて!ポテトグラタン様に侘びろ!」
「意味わからんこと言う前に意味わからんもの買うな!」
「だって寮とかドミトリーって無理だしー。アパートとかも良かったけど結構古くってリフォームするなら資産価値の上がる一軒家の方がいいしー。一応カレッジの側のアパートも確保したけどこの家の方が可愛いいしー」
「卒業後は売り払うつもりとか?」
宮下の疑問に
「結構広い庭も付いてるからな。綺麗にしておけばそれなりに買いたい人が現れそうな感じな家なんだ」
言いながらスマホから写真を見せる。
住所もあって植田達がサクッとググって笑っていた。
「まんま絵に書いたような煉瓦の家ですね!」
「伝統的で良いだろう。煙突とか家の中には暖炉もある。マントルピースって奴もあるぞ」
「暖炉の前で揺り椅子で揺られるのが似合いそうな家ですね!」
「推理小説とかミステリー小説の似合う家だろ」
「そして誰も居なくなった的な?」
「買い手はついて欲しいのでそれは止めて」
げらげらと笑う植田と水野に
「でも綺麗なイングリッシュガーデンですね」
手入れはされていて綺麗な庭にうっとりと陸斗が誉めれる。
「前の人がこだわり抜いた庭らしいからな。
コッツウォルズとはまた別の良さがあるんだ」
フランスの城もだんだん植物が育ち、植えたての頃のむき出しの地面もグラウンドカバーによってだいぶ見えなくなってきた。
所々動物が荒らしたり、お客の子供が遊んで傷んだりした所はあるが、そこはマイヤー達が手を入れて世話をしてくれている。
大きなつばの帽子に首にタオルを巻いて庭の植物の世話の仕方を覚えている世界的マエストロのマイヤーでも常連さん達には庭師のお爺ちゃんと思われているので世の中不思議だとおもう。もっともそれをマイヤーは喜んでいるので隙にさせとけばいいだろう。
「そう言えばコッツウォルズも地図を見ると遠くはないですね?」
「まあ100キロぐらいだから。一時間半とか二時間あれば車で移動できる距離だな」
「意外と近いですね」
県内の南から北部に行く程遠くはない。
「俺の保証人になってもらってるロードに遠くはないから月に一度は顔を出せって言われてるくらいだしね。一度車で行って来たけど観光地に向かうから距離と時間とスピードは一致しないね」
電車とバスとタクシーを乗り継いで足を運んだ絵本を切りぬいたような世界は今も時間に置いて行かれたような美しい村。
この何もない村にもコッツウォルズのように愛され足を運んでもらい、癒される場所になって欲しいと頑張っているもののまだ道は険しく先は長い遠い夢の話しだけどやりがいはあると綾人はそっと笑みが浮かべた。
260
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる