異世界に来たらオークになっちゃってたオレの流離譚

桜二朗

文字の大きさ
15 / 19
第1章

クリスマスパーティー (1)

しおりを挟む
 気が付くとオレは賑やかに飾り付けられた白い壁の部屋の中にいた。魔宮でも洞窟でもないその空間に驚き周囲を見回した。

 目の前のテーブルの上には食べ掛けのご馳走と空の酒瓶が並び、幾人かが酒を飲み踊りを踊り騒いでいる。ここはカッチャルバル商会の事務所兼オレの塒としていたマンションの一室だ。

 向かいの席に座るセクシーサンタのコスチュームを完璧に着こなすナムは、カッチャルバル商会の事務と経理担当だ。確かアラフォーの階段を上り始めたオレより、ひと回り以上年上だったはずだが、知らない者が見たらきっと30歳そこそこにしか見えないだろう。全く女というのは恐ろしい生物だ。いや、この場合は彼女特有のものか。

 ナムの隣に座る青木は、わざわざ物騒な地下社会で警備会社を経営する警察OBという変わり者だが、凄い人脈と情報網も持っている。その青木もナムの注ぐワインを堪能しご満悦の様子だ。

テレビ前のスペースでは、80年代のディスコブームを彷彿とさせるボディコン衣装に身を包んだゲイバー『バタフライ』の蝶ママと、分厚い胸板を見せるガタイの良いトナカイ姿のシンが踊っている。

 隣の部屋ではこのマンションをはじめ幾つもの不動産オーナーでもあり、この地域の地下社会のまとめ役をされている、もうすぐ80歳となる辣腕マダムの金田が陳と一緒にテレビゲームで対戦をしている。金田に猫耳のカチューシャを無理やり着けられて、額にマジックで『タマ』と書かれた陳の姿を見る限り、どうやら彼のボロ負けのようだ。

 親しい者たちたちを招いて行う、毎年恒例のカッチャルバル商会のクリスマスパーティーだ。

 「オレはどうしてここに……」
 「ん? 黒田君、もう酔ってるのか?」

 ナムにワインを注がれ上機嫌の青木が、脂ぎった微笑みを見せながらオレを覗き込む。

 「あら、何!? クロちゃん酔っぱらっちゃったの? じゃあ私がベッドルームまでお姫様ダッコで連れて行っちゃおうかしら?」

 それまで踊りに没頭していたかと思われた蝶ママが、近寄って来て大胸筋の上に盛られた偽乳を押し付ける。

 「飲み過ぎたのかな、何か不思議な夢を見てたような……」
 「夢? どんな? どんな?」

 必要以上に密着しオレにもたれるようにして問い掛ける蝶ママが、見掛けに寄らずけっこう重い。整形でもしているのか顔はなかなか綺麗に整っており、普通に男性の服装をしていれば間違いなくイケメンの部類に入るであろう容姿なのだが、何でわざわざゲイとして生きているのかオレにはイマイチわからない。

 「黒坊、夢なんてのは見るもんじゃなくて、そっと掻き集めるもんさね」

 気付くと隣の部屋で陳と一緒にテレビゲームをしていた金田が、隣の席に腰を掛けようとしている。金田とはオレがこの世界に足を踏み入れた頃からの付き合いで「黒坊」と呼んで可愛がってくれる。

 「金田さん、ゲームの方は?」

 金田は得意気に隣の部屋で額の落書きの他に、頬にマジックで猫髭を描かれた陳を指さす。かなりの腕前らしい陳ですら、彼女には滅多に勝てないと言うのだから恐ろしい80歳もいたものだ。

 「夢ってのは寂しがり屋な癖に、恥ずかしがり屋の面倒なヤツさ。ちょっと放っとくとどこかへ行ってしまう癖に、あまりガツガツすると恥ずかしがって隠れちまう。だから水面に浮かぶ塵を集めるように、そっと優しくしてやらなきゃね」

 金田はそう言うとナムに注がれたワインをひと息に飲み干した。とても老女らしからぬその雰囲気にオレだけでなく、地下社会の経営者としてそれなりに名を知られる青木までもが頷きながら話に聞き入る。蝶ママもここぞと言う時は金田に相談しているらしい。水面に浮かぶ塵か。夢を語る表現としては妙な感じを受けるが、その掴めそうで掴めない印象は何となく理解できる気がする。でも、そんな話じゃなくて、本当に何か不思議な夢を見ていた気がしたのだが。

