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5章裏切りと真実の愛
4,皆、狂っている
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「それにしてもよくできておるな。
レインはこのぬいぐるみに一体どんな魔法をかけてもらったのじゃろうか? アイツめ。とてつもなく優秀な魔導士を隠しもっているようじゃな。
妾は頭脳明晰なプリント公爵の率直な意見を聞きたいわい」
グレイス皇太后様は背の高い男に一人に視線を移した。
すると男は私の真正面までツカツカとやってきて、おもむろに顔を隠していたフードをはらう。
と同時に私は目を見開いた。
「エドワルド科学研究所長じゃない。なぜ貴方がこんな所にいるの?」
「卑しい踊り子の血を引く男が、バルバドの皇帝陛下というのが許せないからだ」
知的なサファイアのような瞳には深い憎悪の色が浮かんでいた。
「そんな嘘私は信じないわ。
だって貴方とレインは貴族学園の先輩後輩で、お互いに信頼しあっていたはずだもの」
「笑わせるな。
まさかレインがそう言っていたのか?
なら俺の演技は見事だったってわけだな。
俺は心の底からレインを憎んでいる。
帝国を継ぐ者の血筋は重大だ。
それなのに由緒ある貴族の息子達をおしのけて、アイツが皇帝陛下におさまった。
先帝の血が流れているとはいえ半分は下賤な女の血のくせにな」
「その様子じゃあ、貴方の報告の何もかもはでっちあげね」
「ああそうだ。皇妃の体からはなんの異常も見つからなかった。
だがレインの立場を悪くする為に偽りの報告をしたのだ」
「ひどいわ。
レインだって好きで即位したわけじゃないのに。
ただ先帝の遺言に背くわけにはいかなかっただけよ」
なんとか理解してもらおうと必死で所長を説き伏せていたら、今度は別の誰かがフードを
脱ぎ捨てて声をはる。
「なら僕達がおすルーカス様をめとり、大人しく傀儡でいれば良かったんだ!
アイツが下手に動きまわったせいで、リント公爵家は潰れてしまった。
僕はこの恨みは決して許す事ができない」
月のように青白い顔をした若い男に見覚えはない。
が、話の内容からいって孤児院の不正経営で降格させられたリント公爵家の人間だろう。
「だとしても皇帝陛下を恨むのは間違ってるわ!
悪いのはお父様の方でしょ。それにリント公爵家は降格されただけで潰されてはいないはずよ」
「黙れ!
代々リント公爵家はこの帝国につくしきた。だからあの程度の不正は許されて当然なんだ。
他の貴族達も大なり小なりやっている事だし。
それなのに大貴族を敵視しているレインはお父様を裁いた。
あの後。お父様はあまりの屈辱に耐えかねて、自害したんだぞ!」
彼の頬は怒気で真っ赤にそまる。
「それはお気の毒だったわね。だけど謝罪はしない。
貴方の怒りはただの逆恨みだから。
私は既得権益にしがみつく貴族達に媚びない陛下を誇りに思っています」
「「「「「「おおおお」」」」」
周囲の者達はどよめき、次々とフードを脱ぎ捨ててゆく。
現れた顔のほどんどは大貴族の当主や令息だった。ショックだったのはその中にレイン派と信じていた公爵や伯爵が混じっていた事だ。
「まさか。貴方達もそうだったなんて……」
ガックリと肩を落として、深くて長いため息をつく。
とたんにエドワルド科学研究所長の大きな手にギュツと身体をつかまれてしまったが。
「言葉を理解し感情を表現できるとはなんて精巧につくられているんだ。
皇太后様。私は科学研究所長として魔法の存在は否定しております。
きっとこのぬいぐるみも魔法以外の何かで動いているのでしょう。
その何かはいずれ私が解き明かしてみせますので、少しお待ちくださいませ」
知的好奇心を大いに刺激された科学研究所長は鋭い視線で私を凝視する。
そして、
「ぬいぐるみのどこかにチップが隠してあるに違いない」
そう言うと、隠し持っていた小刀で私のお腹を浅く切る。
「あ! 痛い!」
短く叫んだ私を無視して、所長は切り口から自分の指先をいれて身体の中をまさぐってゆく。
お腹の中の綿がゴソゴソ動いて気分が悪かったけど、弱味は見せたくないので唇をかんで我慢した。
「どうやら腹には何もないようだ。だとしたら頭の中だろうか」
所長が今度はナイフを私の頭に当てた時だった。
最奥でまだフードをかぶったままの男が声を上げたのは。
「エドワルド所長殿。ソイツを調べるのはそこまでにしてあとはこちらに任せて下さい」
「その声はキラメック公爵殿だな。今さらなぜなぜそんな事を言うんだね。
やはり目の前で可愛い姪が傷つけられるのを見るのは忍びないか?」
「とんでもない。
兄貴の娘など可愛いと思った事は一度もないですので」
男はそう言うやいなや、すっぽりかぶっていたフードを手で払いのける。
「まさかと思ったけど、本当にグレー叔父様だったね!
