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十一話
“クー”の狙い
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ガラスハウスから出ると目の前は一面霧に覆われていた。道がどこにあるのかもわからない状態だが、俺が一歩踏みだすと、霧が逃げるようにどかされていき一筋の道ができる。
(もしかして、この霧もベルが…?)
まるでフォローするかのような霧を見つめながら黙々と進む。すると、
「 止まれ! 」
ある程度進んだところで鋭い制止が入る。ピタリと足を止めると、斜め前方向から一人の男が近づいてきた。
「どうしてお前がここから出てくる、ライ」
セツだった。先ほどと同じ武装状態でナイフを片手に持っており、背後には十人ほどの消防隊員を控えさせている。狼男が出てくると思ったのだろう。皆緊張した顔をしている。
「セツ…」
「狼男はどこだ。お前と一緒じゃないのか?それとも背後で待たせて奇襲を狙ってるのか?」
「一緒じゃないしそんな事もしない」
言葉と共に両手を挙げて敵意がない事を示せば、セツが周囲を確認しながら近づいてくる。俺の背後に回り素早く身体検査してから、隊員達の元へ引っ張っていかれた。
「部下に車を確認させに行ったが手錠が引き千切られていたらしいな」
俺の手首に残る手錠の残骸を見て、どうやったんだこれは…と顔をしかめている。
「狼男の仕業か?それとも一緒に侵入してきた方か?」
「…」
「まあいい。今は狼男を捕まえるのが先だ。奴のGPSはこの先を指している。すぐにでも捕まえてやる…と言いたい所だが、どんなに歩いても目的地に近づけなくて困っていたんだ。どうやらこの霧には迷わせる力があるらしい」
(やっぱりそうか…)
園内全体を覆うこの霧はベルがクーやソル達を守る為に放ったものなのだろう。彼らを隠しつつ、消防隊員達の捜査をかく乱する為に。
「ライ。お前ならこの霧の中でも狼男の所に行けるんじゃないか?」
「…無理だと思うが」
「そこから出てきたのに無理なわけないだろ。試しにやってみてくれ」
「はあ…」
仕方なく俺は今来た道、ガラスハウスへ向かうルートをセツ達を連れながら進んだ。さっきは歩く先から霧が晴れていたが、今回はそんな事はなく、むしろ視界が最悪になっていく一方で。
(そりゃそうだ…)
ベルがセツ達をガラスハウスに招き入れるわけがない。俺は不毛だと思いながらも視界の悪い道を進み、やがてたどり着いた。
…芝生の丘に。
「なっ…なんだと…?!」
セツが驚きの声を上げる。ガラスハウスは園内でも最北端に位置する。一度も曲がらずに北上していたのに中央部の芝生の丘に戻るわけがない。普通ではあり得ない事が起きている事にセツは背後の隊員達と共に動揺する。
『ブニャアッ!!』
ふと、思念の叫び声が響いた。見れば、芝生の丘の一画に簡易バリケードが組まれ、その中心に“黒猫”が網にかけられた状態でジタバタと藻掻いていた。
『ブニャアア!はなせニャ!ニャアはやる事があるんだニャ!!』
(あの猫…)
“黒猫”の爪は異常なほど伸びていて、園内の看板や柵を真っ二つにしていた犯人だとすぐにわかった。思念で話す事もだが、ネコだがネコじゃないその姿に俺は見覚えがあった。そう、いつぞやの水族館で暴れていた幻獣の…
「お前、ケット・シーか…?」
『ブニャ?!?』
名前を呼ぶと幻獣が慌てたように見てくる。
『お前!あの時の、籠の鳥と一緒にいた人間!ニャんでここに!』
「そっちこそ…お前が“クー”だったのか…」
お互い再会するとは思ってなかったので驚きに目を丸くしていた。
(どうりで園内の爪痕に既視感を覚えたわけだ…)
「ケット・シー、別名妖精猫。長い爪とずる賢い頭脳を持つ幻獣だ。…ライ、奴とも知り合いなのか?」
