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十一話
二つの忠告
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***
それから二時間ほどして、セツが戻ってきた。今回は部下を連れておらず、セツの表情も少し和らいでいるように見えた。ソルの柵の前で座っていた俺は立ち上がって迎える。
「セツ…」
「ほら、スマホ返すわ」
「う、うん…」
「まあ結論から言うと、お前の言う通り…奴は柵を破壊してなかった」
「!!」
柵が破壊された時間はちょうどバードショーの終了するタイミングだったらしく、ショーを最後まで観賞していたソルは「関与が薄い」と判断された。
「GPS履歴、防犯カメラ、ショーのスタッフ全てに確認を取ったが、柵の破壊を行った実行犯ではなかった」
「よかった!これでソルは解放されるのか??」
「そう言ってやりたい所だが、そもそも狼男はクマと同等の危険度で、本来は見つけ次第駆除するのが妥当だ。何もしてないからって奴を解放する事はできない」
「そんな…じゃあどうしたらいいんだよ?ソルはずっとここに閉じ込められたままなのか??」
「いや、それはない。ないが…正気の狼男を捕獲するなんて今までにないケースだし、前例がない以上、俺達で調査し判断を下すしかないんだ」
「調査…」
「そうだ。狼男がどんな風に過ごしているのか。本当に危険はないのか。隅々まで調べ尽くすんだ。…そこで問題になるのが調査期間の狼男の保管場所だ。このままここで保管しててもいいが、最低でも調査には一週間はかかる。その間ずっと檻の中にいては有効なデータが取れない。できれば日常生活を送らせて、その状態のデータを取っていくのが理想だろう」
「つまり…檻から出られるんだな!?」
「ああ、これをつけるなら、な」
セツが二センチぐらいの太さがある首輪を俺達に見えるように掲げた。
「首輪には高度なセンサーが埋め込まれていて、常に身体をチェックできるようになってる。これで遠隔でリアルタイムにデータをとりながら、GPSで監視させてもらう」
「検査機兼脱走防止用の首輪ってことか」
「そうだ。もしも無理に外そうとしたり、強い衝撃が走った場合は毒薬が首に打ち込まれるから注意しろ」
「毒薬?!」
「ああ、奴の正気を試す為だけに人命を危険に晒すわけにはいかないからな。これがあれば狼になりきる前に仕留められるし、非常時以外は普通の首輪と何ら変わらないから安心してくれ」
「…」
「そんな顔をするな。人権を守れというお前の訴えも理解できるが、俺達にとって一番優先すべきは市民の安全だ。そこは絶対譲れない」
「…わかってるよ」
消防側として最大限の譲歩だというのはわかる。これがあれば帰宅できるのだし、毒薬が仕込まれている事以外はメリットも多い。
(問題は毒薬つき首輪を装着して今すぐ帰るか、この檻の中で安全に調査を待つか…)
「んなもん首輪つけて出るの一択だろうが!これ以上こんなくさくてうるせえ場所にいられっか!」
早く出しやがれ!とソルがガン!ガン!と檻を蹴りつけた。
「あんたなぁ…少しは躊躇しろよ…」
うまく狼と共存できてる時ならまだしも、今のソルは狼をコントロールできていない。また無意識に狼化して暴走すれば、その瞬間首に毒薬が打ち込まれ始末されてしまう。さっきは今にも処分されそうな勢いだったから必死に止めたが
(変に危険に晒すよりここで待機させておいた方がいいんじゃ…)
不安になったがソルは「出るったら出る!!」と聞かなかった。これは説得できそうにないなとため息を吐く。
「わかったよ、仕方ないな…」
「おっしゃ!」
セツから首輪を受け取り、ソルを檻に背を預ける形で座らせた。首輪はベルト式で、二つの留め具があり、指を二本入れられる程度に余裕を作ってからはめた。カチリと音が鳴る。毒薬がこの中に入ってると思うとはめるだけでもやけに緊張した。後ろからセツが釘を刺してくる。
「正規の外し方をしない限り首輪は外れないぜ。無理に外そうとすれば…毒薬が打ち込まれるし、こっちもデータ内容によってはすぐに出動するから、変な気は起こすなよ」
俺が頷くと、セツは南京錠を外して檻を開けた。ソルが待ってましたとばかりに飛び出してくる。
