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十話
呼び出し
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「…もしもし」
<おい、雷クン、起きてんなら一回で出ろよ。時間を無駄にしたじゃねえか>
「!!」
<何驚いてんだ。昨日呼ぶって言ったろ?>
桐谷の声だった。まさか本当に連絡がくるとは思わず、言葉を失う。
<わかったら今すぐ神社に来い。もちろん一人でな>
「…断ると言ったら?」
<立場が分かってねえなあ。おい、連れてこい>
桐谷が電話口から離れ、誰かを呼びつける。すると奥から悲鳴が聞こえてきた。
「おい!今の、鳴海か?!あんた何して…っ」
<確認しに来たらいいだろ?>
「…ッ」
<いいか、お前が来なきゃコイツを使う。昔のお前みたいにな?わかったら三十分以内に来い。待ってるぜ>
「待て、桐谷!!!」
すでに電話は切れていて俺の声が届く事はなかった。
「くそっ…!!」
俺は投げ捨てるようにエプロンをカウンターに置き、店を飛び出した。
「ちゃんと時間通りに来たな。偉い偉い」
「ハァ、ハア、はあ…」
鈴凪神社に行くと、桐谷達が待っていた。後ろに控えてる連れは三人。顔ぶれは昨日と異なっている…が、今はそんな事どうでもよかった。社務所の扉が開いていたので、慌てて中に入ると、和室の奥で鳴海が縛られているのが見えた。
「鳴海!」
すぐに駆け寄り解いてやれば、鳴海がすんません~~っと泣きついてくる。
「はは、よかったなぁ、雷クン。奴隷の後輩ができて…昔の自分と重なって放っておけねえだろ?」
「きり…うぐっ…ッ」
背後に立っていた桐谷に思いっきり脇腹を蹴られ、体をそらそうとすれば顎にもお見舞いされた。
「ぐっ、ゲホッ、」
血が混ざった唾液を吐きながら目眩と戦ってると、おもむろに桐谷が上着を掴んできた。
「?!」
ぐいっと乱暴に脱がされ、ぎょっとする。
「何し…ッ」
「へえ、背はデカくなっても…腰は細いままか」
「…!!やめ、ろ!!」
確かめるように腰を撫でられ、その気持ち悪さから、とっさに足を振り上げていた。俺の蹴りは無防備に晒された桐谷の腹に命中し
どん!!ガタタッ
派手な音を立てながら桐谷の体が倒れ込んでいく。
「桐谷さん!!」
慌てて、廊下近くで待機していた桐谷の連れが駆け寄ってきた。二人がかりで床に押し倒され、残った一人が鳴海を床に抑えつける。
「離せっ!!」
暴れてると、のそりと桐谷が体を起こした。
「はーイキがいいなぁ、雷クン」
「…!」
「ここは神聖な神社の中だろ?神様が見てるんだから良い子にしてろって。バチが当たるぜ?」
桐谷が服を整えながら戻ってくる。その顔は般若のように歪んでいた。あれは…中学の時何度も見た顔で、あともう少しでも怒らせれば、その怒りが収まるまで誰にも止められなくなる“般若の前触れ”だった。怒り狂った桐谷を思い出し、一気に恐怖が込み上げてくる。
「昔の馴染みなんだから仲良くしようぜ、雷クン?」
そういって煙草に火をつけた。俺は桐谷の手元から目が離せなくなった。
ドクンドクン
耳鳴りと共に心臓が口から飛びでそうな程強く鳴り出す。呼吸も「はっ、はっ」と細切れになり、うまく酸素を取り込めない。
「あ、あの、桐谷さん~~、ここ…禁煙なんすけど~ー…」
