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十一話
害のある獣
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(なんでソルがここにいるんだよ?!)
ひどく動揺した。地下には脱走防止で鍵をかけておいたはず。ソルとして目を覚まし、自分で鍵を開けたのならまだしも、
(この感じどう見ても…)
「おい、ソル…」
恐る恐る声をかければ、背中を向けてお座りポーズをしていたソルがくるりとこちらを向いた。その口には先ほど公園の子供達が遊んでいたゴムボールが咥えられていた。砂だらけのボールを何の躊躇いもなく咥える姿に、やっぱり、と青ざめる。
(こいつ、ソルじゃない…!狼の方だ!)
フサフサ
狼は楽しそうに尻尾を揺らした後、ポトリとボールを地面に落とし、引っ掻いて遊び始めた。ボールは今にも公園の空き地に転がっていきそうな勢いで跳ね回り、
(狼化したまま人目のある場所に出られたらヤバイ…!)
慌ててボールを奪おうと手を伸ばせば
ガブ!!!
狼が思いっきり噛みついてくる。
「イッ…!!」
牙のように鋭く伸びた犬歯が手の甲にぐっさりと食い込み、思わず声をあげれば、狼は驚いたように口を開け「ごめんなさい」とペロペロと舐めてくる。
「大丈夫、俺も…急に取ろうとして、驚かせてごめんな」
優しく言葉をかければ狼はピクリと耳を揺らした。
「そのボールは子供達のものなんだ。だから…返してやらねえと」
言っても伝わらないかもしれないが、なんとなく説明してから、もう一度ボールに手を伸ばす。今度は噛まれず、俺が公園の見やすい場所の砂場に放り投げるのを見ても狼は追いかけようとはしなかった。
(もしかして言葉が通じてる…?)
俺は迷った挙句、狼と目線を合わせるように膝をつき、ゆっくりと語り掛けた。
「狼、聞いてくれ…今の俺じゃあんたの耳や尻尾を隠せない。だから一旦ソルに体を譲ってほしい」
「…」
「あんたが悪いんじゃなくて、俺ら人間が臆病な生き物だから、違う存在がいると異常に反応しちまうんだ。店に戻ったらボールでもなんでも相手してやるから…今は俺の言う事を聞いてくれないか」
ジッと見つめてくる銀色の瞳は宝石のように澄んだ色をしている。俺はそれを真っすぐ見つめ「頼む」と必死に頼んだ。すると、狼はフサッと大きく尻尾を揺らし、俺の鼻に自分の鼻を擦り付けるようにして触れてくる。
つん
「!」
次の瞬間、耳と尻尾がしゅるしゅると引っ込んでいく。
「ああ…?どこだここはぁ…って、うえっ!口に砂が入ってやがる!!」
完全に人型に戻ったソルがぺっぺっと砂混じりの唾を吐いた。
(よかった…!ソルに戻った…!)
「やっぱり…訳アリさんは幻獣だったんだな」
低く呟く声がして、俺とソルがピクリと反応する。振り向けば、腕を組み仁王立ちするセツが立っていた。
(なんでセツがここに…いや、それより今、幻獣って…言ったよな…?)
戸惑う俺らの前で、セツは折りたたみナイフを取り出した。
「狼男、この場で処分されたくなければ両手を上げて伏せろ。妙な動きを見せたら即座に首を掻っ切るぜ」
ナイフを手に凄むセツは冗談を言っている雰囲気じゃなく、ソルが戸惑いつつも両手を挙げれば、すぐにその背後に回り引き摺り倒した。あまりにも乱暴なやり方に俺も見てられなかった。
「ちょっ…おい!やめろよ!今のソルは人間に戻ってる!そんな風に抑えつけなくても…っ!」
「悪いが狼男相手に手加減はできない」
「手加減??むしろお前が銃刀法違反だろ!」
「俺は幻獣専門の部隊に所属している。幻獣と遭遇した時は特別な許可が下りるから問題ない」
(幻獣専門?)
