7 / 9
剣なんて重いし邪魔だし聖女になれば剣なんて持ち歩かなくていいし楽だよねなんて思ってた私は馬鹿子
しおりを挟む
「何てことしてんのよ。たぷ子」
千穂が友達と入ってきて私を殴った。また殴られたよ。痛い。
「素人がいきなり殴ったら手傷つけるよ」
「殴らせるような事しないでよ」
友達がスマホで動画を撮っている。
「この動画、ネットにあげてるから。無抵抗の少女に襲いかかったらあんた達やばいよ」
『聖女就任とかまじでやってんの』『ここ何時代よ』『jtレイプ中継と聞いてきた』『通報しといた』『まじ土人』
『一度この島旅行に行こうと思ってたけど怖いしやめとくわ』『行方不明者多いんだよねこの島』
『帯剣jt』『帯剣デフォの場所なんて行かねぇよ』『マニフェストディステニーしとけこんな島』
『ここに白2マナしろ』
実況動画の書き込みから、この島の評判の悪さが分かりやすい。私でも分かる。
「いやさぁ、俺達は何もしようとしてないよ。むしろ俺達が殺されそうになってるのよ。こんなのネットに流しても
やばいのは君達の方だよ」
「そういう状況?」
「うん。ここでこの人達を大和君達が殺すのは簡単だろうけど、そんな事したらプロが出てくるだろうし」
そんな事になったらパパママも千穂の家族も友達の家族まで巻き込まれる。
「千穂達は帰った方がいいよ」
「まだ殴られたいの、たぷ子」
「私は納得して契約したんだから。私が契約通り聖女やればそれで済む話なんだけどね」
千穂がまた殴ってこようとしたから、制止するように言う。
だから、素人がそんなに殴ったら手傷つけちゃうって。私も痛いし。
「そんな風に思ってたけど、パパにも千穂にも殴られて友達も皆こんなに止めに来てくれて
私、愛してもらってるんだなぁって。私が聖女なんてやったらパパもママも千穂も友達皆やっぱり嫌なんだなぁって」
「当たり前でしょ。なんで殴られなきゃ分からない子なのよ」
「私、聖女辞めます。スマホも1万円も返します。はい」
「だからさぁ、スマホとか1万円とかそんなのどうでもいいんだよ」
「お前、まさかこんなもののために聖女やろうとしたんじゃないだろうな」
お父さんに言われる。
「それもあるし、聖女になったら働かなくていいかなとか、生きていくのが大変そうだなとか面倒そうとか。
結界の向うに行って帰ってこれなくてもそれはそれで別にいいかなとか、モンスターに殺されても別にいいかなとか色々考えて聖女契約したんだ」
「でもやっぱり生きる。結界の向うに行ったら不味い枝豆バーも食べられないし美味しくない島っ子ジュースも飲めないし
パパともママとも千穂とも皆にも会えないし」
「枝豆バーは家族で食べる物だ。もう勝手に食べるんじゃないぞ」
「そんな事まだ覚えてたんだ。パパまじぎれしてたよね」
「そんな話聞かされちゃ、俺達はもう引くに引けないぜ」
大和君はここにいる人達を殺す事を厭わない雰囲気だ。
なんでそんなに力ずくなのかなぁ。でも、生きていくためには力も戦う事も必要なのかもしれない。面倒だけど。
「千穂も皆も巻き込まれていいの。家族まで拷問されたり殺されるかもしれないんだよ」
「いいわよ。たぷ子に迷惑かけられるのは前からよ」
私そんなに千穂に迷惑かけてたかなって考えたけど迷惑いっぱいかけてる。いや、今回はそんな迷惑なんてもんじゃないんだけど。
「やってやるわよ」「生きたいっていう友達を見捨てて逃げたら、もう人間じゃないからね」「帯剣jt舐めるんじゃないし。やってやるし」
皆戦う気のようだ。私のために戦ってくれるようだ。剣振り回すなんて疲れる事やるぐらいなら、殺された方が楽だなんて思ってたけど
そんな事言っても千穂に馬鹿子って言われたけど、やっぱり馬鹿子だった私。
私は剣を抜く。聖女やってたら剣なんて抜かないでいいし、もう剣なんて重たい物持ち歩かなくていいんじゃないかな楽だしなんて思ってた私は
やっぱり何も分かってない子だったのだろう。
