異世界に来たらオークになっちゃってたオレの流離譚

桜二朗

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第1章

オークの洞窟生活 (1)

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 オレの名は霧山コウスケ。豚面の怪物になった地下社会の元社長だ。

 気が付くとオレは干し草の上に横たわっていた。天井も壁も岩に覆われている。どうやら洞窟に連れ戻されたらしい。壁際の棚の上に燭台が置かれていた。部屋の中はその蝋燭の灯で照らされているが、今が朝なのか夜なのかはまったく見当が付かない。あれからどれくらい経ったのだろう。

 起き上がったオレは、思い出したように自分の顔に触れてみた。間違いない。オレは豚面の怪物になってしまったのだ。乾いた笑いと同時に涙がこぼれた。地下社会の住人とは言え、オレはそれなりに充実した人生を送っていたつもりだ。愉快な仲間たちと一緒に、どうにかやり繰りしながら会社も守ってきた。そのオレがどうして突然こんな姿に。

 オレは愕然としながらも記憶の糸を辿った。きっとそこにオレが化物になった答えがあるはずだ。オレはどこで何をしていた。待て、今日は何日だ。左手首に視線を向けたが腕時計はそこには無い。そう言えば気付いた時には、既に腕時計はしていなかった気がする。

 思い出せる1番最近の記憶は昨夜のことだ。巨獣が迫る所に額に十字傷のある豚面の怪物、たしか名前はハックと言ったか。ヤツに助けられて、その後に一緒に沢に水を汲みに行った。いくら考えてもその直前、オレが化物になった原因が思い出せない。誰かと一緒にいた気もするが、いったい誰と何処にいたのか。無理に思い出そうとすると、何故か頭の中を鷲掴みにされたような鋭い激痛が走る。

 「あぁ……」
 「おや? 気が付いダみたいだな」

 戸口に立った豚面の怪物が口角を上げて小さな牙を見せた。笑顔のつもりなのだろう。この声と額に十字傷には見覚えがある。

 「昨夜はご迷惑をお掛けしました」
 「いやぁ、オラァ本当にぶったまげダよ」

 あの暗闇の中を松明も無しに、オレをここまで運ぶのは容易ではなかったはずだ。だが、そう言ってハックはブヒブヒと鼻を鳴らして笑うと、黄緑色のテニスボールほどの大きさの木の実をオレに差し出した。

 「これ、うめえから食うといい。きっと腹が減ってたんだろ?」

 オレは内心で「そんな訳ねえだろ」と悪態を付いた。豚面の怪物になってしまったことで、少し自暴自棄になっていたのかも知れない。コイツには昨晩も世話になった上に、こうして食い物まで持って来てくれたのだ。怪物にも良いヤツはいるのだろう。それとも同種意識によるものなのだろうか。

 礼を言ってオレは早速その木の実に齧り付いた。パリッっと小気味よい音と共に口の中に溢れる爽やかな甘さの果汁は、かつて一世を風靡した青色のラベルスのポーツ飲料を思わせる。今までに味わったことのないその美味さに、オレはあっと言う間にその木の実を完食していた。

 「やっぱり腹が減ってダんだな。まだ狩りに行った連中は戻って来ねえガら、一緒に採取にでも出掛けデみるガ?」

 その誘いに無意識のうちに頷いていたオレは、ハックと一緒に洞窟を後にした。外に出ると太陽が高い位置に見えた。まだ昼前くらいだろうか。ハックは腰にナイフをぶら下げて片手に袋を持つと、スタスタと森の中を進んで行く。逃げ出そうと思えばいつでも逃げ出せる。コイツ1人を倒してナイフを奪うことなど造作もない。昨夜に比べて陽の光で視界も良い。だが、逃げ出した所で誰がオレに手を貸してくれると言うのか。このまま山を下って道で車でも止めようものなら、間違いなくドライバーはオレの顔を見るなり悲鳴を上げて逃げ出すに違いない。そんな事なら暫くコイツと一緒にいる方が良さそうだ。

 そんな事を考えながらハックの後に続く。とくに道がある訳ではないのだが、何度も通っているらしき場所の草が分けられて獣道のようになっている。暫く進んだ所で立ち止まると、ハックは徐に1本の太い木を見上げた。ゴツゴツとした木肌のその木を一緒になってオレも見上げてみるが、木の実はまったく見当たらない。

 「あそこ見えるガ? ちょうど枝が二股に分かれでる所」

 そう言われてハックが指さす辺りを見ると、白っぽいものが樹皮に付着している気がする。ハックに促されるままに木に登り、二股になった箇所を確認してみると、そこには舞茸によく似た肉厚なキノコが群生しているではないか。オレはハックの指示でそれを1割程度だけ残して慎重に収獲した。ハックによるとグスト茸と呼ばれる食用のキノコでとても美味いらしい。