そんな時、鳴海の間抜けなほど白けた声が響いた。鳴海の才能とも言える空気の読めなさのおかげで、俺は弾かれるようにして我に返ったが
「テメエェ鳴海ィ!!」
桐谷が動き出す方が早かった。怒り心頭となった桐谷はカッと目を見開き、鳴海の髪を掴んで畳に押し付ける。
「奴隷のお前が指図してんじゃねえッコロすぞッ!!」
「ひぃいい、すみません~~っ!」
「うるせえッ!薄っぺらい謝罪なんて求めてねえんだよ!!いいから服脱げ!!根性入れてやる!」
「ひぃっ、や、やめっ!それだけは…まじ、勘弁してくださいっっ!!いやだぁぁっ!」
桐谷のやる事を予期した鳴海がパニックになって叫ぶ。その背中を桐谷は連れと共に抑え込み、手に持っていた煙草を近づけた。
「おい、口抑えてろ」
「うーっす」
「んん~~~!!」
連れが鳴海の口を塞ぎ、桐谷が更に煙草を近づける。背中に、赤い煙草の火が押し付けられるのがスローモーションのようにゆっくりと流れて見えた。
「やめ…ろ!!」
気付けば叫んでいた。
「ああ…?雷クン、今何っつった?」
「お願いです…、桐谷さん。鳴海を…解放してやってください。俺は…逃げも隠れもしませんから……お願いします」
「はっ、流石、奴隷の先輩は立場がわかってんなぁ」
俺の低姿勢に気をよくしたのか、桐谷は煙草を口に咥え直し、鳴海を抑えてる連れに目配せした。すぐに連れは鳴海の上から退いて俺の横に移動してくる。解放された鳴海はしばらく放心していたが、
「鳴海」
呼びかけると、慌てて俺の方を見て、顔を真っ青にして出て行った。
「お前は昔からそうだよなぁ。生意気な癖に困ってる奴は放っておかねえ」
「…」
「俺は“慈善"ってのが大嫌いだ。物事の全てには金と時間が絡む。絡まねえ“慈善"は…信用ならねえ。だから、他者の為に身を砕くお前は見てると無性に腹が立つんだよなぁ」
「…俺に嫌がらせをしたくて…こんな事を?」
「いいや、違う」
ふと、スマホの画面を見せられた。それは学生達が殴り合ってる動画で…羽織を使って幼くなった俺が映っていた。ちょうど桐谷といた時ぐらいの俺だ。まさか、と顔が強張る。
「これ、お前だろ?…はは、答えなくていいぜ。俺がお前を見間違えるわけねえからな。中学の時に何度体を剥いたと思ってる。写真だって残ってるし、傷やホクロの位置を一つ一つ照合してやれるぜ」
くくっと喉で笑って、顎を掴まれる。
「お前は俺が唯一逃がした奴隷だ。逃げようなんて反抗心が浮かばない程徹底的に服従させて捨てる。これが俺のやり方だ。なのに…お前は逃げた。俺のやり方にケチをつけたんだ。わかるか?」
無理やり上を向かされ、その黒い瞳とぶつかった瞬間、息をのんだ。恐ろしく楽しそうな顔をした桐谷がそこにいた。
「ずっと探してたお前を…やっと捕まえたんだ。もう逃がさねえよ」
嫌がらせなんて生緩い。酷い執着心を桐谷から感じた。ゾクリと鳥肌を立たせていると
ぐっ
ふと、顎をおさえていた手が喉に移動してくる。
「ッぐ、っ…、」
「とりあえず再会を祝してしゃぶってもらうか」
「!?」
「逃げも隠れもしねえんだろ?」
桐谷の言葉に眩暈がした。膝をついた桐谷のズボンを一瞥し、その先を考えた瞬間胃液が込み上げてくる。
「…っ」
「どうした、鳴海を呼び戻すか?」
「い、…やりま…す」
抑えつけていた連れが離れ、震える手で床を押した。目の前には煙草を咥えて胡坐をかいた桐谷がいる。服は脱いでない。俺が全てやれという事だろう。屈辱に顔をしかめながらも、文句を飲み込んで、手を伸ばした。
