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愛され弟体質/友達の兄、挿入無し
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「ぁあっ、イ、たぁ、イったからぁ! ああっ、ああっ! ぁあんっ、だめぇっ、おかし、く、なっちゃ、あっ、あん!」
体験したことのない強い絶頂を迎え息も絶え絶えの悠星だったが、お兄さんの膝と乳首への刺激は休む間もなく継続して与えられ続ける。お兄さんは荒い息を隠すことなく無言で乳首を貪り、悠星はぐずぐずと涙を流し絶え間ない快楽の波にもはや抗うことも出来ず嬌声を上げた。
――もうどれくらいの時間が経っただろうか。あれからひたすらに乳首と自身を弄られ続けた悠星は何回も果て、ぐったりとしていた。お兄さんにいたぶられた両乳首は解放された今もじんじんと熱を持ち疼きが残るほど腫れて、見事に完熟している。
一度もズボンを脱がしてもらえなかった悠星のパンツの中はぐちゃぐちゃで不快感が強く主張してきてはいたが、もはや悠星に気にするほどの気力も体力も残っていなかった。
未だ覆い被さるお兄さんをぼんやりと悠星が蕩けた瞳で見上げる。その瞳には未だ痛いくらいに燃える欲望の熱が宿っているのが見て取れた。
自分は何回も出したのにお兄さんは一度も出してなかったような――?
パンパンに張りつめた股間は窮屈そうなジーパンの中に収められたままで、見ているこっちが痛くなりそうだ、と悠星は顔を歪めて思った。
そんな悠星を見てお兄さんは悠星に手を伸ばした。ビクつく悠星はその続きを覚悟して目を瞑るが、意外にも彼は汗で額に張り付いていた髪を撫でるように優しく整えてやると覆い被さっていた上体を起こしベットから降りてしまった。
もうこのまま流されるままに犯されてしまうんだ、と半ば諦めるように思っていた悠星は予想外の行動に目を丸くして見つめた。お兄さんはクローゼットから袋に入ったパンツとスウェットを取り出すと悠星に渡し、ただ一言『ごめん』と苦し気に眉を顰めて呟くように言った。
思わず受けとった悠星は、お兄さんの辛そうな表情を見ていると責めることもできなくなってしまい、かと言って何を言っていいかもわからずおろおろと視線を漂わせていたが、最後には俯いて口を噤んでしまった。
お兄さんが俯いてしまった悠星の頭を大きな手で撫でると、おずおずと悠星が上目遣いに顔を上げる。彼は撫でていた手を頬に持っていくとそのまま両手で優しく包み込んだ。
まっすぐに悠星を見つめる瞳はゆらゆらと自信なさげに揺れていて、悠星は何故か胸がぎゅっと締め付けられた気がした。
「悠星くん、あんなことした後で信じられないかもしれないけど……僕は君を大切にしたい。一目惚れだし、あったばかりなのに君のことが大事なんだ」
「……」
「こんなこと言う資格がないってわかってる、だけど。君のことが好きなんだ……僕は悠星くんを愛してる」
「っ、おれ、は……」
「僕、最低だな。あんなことして、告白して困らせて……迷惑だよね、ごめん忘れて」
「そんなこと! ない、です……確かに吃驚したし、なんでだよってムカついたけど……お兄さん出してなくて辛いのに我慢してくれたし、それに、き、気持ち良かった、し……」
「……悠星くん」
「だっ、だから! その、付き合うとかは、わかんないけど……別に、迷惑じゃないよ。お兄さんカッコイイし、優しくて、物知りで、趣味も合うから。俺は、仲良くなりたい……です。え、えっちなことされるのは、困るけど」
「悠星くんは優しいね……ありがとう。でも、えっちなことも、僕はしたいなぁ」
「うっ、ぁう、とりあえずお風呂に入りたい、です」
「ふふ……ごめんね、冗談だよ。入っておいで」
今が何時か分からないが響が帰ってきたらどう言い訳したらいいかわからない、と一瞬顔を青ざめせた悠星はお兄さんに軽く頭を下げると渡されていた着替えを持ってベットから立ち上がった。
予想外のことが起こったものの、お兄さんと仲良くなれるかもしれないと思うと悠星の顔に笑顔が浮かぶ。響のおにいさんだから、ということも悠星が心を許す後押しをしているのかもしれない。
掘られた訳でもないし、気持ち良かったからもういいや、と笑顔になる悠星の後ろで、妖しい表情をした彼が舌なめずりをして悠星を食い入るように見つめていた。
体験したことのない強い絶頂を迎え息も絶え絶えの悠星だったが、お兄さんの膝と乳首への刺激は休む間もなく継続して与えられ続ける。お兄さんは荒い息を隠すことなく無言で乳首を貪り、悠星はぐずぐずと涙を流し絶え間ない快楽の波にもはや抗うことも出来ず嬌声を上げた。
――もうどれくらいの時間が経っただろうか。あれからひたすらに乳首と自身を弄られ続けた悠星は何回も果て、ぐったりとしていた。お兄さんにいたぶられた両乳首は解放された今もじんじんと熱を持ち疼きが残るほど腫れて、見事に完熟している。
一度もズボンを脱がしてもらえなかった悠星のパンツの中はぐちゃぐちゃで不快感が強く主張してきてはいたが、もはや悠星に気にするほどの気力も体力も残っていなかった。
未だ覆い被さるお兄さんをぼんやりと悠星が蕩けた瞳で見上げる。その瞳には未だ痛いくらいに燃える欲望の熱が宿っているのが見て取れた。
自分は何回も出したのにお兄さんは一度も出してなかったような――?