「あ‟あ‶ー!死ぬかと思ったぜッ!!」
外に出て、ぐぐーっと大きく伸びをするソル。セツが組んでいた腕を片手だけ解いて「外にお迎えが来てるぜ」と指差す。ソルは迷うことなく倉庫の外へ走っていった。相当この空間がストレスだったのだろう。残された俺とセツは無言で見つめ合い、互いに苦笑を浮かべた。
「やれやれ、幼馴染と優雅にランチするはずが…なんでこんな事になったんだ」
セツは腕を解き、いつものように軽い調子で笑いかけてくる。数時間ぶりの幼馴染の笑顔に内心ホッとした。
「セツ…色々わがままいってごめん、助かった」
「奴の命が助かるかは奴次第だけどな。…俺が言うのもあれだが、友人は選んだ方がいいぜ。てっきりお前は奴らの素性を知らずに付き合わされてると思ったのに、まさか知った上で一緒にいたとは…」
「…。セツは昨日の時点でソルが幻獣だってわかってたのか?」
「ああ、処分の対象が奴だけじゃないって事もわかってるぜ」
「……」
「ま、俺の前で尻尾を出さない限りこっちは何もできねえんだけどな。…ライ、もう一度言うが、奴らには深入りしない方がいい。幻獣は獣だ。人間の身で深入りすればいつか痛い目を見るぜ」
前にもそんな風に誰かに忠告されたが、幻獣だろうが何だろうが、フィン達の根元の部分は変わらない。俺はその根元に惹かれて一緒にいるのだ。今更「幻獣だから」という理由で離れる事はないだろう。俺の表情で色々と察したのか、セツはため息交じりに頭を掻いた。
「ったく、お前は一度決めると頑固だからな…。頼むから、変に抱え込む前に相談してくれよ。訳ありさん達に絆されてるお前はきっと自分が危ない目に遭っても通報を躊躇っちまう。今回みたいに庇える限りは庇ってやるからちゃんと俺には連絡しろ。いいな?」
「…わかった」
遠方にいるからと遠慮する必要はなくなったので、これからはセツにも頼らせてもらおう、と心に留めた。
「じゃあ消防士としての忠告はこれで終わりにしてやる。こっからは幼馴染としての忠告な」
「まだあるのか…」
続けて文句を言おうとしたが思ったよりセツが真剣な顔をしていて口を閉じた。
「ライ。俺はな、やっぱり真人さんの方がお前には合ってると思う」
「…!」
「何があったのかは知らないが、すれ違いで別れたんなら一度連絡してみろよ。きっと…お前と別れて後悔してると思うぜ」
後輩によって引き裂かれた俺と真人の関係は一度も向き合う事なくそのままになっている。向き合ったところでよりを戻す事はないのだが…気になる点も残ってはいた。ずっと前にユウキに言われた“駅前で誰かを必死に探してる真人を見た”という言葉。もしも探してる相手が俺だったとしたら…真人にその事情を話してくれる者はいないだろうし、何も知らないまま自分を責め続けてないかと不安になった。
「あんなに想ってくれる人は異性愛者でもそういねえ。…そりゃ見た目は訳ありさん達の方がいいだろうが、刺激的な恋は楽しいだけで、火傷するか、精々暇つぶしになる程度。そもそもライに遊びの恋愛は向いてない。遊びとわかってても、真面目に愛しちまうからな。結局お前だけが傷ついて泣かされる事になる。…俺は、そんな姿見たくねえ」
「…」
「だから真面目に愛してくれる人を選んでくれ、…幼馴染の忠告は以上だ」
すごくまともな忠告に俺は何も言えなくなった。フィンと俺は遊びで付き合っているわけじゃないが、刺激的な恋愛関係である事は確かだ。
(フィンに安心しきる未来なんてくるのか…)
不死身の欠陥もそうだし、フィンを取り巻く環境・人物は安心とは程遠いものばかりで、どんなにフィン個人と絆を深めた所で心の底からの安心は得られない気がする。
「…っと悪い、そろそろ勤務交代の時間だ」
セツが腕時計を見て「行かねえと」と言った。
「そっか…せっかくの非番なのにほとんど仕事みたいになっちゃってごめんな」
「慣れっこだから気にすんな。人助けも幻獣対応も俺が非番かは関係ねえ。居合わせたらそれが俺の責務になる」
誰も怪我人がでなくてよかったよ、と白い歯を見せて笑うセツは普通に格好よかった。女好きすぎるのはどうかと思うが、なんとなく言い寄る女性の気持ちがわかった気がする。
「じゃあな!また連絡するわ!」
「うん」
早足で立ち去るセツの背中を見送る。ふと、手の中のスマホに視線を落とせば
