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2話 「お客さんがどこの王太子だろうとゆめりあ遊園地では列には並んでもらわないといけないんすよ」 夫さんさぁ、もう恥ずかしいので黙って下さい
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「おっ!!俺様を殴ったな!!
俺様を誰だと思っている!!
お前のような馬鹿は俺様を誰だか知らないんだな!!
この無知な遊園地の店員風情めが!!
俺様は!!ジフパス王国王太子ヒニキス・ソールズベリー様だ!!」
はぁー。今さっきザインにずばり指摘されたのに、まったく改善する気がないのですね。
「あー、お客さん。ですからね、貴方の生まれや家柄がどうだのは今関係ないんすよ。
そんな事しか自慢できる事しかないんすか。
お客さんがどこの王太子だろうとゆめりあ遊園地では列には並んでもらわないといけないんすよ。
身分で対応を変えるとかゆめりあ遊園地はやってないんすよ。
お客さんが殴られたのは、お客さんが悪いんですからね。
幼い息子さんに諭されて逆切れして殴りかかったんすから。
こんな事で済ませてあげたのが優しすぎるぐらいなんすよ。
本当なら腕一本切り落としても温すぎるくらいなんすよ。
なんなら今から腕一本切り落としますか。
構わないすよ。
ゆめりあ遊園地はそういうの寛容なんすよ。
腕一本と言わず、なんなら両腕切り落とし時ますか。
これで今後二度と逆切れして幼い息子さんに殴りかかる事もなくなるっしょ。
ああ、今度は逆切れして息子さんを蹴るんすか。
最低っすよ。
もう両脚も切り落としときますか。
お客さんもご自分でジフパス王国王太子って言ってたっすよね。
なら、ジフパス王国王太子として最低限の落とし前ってのがあるんじゃないんすかねぇ。
これが一般市民なら片腕切り落として許されても、ジフパス王国王太子ならきっちり両腕両脚切り落とすぐらいしてくださいよぉ。
そうしたら、列には並んでもらいますが、ジフパス王国王太子様と呼ばせてもらいますよ」
おや、なんだかおかしな事になってきましたよ。
両腕両脚切り落とせですか。
確かにヒニキスはDVゴミカス野郎ですが、両腕両脚切り落とせという要求は、要求も過ぎています。
「助けてもらった事には感謝するよ。
ありがとうな。
しかしお前さぁ、さっきから黙ってればごちゃごちゃうるせぇぜ。
片腕切り落とすってんならちょうどいい落とし前だろうさ。
両腕両脚切り落とせなんて、それを”はい、分かりました”なんて受け入れたら、
そりゃあソールズベリー王家の名に傷がつくってもんだろ」
俺様を誰だと思っている!!
お前のような馬鹿は俺様を誰だか知らないんだな!!
この無知な遊園地の店員風情めが!!
俺様は!!ジフパス王国王太子ヒニキス・ソールズベリー様だ!!」
はぁー。今さっきザインにずばり指摘されたのに、まったく改善する気がないのですね。
「あー、お客さん。ですからね、貴方の生まれや家柄がどうだのは今関係ないんすよ。
そんな事しか自慢できる事しかないんすか。
お客さんがどこの王太子だろうとゆめりあ遊園地では列には並んでもらわないといけないんすよ。
身分で対応を変えるとかゆめりあ遊園地はやってないんすよ。
お客さんが殴られたのは、お客さんが悪いんですからね。
幼い息子さんに諭されて逆切れして殴りかかったんすから。
こんな事で済ませてあげたのが優しすぎるぐらいなんすよ。
本当なら腕一本切り落としても温すぎるくらいなんすよ。
なんなら今から腕一本切り落としますか。
構わないすよ。
ゆめりあ遊園地はそういうの寛容なんすよ。
腕一本と言わず、なんなら両腕切り落とし時ますか。
これで今後二度と逆切れして幼い息子さんに殴りかかる事もなくなるっしょ。
ああ、今度は逆切れして息子さんを蹴るんすか。
最低っすよ。
もう両脚も切り落としときますか。
お客さんもご自分でジフパス王国王太子って言ってたっすよね。
なら、ジフパス王国王太子として最低限の落とし前ってのがあるんじゃないんすかねぇ。
これが一般市民なら片腕切り落として許されても、ジフパス王国王太子ならきっちり両腕両脚切り落とすぐらいしてくださいよぉ。
そうしたら、列には並んでもらいますが、ジフパス王国王太子様と呼ばせてもらいますよ」
おや、なんだかおかしな事になってきましたよ。
両腕両脚切り落とせですか。
確かにヒニキスはDVゴミカス野郎ですが、両腕両脚切り落とせという要求は、要求も過ぎています。
「助けてもらった事には感謝するよ。
ありがとうな。
しかしお前さぁ、さっきから黙ってればごちゃごちゃうるせぇぜ。
片腕切り落とすってんならちょうどいい落とし前だろうさ。
両腕両脚切り落とせなんて、それを”はい、分かりました”なんて受け入れたら、
そりゃあソールズベリー王家の名に傷がつくってもんだろ」
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