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5章裏切りと真実の愛
1,血の雨レイン
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だが私のわずかな不安は一瞬で頭からふっとぶ。
なぜってレイン様の部屋にもどったとたん、強引に浴室へ連れていかれたからだ。
「キャンディ。すっかり泥だらけじゃないか。これから俺が洗ってやるぞ」
レイン様はそう言うと着ていた服を次々に脱ぎすてゆく。
「大丈夫よ。私はあとで自分でなんとかしますから。レインは一人でゆっくり入浴してちょうだい」
「なにを言うんだ。キャンディと二人で入るために世話係を追い払ったんだぞ」
「はああ。でも」
すでに上半身裸になったレイン様は眩しすぎる。
直視できない。モジモジしているとレイン様は私を抱いたままザブンと浴槽に飛び込んだのだ。
「いけないわ、レイン。これは混浴じゃない」
「俺達は正式な夫婦だろ。なにがいけないんだ」
ゆったりとお湯につかったレイン様は洗面器をつかむと私をその中にのせる。
「あら面白い。まるで舟遊びだわ」
皇帝陛下専用の浴槽は何人もの大人が入れるような広さだ。
小さなぬいぐるみにとってはまるで大きな池のようである。
「さっきまであんなに嫌がってたのに。やっぱりウサ公は面白いな」
見るからに豪華な大理石の浴槽。
ところどころに木や花が置かれた広い洗い場。
適温に保たれたお湯には真っ赤な花びらが散りばめられている。
「こんな立派なお風呂は初めてだわ」
洗面器の中からあたりをキョロキョロ見渡して、目を丸くした。
「そうか。ところでダンによると庶民の家には風呂がないそうだ。
だから身体を洗う時はタライの中に入るという」
「レインはタライなんか知らないでしょうけどね」
「馬鹿にするな。それ位知っている。以前ダンに見せてもらったんだ。
ついでにタライで身体も洗ったが、その時決めた。
いつか庶民の為に無料入浴場をつくりたいとな」
レイン様は瞳を輝かせた。
「それはとってもいい考えだわ。私にもぜひお手伝いさせて……」
と言っている途中で、レイン様は洗面器を持って浴槽から立ち上がったのだ。と同時に鍛え上げられた彫刻のような身体が目に飛び込んできた。
「きゃあ!!!」
とっさに目をギュっと閉じる。
そして、次に目をあけた時はなぜかフカフカのベッドの上にうつ伏せになってた。
「どうだ?気持ちいいか?」
後からレイン様の声がする。どうやら私はこの体勢でレイン様の背中マッサージをうけているようだ。
どうしてそうなったのかは謎だけれど、柔らかな手の感触は身体だけじゃなく心まで癒してくれる。
「まるで魔法にでもかかったようにうっとりするわ。
とてもいい香りがするけど、どんな香油を使っているの?」
汚れていたはずなのに、すっかりツヤツヤになっている身体に鼻をピクピクさせた。
「『皇妃様がお好きだと思います』とアリーナから渡された香油だ。アリーナが自分で調合したらしいから、特に名前はないだろう」
「そうなの。レインといいアリーナといい。皆に気を使わせて悪いわね」
「キャンディのおかげでキリン村が救われたんだ。この位じゃ足りないと思っている」
「私は当たり前の事をしただけなのに。それにしてもレインはマッサージが上手ね」
「いつもしてもらっていたから、見よう見まねだがな。
ま、キャンディに褒められると素直に喜しい」
「皇帝陛下にマッサージをしてもらうなんて、私はなんて光栄なぬいぐるみなんでしょ」
「そうか? 人間に戻ったらもっと念入りにしてやるぞ」
「いやーね。レインのエッチ」
「こらウサ公、一体お前はどんな想像をしてるんだ?」
「ああ。それは……あのう……」
「相変わらず、からかいがいのあるヤツだな!」
言いよどんでいたら、レイン様が声を弾ませた。そしてひとしきり笑うと今度は急に押し黙ってしまう。
「あれ、レイン。どうしたの?」
「もしキャンディが人間に戻っても、こんな風に俺と気楽に接してくれるだろうか、と不安になったんだ」
「変な事を言うのね。私が人間に戻っても、何も変わるはずないじゃない」
「俺が殺人鬼だったと知ってもか?」
「殺人鬼?