“一度連絡してみろよ"
「連絡…か」
一人になるとやけにセツの忠告が重くのしかかってきた。
それから二時間ほどして、セツが戻ってきた。今回は部下を連れておらず、セツの表情も少し和らいでいるように見えた。ソルの柵の前で座っていた俺は立ち上がって迎える。
「セツ…」
「ほら、スマホ返すわ」
「う、うん…」
「まあ結論から言うと、お前の言う通り…奴は柵を破壊してなかった」
「!!」
柵が破壊された時間はちょうどバードショーの終了するタイミングだったらしく、ショーを最後まで観賞していたソルは「関与が薄い」と判断された。
「GPS履歴、防犯カメラ、ショーのスタッフ全てに確認を取ったが、柵の破壊を行った実行犯ではなかった」
「よかった!これでソルは解放されるのか??」
「そう言ってやりたい所だが、そもそも狼男はクマと同等の危険度で、本来は見つけ次第駆除するのが妥当だ。何もしてないからって奴を解放する事はできない」
「そんな…じゃあどうしたらいいんだよ?ソルはずっとここに閉じ込められたままなのか??」
「いや、それはない。ないが…正気の狼男を捕獲するなんて今までにないケースだし、前例がない以上、俺達で調査し判断を下すしかないんだ」
「調査…」
「そうだ。狼男がどんな風に過ごしているのか。本当に危険はないのか。隅々まで調べ尽くすんだ。…そこで問題になるのが調査期間の狼男の保管場所だ。このままここで保管しててもいいが、最低でも調査には一週間はかかる。その間ずっと檻の中にいては有効なデータが取れない。できれば日常生活を送らせて、その状態のデータを取っていくのが理想だろう」
「つまり…檻から出られるんだな!?」
「ああ、これをつけるなら、な」
セツが二センチぐらいの太さがある首輪を俺達に見えるように掲げた。
「首輪には高度なセンサーが埋め込まれていて、常に身体をチェックできるようになってる。これで遠隔でリアルタイムにデータをとりながら、GPSで監視させてもらう」
「検査機兼脱走防止用の首輪ってことか」
「そうだ。もしも無理に外そうとしたり、強い衝撃が走った場合は毒薬が首に打ち込まれるから注意しろ」
「毒薬?!」
「ああ、奴の正気を試す為だけに人命を危険に晒すわけにはいかないからな。これがあれば狼になりきる前に仕留められるし、非常時以外は普通の首輪と何ら変わらないから安心してくれ」
「…」
「そんな顔をするな。人権を守れというお前の訴えも理解できるが、俺達にとって一番優先すべきは市民の安全だ。そこは絶対譲れない」
「…わかってるよ」
消防側として最大限の譲歩だというのはわかる。これがあれば帰宅できるのだし、毒薬が仕込まれている事以外はメリットも多い。
(問題は毒薬つき首輪を装着して今すぐ帰るか、この檻の中で安全に調査を待つか…)
「んなもん首輪つけて出るの一択だろうが!これ以上こんなくさくてうるせえ場所にいられっか!」
早く出しやがれ!とソルがガン!ガン!と檻を蹴りつけた。
「あんたなぁ…少しは躊躇しろよ…」
うまく狼と共存できてる時ならまだしも、今のソルは狼をコントロールできていない。また無意識に狼化して暴走すれば、その瞬間首に毒薬が打ち込まれ始末されてしまう。さっきは今にも処分されそうな勢いだったから必死に止めたが
(変に危険に晒すよりここで待機させておいた方がいいんじゃ…)
不安になったがソルは「出るったら出る!!」と聞かなかった。これは説得できそうにないなとため息を吐く。
「わかったよ、仕方ないな…」
「おっしゃ!」
セツから首輪を受け取り、ソルを檻に背を預ける形で座らせた。首輪はベルト式で、二つの留め具があり、指を二本入れられる程度に余裕を作ってからはめた。カチリと音が鳴る。毒薬がこの中に入ってると思うとはめるだけでもやけに緊張した。後ろからセツが釘を刺してくる。
「正規の外し方をしない限り首輪は外れないぜ。無理に外そうとすれば…毒薬が打ち込まれるし、こっちもデータ内容によってはすぐに出動するから、変な気は起こすなよ」
俺が頷くと、セツは南京錠を外して檻を開けた。ソルが待ってましたとばかりに飛び出してくる。
「あ‟あ‶ー!死ぬかと思ったぜッ!!」
