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その日から、私は、国を支える議会というのに出ることになる。
今はその議会室に向かっている途中。
「お嬢様……いえ、陛下。大丈夫ですか?」
これからは、子供だからって甘えることは出来ない。でもきっとここの人達は優しいから私には最低限以下の公務を渡してくるはず……
前世の記憶があるから、公務は、子供扱いしなくていいよってこと言っちゃって良いかな?
「ねぇ、ラビニア。この世界で前世の記憶を持つ人って居るの?」
「持ち人の事ですね。極小数居ますよ。世代によっては全く居ない時もありますけど……待ち人は、盛大な記憶や、能力があるので敬われているのですが……どうかしましたか?」
良かった。何か忌み嫌われてたりしたら嫌だったから。
「後で話すね。」
「かしこまりました。」
何やかんや言っているうちに、もう議会室の前。
「魔王陛下、入室します。」
ラビニアが議会室に先に入り、私が入る事を告げる。
ラビニアにどうぞっと合図されたので入る。
議会の人達は、だいたいが30代の男の人ばかり。10人いる中、女の人は2人しか居ない。
私が入ると、皆たってこちらを向いている。
「ありがとう、座って。」
私は、魔王……お父様がやっていたように言う。
「ほぉ~お嬢……じゃなくて陛下も分かるんだなー」
「ちょっと、アルキナト失礼よ。」
「いいの、いいの。逆にどうすればいいか困っちゃうから正式な時以外は、そうしてくれると、嬉しいな。」
「「「「「かしこまりました。」」」」」
「っと言うわけで、私が新しく魔王になったんだけど、会議を始める前に頼れる皆に言っておきたいことがあるんだ。」
「何でございましょう?」
「ちょっと待ってね。私の次女も聞いていて貰いたいから……ラビニア、入ってきて。」
私は、ドアの前に待機するラビニアを呼ぶ。
「何でございましょうか、陛下。」
「一緒に聞いててもらいたいの。」
「かしこまりました。」
「……さて、話何だけど……私朝の授与式の前に私何故だか分からないのだけど、前世の頃の記憶を思い出したの。」
「何と!陛下は、待ち人になられたのですか?」
「これは……どういう方なのでしょうか?」
「私の前世は、人間でこことは別の世界なの。魔法や、魔獣、魔人など居なくて、人間と動物しかいない世界だったの。その頃の私は、学生でね、この私を大きくして、瞳を黒にして角を無くし、髪がストレートにした感じかな。」
胸のことは言いません。少し見栄をはらさせてください。
「おぉ!という事は、盛大な記憶や、能力を持っている可能性があると……」
「うん、だから私公務ちゃんとやろうと思うんだ。でも、初めは出来ないからそこは、助けて欲しいな。」
「かしこまりました。」
「分かりました。」
「あの、陛下。」
「どうしたの?」
「陛下の魔力……限りないのですが……ボードを作りましょうか。」
「ボード?」
「そう言えば、陛下。元陛下や、奥様が亡くなられて、ボードを作っていませんでしたね。」
「どれぐらいで作れる?」
「今、ボードを持ってこさせましょう。ファミ二ング」
そう言って魔法部長のヤンダノムは、金色の蝶を出し、ブツブツ言って窓の外に飛ばせる。
「これで、ボードを持ってきて貰っているのでその間に他の話をしましょう。」
「では、だ。今の状況を教えて。」
そう言うと、宰相が教えてくれる。
「はっ、今我々の領地では、税金が重いと民から不満の声が出ております。」
「税金……前まではどうしてたの?」
「元陛下がそれでも娯楽の為下げず何も出来ない状況です。」
「税金が重い為、町や、他の領地から行商人が来ません。」
「……そう。今までは、どれくらいだったの?」
「はっ、今までは、52%でした。」
「52%?!」
「はい。」
「流石に多すぎだよ……父様達が娯楽に使っていたのは何%位か、分かる?」
「だいたい30%位かと。」
「残りは?」
「騎士団や、傭兵団。各領地や、魔術、薬学、など余りは宝物庫に収めていました。」
「はー。私の親だけど、呆れるな~。今まで着いてきてくれてありがとう。」
「いえ、私共は当然の事をした迄です。」
その言葉に皆うんうんっと頷いてくれる。
「では、22%減らしてみて、それでもきついようだったら、また教えて。」
「かしこまりました。」
「お嬢さ……陛下がきちんと公務を……」
「どうしたの?」
「いえ、元陛下は、全く公務をしておらず私共に丸投げされていたので、いつもいつもどれくらいに決めていいのか迷いに迷っていたのですが……」
「そう……何だ。」
どんだけダメなの?私の親。
私が取り返さないと……
今はその議会室に向かっている途中。
「お嬢様……いえ、陛下。大丈夫ですか?」
これからは、子供だからって甘えることは出来ない。でもきっとここの人達は優しいから私には最低限以下の公務を渡してくるはず……
前世の記憶があるから、公務は、子供扱いしなくていいよってこと言っちゃって良いかな?