それは戦場での出来事でしょ。しかたないわ」
「実は俺はまだキャンディに話してない事があるんだ。
いつかキャンディが人間に戻ったら、口さがない誰かからきっと聞かされるだろう。
が、そうなる前にちゃんと俺の口から事実を話しておきたい」
レインの声音はひどく硬い。
「そういう事なら是非聞かせてもらうわ。けど覚えていてね。
たとえどんな話を聞こうと、私はレインを信じてどこまでもついて行くって事を」
心をこめて一生懸命言ったつもりなに、レイン様からはなんの反応もない。肩透かしをくらったようでショボンとなった。
するとレイン様は無言のまま立ち上がると、私を胸に抱き自室へ戻っていった。
「喉が渇いただろう? 話の前に何か飲もう」
レイン様は綺麗なカットが施された大小のグラスと酒瓶を棚から取り出し、テーブルの上に置く。
「このグラス、まるで宝石のようにキラキラしてるわ」
「帝国一の職人技だからな。
ところで果実酒でいいか?」
「もちろんよ。果実酒ならなんでも大好きだから」
「いつのまにか、呑兵衛ウサギになったもんだ」
レイン様は薄く笑うと、薄黄色の液体を小さなグラスに注ぐ。
「初めて飲むお酒だけど、これはこれでいけるわね。
ひょっとしてレモンでつくられているの?」
テーブルの上にチョコンと座った私は液体に舌先を少しつける。
「ああそうだ。レモンと蜂蜜とあとは確かハーブも入っていたはずだ」
「それでスッキリしてるんだわ。なんていうハーブなの?」
「悪いが覚えていない。あとでまた料理長に聞いておこう。
俺はさすがに果実酒ではもの足りん。今夜はコレにする」
レインはそう言うと、角瓶からまったりとした琥珀色の液体を自分のグラスへトクトクと注いでゆく。
身に着けた白いガウンが少しはだけて、たくましい胸元がのぞいている。
その様子はまるで絵画のようだ。眩しすぎる。
一応私もガウンを着てるんだけど、きっと滑稽だと思う。
(ガウンはレイン様が特注してくれたんだけど、残念ながら私にはまるで似合ってないの)
「では話し始めていいか?」
手にしたグラスをくゆらせながら、真剣な表情をしたレイン様が私を見据える。
「はい。心の準備はできているから大丈夫です」
「何年か前の事だ。俺は母の離宮で一人の若い男をメッチャ刺しにした。たとえどんな理由があるにせよ、まともな
人間ならそんな事はできない。
きっと俺には血も涙もない殺人鬼の血が流れているんだ」
「そんな風に決めつけないで。良かったらもっと詳しくその話を聞かせてちょうだい」
話を聞いた直後はたしかに一瞬驚いた。けれどすぐにグラスをテーブルの上に置くとレイン様の方へトコトコ歩いてゆく。
苦悩で顔をゆがめるレイン様の頭をそっと撫でてみたかったからだ。
ただそれだけしか出来ないにしても、私はレイン様の為に何か行動をおこしたかった。
「その時。今の皇太后はまだ皇妃だったが、自分に子供がいないのに側妃である母が男子を生んだ事を妬んでた。そしてあの日。とうとう俺に刺客をさしむけたんだ」
「信じられないわ……。いくら皇太后様でもそこまでするなんて……」
「結果刺客は俺ではなく母を殺した。仕損じた刺客は死に際『グレイス様。申し訳ございません!』と絶叫した。
それが証拠だ」
「どうしてお母様が?」
「俺を庇おうと、とっさに俺の前に立ちはだかったからだ。
目の前で母親を殺された俺は我を忘れて、刺客をメッチャ刺しにした。
かけつけた者達が言うには、あの時の俺は返り血を浴びた地獄の鬼そのものだったそうだ。
その時から俺は血の雨という二つ名を得た。
どうだ。俺が恐ろしく思えてきただろう。
もしキャンディがもう俺と一緒にいたくないなら、正直に言え。
今すぐ離縁して、キリン村に返してやるぞ」
レイン様は色が変わるほど唇を強くかむ。
「見損なわないでよ。なにがあろうとレインを信じるって言ったでしょ!」
私は瞳から溢れる涙をぬぐいもせず、レイン様の胸に飛びこんだのだ。