 言われてみると本当に飲み過ぎたのかも知れないな。オレはテーブルの上に並んだ空き瓶を眺めて思う。はっきりとは記憶にないが、これだけ空の瓶が並んでいるのなら自分も相当飲んだのだろう。確かに少し気を抜いただけで微睡そうになる。

 そう言えばシンが何か特別なクリスマスプレゼントをオレに用意してるとか言ってた気がする。シンはオレの弟分のような存在で、カッチャルバル商会の営業マン兼現場担当だ。プロレスラー顔負けのガタイは趣味のウエートトレーニングに寄るものだ。

 「なあ、シンそう言えばお前何か特別な────」
 「そう! そうだよ、忘れてたダヨォ!」

 そう言ってシンは勝手に自室化しているトレーニング機材の置かれた部屋から、金色のリボンが結ばれた大きな箱を急いで運んで来てテレビの前へと置いた。

 「アニキへのプレゼントダヨォ! 開けるダヨォ!」
 「オレに? だってプレゼントの交換はもう済んだだろ?」

 皆でランダムに持ち寄ったプレゼント交換会では、ラメ入りの紫のブリーフが当たった。ブリーフを広げて唖然とするオレを見て「やっぱり赤い糸で結ばれてるぅ!」と蝶ママが叫んでいたので、きっと彼女が準備したプレゼントだったのだろう。

 シンはオレの手を牽いて無理やり大きな箱の前へと連れて来ると、早く包を開けるようにと催促する。言われるがままに開けて見ると、中から真っ白なシンプルなパッケージの箱が現れた。箱を開けると近未来的なヘッドセットと手袋の様な物がそれぞれ2セット、それを取り出すと奥の方に白色の四角い機材のような物と何本かの配線が入っていた。

 「シン、これっていったい────」
 「陳、ちょっと手伝ってダヨォ!」

 陳を隣の部屋から呼び出したシンはオレの質問には答えずに、陳と一緒にいそいそとその機材をテレビに接続していく。やがて準備が整いシンが電源を入れると、テレビ画面に見覚えのある大きなロゴマークが現れた。

 「あっ、アタシこれ知ってるぅ~。やってみたぁ~い!」
 
 得意気に声を上げる蝶ママにシンはヘッドセットと手袋を装着させた。

 「アニキのはこっちダヨォ」

 そう言ってシンはもう一方のヘッドセットと手袋を、有無を言わさずオレに装着させる。真っ暗な目の前に小さな光が点滅し、やがてまるで映画タイトルのようにテレビ画面に映っていたのと同じ、アルファベットの『V』『R』『W』を組み合わせたロゴマークが浮き上がった。機種名にもなっている『virtual reality world』の頭文字を集めたものらしい。暫くすると画面に『Link completed』の文字が現れ視界の端に幾つかのアイコンが表示された。

 「ママ、『マイク』を押しながら行きたい場所を言うダヨォ」
 「あっ、これね。じゃあ、せっかくクロちゃんと一緒だから『カリブ海の白い砂浜』っと」

 ヘッドセットのせいなのだろうか蝶ママの声が耳元で聞こえる。その直後に視界の中央に小さな光の点が現れて何度か点滅すると、それがいきなり視界一杯に広がった。思わず目を閉じたオレが再び目を開けると、驚いたことに目の前にはエメラルドグリーンのカリブ海が広がっているではないか。

 波打ち際で戯れる男女の明るい声、砂浜で横たわるビキニ姿の女性の肌に着く白い砂、ドリンクを売り歩く売り子の呼び声。まさに本物の臨場感だ。

 「うわぁ~、凄ぉぉい!」
 「こ、こりゃあマジで凄いな……」

 蝶ママとオレは思わず同時に感嘆の声を漏らした。

 「アニキ、世界中を旅してみたいって言ってたダヨォ。これならマンションの中でも世界中へ行けるダヨォ!」

 どうやら巷で大流行中で品薄となっている最新バーチャルリアリティー機材らしい。カッチャルバル商会の皆からオレへのプレゼントなのだそうだ。品薄過ぎてプレミア価格が横行し、転売屋が後を絶たないとテレビの情報番組で紹介していたのを見た気がする。よく手に入ったな。