お前は消防士じゃないのかと問えば「消防士さ」とセツは言って、ソルの両手を後ろ手にまとめていく。
「警察が“人間”の悪事に対応するのに対して、俺ら消防士は“人間以外”の緊急事態に対応する。消火活動、災害対応、人命救助、そして…害獣の駆除。特に専門知識・訓練が必要になる害獣の駆除には特殊部隊が作られている。それが俺が率いる第四部隊だ」
「害獣の駆除…?特殊部隊?」
「町に野生動物が入り込んでニュースになったりするだろ?表向きに言えば、ああいう仕事だよ。ま、ほとんどはこっちの担当だけどな」
そこまで言うと、セツは手錠を取り出し、ソルの両手にカチャリとはめた。
「狼男、お前は人間に害をなす害獣だ。市民の安全を守る為にも捕獲・処分させてもらう」
「!!」
「ライも、奴について色々詳しそうだから同行してくれ」
ソルを拘束された状況では拒否なんてできず、渋々頷くとセツはどこかへ電話し始めた。十分もしないうちにトラックサイズの護送車が姿を現して、俺は前の座席、ソルは後方の荷台へそれぞれ乗せられた。そして何の説明もないまま町中を進み、やがて四階建ての白い建物にたどり着く。
(ここは…消防署か…)
護送車は敷地内を低速で進み、百坪はあろうかという倉庫の前で完全に停車した。
「あの倉庫は害獣の一時保管場所だ。野生動物と幻獣、どちらも処分が下るまではここで保管される」
「全員殺処分になるのか…?」
「いや、野生動物の場合は町の外に逃がす事が多い。幻獣は…その危険度による」
「…」
物々しい装備を身につけた男達が荷台に近づいてくる。たぶんセツの部下なのだろうが、ソルを慎重に運び出していくのが見えた。その辺りでセツが「んじゃ行くか」と言って護送車から降りた。俺もそれに続き、最後尾につく。
ガウッ!キィキィ!!
倉庫内は壁を埋め尽くすように檻が積み重なっていた。いくつかの檻には獣が入れられており、時々、体当たりの衝撃でガタタンッと大きく揺れる。騒がしい鳴き声と鼻が曲がりそうな獣臭に思わず足が止まりそうになっていると、セツが檻の一つを開けて「入れろ」と部下に指示した。両手を拘束されたままのソルを檻の中に押し込めて、頑丈そうな南京錠をかける。確認作業が完了するとセツはさっさと部下を下がらせた。三人だけになったところで、俺はすぐにセツに訴えた。
「セツ!こんな所でソルを待機させるなんて正気か?ソルは何も悪さしていないだろ!」
「狼男は幻獣の中でもかなり危険な分類に入る。呪いで超人的な力を得ている上に、ほぼ確実に理性を失う。…町中にいていい幻獣じゃない」
「それは身体面の話でソルが悪事を働くかは別だろ!」
「獣に動機は必要ない。危ないからで十分、処分の理由になる。…それに奴は昨日、動物園の柵を壊し人を襲わせようとした可能性が高い」
(ソルが動物園の柵を壊しただって…??)
何を言ってるんだと顔をしかめると、セツが無言でスマホをかざしてくる。そこには動物園の柵が映っており、扉部分を斜めに切りつける…1mを超える巨大な爪痕が刻まれていた。
「こんな大きな爪痕をつけられる幻獣は園内にはいなかった」
「だからってソルが犯人だって決めつけるのはおかしいだろ。さっき団子屋で言ったように昨日俺はずっとソルの横にいた。コイツが何もしてない事は俺が証明できる!」
「ライ…」
「園内の防犯カメラもお前の権限があれば見れるはずだし、信じられないならGPSの履歴を提出する。すぐに確認してくれ」
どん!と俺のスマホを押し付けると、セツは面倒くさそうな顔をして受け取った。
「ライ、どうしてそこまで奴に固執する?」
「単純に…友人だからだよ。ソルは狼男だけど、狼化してない時はただの人間だ。俺一人で制御できる程度の些細な力しか持ってない普通の男だ」
「だから見逃せと?」
「違う。人として扱ってほしいだけだ。ソルが人間として存在する間、話が通じる間は…ソルの人権を認めてくれ。ソルだって呪いの被害者なんだ。…こんな酷い扱いをされるいわれはないし、ソルだって守られるべき市民のはずだ」
「……」
セツは一瞬ソルの方を見てから、はあ、と深いため息を吐いた。
「セツ…」
「少し待ってろ」
そう言ってセツが姿を消す。
「あーあ…またてめえに庇われちまったなぁ」
ボソリと呟く声が聞こえて、声の方へ振り向くと、檻の中で胡坐をかくソルと目が合った。銀色の瞳は薄暗い倉庫の中でも光って見える。
「庇うって…猟師の一件の事か?」
「ああ、あん時もてめえが猟師に噛みつかなきゃ殺されてただろ?オレはどうもてめえに救われる巡り合わせみたいだな」
「別に…偶然傍にいただけだろ」
グレイがいれば同じように庇っていたはずだ。別に特別な事じゃない。そう返せばソルはあくび交じりに「そうかねぇ」と小さく呟くのだった。
ひどく動揺した。地下には脱走防止で鍵をかけておいたはず。ソルとして目を覚まし、自分で鍵を開けたのならまだしも、
(この感じどう見ても…)
「おい、ソル…」
恐る恐る声をかければ、背中を向けてお座りポーズをしていたソルがくるりとこちらを向いた。その口には先ほど公園の子供達が遊んでいたゴムボールが咥えられていた。砂だらけのボールを何の躊躇いもなく咥える姿に、やっぱり、と青ざめる。
(こいつ、ソルじゃない…!狼の方だ!)