どうしてこんな所にいるの!?」
私は大きく目をみはった。
「よう。キャンディ。久しぶりだな。
そんな顔をするなよ。俺は昔から兄貴が大嫌いでな。
無能なくせに長男というだけで俺から全てを奪ったからだ」
叔父様は激しい憎しみで顔を歪ませる。
「だからお父様に投資詐欺を働いたり、スエレンにエルトンを誘惑させたりしたのね。
酷すぎるわ!」
「黙れ。お前に俺の気持ちがわかってたまるか。
俺は借金のかたに兄貴から土地と邸を奪ってやるつもりだったんだ。
あと少しでそうなるはずだったのにお前が皇帝陛下に嫁ぎ計画は頓挫した。
けど俺はあきらめられず妻に相談したってわけだ」
「で叔母様に皇太后様を紹介された……」
叔母様の実家はクジャク国でも指折りの富豪だ。
ツテはあったに違いない。
「その通りじゃよ。ウサギ殿。
聞けばキラメック公爵はキャンディ皇妃の叔父だという。
これは利用価値があると考えた妾はすぐに公爵と約束を交わしたのじゃ。
妾がバルバド帝国の実権を握ったおりには、公爵殿が欲している物をラビット氏から
奪い取ってやるとな」
今まで押し黙っていた皇太后様はそう言うとケタケタと不気味に笑った。
「ククク。ククク。
卑しい女の息子などにバルバド帝国は渡すわけにはいかんでのう」
皇太后様の笑いが徐々に大きくなるにつれ、その場にいた者達もつられるように笑いだす。
「皆。狂っているわ」
室内に鳴り響く声に私は凍りついたのだ。
レインはこのぬいぐるみに一体どんな魔法をかけてもらったのじゃろうか? アイツめ。とてつもなく優秀な魔導士を隠しもっているようじゃな。
妾は頭脳明晰なプリント公爵の率直な意見を聞きたいわい」
グレイス皇太后様は背の高い男に一人に視線を移した。
すると男は私の真正面までツカツカとやってきて、おもむろに顔を隠していたフードをはらう。
と同時に私は目を見開いた。
「エドワルド科学研究所長じゃない。なぜ貴方がこんな所にいるの?」
「卑しい踊り子の血を引く男が、バルバドの皇帝陛下というのが許せないからだ」
知的なサファイアのような瞳には深い憎悪の色が浮かんでいた。
「そんな嘘私は信じないわ。
だって貴方とレインは貴族学園の先輩後輩で、お互いに信頼しあっていたはずだもの」
「笑わせるな。
まさかレインがそう言っていたのか?
なら俺の演技は見事だったってわけだな。
俺は心の底からレインを憎んでいる。
帝国を継ぐ者の血筋は重大だ。
それなのに由緒ある貴族の息子達をおしのけて、アイツが皇帝陛下におさまった。
先帝の血が流れているとはいえ半分は下賤な女の血のくせにな」
「その様子じゃあ、貴方の報告の何もかもはでっちあげね」
「ああそうだ。皇妃の体からはなんの異常も見つからなかった。
だがレインの立場を悪くする為に偽りの報告をしたのだ」
「ひどいわ。
レインだって好きで即位したわけじゃないのに。
ただ先帝の遺言に背くわけにはいかなかっただけよ」
なんとか理解してもらおうと必死で所長を説き伏せていたら、今度は別の誰かがフードを
脱ぎ捨てて声をはる。
「なら僕達がおすルーカス様をめとり、大人しく傀儡でいれば良かったんだ!