なぜってレイン様の部屋にもどったとたん、強引に浴室へ連れていかれたからだ。
「キャンディ。すっかり泥だらけじゃないか。これから俺が洗ってやるぞ」
レイン様はそう言うと着ていた服を次々に脱ぎすてゆく。
「大丈夫よ。私はあとで自分でなんとかしますから。レインは一人でゆっくり入浴してちょうだい」
「なにを言うんだ。キャンディと二人で入るために世話係を追い払ったんだぞ」
「はああ。でも」
すでに上半身裸になったレイン様は眩しすぎる。
直視できない。モジモジしているとレイン様は私を抱いたままザブンと浴槽に飛び込んだのだ。
「いけないわ、レイン。これは混浴じゃない」
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「あら面白い。まるで舟遊びだわ」
皇帝陛下専用の浴槽は何人もの大人が入れるような広さだ。
小さなぬいぐるみにとってはまるで大きな池のようである。
「さっきまであんなに嫌がってたのに。やっぱりウサ公は面白いな」
見るからに豪華な大理石の浴槽。
ところどころに木や花が置かれた広い洗い場。
適温に保たれたお湯には真っ赤な花びらが散りばめられている。
「こんな立派なお風呂は初めてだわ」
洗面器の中からあたりをキョロキョロ見渡して、目を丸くした。
「そうか。ところでダンによると庶民の家には風呂がないそうだ。
だから身体を洗う時はタライの中に入るという」
「レインはタライなんか知らないでしょうけどね」
「馬鹿にするな。それ位知っている。以前ダンに見せてもらったんだ。
ついでにタライで身体も洗ったが、その時決めた。
いつか庶民の為に無料入浴場をつくりたいとな」
レイン様は瞳を輝かせた。
「それはとってもいい考えだわ。私にもぜひお手伝いさせて……」
と言っている途中で、レイン様は洗面器を持って浴槽から立ち上がったのだ。と同時に鍛え上げられた彫刻のような身体が目に飛び込んできた。
「きゃあ!!!」
とっさに目をギュっと閉じる。
そして、次に目をあけた時はなぜかフカフカのベッドの上にうつ伏せになってた。
「どうだ?気持ちいいか?」
後からレイン様の声がする。どうやら私はこの体勢でレイン様の背中マッサージをうけているようだ。
どうしてそうなったのかは謎だけれど、柔らかな手の感触は身体だけじゃなく心まで癒してくれる。
「まるで魔法にでもかかったようにうっとりするわ。
とてもいい香りがするけど、どんな香油を使っているの?」
汚れていたはずなのに、すっかりツヤツヤになっている身体に鼻をピクピクさせた。
「『皇妃様がお好きだと思います』とアリーナから渡された香油だ。アリーナが自分で調合したらしいから、特に名前はないだろう」
「そうなの。レインといいアリーナといい。皆に気を使わせて悪いわね」
「キャンディのおかげでキリン村が救われたんだ。この位じゃ足りないと思っている」
「私は当たり前の事をしただけなのに。それにしてもレインはマッサージが上手ね」
「いつもしてもらっていたから、見よう見まねだがな。
ま、キャンディに褒められると素直に喜しい」
「皇帝陛下にマッサージをしてもらうなんて、私はなんて光栄なぬいぐるみなんでしょ」
「そうか? 人間に戻ったらもっと念入りにしてやるぞ」
「いやーね。レインのエッチ」
「こらウサ公、一体お前はどんな想像をしてるんだ?」
「ああ。それは……あのう……」
「相変わらず、からかいがいのあるヤツだな!」
言いよどんでいたら、レイン様が声を弾ませた。そしてひとしきり笑うと今度は急に押し黙ってしまう。
「あれ、レイン。どうしたの?」
「もしキャンディが人間に戻っても、こんな風に俺と気楽に接してくれるだろうか、と不安になったんだ」
「変な事を言うのね。私が人間に戻っても、何も変わるはずないじゃない」
「俺が殺人鬼だったと知ってもか?」
「殺人鬼?