フサフサ
狼は楽しそうに尻尾を揺らした後、ポトリとボールを地面に落とし、引っ掻いて遊び始めた。ボールは今にも公園の空き地に転がっていきそうな勢いで跳ね回り、
(狼化したまま人目のある場所に出られたらヤバイ…!)
慌ててボールを奪おうと手を伸ばせば
ガブ!!!
狼が思いっきり噛みついてくる。
「イッ…!!」
牙のように鋭く伸びた犬歯が手の甲にぐっさりと食い込み、思わず声をあげれば、狼は驚いたように口を開け「ごめんなさい」とペロペロと舐めてくる。
「大丈夫、俺も…急に取ろうとして、驚かせてごめんな」
優しく言葉をかければ狼はピクリと耳を揺らした。
「そのボールは子供達のものなんだ。だから…返してやらねえと」
言っても伝わらないかもしれないが、なんとなく説明してから、もう一度ボールに手を伸ばす。今度は噛まれず、俺が公園の見やすい場所の砂場に放り投げるのを見ても狼は追いかけようとはしなかった。
(もしかして言葉が通じてる…?)
俺は迷った挙句、狼と目線を合わせるように膝をつき、ゆっくりと語り掛けた。
「狼、聞いてくれ…今の俺じゃあんたの耳や尻尾を隠せない。だから一旦ソルに体を譲ってほしい」
「…」
「あんたが悪いんじゃなくて、俺ら人間が臆病な生き物だから、違う存在がいると異常に反応しちまうんだ。店に戻ったらボールでもなんでも相手してやるから…今は俺の言う事を聞いてくれないか」
ジッと見つめてくる銀色の瞳は宝石のように澄んだ色をしている。俺はそれを真っすぐ見つめ「頼む」と必死に頼んだ。すると、狼はフサッと大きく尻尾を揺らし、俺の鼻に自分の鼻を擦り付けるようにして触れてくる。
つん
「!」
次の瞬間、耳と尻尾がしゅるしゅると引っ込んでいく。
「ああ…?どこだここはぁ…って、うえっ!口に砂が入ってやがる!!」
完全に人型に戻ったソルがぺっぺっと砂混じりの唾を吐いた。
(よかった…!ソルに戻った…!)
「やっぱり…訳アリさんは幻獣だったんだな」
低く呟く声がして、俺とソルがピクリと反応する。振り向けば、腕を組み仁王立ちするセツが立っていた。
(なんでセツがここに…いや、それより今、幻獣って…言ったよな…?)
戸惑う俺らの前で、セツは折りたたみナイフを取り出した。
「狼男、この場で処分されたくなければ両手を上げて伏せろ。妙な動きを見せたら即座に首を掻っ切るぜ」
ナイフを手に凄むセツは冗談を言っている雰囲気じゃなく、ソルが戸惑いつつも両手を挙げれば、すぐにその背後に回り引き摺り倒した。あまりにも乱暴なやり方に俺も見てられなかった。
「ちょっ…おい!やめろよ!今のソルは人間に戻ってる!そんな風に抑えつけなくても…っ!」
「悪いが狼男相手に手加減はできない」
「手加減??むしろお前が銃刀法違反だろ!」
「俺は幻獣専門の部隊に所属している。幻獣と遭遇した時は特別な許可が下りるから問題ない」
(幻獣専門?)
