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第四十話・Rシーン
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柊人さんの手に胸を揉まれ、唇で先端を吸われて、私はソファーに埋もれながら身悶えていた。彼の肩に手を添え、強く刺激を感じる度にその指先に力を入れる。波のように強弱をつけながら襲ってくる刺激。口を閉じても鼻から吐息が漏れ出てしまい、ちっとも余裕のあるフリができない。
「んっ、ふぅん!」
すでに私の身体のことを熟知してしまったのか、ピンポイントで弱いところを中心に狙ってくる。過敏なところばかり攻められ、私は声を押さえることも忘れて喘ぎ続ける。柊人さんの舌の動きに合わせて腰が無意識に揺れていた。わざと聞こえるように音を出して吸われると、私は恥ずかしさで顔を紅潮させる。そんな私の反応を楽しんでいるのか、顔を上げた彼の口の端は少しばかり上がって見えた。
その時、リビングの壁に設置されたインターフォンが鳴り響く。ソファー越しに視線を移すと、点滅する小さなモニターには宅配業者の制服を着た男性が映し出されていた。柊人さんが立ち上がって対応する。
「注文してた本が届いたみたいだ」
出張へ向かう新幹線の中で何冊かビジネス書をネットで購入したらしい。一冊ならポストに投函されるはずが、複数冊をまとめて頼んだから通常の便で届けられたみたいだと言いながら、柊人さんは壁面の棚の引き出しから印鑑を取り出して準備している。一階のエントランスからこの八階の部屋まで、エレベーターがスムーズに来たとしても数分はかかる。場合によっては、他の部屋にも立ち寄ってとなると結構待たされることだってあるのだ。
私は起き上がってからソファーの上で、乱れた服装を整える。下着まで着け直した頃になっても業者はまだ来ないみたいで、柊人さんは拗ねているのか眉を寄せていた。完全に最悪のタイミングだ。週末だから荷物の指定が重なっているのだろうか、大型マンションならではだ。
私が気を取り直して立ち上がり、洗濯物を取り込むためにバルコニーへ向かおうとすると、後ろから柊人さんが抱き締めにきてから切ない声で言った。
「荷物はもうすぐ来ると思うから、咲良は先に寝室で待ってて」
絶妙な邪魔が入ったおかげで気がそがれたものと思っていたら、柊人さんの声から熱はまだ冷めてはいないみたいだった。私の首後ろに軽い口付けをした後、促すように腕を引く。彼に誘導されながら寝室へと向かい、私がベッドに腰掛けたと同時に玄関前のインターフォンが鳴る音が聞こえてきた。印鑑を手にした柊人さんが対応に向かう後ろ姿を見つめてから、私は少し考えた後に着ている服を自分で脱ぎ始めた。
玄関先の短いやり取りを一瞬で終えた柊人さんが戻って来た時、カーテンを閉めて真っ暗になった寝室で私はベッド上で布団に包まっていた。冷静に考えたらとても恥ずかしい状況だけれど、さっきまで着ていた洋服はベッド下に畳んで置いている。さすがに下着まで全部脱いでしまうのはと思ってブラジャーとショーツはそのままだ。だけど、布団の中でこれはこれでエッチな格好だと後悔し始めていた。
――ま、柊人さんにはガードルだけの痴女状態だって見られてるんだけど……
何も隠し切れてないあの時よりはマシだと自分で自分に言い聞かせる。そして、彼の足音が玄関から近付いてくるのをドキドキしながら待つ。ガチャリと寝室のドアが開かれ、カーテンは閉められていたけれど、まだ明るい廊下から差し込む光で私がベッドに入っているのは分かったらしい。頭まで布団を被って顔を隠していた私は、足音がすぐ脇まで聞こえた後、何かがパサリと床に落とされる音に気付き、そっと目元だけ布団から顔を出して確認する。
ベッドのすぐ横で、柊人さんが着ていたシャツを脱ぎ、ベルトに手をかけて外そうとしているところ。ベッドの下に私の服があるのに気付いたみたいだ。彼は下着まで全てを脱ぎ捨ててから、布団の中へと潜り込みながら嬉しそうに笑っている。
「そんな積極的に誘われるとは思ってなかった」
顔を半分まで隠していた掛布団を捲り上げられ、私は下着姿を彼の目に晒される。同系色の花柄の刺繍がたっぷり入っているブルーの下着。勝負下着というほどではないけれど、どちらかと言うとお気に入りではあった。でも私は恥ずかしくて柊人さんから目を反らす。全裸より下着姿の方が羞恥心が煽られるのはなぜだろうか。
「可愛いな……」
柊人さんはそう呟いた後、私の上に覆い被さってから、下着を着けたままの私の身体へ触れ始める。いつもは簡単にホックを外して捲りあげてしまうブラジャーも、そのままを手の平に包み込んで揉み出している。首筋へ舌を添わせて舐められると、「ふぅん」という短い声が鼻から漏れた。布越しという間接的なじれったい刺激が続くと、私は不満気に彼の手を掴んでから何も着けていない腰へと誘導する。もっと肌に直接触れて欲しい。そう目で訴えかけ、彼の背に腕を回してしがみ付く。腰やお腹を優しく撫でて回る彼の手がとても温かくて気持ちいい。腕に力を入れて身体を密着させると、お腹の近くに熱を持った硬い物が触れた。何も穿かず直接的に感じるその熱さに、私は驚き顔で彼のことを見上げた。