「ねぇ、ラビニア。この世界で前世の記憶を持つ人って居るの?」
「持ち人の事ですね。極小数居ますよ。世代によっては全く居ない時もありますけど……待ち人は、盛大な記憶や、能力があるので敬われているのですが……どうかしましたか?」
良かった。何か忌み嫌われてたりしたら嫌だったから。
「後で話すね。」
「かしこまりました。」
何やかんや言っているうちに、もう議会室の前。
「魔王陛下、入室します。」
ラビニアが議会室に先に入り、私が入る事を告げる。
ラビニアにどうぞっと合図されたので入る。
議会の人達は、だいたいが30代の男の人ばかり。10人いる中、女の人は2人しか居ない。
私が入ると、皆たってこちらを向いている。
「ありがとう、座って。」
私は、魔王……お父様がやっていたように言う。
「ほぉ~お嬢……じゃなくて陛下も分かるんだなー」
「ちょっと、アルキナト失礼よ。」
「いいの、いいの。逆にどうすればいいか困っちゃうから正式な時以外は、そうしてくれると、嬉しいな。」
「「「「「かしこまりました。」」」」」
「っと言うわけで、私が新しく魔王になったんだけど、会議を始める前に頼れる皆に言っておきたいことがあるんだ。」
「何でございましょう?」
「ちょっと待ってね。私の次女も聞いていて貰いたいから……ラビニア、入ってきて。」
私は、ドアの前に待機するラビニアを呼ぶ。
「何でございましょうか、陛下。」
「一緒に聞いててもらいたいの。」
「かしこまりました。」
「……さて、話何だけど……私朝の授与式の前に私何故だか分からないのだけど、前世の頃の記憶を思い出したの。」
「何と!陛下は、待ち人になられたのですか?」
「これは……どういう方なのでしょうか?」
「私の前世は、人間でこことは別の世界なの。魔法や、魔獣、魔人など居なくて、人間と動物しかいない世界だったの。その頃の私は、学生でね、この私を大きくして、瞳を黒にして角を無くし、髪がストレートにした感じかな。」
胸のことは言いません。少し見栄をはらさせてください。
「おぉ!という事は、盛大な記憶や、能力を持っている可能性があると……」
「うん、だから私公務ちゃんとやろうと思うんだ。でも、初めは出来ないからそこは、助けて欲しいな。」
「かしこまりました。」
「分かりました。」
「あの、陛下。」
「どうしたの?」
「陛下の魔力……限りないのですが……ボードを作りましょうか。」
「ボード?」
「そう言えば、陛下。元陛下や、奥様が亡くなられて、ボードを作っていませんでしたね。」
「どれぐらいで作れる?」
「今、ボードを持ってこさせましょう。ファミ二ング」
そう言って魔法部長のヤンダノムは、金色の蝶を出し、ブツブツ言って窓の外に飛ばせる。
「これで、ボードを持ってきて貰っているのでその間に他の話をしましょう。」
「では、だ。今の状況を教えて。」
そう言うと、宰相が教えてくれる。
「はっ、今我々の領地では、税金が重いと民から不満の声が出ております。」
「税金……前まではどうしてたの?」
「元陛下がそれでも娯楽の為下げず何も出来ない状況です。」
「税金が重い為、町や、他の領地から行商人が来ません。」
「……そう。今までは、どれくらいだったの?」
「はっ、今までは、52%でした。」
「52%?!」
「はい。」
「流石に多すぎだよ……父様達が娯楽に使っていたのは何%位か、分かる?」
「だいたい30%位かと。」
「残りは?」
「騎士団や、傭兵団。各領地や、魔術、薬学、など余りは宝物庫に収めていました。」
「はー。私の親だけど、呆れるな~。今まで着いてきてくれてありがとう。」
「いえ、私共は当然の事をした迄です。」
その言葉に皆うんうんっと頷いてくれる。
「では、22%減らしてみて、それでもきついようだったら、また教えて。」
「かしこまりました。」
「お嬢さ……陛下がきちんと公務を……」
「どうしたの?」
「いえ、元陛下は、全く公務をしておらず私共に丸投げされていたので、いつもいつもどれくらいに決めていいのか迷いに迷っていたのですが……」
「そう……何だ。」
どんだけダメなの?私の親。
私が取り返さないと……
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