 両手で抱えきれないほどのグスト茸を袋にしまうと、ハックはすぐにスタスタと森を進んで行く。道すがらハックは通りに生い茂る緑を指しては「これは腹痛に効く」「これは熱さまし」などと植物の効能を無造作に説明していく。しかも、時折、捕まえた芋虫をそのまま食ったり、適当に摘んだ葉っぱをムシャムシャと食ったと思ったら吐き出してみたりと、その姿は正に野蛮な怪物と言ったところだ。ただし、昆虫や野草を口にすること自体は、サバイバル知識としては珍しいものではない。

 昆虫を食す国は地球上には50カ国以上もあり、1400種類もの昆虫が食用として用いられている。実際、昆虫はミネラルやたんぱく質が豊富で、その食味も甲殻類に近い香ばしい味わいで、高級珍味として取り扱われることもあるほどだ。

 じつはオレも訳あってキャンプやサバイバルの知識には、それなりに造詣が深い方なのだが、この辺りの植物は知らないものが随分と多い。コイツの説明を鵜呑みにするのは危険だが、情報として取り込んでおくぶんには損はなさそうだ。ひょっとするとハックは見た目に寄らず、なかなか博学な怪物なのかも知れない。

 「オラァ、これ好きなんだ。おめぇもどうだ?」

 そう言ってハックは蔓状に伸びた植物に生った、赤い実をいくつか摘まんでオレに差し出した。パチンコ玉くらいの大きさの赤い実だ。それを一遍に口へ放り入れるハックを真似て、オレも食ってみた。小気味よい音を立てて噛むと、強い甘みと同時にメントールを思わせる爽快感が鼻を抜ける。まるでハッカ飴のような懐かしい味が口の中に広がる。

 「あ、美味い……」

 オレがそう呟くとハックは嬉しそうな顔をして、摘んだ赤い木の実をもっとオレに差し出した。プデナという植物の実らしい。そして、自分もプデナの実を掌いっぱいに集めると、コリコリと音を鳴らして噛みながら緊張感もなく森を進んだ。

 「お、いいのがあったぞ。ほら、こゴだ」

 茂みを掻き分けてハックが指をさす先には、青々とした大きな葉の植物が生えていた。どうやら実は生っていなそうだが、この葉っぱ自体を食うのだろうか。ハックに手伝うように言われて、観葉植物のような大きな葉を1枚1枚摘んでいく。ひと通り摘み終わり立ち去ろうと背を向けると、ハックが慌ててオレを引き留めた。残った茎の部分を引き抜くと言うのだ。2人でタイミングを合わせて引っこ抜くと、根の部分にゴルフボールほど芋がいくつも付いているではないか。ハックの話ではパン芋と呼ばれる植物らしい。どうやら熱帯地方などで栽培されている、タロイモに近い植物のようだ。よく見ると葉の形状も似ている。

 「まあ、こんだげあればいいガ」

 葉っぱの方は食用ではなく別の用途があるらしい。収獲したグスト茸とパン芋の入った袋を眺めてハックが満足そうに呟く。僅か1時間足らずでこれだけの食料を見付けて採取するのは、全てハックの実力によるものだが、同時にこの辺りに食料となる植物が比較的多いこともを意味していた。

 来た時と同じようにハックはスタスタと山道を歩いて洞窟へと向かう。途中で「ちょっと小便」と言い残し茂みに入ったハックが、突然、大きな悲鳴を上げた。オレは何事かと思い急いで茂みを掻き分けてみる。するとズボンを下ろしたまま後退るハックの向こうに、巨大な猪の姿が見える。まずい。大猪は今にも襲い掛かろうとハックを睨みつけ前脚で地面を掻いている。オレが咄嗟にハックに跳び付いて転がると、そのすぐ横を物凄い勢いで大猪が突進していった。

 オレは瞬時にハックが腰に下げた鞘からナイフを抜き取って構えた。刃渡り30センチに満たないそれは、ナイフにしては大きい部類に入るが、対峙する大猪を相手にするには心細い代物だった。

 「ハックさん、オレが時間を稼ぐので、静かに立ち上がって背中を見せずに少しずつ下がってください」

 ハックは言われた通り立ち上がって、ゆっくりと後退っていく。大猪は強烈な突進を予告するかのように、鼻息を荒げて前脚で2度3度と地面を掻く。そして、その動きを止めたと思った次の瞬間には、力いっぱい引かれた弓が放たれた如く、一直線にオレを目掛けて突進して来た。僅かに軌道を修正してくる追尾機能を搭載したその突進は、避けるのも命懸けだ。直撃すれば骨の1本くらい簡単にへし折れる。すれ違いざまに大猪の牙が擦れていたらしく、気が付くとズボンの裾が千切れていた。