「聖女辞めさせてくれないなら、私も剣で戦うよ。大和君助けて。皆の事も守って」
私はこの場にいる人達味方にも敵にも聞こえるように大声で話した。大声で話すなんてつかれるのに。
大きな声で怒るパパやママや千穂を見て、疲れそうなんて思ってたけど、助けを求めるのも敵意を向けるのにも大声出すのは
疲れてもやらなきゃいけない時があるよね。私にも今分かった。
「喜んで。皆聞いたな。ここで戦わない者は俺の軍から未来永劫抜けろ。助けを求め、自らも剣を持つ少女を守れないなら、今後何も守れやしない」
「やるぜ、大将」「お前等、命は大切にしろよ。後でプロがどれだけ来ようと今すぐ謝って聖女なんて諦めなきゃ、お前等の命はなくなるぜ」
「この命、大将のために喜んで使うよ。人殺しも喜んで」
名前も知らないけど、大和君の兵隊が協力してくれるようだ。
というかもう剣を喉元に突き付けている人もいる。
千穂が友達と入ってきて私を殴った。また殴られたよ。痛い。
「素人がいきなり殴ったら手傷つけるよ」
「殴らせるような事しないでよ」
友達がスマホで動画を撮っている。
「この動画、ネットにあげてるから。無抵抗の少女に襲いかかったらあんた達やばいよ」
『聖女就任とかまじでやってんの』『ここ何時代よ』『jtレイプ中継と聞いてきた』『通報しといた』『まじ土人』
『一度この島旅行に行こうと思ってたけど怖いしやめとくわ』『行方不明者多いんだよねこの島』
『帯剣jt』『帯剣デフォの場所なんて行かねぇよ』『マニフェストディステニーしとけこんな島』
『ここに白2マナしろ』
実況動画の書き込みから、この島の評判の悪さが分かりやすい。私でも分かる。
「いやさぁ、俺達は何もしようとしてないよ。むしろ俺達が殺されそうになってるのよ。こんなのネットに流しても
やばいのは君達の方だよ」
「そういう状況?」
「うん。ここでこの人達を大和君達が殺すのは簡単だろうけど、そんな事したらプロが出てくるだろうし」
そんな事になったらパパママも千穂の家族も友達の家族まで巻き込まれる。
「千穂達は帰った方がいいよ」
「まだ殴られたいの、たぷ子」
「私は納得して契約したんだから。私が契約通り聖女やればそれで済む話なんだけどね」
千穂がまた殴ってこようとしたから、制止するように言う。
だから、素人がそんなに殴ったら手傷つけちゃうって。私も痛いし。
「そんな風に思ってたけど、パパにも千穂にも殴られて友達も皆こんなに止めに来てくれて
私、愛してもらってるんだなぁって。私が聖女なんてやったらパパもママも千穂も友達皆やっぱり嫌なんだなぁって」
「当たり前でしょ。なんで殴られなきゃ分からない子なのよ」
「私、聖女辞めます。スマホも1万円も返します。はい」
「だからさぁ、スマホとか1万円とかそんなのどうでもいいんだよ」
「お前、まさかこんなもののために聖女やろうとしたんじゃないだろうな」
お父さんに言われる。
「それもあるし、聖女になったら働かなくていいかなとか、生きていくのが大変そうだなとか面倒そうとか。
結界の向うに行って帰ってこれなくてもそれはそれで別にいいかなとか、モンスターに殺されても別にいいかなとか色々考えて聖女契約したんだ」
「でもやっぱり生きる。結界の向うに行ったら不味い枝豆バーも食べられないし美味しくない島っ子ジュースも飲めないし
パパともママとも千穂とも皆にも会えないし」
「枝豆バーは家族で食べる物だ。もう勝手に食べるんじゃないぞ」
「そんな事まだ覚えてたんだ。パパまじぎれしてたよね」
「そんな話聞かされちゃ、俺達はもう引くに引けないぜ」
大和君はここにいる人達を殺す事を厭わない雰囲気だ。
なんでそんなに力ずくなのかなぁ。でも、生きていくためには力も戦う事も必要なのかもしれない。面倒だけど。
「千穂も皆も巻き込まれていいの。家族まで拷問されたり殺されるかもしれないんだよ」
「いいわよ。たぷ子に迷惑かけられるのは前からよ」