 「コイツはいいな! 皆ありがとうな!」

 ヘッドセットを外したオレは皆に礼を言う。どうやらテレビ画面を介して皆もオレたちが体験した世界の一部を見ていたようだ。オレからヘッドセットと手袋を受け取ったシンはすぐにそれを装着する。そして「プロレス」と口にすると、画面が暗転した後にプロレスの大会会場を思わせる場面へと様変わりした。その中央に見えるプロレスリングへシンと蝶ママが颯爽と駆け上がとゴングが打ち鳴らされる。

 シンが奇声を上げながら重力を無視した空中殺法を繰り広げると、思わず野太い地声を上げて蝶ママがそれを真っ向から受けきる。まるで本物のプロレス中継を見ているかのようだ。蝶ママがシンを担ぎ上げて天井高く跳躍する。まるで昭和の超人プロレス漫画だ。そのまま物凄い衝撃と共にリングへと落下すると、シンは青いマットの上で大の字になった。

 「どうだシン参ったか!」
 「い、今のはチン肉バスターダヨォ!? もしてしてアナタはオレの!?」
 「そう、アタシがお前の本当のお母さん。そして、お前の本当のお父さんはクロちゃんなんだよ!」
 「お母さん、お父さん!」

 プロレスをしていたはずなのにいつの間にか小芝居を楽しむ2人。何がしたいのかよくわからん。それにしてもこんな近未来的なことが手軽に居間で楽しめてしまうのだから、最新の技術というのは本当に素晴らしい。早速、興味を持ったらしい金田さんも蝶ママと交代してバーチャルリアリティーで、再び陳とゲーム対戦を楽しんでいた。

 人見知りが激しくお世辞にも社交的と言えない陳だが、何故だか金田とは馬が合うようで時々オンラインでもゲーム対戦を楽しんでいるらしい。間もなく陳の額の『タマ』の文字の隣に『キン』の文字が付け加えられ、目の下に隈まで描かれることになるのだが。まあ、それでも陳にことをするのも金田くらいのものなのだから仲が良いだろう。


◇ 
 
 「そ、そろそろ占いするアルか……」

 顔中が落書きまみれになった陳がそう言うと、待ってましたとばかりに部屋に歓声が湧き上がる。陳は1年に1度このクリスマスパーティーでのみ占いをする。その占いの精度は100パーセントの的中率を誇り、初めは半信半疑だった者もその占いを体験して、あまりの精度にを札束を積み上げようとした者も少なくない。

 しかし、陳はいくら金を積み上げられても絶対に首を縦に振らない。彼に占いを伝授した祖父の教えなのだそうだ。そんな陳の占いは、毎年このパーティーの目玉的イベントととなっていた。

 それほど当たるのに何故1年に1度なのか。陳の占いの腕を目の当たりにした者は必ずそう口にする。陳の言葉を借りれば占いには大きく分けると、学術的なものと霊的もしくは精神的といった術者の能力に左右される2種類のものがあるらしく、彼の行う占いとは後者によるものなのだそうだ。

 陳にこの占いを伝授した祖父の教えで完璧な占いには膨大な『力』が必要となるため、普段は陳自身の身の安全のため占うことを禁じられており、1年に1日だけ決められた日に占うことを許されているのだそうだ。それがこのクリスマスパーティーなのだ。

 そもそも毎日占うことが出来たとしても、他人と深く関わることを苦手としている陳が客商売である占いを生業にするのは難しいだろう。じつは1年に1度だけと決めているのには別の理由もあった。

 「今年も陳のためにとびっきりのを用意したダヨォー」

 シンが満面の笑みで冷蔵庫からスーパーの買い物袋を取り出して来た。そこから取り出した物を見た陳の顔が青褪める。袋から取り出されたのは椎茸だ。大きくて形も整った見事な椎茸だ。それはこれから陳が行う占いに欠かせないアイテムであると同時に、切実な茸アレルギーの陳にとっては見るだけで体調を崩すほどの邪悪な植物でもあった。