<おい、雷クン、起きてんなら一回で出ろよ。時間を無駄にしたじゃねえか>
「!!」
<何驚いてんだ。昨日呼ぶって言ったろ?>
桐谷の声だった。まさか本当に連絡がくるとは思わず、言葉を失う。
<わかったら今すぐ神社に来い。もちろん一人でな>
「…断ると言ったら?」
<立場が分かってねえなあ。おい、連れてこい>
桐谷が電話口から離れ、誰かを呼びつける。すると奥から悲鳴が聞こえてきた。
「おい!今の、鳴海か?!あんた何して…っ」
<確認しに来たらいいだろ?>
「…ッ」
<いいか、お前が来なきゃコイツを使う。昔のお前みたいにな?わかったら三十分以内に来い。待ってるぜ>
「待て、桐谷!!!」
すでに電話は切れていて俺の声が届く事はなかった。
「くそっ…!!」
俺は投げ捨てるようにエプロンをカウンターに置き、店を飛び出した。
「ちゃんと時間通りに来たな。偉い偉い」
「ハァ、ハア、はあ…」
鈴凪神社に行くと、桐谷達が待っていた。後ろに控えてる連れは三人。顔ぶれは昨日と異なっている…が、今はそんな事どうでもよかった。社務所の扉が開いていたので、慌てて中に入ると、和室の奥で鳴海が縛られているのが見えた。
「鳴海!」
すぐに駆け寄り解いてやれば、鳴海がすんません~~っと泣きついてくる。
「はは、よかったなぁ、雷クン。奴隷の後輩ができて…昔の自分と重なって放っておけねえだろ?」
「きり…うぐっ…ッ」
背後に立っていた桐谷に思いっきり脇腹を蹴られ、体をそらそうとすれば顎にもお見舞いされた。
「ぐっ、ゲホッ、」
血が混ざった唾液を吐きながら目眩と戦ってると、おもむろに桐谷が上着を掴んできた。
「?!」
ぐいっと乱暴に脱がされ、ぎょっとする。
「何し…ッ」
「へえ、背はデカくなっても…腰は細いままか」
「…!!やめ、ろ!!」
確かめるように腰を撫でられ、その気持ち悪さから、とっさに足を振り上げていた。俺の蹴りは無防備に晒された桐谷の腹に命中し
どん!!ガタタッ
派手な音を立てながら桐谷の体が倒れ込んでいく。
「桐谷さん!!」
慌てて、廊下近くで待機していた桐谷の連れが駆け寄ってきた。二人がかりで床に押し倒され、残った一人が鳴海を床に抑えつける。
「離せっ!!」
暴れてると、のそりと桐谷が体を起こした。
「はーイキがいいなぁ、雷クン」
「…!」
「ここは神聖な神社の中だろ?神様が見てるんだから良い子にしてろって。バチが当たるぜ?」
桐谷が服を整えながら戻ってくる。その顔は般若のように歪んでいた。あれは…中学の時何度も見た顔で、あともう少しでも怒らせれば、その怒りが収まるまで誰にも止められなくなる“般若の前触れ”だった。怒り狂った桐谷を思い出し、一気に恐怖が込み上げてくる。
「昔の馴染みなんだから仲良くしようぜ、雷クン?」
そういって煙草に火をつけた。俺は桐谷の手元から目が離せなくなった。
ドクンドクン
耳鳴りと共に心臓が口から飛びでそうな程強く鳴り出す。呼吸も「はっ、はっ」と細切れになり、うまく酸素を取り込めない。
「あ、あの、桐谷さん~~、ここ…禁煙なんすけど~ー…」
そんな時、鳴海の間抜けなほど白けた声が響いた。鳴海の才能とも言える空気の読めなさのおかげで、俺は弾かれるようにして我に返ったが
「テメエェ鳴海ィ!!」