私そんなに千穂に迷惑かけてたかなって考えたけど迷惑いっぱいかけてる。いや、今回はそんな迷惑なんてもんじゃないんだけど。
「やってやるわよ」「生きたいっていう友達を見捨てて逃げたら、もう人間じゃないからね」「帯剣jt舐めるんじゃないし。やってやるし」
皆戦う気のようだ。私のために戦ってくれるようだ。剣振り回すなんて疲れる事やるぐらいなら、殺された方が楽だなんて思ってたけど
そんな事言っても千穂に馬鹿子って言われたけど、やっぱり馬鹿子だった私。
私は剣を抜く。聖女やってたら剣なんて抜かないでいいし、もう剣なんて重たい物持ち歩かなくていいんじゃないかな楽だしなんて思ってた私は
やっぱり何も分かってない子だったのだろう。
「聖女辞めさせてくれないなら、私も剣で戦うよ。大和君助けて。皆の事も守って」
私はこの場にいる人達味方にも敵にも聞こえるように大声で話した。大声で話すなんてつかれるのに。
大きな声で怒るパパやママや千穂を見て、疲れそうなんて思ってたけど、助けを求めるのも敵意を向けるのにも大声出すのは
疲れてもやらなきゃいけない時があるよね。私にも今分かった。
「喜んで。皆聞いたな。ここで戦わない者は俺の軍から未来永劫抜けろ。助けを求め、自らも剣を持つ少女を守れないなら、今後何も守れやしない」
「やるぜ、大将」「お前等、命は大切にしろよ。後でプロがどれだけ来ようと今すぐ謝って聖女なんて諦めなきゃ、お前等の命はなくなるぜ」
「この命、大将のために喜んで使うよ。人殺しも喜んで」
名前も知らないけど、大和君の兵隊が協力してくれるようだ。
というかもう剣を喉元に突き付けている人もいる。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
神に逆らった人間が生きていける訳ないだろう?大地も空気も神の意のままだぞ?<聖女は神の愛し子>
ラララキヲ
ファンタジー
フライアルド聖国は『聖女に護られた国』だ。『神が自分の愛し子の為に作った』のがこの国がある大地(島)である為に、聖女は王族よりも大切に扱われてきた。
それに不満を持ったのが当然『王侯貴族』だった。
彼らは遂に神に盾突き「人の尊厳を守る為に!」と神の信者たちを追い出そうとした。去らねば罪人として捕まえると言って。
そしてフライアルド聖国の歴史は動く。
『神の作り出した世界』で馬鹿な人間は現実を知る……
神「プンスコ(`3´)」
!!注!! この話に出てくる“神”は実態の無い超常的な存在です。万能神、創造神の部類です。刃物で刺したら死ぬ様な“自称神”ではありません。人間が神を名乗ってる様な謎の宗教の話ではありませんし、そんな口先だけの神(笑)を容認するものでもありませんので誤解無きよう宜しくお願いします。!!注!!
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇ちょっと【恋愛】もあるよ!
◇なろうにも上げてます。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
追放された偽物聖女は、辺境の村でひっそり暮らしている
潮海璃月
ファンタジー
辺境の村で人々のために薬を作って暮らすリサは“聖女”と呼ばれている。その噂を聞きつけた騎士団の数人が現れ、あらゆる疾病を治療する万能の力を持つ聖女を連れて行くべく強引な手段に出ようとする中、騎士団長が割って入る──どうせ聖女のようだと称えられているに過ぎないと。ぶっきらぼうながらも親切な騎士団長に惹かれていくリサは、しかし実は数年前に“偽物聖女”と帝都を追われたクラリッサであった。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!
貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる