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体液に治癒効果があるんだが?

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体液媚薬/おもらし/潮吹き/挿入無し








 昔から、俺にはちょっと変な特技がある。それは…いや、見せた方が早いだろう。まぁ、見ていてくれ。

「よぉ、サトルじゃん。こんなとこでなにしてんの?」

 嗚呼、良いところに実験台が来た。

かけるだ。今、どっか怪我とかしてる?手当させてほしいんだよね。」
「え?そういえばさっき膝を擦りむいちゃったけど……なんで?」
「良かった。いいから来てよ!」

 翔はお馬鹿なわんこ系男子だ。ほら、なんにも考えないで俺についてきてる。
ここからだと自宅も遠いし、まぁ、公衆トイレで良いか。

 公衆トイレにつくと、翔を個室に押し込めて鍵を掛ける。翔は驚いてはいるが呑気なものだ、本当に傷を見てもらえると思っているのか便座に座ってズボンを捲っている。

「聡、こんなもんでいいのか?」
「いや、別にそんなことしなくても良いよ」
「え?……っんん!!」

 唾液が入るように立ったまま覆い被さって翔に軽く口付けた。
 すぐに顔を離して傷口を確認すると、擦れて血が滲んでいたそこはみるみるうちに跡形もなく消えていく。
 もうお気付きだろうが、俺には傷を治す能力がある。別にキスでなくたって良いのだけど、他の体液を与えるのは気持ちが悪い。わざわざ泣くのも面倒くさいし、鼻水なんてもってのほか。おしっこだって嫌すぎる。まぁ、キスが一番妥当ってこと。

 俺はこの特殊能力を研究するべく、良くこんなことを繰り返していた。近い将来、この能力を使って金儲けをすることも人を従わせることも可能性が高いからだ。否、確実にそうなるに違いないだろう。こんな能力、俺以外に持ってるやついるはずがない。
 何度かアブナイ目にあったこともあるが、大概が衝撃の事実に唖然としている内に逃げ出してしまえる。だから今回も上手くいくだろう。


 そう思っていた。視界に影が被り肩を痛いほどつかまれるまでは。




 慌てて顔を上げるも翔のほうが1足早く、ドアに押し付けられる。

「っ、いたいなぁ……」
「サトル、サトル……♡」
「あ、やべ……」

 翔の瞳が明らかに蕩けて飛んでいる。しまった。こいつはかなり症状が早いらしい。
 俺の体液には治癒効果がある。だが厄介なことに媚薬効果もあるのだ。しかも俺に好意的なやつには惚れ薬的な効果が出るやつも居る。どうやら翔は後者のようで俺の首筋に顔を埋め、はぁはぁと息荒く舐め回している。て気持ち悪い!男なんてごめんだ!
 まさかこんなにはやく効果が出るなんて…。素早すぎる動きで、簡単に両手を頭上で拘束され、股には治ったばかりの膝が割り入った。股間に押し当てられて、堪らず女みたいな声が出てしまった。

「あっ、やめろっ!」
「サトル。大好き、愛してる。」
「あっ! ふぅ、んぅっ、はなせよぉ!」
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