アイツが下手に動きまわったせいで、リント公爵家は潰れてしまった。
僕はこの恨みは決して許す事ができない」
月のように青白い顔をした若い男に見覚えはない。
が、話の内容からいって孤児院の不正経営で降格させられたリント公爵家の人間だろう。
「だとしても皇帝陛下を恨むのは間違ってるわ!
悪いのはお父様の方でしょ。それにリント公爵家は降格されただけで潰されてはいないはずよ」
「黙れ!
代々リント公爵家はこの帝国につくしきた。だからあの程度の不正は許されて当然なんだ。
他の貴族達も大なり小なりやっている事だし。
それなのに大貴族を敵視しているレインはお父様を裁いた。
あの後。お父様はあまりの屈辱に耐えかねて、自害したんだぞ!」
彼の頬は怒気で真っ赤にそまる。
「それはお気の毒だったわね。だけど謝罪はしない。
貴方の怒りはただの逆恨みだから。
私は既得権益にしがみつく貴族達に媚びない陛下を誇りに思っています」
「「「「「「おおおお」」」」」
周囲の者達はどよめき、次々とフードを脱ぎ捨ててゆく。
現れた顔のほどんどは大貴族の当主や令息だった。ショックだったのはその中にレイン派と信じていた公爵や伯爵が混じっていた事だ。
「まさか。貴方達もそうだったなんて……」
ガックリと肩を落として、深くて長いため息をつく。
とたんにエドワルド科学研究所長の大きな手にギュツと身体をつかまれてしまったが。
「言葉を理解し感情を表現できるとはなんて精巧につくられているんだ。
皇太后様。私は科学研究所長として魔法の存在は否定しております。
きっとこのぬいぐるみも魔法以外の何かで動いているのでしょう。
その何かはいずれ私が解き明かしてみせますので、少しお待ちくださいませ」
知的好奇心を大いに刺激された科学研究所長は鋭い視線で私を凝視する。
そして、
「ぬいぐるみのどこかにチップが隠してあるに違いない」
そう言うと、隠し持っていた小刀で私のお腹を浅く切る。
「あ! 痛い!」
短く叫んだ私を無視して、所長は切り口から自分の指先をいれて身体の中をまさぐってゆく。
お腹の中の綿がゴソゴソ動いて気分が悪かったけど、弱味は見せたくないので唇をかんで我慢した。
「どうやら腹には何もないようだ。だとしたら頭の中だろうか」
所長が今度はナイフを私の頭に当てた時だった。
最奥でまだフードをかぶったままの男が声を上げたのは。
「エドワルド所長殿。ソイツを調べるのはそこまでにしてあとはこちらに任せて下さい」
「その声はキラメック公爵殿だな。今さらなぜなぜそんな事を言うんだね。
やはり目の前で可愛い姪が傷つけられるのを見るのは忍びないか?」
「とんでもない。
兄貴の娘など可愛いと思った事は一度もないですので」
男はそう言うやいなや、すっぽりかぶっていたフードを手で払いのける。
「まさかと思ったけど、本当にグレー叔父様だったね!
どうしてこんな所にいるの!?」
私は大きく目をみはった。
「よう。キャンディ。久しぶりだな。
そんな顔をするなよ。俺は昔から兄貴が大嫌いでな。
無能なくせに長男というだけで俺から全てを奪ったからだ」
叔父様は激しい憎しみで顔を歪ませる。
「だからお父様に投資詐欺を働いたり、スエレンにエルトンを誘惑させたりしたのね。
酷すぎるわ!」
「黙れ。お前に俺の気持ちがわかってたまるか。
俺は借金のかたに兄貴から土地と邸を奪ってやるつもりだったんだ。
あと少しでそうなるはずだったのにお前が皇帝陛下に嫁ぎ計画は頓挫した。
けど俺はあきらめられず妻に相談したってわけだ」
「で叔母様に皇太后様を紹介された……」
叔母様の実家はクジャク国でも指折りの富豪だ。
ツテはあったに違いない。
「その通りじゃよ。ウサギ殿。
聞けばキラメック公爵はキャンディ皇妃の叔父だという。
これは利用価値があると考えた妾はすぐに公爵と約束を交わしたのじゃ。
妾がバルバド帝国の実権を握ったおりには、公爵殿が欲している物をラビット氏から
奪い取ってやるとな」
今まで押し黙っていた皇太后様はそう言うとケタケタと不気味に笑った。
「ククク。ククク。
卑しい女の息子などにバルバド帝国は渡すわけにはいかんでのう」
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