セツが説明しながら探るように見てくる。知り合いってほどじゃないが…と言い淀んでいると、セツはケット・シーの方へ視線を移した。何かと思えばケット・シーが爪でガリガリッと地面を引っ掻いていた。必死に網から出ようとしているようだが、地面は裂けてもケット・シーを覆う銀色の網は傷一つついてなかった。
「あの網は奴を捕まえる為に特注したものだ。奴の爪でも絶対に切れる事はない。しかも、」
「しかも…?」
『切れないニャら!すり抜けてやるニャア!』
ケット・シーがぐぐっと前足に力を込めて起き上がろうとした。その時、
バチチッ
『ブニャッ!!』
静電気が走るような音がしてケット・シーの体がビクリと震え、ぱたりと倒れこんだ。
「ケット・シー?!」
「…奴が暴れると電流が走るようになっている」
「なっ…!動けなくさせた上に電流を流すなんてやりすぎだろ!」
「ケット・シーの爪は殺傷能力が高く注意が必要だが、それよりも厄介なのは人間並みに思考できる頭脳の方だ。今も気絶したフリをしているだけで、ずる賢く反撃の機会を窺ってるはずだ。もう奴の殺処分は決まっているし、本部に運ぶまで逃げられなければどんな扱いをしても問題ない」
「どんな扱いって…!殺処分もおかしいだろ!ケット・シーは人間に危害を加える気はないんだ…!一度話をッ」
「お仲間の幻獣に何を吹き込まれたのか知らないが、奴は数カ月前に他の場所でも破壊行動を行っている。これで二度目となれば罪が重くなるのも当然だろう」
「それはそうだけど、…あの時とは事情が違うんだ!水族館の時は迷惑行為でしかなかったけど、今回は、その、とある人を守る為にやってるんだ。混乱しているだけで…ちゃんと話せばケット・シーもわかってくれるはずだ!」
「混乱しているだけで器物損壊・営業妨害をしていいのか?この数日、奴が暴れる度に園は営業を中止せざるを得なかった。これ程の大掛かりな営業中止が続けば経営が立ち行かなくなるぞ。その責任をお前や、ケット・シーに取れるのか?」
「…っ」
「うわあああっ!」
「「?!」」
ふと芝生の丘に肉声での悲鳴が響き、慌ててそちらを見れば、二メートルをこえる大きなトラが隊員の一人に襲いかかっていた。
「なんでトラが?!」
「また脱走したのか…、おい!麻酔を持ってこい!」
セツは叫ぶように背後の隊員に指示して、襲われている隊員の方へ走っていく。そのまま素早くトラの背後を取り、隊員に噛みつこうとしているトラの首に腕を巻き付け、強引に引き剥がす。
ガアウウッ!!
トラは興奮状態でセツの腕の中で暴れていた。それを片手に持ったナイフだけでセツは抑え込み、他の隊員が麻酔を打ち込むまでの時間を稼いだ。一分もせず麻酔が撃たれ、トラは動かなくなる。下敷きにならないよう後ろに下がりながらセツは体を起こし「大丈夫か」とトラに襲われていた隊員の元へ行く。すでに手当てを受けており、顔色も悪くない。セツがすぐに引き剥がしたから軽傷で済んでいるようだった。ホッと胸をなでおろしていると、別の隊員がセツに駆け寄っていく。
「隊長、柵の一部にひび割れていた所があり、そこから動物達が脱走しているようです」
「柵にヒビだと…?狼男がやったのか?」
「いえ、狼男は例のポイントから動いていません」
「じゃあ…ケット・シー、お前の仕業か」
セツに問われ、ケット・シーは地面に突っ伏したままニャハハと乾いた声で笑った。
『そう、だニャア…、もしニャアが、途中で捕まっても…いいように…時間差で、柵が、壊れるようにしてたんだニャ…』
「そこまでして動物を逃がしたかったのか?お前は一体何がしたいんだ!?」
『動物が外に逃げたら、きっと大問題になるニャ…。そしたら、ここは潰れるニャ…!ニャハハ!こんな所、営業できなくなればいいんだニャ…!ニャ!!ニャハハハッ!!』
高笑いすると同時に、バチチッと網から電流が走ってケット・シーは今度こそ動かなくなった。
「隊長!!」
隊員が指差した先に、トラが数匹隠れているのが見えた。
(もしかして、この霧もベルが…?)