お前は消防士じゃないのかと問えば「消防士さ」とセツは言って、ソルの両手を後ろ手にまとめていく。
「警察が“人間”の悪事に対応するのに対して、俺ら消防士は“人間以外”の緊急事態に対応する。消火活動、災害対応、人命救助、そして…害獣の駆除。特に専門知識・訓練が必要になる害獣の駆除には特殊部隊が作られている。それが俺が率いる第四部隊だ」
「害獣の駆除…?特殊部隊?」
「町に野生動物が入り込んでニュースになったりするだろ?表向きに言えば、ああいう仕事だよ。ま、ほとんどはこっちの担当だけどな」
そこまで言うと、セツは手錠を取り出し、ソルの両手にカチャリとはめた。
「狼男、お前は人間に害をなす害獣だ。市民の安全を守る為にも捕獲・処分させてもらう」
「!!」
「ライも、奴について色々詳しそうだから同行してくれ」
ソルを拘束された状況では拒否なんてできず、渋々頷くとセツはどこかへ電話し始めた。十分もしないうちにトラックサイズの護送車が姿を現して、俺は前の座席、ソルは後方の荷台へそれぞれ乗せられた。そして何の説明もないまま町中を進み、やがて四階建ての白い建物にたどり着く。
(ここは…消防署か…)
護送車は敷地内を低速で進み、百坪はあろうかという倉庫の前で完全に停車した。
「あの倉庫は害獣の一時保管場所だ。野生動物と幻獣、どちらも処分が下るまではここで保管される」
「全員殺処分になるのか…?」
「いや、野生動物の場合は町の外に逃がす事が多い。幻獣は…その危険度による」
「…」
物々しい装備を身につけた男達が荷台に近づいてくる。たぶんセツの部下なのだろうが、ソルを慎重に運び出していくのが見えた。その辺りでセツが「んじゃ行くか」と言って護送車から降りた。俺もそれに続き、最後尾につく。
ガウッ!キィキィ!!
倉庫内は壁を埋め尽くすように檻が積み重なっていた。いくつかの檻には獣が入れられており、時々、体当たりの衝撃でガタタンッと大きく揺れる。騒がしい鳴き声と鼻が曲がりそうな獣臭に思わず足が止まりそうになっていると、セツが檻の一つを開けて「入れろ」と部下に指示した。両手を拘束されたままのソルを檻の中に押し込めて、頑丈そうな南京錠をかける。確認作業が完了するとセツはさっさと部下を下がらせた。三人だけになったところで、俺はすぐにセツに訴えた。
「セツ!こんな所でソルを待機させるなんて正気か?ソルは何も悪さしていないだろ!」
「狼男は幻獣の中でもかなり危険な分類に入る。呪いで超人的な力を得ている上に、ほぼ確実に理性を失う。…町中にいていい幻獣じゃない」
「それは身体面の話でソルが悪事を働くかは別だろ!」
「獣に動機は必要ない。危ないからで十分、処分の理由になる。…それに奴は昨日、動物園の柵を壊し人を襲わせようとした可能性が高い」
(ソルが動物園の柵を壊しただって…??)
何を言ってるんだと顔をしかめると、セツが無言でスマホをかざしてくる。そこには動物園の柵が映っており、扉部分を斜めに切りつける…1mを超える巨大な爪痕が刻まれていた。
「こんな大きな爪痕をつけられる幻獣は園内にはいなかった」
「だからってソルが犯人だって決めつけるのはおかしいだろ。さっき団子屋で言ったように昨日俺はずっとソルの横にいた。コイツが何もしてない事は俺が証明できる!」
「ライ…」
「園内の防犯カメラもお前の権限があれば見れるはずだし、信じられないならGPSの履歴を提出する。すぐに確認してくれ」
どん!と俺のスマホを押し付けると、セツは面倒くさそうな顔をして受け取った。
「ライ、どうしてそこまで奴に固執する?」
「単純に…友人だからだよ。ソルは狼男だけど、狼化してない時はただの人間だ。俺一人で制御できる程度の些細な力しか持ってない普通の男だ」
「だから見逃せと?」
「違う。人として扱ってほしいだけだ。ソルが人間として存在する間、話が通じる間は…ソルの人権を認めてくれ。ソルだって呪いの被害者なんだ。…こんな酷い扱いをされるいわれはないし、ソルだって守られるべき市民のはずだ」
「……」
セツは一瞬ソルの方を見てから、はあ、と深いため息を吐いた。
「セツ…」
「少し待ってろ」
そう言ってセツが姿を消す。
「あーあ…またてめえに庇われちまったなぁ」
ボソリと呟く声が聞こえて、声の方へ振り向くと、檻の中で胡坐をかくソルと目が合った。銀色の瞳は薄暗い倉庫の中でも光って見える。
「庇うって…猟師の一件の事か?」
「ああ、あん時もてめえが猟師に噛みつかなきゃ殺されてただろ?オレはどうもてめえに救われる巡り合わせみたいだな」
「別に…偶然傍にいただけだろ」
グレイがいれば同じように庇っていたはずだ。別に特別な事じゃない。そう返せばソルはあくび交じりに「そうかねぇ」と小さく呟くのだった。
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