パンパンに張りつめた股間は窮屈そうなジーパンの中に収められたままで、見ているこっちが痛くなりそうだ、と悠星は顔を歪めて思った。
そんな悠星を見てお兄さんは悠星に手を伸ばした。ビクつく悠星はその続きを覚悟して目を瞑るが、意外にも彼は汗で額に張り付いていた髪を撫でるように優しく整えてやると覆い被さっていた上体を起こしベットから降りてしまった。
もうこのまま流されるままに犯されてしまうんだ、と半ば諦めるように思っていた悠星は予想外の行動に目を丸くして見つめた。お兄さんはクローゼットから袋に入ったパンツとスウェットを取り出すと悠星に渡し、ただ一言『ごめん』と苦し気に眉を顰めて呟くように言った。
思わず受けとった悠星は、お兄さんの辛そうな表情を見ていると責めることもできなくなってしまい、かと言って何を言っていいかもわからずおろおろと視線を漂わせていたが、最後には俯いて口を噤んでしまった。
お兄さんが俯いてしまった悠星の頭を大きな手で撫でると、おずおずと悠星が上目遣いに顔を上げる。彼は撫でていた手を頬に持っていくとそのまま両手で優しく包み込んだ。
まっすぐに悠星を見つめる瞳はゆらゆらと自信なさげに揺れていて、悠星は何故か胸がぎゅっと締め付けられた気がした。
「悠星くん、あんなことした後で信じられないかもしれないけど……僕は君を大切にしたい。一目惚れだし、あったばかりなのに君のことが大事なんだ」
「……」
「こんなこと言う資格がないってわかってる、だけど。君のことが好きなんだ……僕は悠星くんを愛してる」
「っ、おれ、は……」
「僕、最低だな。あんなことして、告白して困らせて……迷惑だよね、ごめん忘れて」
「そんなこと! ない、です……確かに吃驚したし、なんでだよってムカついたけど……お兄さん出してなくて辛いのに我慢してくれたし、それに、き、気持ち良かった、し……」
「……悠星くん」
「だっ、だから! その、付き合うとかは、わかんないけど……別に、迷惑じゃないよ。お兄さんカッコイイし、優しくて、物知りで、趣味も合うから。俺は、仲良くなりたい……です。え、えっちなことされるのは、困るけど」
「悠星くんは優しいね……ありがとう。でも、えっちなことも、僕はしたいなぁ」
「うっ、ぁう、とりあえずお風呂に入りたい、です」
「ふふ……ごめんね、冗談だよ。入っておいで」
今が何時か分からないが響が帰ってきたらどう言い訳したらいいかわからない、と一瞬顔を青ざめせた悠星はお兄さんに軽く頭を下げると渡されていた着替えを持ってベットから立ち上がった。
予想外のことが起こったものの、お兄さんと仲良くなれるかもしれないと思うと悠星の顔に笑顔が浮かぶ。響のおにいさんだから、ということも悠星が心を許す後押しをしているのかもしれない。
掘られた訳でもないし、気持ち良かったからもういいや、と笑顔になる悠星の後ろで、妖しい表情をした彼が舌なめずりをして悠星を食い入るように見つめていた。
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