それは戦場での出来事でしょ。しかたないわ」
「実は俺はまだキャンディに話してない事があるんだ。
いつかキャンディが人間に戻ったら、口さがない誰かからきっと聞かされるだろう。
が、そうなる前にちゃんと俺の口から事実を話しておきたい」
レインの声音はひどく硬い。
「そういう事なら是非聞かせてもらうわ。けど覚えていてね。
たとえどんな話を聞こうと、私はレインを信じてどこまでもついて行くって事を」
心をこめて一生懸命言ったつもりなに、レイン様からはなんの反応もない。肩透かしをくらったようでショボンとなった。
するとレイン様は無言のまま立ち上がると、私を胸に抱き自室へ戻っていった。
「喉が渇いただろう? 話の前に何か飲もう」
レイン様は綺麗なカットが施された大小のグラスと酒瓶を棚から取り出し、テーブルの上に置く。
「このグラス、まるで宝石のようにキラキラしてるわ」
「帝国一の職人技だからな。
ところで果実酒でいいか?」
「もちろんよ。果実酒ならなんでも大好きだから」
「いつのまにか、呑兵衛ウサギになったもんだ」
レイン様は薄く笑うと、薄黄色の液体を小さなグラスに注ぐ。
「初めて飲むお酒だけど、これはこれでいけるわね。
ひょっとしてレモンでつくられているの?」
テーブルの上にチョコンと座った私は液体に舌先を少しつける。
「ああそうだ。レモンと蜂蜜とあとは確かハーブも入っていたはずだ」
「それでスッキリしてるんだわ。なんていうハーブなの?」
「悪いが覚えていない。あとでまた料理長に聞いておこう。
俺はさすがに果実酒ではもの足りん。今夜はコレにする」
レインはそう言うと、角瓶からまったりとした琥珀色の液体を自分のグラスへトクトクと注いでゆく。
身に着けた白いガウンが少しはだけて、たくましい胸元がのぞいている。
その様子はまるで絵画のようだ。眩しすぎる。
一応私もガウンを着てるんだけど、きっと滑稽だと思う。
(ガウンはレイン様が特注してくれたんだけど、残念ながら私にはまるで似合ってないの)
「では話し始めていいか?」
手にしたグラスをくゆらせながら、真剣な表情をしたレイン様が私を見据える。
「はい。心の準備はできているから大丈夫です」
「何年か前の事だ。俺は母の離宮で一人の若い男をメッチャ刺しにした。たとえどんな理由があるにせよ、まともな
人間ならそんな事はできない。
きっと俺には血も涙もない殺人鬼の血が流れているんだ」
「そんな風に決めつけないで。良かったらもっと詳しくその話を聞かせてちょうだい」
話を聞いた直後はたしかに一瞬驚いた。けれどすぐにグラスをテーブルの上に置くとレイン様の方へトコトコ歩いてゆく。
苦悩で顔をゆがめるレイン様の頭をそっと撫でてみたかったからだ。
ただそれだけしか出来ないにしても、私はレイン様の為に何か行動をおこしたかった。
「その時。今の皇太后はまだ皇妃だったが、自分に子供がいないのに側妃である母が男子を生んだ事を妬んでた。そしてあの日。とうとう俺に刺客をさしむけたんだ」
「信じられないわ……。いくら皇太后様でもそこまでするなんて……」
「結果刺客は俺ではなく母を殺した。仕損じた刺客は死に際『グレイス様。申し訳ございません!』と絶叫した。
それが証拠だ」
「どうしてお母様が?」
「俺を庇おうと、とっさに俺の前に立ちはだかったからだ。
目の前で母親を殺された俺は我を忘れて、刺客をメッチャ刺しにした。
かけつけた者達が言うには、あの時の俺は返り血を浴びた地獄の鬼そのものだったそうだ。
その時から俺は血の雨という二つ名を得た。
どうだ。俺が恐ろしく思えてきただろう。
もしキャンディがもう俺と一緒にいたくないなら、正直に言え。
今すぐ離縁して、キリン村に返してやるぞ」
レイン様は色が変わるほど唇を強くかむ。
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