まるでフォローするかのような霧を見つめながら黙々と進む。すると、
「 止まれ! 」
ある程度進んだところで鋭い制止が入る。ピタリと足を止めると、斜め前方向から一人の男が近づいてきた。
「どうしてお前がここから出てくる、ライ」
セツだった。先ほどと同じ武装状態でナイフを片手に持っており、背後には十人ほどの消防隊員を控えさせている。狼男が出てくると思ったのだろう。皆緊張した顔をしている。
「セツ…」
「狼男はどこだ。お前と一緒じゃないのか?それとも背後で待たせて奇襲を狙ってるのか?」
「一緒じゃないしそんな事もしない」
言葉と共に両手を挙げて敵意がない事を示せば、セツが周囲を確認しながら近づいてくる。俺の背後に回り素早く身体検査してから、隊員達の元へ引っ張っていかれた。
「部下に車を確認させに行ったが手錠が引き千切られていたらしいな」
俺の手首に残る手錠の残骸を見て、どうやったんだこれは…と顔をしかめている。
「狼男の仕業か?それとも一緒に侵入してきた方か?」
「…」
「まあいい。今は狼男を捕まえるのが先だ。奴のGPSはこの先を指している。すぐにでも捕まえてやる…と言いたい所だが、どんなに歩いても目的地に近づけなくて困っていたんだ。どうやらこの霧には迷わせる力があるらしい」
(やっぱりそうか…)
園内全体を覆うこの霧はベルがクーやソル達を守る為に放ったものなのだろう。彼らを隠しつつ、消防隊員達の捜査をかく乱する為に。
「ライ。お前ならこの霧の中でも狼男の所に行けるんじゃないか?」
「…無理だと思うが」
「そこから出てきたのに無理なわけないだろ。試しにやってみてくれ」
「はあ…」
仕方なく俺は今来た道、ガラスハウスへ向かうルートをセツ達を連れながら進んだ。さっきは歩く先から霧が晴れていたが、今回はそんな事はなく、むしろ視界が最悪になっていく一方で。
(そりゃそうだ…)
ベルがセツ達をガラスハウスに招き入れるわけがない。俺は不毛だと思いながらも視界の悪い道を進み、やがてたどり着いた。
…芝生の丘に。
「なっ…なんだと…?!」
セツが驚きの声を上げる。ガラスハウスは園内でも最北端に位置する。一度も曲がらずに北上していたのに中央部の芝生の丘に戻るわけがない。普通ではあり得ない事が起きている事にセツは背後の隊員達と共に動揺する。
『ブニャアッ!!』
ふと、思念の叫び声が響いた。見れば、芝生の丘の一画に簡易バリケードが組まれ、その中心に“黒猫”が網にかけられた状態でジタバタと藻掻いていた。
『ブニャアア!はなせニャ!ニャアはやる事があるんだニャ!!』
(あの猫…)
“黒猫”の爪は異常なほど伸びていて、園内の看板や柵を真っ二つにしていた犯人だとすぐにわかった。思念で話す事もだが、ネコだがネコじゃないその姿に俺は見覚えがあった。そう、いつぞやの水族館で暴れていた幻獣の…
「お前、ケット・シーか…?」
『ブニャ?!?』
名前を呼ぶと幻獣が慌てたように見てくる。
『お前!あの時の、籠の鳥と一緒にいた人間!ニャんでここに!』
「そっちこそ…お前が“クー”だったのか…」
お互い再会するとは思ってなかったので驚きに目を丸くしていた。
(どうりで園内の爪痕に既視感を覚えたわけだ…)
「ケット・シー、別名妖精猫。長い爪とずる賢い頭脳を持つ幻獣だ。…ライ、奴とも知り合いなのか?」
セツが説明しながら探るように見てくる。知り合いってほどじゃないが…と言い淀んでいると、セツはケット・シーの方へ視線を移した。何かと思えばケット・シーが爪でガリガリッと地面を引っ掻いていた。必死に網から出ようとしているようだが、地面は裂けてもケット・シーを覆う銀色の網は傷一つついてなかった。