外に出て、ぐぐーっと大きく伸びをするソル。セツが組んでいた腕を片手だけ解いて「外にお迎えが来てるぜ」と指差す。ソルは迷うことなく倉庫の外へ走っていった。相当この空間がストレスだったのだろう。残された俺とセツは無言で見つめ合い、互いに苦笑を浮かべた。
「やれやれ、幼馴染と優雅にランチするはずが…なんでこんな事になったんだ」
セツは腕を解き、いつものように軽い調子で笑いかけてくる。数時間ぶりの幼馴染の笑顔に内心ホッとした。
「セツ…色々わがままいってごめん、助かった」
「奴の命が助かるかは奴次第だけどな。…俺が言うのもあれだが、友人は選んだ方がいいぜ。てっきりお前は奴らの素性を知らずに付き合わされてると思ったのに、まさか知った上で一緒にいたとは…」
「…。セツは昨日の時点でソルが幻獣だってわかってたのか?」
「ああ、処分の対象が奴だけじゃないって事もわかってるぜ」
「……」
「ま、俺の前で尻尾を出さない限りこっちは何もできねえんだけどな。…ライ、もう一度言うが、奴らには深入りしない方がいい。幻獣は獣だ。人間の身で深入りすればいつか痛い目を見るぜ」
前にもそんな風に誰かに忠告されたが、幻獣だろうが何だろうが、フィン達の根元の部分は変わらない。俺はその根元に惹かれて一緒にいるのだ。今更「幻獣だから」という理由で離れる事はないだろう。俺の表情で色々と察したのか、セツはため息交じりに頭を掻いた。
「ったく、お前は一度決めると頑固だからな…。頼むから、変に抱え込む前に相談してくれよ。訳ありさん達に絆されてるお前はきっと自分が危ない目に遭っても通報を躊躇っちまう。今回みたいに庇える限りは庇ってやるからちゃんと俺には連絡しろ。いいな?」
「…わかった」
遠方にいるからと遠慮する必要はなくなったので、これからはセツにも頼らせてもらおう、と心に留めた。
「じゃあ消防士としての忠告はこれで終わりにしてやる。こっからは幼馴染としての忠告な」
「まだあるのか…」
続けて文句を言おうとしたが思ったよりセツが真剣な顔をしていて口を閉じた。
「ライ。俺はな、やっぱり真人さんの方がお前には合ってると思う」
「…!」
「何があったのかは知らないが、すれ違いで別れたんなら一度連絡してみろよ。きっと…お前と別れて後悔してると思うぜ」
後輩によって引き裂かれた俺と真人の関係は一度も向き合う事なくそのままになっている。向き合ったところでよりを戻す事はないのだが…気になる点も残ってはいた。ずっと前にユウキに言われた“駅前で誰かを必死に探してる真人を見た”という言葉。もしも探してる相手が俺だったとしたら…真人にその事情を話してくれる者はいないだろうし、何も知らないまま自分を責め続けてないかと不安になった。
「あんなに想ってくれる人は異性愛者でもそういねえ。…そりゃ見た目は訳ありさん達の方がいいだろうが、刺激的な恋は楽しいだけで、火傷するか、精々暇つぶしになる程度。そもそもライに遊びの恋愛は向いてない。遊びとわかってても、真面目に愛しちまうからな。結局お前だけが傷ついて泣かされる事になる。…俺は、そんな姿見たくねえ」
「…」
「だから真面目に愛してくれる人を選んでくれ、…幼馴染の忠告は以上だ」
すごくまともな忠告に俺は何も言えなくなった。フィンと俺は遊びで付き合っているわけじゃないが、刺激的な恋愛関係である事は確かだ。
(フィンに安心しきる未来なんてくるのか…)
不死身の欠陥もそうだし、フィンを取り巻く環境・人物は安心とは程遠いものばかりで、どんなにフィン個人と絆を深めた所で心の底からの安心は得られない気がする。
「…っと悪い、そろそろ勤務交代の時間だ」
セツが腕時計を見て「行かねえと」と言った。
「そっか…せっかくの非番なのにほとんど仕事みたいになっちゃってごめんな」
「慣れっこだから気にすんな。人助けも幻獣対応も俺が非番かは関係ねえ。居合わせたらそれが俺の責務になる」
誰も怪我人がでなくてよかったよ、と白い歯を見せて笑うセツは普通に格好よかった。女好きすぎるのはどうかと思うが、なんとなく言い寄る女性の気持ちがわかった気がする。
「じゃあな!また連絡するわ!」
「うん」
早足で立ち去るセツの背中を見送る。ふと、手の中のスマホに視線を落とせば
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