桐谷が動き出す方が早かった。怒り心頭となった桐谷はカッと目を見開き、鳴海の髪を掴んで畳に押し付ける。
「奴隷のお前が指図してんじゃねえッコロすぞッ!!」
「ひぃいい、すみません~~っ!」
「うるせえッ!薄っぺらい謝罪なんて求めてねえんだよ!!いいから服脱げ!!根性入れてやる!」
「ひぃっ、や、やめっ!それだけは…まじ、勘弁してくださいっっ!!いやだぁぁっ!」
桐谷のやる事を予期した鳴海がパニックになって叫ぶ。その背中を桐谷は連れと共に抑え込み、手に持っていた煙草を近づけた。
「おい、口抑えてろ」
「うーっす」
「んん~~~!!」
連れが鳴海の口を塞ぎ、桐谷が更に煙草を近づける。背中に、赤い煙草の火が押し付けられるのがスローモーションのようにゆっくりと流れて見えた。
「やめ…ろ!!」
気付けば叫んでいた。
「ああ…?雷クン、今何っつった?」
「お願いです…、桐谷さん。鳴海を…解放してやってください。俺は…逃げも隠れもしませんから……お願いします」
「はっ、流石、奴隷の先輩は立場がわかってんなぁ」
俺の低姿勢に気をよくしたのか、桐谷は煙草を口に咥え直し、鳴海を抑えてる連れに目配せした。すぐに連れは鳴海の上から退いて俺の横に移動してくる。解放された鳴海はしばらく放心していたが、
「鳴海」
呼びかけると、慌てて俺の方を見て、顔を真っ青にして出て行った。
「お前は昔からそうだよなぁ。生意気な癖に困ってる奴は放っておかねえ」
「…」
「俺は“慈善"ってのが大嫌いだ。物事の全てには金と時間が絡む。絡まねえ“慈善"は…信用ならねえ。だから、他者の為に身を砕くお前は見てると無性に腹が立つんだよなぁ」
「…俺に嫌がらせをしたくて…こんな事を?」
「いいや、違う」
ふと、スマホの画面を見せられた。それは学生達が殴り合ってる動画で…羽織を使って幼くなった俺が映っていた。ちょうど桐谷といた時ぐらいの俺だ。まさか、と顔が強張る。
「これ、お前だろ?…はは、答えなくていいぜ。俺がお前を見間違えるわけねえからな。中学の時に何度体を剥いたと思ってる。写真だって残ってるし、傷やホクロの位置を一つ一つ照合してやれるぜ」
くくっと喉で笑って、顎を掴まれる。
「お前は俺が唯一逃がした奴隷だ。逃げようなんて反抗心が浮かばない程徹底的に服従させて捨てる。これが俺のやり方だ。なのに…お前は逃げた。俺のやり方にケチをつけたんだ。わかるか?」
無理やり上を向かされ、その黒い瞳とぶつかった瞬間、息をのんだ。恐ろしく楽しそうな顔をした桐谷がそこにいた。
「ずっと探してたお前を…やっと捕まえたんだ。もう逃がさねえよ」
嫌がらせなんて生緩い。酷い執着心を桐谷から感じた。ゾクリと鳥肌を立たせていると
ぐっ
ふと、顎をおさえていた手が喉に移動してくる。
「ッぐ、っ…、」
「とりあえず再会を祝してしゃぶってもらうか」
「!?」
「逃げも隠れもしねえんだろ?」
桐谷の言葉に眩暈がした。膝をついた桐谷のズボンを一瞥し、その先を考えた瞬間胃液が込み上げてくる。
「…っ」
「どうした、鳴海を呼び戻すか?」
「い、…やりま…す」
抑えつけていた連れが離れ、震える手で床を押した。目の前には煙草を咥えて胡坐をかいた桐谷がいる。服は脱いでない。俺が全てやれという事だろう。屈辱に顔をしかめながらも、文句を飲み込んで、手を伸ばした。
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