「あの網は奴を捕まえる為に特注したものだ。奴の爪でも絶対に切れる事はない。しかも、」
「しかも…?」
『切れないニャら!すり抜けてやるニャア!』
ケット・シーがぐぐっと前足に力を込めて起き上がろうとした。その時、
バチチッ
『ブニャッ!!』
静電気が走るような音がしてケット・シーの体がビクリと震え、ぱたりと倒れこんだ。
「ケット・シー?!」
「…奴が暴れると電流が走るようになっている」
「なっ…!動けなくさせた上に電流を流すなんてやりすぎだろ!」
「ケット・シーの爪は殺傷能力が高く注意が必要だが、それよりも厄介なのは人間並みに思考できる頭脳の方だ。今も気絶したフリをしているだけで、ずる賢く反撃の機会を窺ってるはずだ。もう奴の殺処分は決まっているし、本部に運ぶまで逃げられなければどんな扱いをしても問題ない」
「どんな扱いって…!殺処分もおかしいだろ!ケット・シーは人間に危害を加える気はないんだ…!一度話をッ」
「お仲間の幻獣に何を吹き込まれたのか知らないが、奴は数カ月前に他の場所でも破壊行動を行っている。これで二度目となれば罪が重くなるのも当然だろう」
「それはそうだけど、…あの時とは事情が違うんだ!水族館の時は迷惑行為でしかなかったけど、今回は、その、とある人を守る為にやってるんだ。混乱しているだけで…ちゃんと話せばケット・シーもわかってくれるはずだ!」
「混乱しているだけで器物損壊・営業妨害をしていいのか?この数日、奴が暴れる度に園は営業を中止せざるを得なかった。これ程の大掛かりな営業中止が続けば経営が立ち行かなくなるぞ。その責任をお前や、ケット・シーに取れるのか?」
「…っ」
「うわあああっ!」
「「?!」」
ふと芝生の丘に肉声での悲鳴が響き、慌ててそちらを見れば、二メートルをこえる大きなトラが隊員の一人に襲いかかっていた。
「なんでトラが?!」
「また脱走したのか…、おい!麻酔を持ってこい!」
セツは叫ぶように背後の隊員に指示して、襲われている隊員の方へ走っていく。そのまま素早くトラの背後を取り、隊員に噛みつこうとしているトラの首に腕を巻き付け、強引に引き剥がす。
ガアウウッ!!
トラは興奮状態でセツの腕の中で暴れていた。それを片手に持ったナイフだけでセツは抑え込み、他の隊員が麻酔を打ち込むまでの時間を稼いだ。一分もせず麻酔が撃たれ、トラは動かなくなる。下敷きにならないよう後ろに下がりながらセツは体を起こし「大丈夫か」とトラに襲われていた隊員の元へ行く。すでに手当てを受けており、顔色も悪くない。セツがすぐに引き剥がしたから軽傷で済んでいるようだった。ホッと胸をなでおろしていると、別の隊員がセツに駆け寄っていく。
「隊長、柵の一部にひび割れていた所があり、そこから動物達が脱走しているようです」
「柵にヒビだと…?狼男がやったのか?」
「いえ、狼男は例のポイントから動いていません」
「じゃあ…ケット・シー、お前の仕業か」
セツに問われ、ケット・シーは地面に突っ伏したままニャハハと乾いた声で笑った。
『そう、だニャア…、もしニャアが、途中で捕まっても…いいように…時間差で、柵が、壊れるようにしてたんだニャ…』
「そこまでして動物を逃がしたかったのか?お前は一体何がしたいんだ!?」
『動物が外に逃げたら、きっと大問題になるニャ…。そしたら、ここは潰れるニャ…!ニャハハ!こんな所、営業できなくなればいいんだニャ…!ニャ!!ニャハハハッ!!』
高笑いすると同時に、バチチッと網から電流が走ってケット・シーは今度こそ動かなくなった。
「隊長!!」
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