 どうやらハックは上手いこと茂みに身を隠したようだ。あぁ、嫌だ。何でこうなった。だも、うだうだ言ってもやるしかない。オレは大きな木の根元付近まで、大猪を刺激しないように少しずつ後退る。そして、背中が木に触れたのを確認するとナイフを逆手に持ち直し、大猪の視線の高さに合わせて態勢を低く構えた。オレの動作を挑発と見なしたのか、大猪はその途端にオレの顔面目掛けて突進して来た。

 大猪が跳び込んで来るのに合わせて開脚しながら跳躍する。大猪がその寸前に頭を振り回してオレを追撃しようとすると、牙が僅かに内腿を掠めた。その勢いのまま木に衝突した大猪の上に後ろ向きに跨ると、オレはすかさず腰の辺りにナイフを振り下ろした。「ギェギューッ」と大猪が悲鳴を上げた。

 出来れば急所である首元を狙いたかったが、後ろ向きに跨った状態では難しい。甲高い悲鳴を上げて大猪が暴れるのは想定済みだ。それと同時に腰骨と肋骨の隙間に深く突き刺さったナイフの刃を引き上げるようにして内臓を掻き切る。大猪はたまらず再び大きな悲鳴を上げて暴れ回った。

 振り落とされないように自ら飛び降りたオレは、途切れ途切れに荒い息を吐く大猪の側面に周り込むように動きながら止めの機会を窺う。その足取りから色濃い消耗を隠しきれない様子の大猪は、傷口から血を滴らせながらも、捨て身の突進を仕掛けようとオレを正面に捉えるようとする。だが、オレも簡単にそれを許しはしない。オレと大猪の戦いは9割方勝負が着いている。内臓に致命的な損傷を負った時点で大猪に勝機はない。しかし、野生の獣を相手取った場合、残りの1割を甘く見てはいけない。これは命のやり取りだ。詰めを間違えばこちらも命を差し出す事となる。

 その時、不意に奥の茂みが大きくガサ付く。ハックが様子を窺いに身を乗り出して来たのだろう。大猪がそちらに気を取られた一瞬が、そのまま決着の切っ掛けとなった。大猪の横を滑り込むようにして首筋にナイフを突き立てると、大猪はまるでそれまでの勇猛さが嘘だったかのように、よろよろと数歩進んだところで膝から崩れ、大きな音を立てて真横へと倒れた。すかさず駆け寄って止めを刺すと、大猪は目をむいてビクリと大きく跳ね上がりそのまま動かなくなった。オレは顔に飛び散った返り血を手で拭いながら、熱く長い息を1つ吐き出した。

 「お、おい。大丈夫ガ?」
 「あ、ハックさん。もう出てきて大丈夫ですよ」

 オレが声を掛けるとハックが恐る恐る茂みから姿を現し、オレの目の前に横たわる大猪を見て目を丸くした。

 「お、おめぇ、これ1人で倒したのガ……」
 「ハックさんに借りたナイフのお陰です」

 そう言って血だらけのナイフを返そうとすると、ハックは「そ、それは、おめぇにやる」と言って逆に腰にぶら下げ鞘を手渡して来た。よほどショックが大きかったのか、ハックは暫く茫然と大猪を眺めたままその場に佇んでいた。仕方がないのでオレも一緒になって大猪を眺めた。よく見るとゴワゴワした体毛とは別に長い鬣が目に付く。そこから最中の中央を尻まで伸びる飾り毛も独特だ。尻尾の形状も普通の猪とは違っており、細く長い短毛の尻尾の先にフサフサと長い毛が着いている。不思議に思ってよくよく顔つきを見てみると、体毛に隠れるようにして額のところには小さな2本の角まで生えていた。

 「これ、猪じゃないのか……」
 「獅子猪ししいのだ。”森の暴走獣”って呼ばれる猛獣で、普通は狩猟班が大勢で追い込んで倒す獣だぞ」

 思わず口をついて出たオレの言葉に、ハックが答えたその名は初めて耳にするものだった。体の作りや動きの特徴が限りなく猪に似ていたので、巨大な猪を相手にするつもりで戦ったが、取り敢えず運良く仕留めたのは幸いだった。

 「おめぇ、すげえな!」

 そう言うとようやくハックは、いつものようにブヒブヒと鼻を鳴らして笑った。
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