 器に移した大量の椎茸が、陳のために用意された席の前へと置かれる。そこへ向かう陳の足取りは、まるでこれから刑を執行される咎人のようだ。席に着いた陳はゆっくりと周囲を見回し、最後に目の前の山盛りの椎茸の視線を落とし思わず嘔吐いた。

 「そ、それじゃあ占いをするアルよ」

 皆がテーブルに前のめりになって陳の言葉に聞き入る。

 陳は器の上から立派な椎茸を1本摘まみ、ひょいとそれをテーブルの上へと放り投げた。椎茸の落ちた位置と方角を見ると陳は青木の顔を真っ直ぐに見据えた。

 「まずは青木さんからヨ」
 「よっしゃ、陳くん、景気の良いやつを頼むぞ!」

 陳は器の上から新たに1本の椎茸を摘まみ、それを青木に向かって差し出し目を閉じて精神を集中する。何事か呪文のようなものをゴニョゴニョと口にしたかと思うと、勢いよく椎茸の傘部分を口に突っ込んで噛み千切りペッと床に吐き出した。静まり返った部屋に笑い声が響き渡る。毎年決まってこの場面を見てシンが1人で大爆笑するのだ。陳は構わず手に残った柄の部分を真剣な表情で見詰める。

 「青木さん吉方は南東。土地、建物はあまり良くないヨ。この方角の人と金がいいヨ」
 「南東の人と金か。確か練馬署に使えるやつがいたな。あいつに金でも掴ませてみるか。ありがとうよ、陳くん」

 続いて陳は蝶ママを占った。必死に「陳ちゃん、金と男! いいえ、どっちか片方でいいわ!」という叫びも虚しく陳は静かに告げる。

 「蝶ママは猫を飼うと運気が上がるアルよ。白い猫ヨ」
 「もう、やっだぁ! アタシってば猫アレルギーなのよ?」

 蝶ママと陳のやり取りに皆は苦笑するが、そんなことはお構いなしに陳は淡々と占いを続ける。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

極限効率の掃除屋 ――レベル15、物理だけで理を解体する――

銀雪 華音
ファンタジー
「レベル15か? ゴミだな」 世界は男を笑い、男は世界を「解体」した。 魔力も才能も持たず、万年レベル15で停滞する掃除屋、トワ。 彼が十年の歳月を費やして辿り着いたのは、魔法という神秘を物理現象へと引きずり下ろす、狂気的なまでの**『極限効率』**だった。 一万回の反復が生み出す、予備動作ゼロの打撃。 構造の隙間を分子レベルで突く、不可視の解体。 彼にとって、レベル100超えの魔物も、神の加護を受けた聖騎士も、ただの「非効率な肉の塊」に過ぎない。 「レベルは恩恵じゃない……。人類を飼い慣らすための『制限(リミッター)』だ」 暴かれる世界の嘘。動き出すシステムの簒奪者。 管理者が定めた数値(レベル)という鎖を、たった一振りのナイフで叩き切る。 これは、最弱の掃除屋が「論理」という名の剣で、世界の理(バグ)を修正する物語。気になる方は読んでみてください。 ※アルファポリスで先行で公開されます。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

チートツール×フールライフ!~女神から貰った能力で勇者選抜されたので頑張ってラスダン前まで来たら勇者にパーティ追放されたので復讐します~

黒片大豆
ファンタジー
「お前、追放な。田舎に帰ってゆっくりしてろ」 女神の信託を受け、勇者のひとりとして迎えられた『アイサック=ベルキッド』。 この日、勇者リーダーにより追放が宣告され、そのゴシップニュースは箝口令解除を待って、世界中にバラまかれることとなった。 『勇者道化師ベルキッド、追放される』 『サック』は田舎への帰り道、野党に襲われる少女『二オーレ』を助け、お礼に施しを受ける。しかしその家族には大きな秘密があり、サックの今後の運命を左右することとなった。二オーレとの出会いにより、新たに『女神への復讐』の選択肢が生まれたサックは、女神へのコンタクト方法を探る旅に目的を変更し、その道中、ゴシップ記事を飛ばした記者や、暗殺者の少女、元勇者の同僚との出会いを重ね、魔王との決戦時に女神が現れることを知る。そして一度は追放された身でありながら、彼は元仲間たちの元へむかう。本気で女神を一発ぶん殴る──ただそれだけのために。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...