「んっ、ふぅん!」
すでに私の身体のことを熟知してしまったのか、ピンポイントで弱いところを中心に狙ってくる。過敏なところばかり攻められ、私は声を押さえることも忘れて喘ぎ続ける。柊人さんの舌の動きに合わせて腰が無意識に揺れていた。わざと聞こえるように音を出して吸われると、私は恥ずかしさで顔を紅潮させる。そんな私の反応を楽しんでいるのか、顔を上げた彼の口の端は少しばかり上がって見えた。
その時、リビングの壁に設置されたインターフォンが鳴り響く。ソファー越しに視線を移すと、点滅する小さなモニターには宅配業者の制服を着た男性が映し出されていた。柊人さんが立ち上がって対応する。
「注文してた本が届いたみたいだ」
出張へ向かう新幹線の中で何冊かビジネス書をネットで購入したらしい。一冊ならポストに投函されるはずが、複数冊をまとめて頼んだから通常の便で届けられたみたいだと言いながら、柊人さんは壁面の棚の引き出しから印鑑を取り出して準備している。一階のエントランスからこの八階の部屋まで、エレベーターがスムーズに来たとしても数分はかかる。場合によっては、他の部屋にも立ち寄ってとなると結構待たされることだってあるのだ。
私は起き上がってからソファーの上で、乱れた服装を整える。下着まで着け直した頃になっても業者はまだ来ないみたいで、柊人さんは拗ねているのか眉を寄せていた。完全に最悪のタイミングだ。週末だから荷物の指定が重なっているのだろうか、大型マンションならではだ。
私が気を取り直して立ち上がり、洗濯物を取り込むためにバルコニーへ向かおうとすると、後ろから柊人さんが抱き締めにきてから切ない声で言った。
「荷物はもうすぐ来ると思うから、咲良は先に寝室で待ってて」
絶妙な邪魔が入ったおかげで気がそがれたものと思っていたら、柊人さんの声から熱はまだ冷めてはいないみたいだった。私の首後ろに軽い口付けをした後、促すように腕を引く。彼に誘導されながら寝室へと向かい、私がベッドに腰掛けたと同時に玄関前のインターフォンが鳴る音が聞こえてきた。印鑑を手にした柊人さんが対応に向かう後ろ姿を見つめてから、私は少し考えた後に着ている服を自分で脱ぎ始めた。
玄関先の短いやり取りを一瞬で終えた柊人さんが戻って来た時、カーテンを閉めて真っ暗になった寝室で私はベッド上で布団に包まっていた。冷静に考えたらとても恥ずかしい状況だけれど、さっきまで着ていた洋服はベッド下に畳んで置いている。さすがに下着まで全部脱いでしまうのはと思ってブラジャーとショーツはそのままだ。だけど、布団の中でこれはこれでエッチな格好だと後悔し始めていた。
――ま、柊人さんにはガードルだけの痴女状態だって見られてるんだけど……
何も隠し切れてないあの時よりはマシだと自分で自分に言い聞かせる。そして、彼の足音が玄関から近付いてくるのをドキドキしながら待つ。ガチャリと寝室のドアが開かれ、カーテンは閉められていたけれど、まだ明るい廊下から差し込む光で私がベッドに入っているのは分かったらしい。頭まで布団を被って顔を隠していた私は、足音がすぐ脇まで聞こえた後、何かがパサリと床に落とされる音に気付き、そっと目元だけ布団から顔を出して確認する。
ベッドのすぐ横で、柊人さんが着ていたシャツを脱ぎ、ベルトに手をかけて外そうとしているところ。ベッドの下に私の服があるのに気付いたみたいだ。彼は下着まで全てを脱ぎ捨ててから、布団の中へと潜り込みながら嬉しそうに笑っている。
「そんな積極的に誘われるとは思ってなかった」
顔を半分まで隠していた掛布団を捲り上げられ、私は下着姿を彼の目に晒される。同系色の花柄の刺繍がたっぷり入っているブルーの下着。勝負下着というほどではないけれど、どちらかと言うとお気に入りではあった。でも私は恥ずかしくて柊人さんから目を反らす。全裸より下着姿の方が羞恥心が煽られるのはなぜだろうか。
「可愛いな……」
柊人さんはそう呟いた後、私の上に覆い被さってから、下着を着けたままの私の身体へ触れ始める。いつもは簡単にホックを外して捲りあげてしまうブラジャーも、そのままを手の平に包み込んで揉み出している。首筋へ舌を添わせて舐められると、「ふぅん」という短い声が鼻から漏れた。布越しという間接的なじれったい刺激が続くと、私は不満気に彼の手を掴んでから何も着けていない腰へと誘導する。もっと肌に直接触れて欲しい。そう目で訴えかけ、彼の背に腕を回してしがみ付く。腰やお腹を優しく撫でて回る彼の手がとても温かくて気持ちいい。腕に力を入れて身体を密着させると、お腹の近くに熱を持った硬い物が触れた。何も穿かず直接的に感じるその熱さに、私は驚き顔で彼のことを見上げた。
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