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何で?
「蓮?」
「やっぱりあっちゃんだ……」
「「「「え?」」」」
「陛下、お知り合いですか?」
「勇者様、お知り合いですか?」
「あぁ、我に……ちょっと喋りずらいな……立っていいか?」
「えぇ、どうぞ。」
「ふぅ、小さい頃に私待ち人だって話したでしょ?その時の私の……その……恋人……////」
「「え?」」
「勇者様、魔王が知り合いなのですか?」
「あぁ、俺の恋人だからな。」
「「「えぇ!?」」」
「そんな……」
「蓮、久しぶり。」
「うん、あっちゃんも凄いことになってんね。」
その視線は、私の胸に……
「……エッチ。」
「わぁぁぁ!ごめんごめん!!いや、だって、久々に会ったらあっちゃんが角やら胸やら髪やら目やら変わってるのだもん!」
「いや、角や髪、目は、分かるけど胸は、言わないでよ……」
「……ごめん……」
「許す……」
そう言って私達は、笑い合う。
懐かしいなぁ……何年ぶりだろう、楽しい会話は……
「「「「勇者様が笑ってる……」」」」
「え?蓮、笑ってなかったの?保育園の頃とかわってないかんじなの……?」
「だって、あっちゃんが居ない世界で何が楽しいんだよ……」
「うっ、嬉しいけど、人前でそんな事……言わないでよ……」
「陛下が照れておらっしゃる……」
「そう言うあっちゃんだって同じ感じだったんじゃない?」
「むぅ……お互い様だね。」
私は、後ろを向いてちょっと言う。
「少しだけ話して来ていい?」
「……陛下がお怪我をされないのならば……」
「そうですね……お怪我をされないようにして下さいね。」
「分かったわ。」
私は、2人の許可が出たのでゆっくりと蓮の方へ行く。
「蓮……」
「あっちゃん……」
私達は、久しぶりに会えた喜びで泣いてしまった。
蓮が私を抱きしめてくれる。懐かしい……
「会いたかったよ……」
「俺も……あっちゃんが魔王になってるって聞いてめっちゃ急いだけどまさか6年も掛かるなんてね。」
「蓮は、めっちゃ筋肉質になったね。」
「嫌い?」
「ううん、細マッチョ?って言うんだけ?カッコイイよ。」
「あっちゃんは、とっても可愛くなった。前も可愛かったけど今もかわいい」
「ありがとう。私トラックに引かれてからその後の記憶が無いの。あの後どうなったか知ってる?」
「残念ながら俺も同じなんだ。だから心配だったんだけど、良かった。一緒に転生してたんだね。」
「うん……蓮はさ、私の事まだ好き?何か分からないのだけど、もう離れたくないし、いい匂いがするの……」
「陛下。それはもしかしたら番では?」
「なっ!それは勇者と陛下が……」
「そっか……蓮。私の事まだ好き?」
「ううん、愛してる。ずっとずっと守るって約束したのにな。遅くなってごめんな。」
「ううん、なら、私の旦那様になってくれる?」
「良いのか?そんなにあっさり。あっちゃん今、魔王何だろ?」
「だって、蓮は、私を殺す?」
「いや、殺さない。」
「なら、無害で私の番だもの。実力もあるし。ね?ラビニア。良いでしょ?」
「陛下がお決めになったことならば私は、従いますよ。」
「良かった。じゃあ蓮は、これから私の婚約者様ね?」
「かしこまりました。」
「皆にも伝えておきましょう。」
「えぇ、でも話が終わるまでは、そこに居てね?」
「「かしこまりました。」」
2人は綺麗な例を取る。
私は、玉座に座ってまた話す。
「さて、さっきから殺気むき出しの方たちは、お帰り願ってもいいかしら?」
「あっちゃん喋り方……」
「それは、後で話すわ。」
私は、偉そうに足をくんで肘を立てる。
「帰るわけないじゃないですか。私達は、貴方を殺しに来たんですよ!何で勇者様を誑かしてるんですか?!」
「そうニャ!騙されてるニャ!レンは、アタイらの伴侶になるんだニャ!」
「え?」
私は、蓮を見る。
……まぁそうだよね……私となんてもう、好きになんてもう無いよね。
蓮は、めっちゃあの子達を睨んでる。
「本人は、その気ないみたいだが?」
「そ、それは照れ隠しニャ!」
「そ、そうです!ぽっと出の 魔王何かに邪魔されて溜まるもんですか!大人しく死になさい!」
「そう……死ね……」
わぉ、猫さんと、聖女さんと幼女魔法使いは、蓮のこと好きなのかな?
「蓮。お前は、あ奴らのこと好きなのか?」
「いや、全く。逆に鬱陶しい位。」
おぅ、即答です。
「嘘よ!そんな訳ないわ!」
「そうニャ!レンは、アタイのことが好きなのニャ!」
「嘘……本当に……死ね……」
大丈夫かな。この人たち……
「宰相よ。人間達は、こんなに面倒臭い性格をして居るのか?」
「はっ、魂が綺麗な物も居るのですが、人間どもは、欲深くこの様に魂が汚い様なゴミ虫は、沢山居るのです。」
「はぁ、例の件は、失敗になりそうだな。」
「誠に哀れでございます。」
例の件と言うのは、人間達と同盟国にすると言うもの。
文化の違いがあるものの、こちらはこちらの利用しやすい物を盗み取る様なもの。
「ちょっと!私達を無視するんじゃないわよ!」
「何でお主達の相手をしなければならないのだ?まだ、家畜達に餌をやっている方が有意義な時間になるぞ?」
「くっ、舐めやがって、……【シャイニング・レイルアロー】!」
光の矢っか。それも雨のように大量の。
蓮が守ろうとしたのでそれを手で制す。
「後悔したって遅いんだから!私の最大攻撃魔法!何と、第7級よ!」
「フッ、我に傷が付けられるならやってみるがいい。」
何かノリノリになってます。私。
「蓮?」
「やっぱりあっちゃんだ……」
「「「「え?」」」」
「陛下、お知り合いですか?」
「勇者様、お知り合いですか?」
「あぁ、我に……ちょっと喋りずらいな……立っていいか?」
「えぇ、どうぞ。」
「ふぅ、小さい頃に私待ち人だって話したでしょ?その時の私の……その……恋人……////」
「「え?」」
「勇者様、魔王が知り合いなのですか?」
「あぁ、俺の恋人だからな。」
「「「えぇ!?」」」
「そんな……」
「蓮、久しぶり。」
「うん、あっちゃんも凄いことになってんね。」
その視線は、私の胸に……
「……エッチ。」
「わぁぁぁ!ごめんごめん!!いや、だって、久々に会ったらあっちゃんが角やら胸やら髪やら目やら変わってるのだもん!」
「いや、角や髪、目は、分かるけど胸は、言わないでよ……」
「……ごめん……」
「許す……」
そう言って私達は、笑い合う。
懐かしいなぁ……何年ぶりだろう、楽しい会話は……
「「「「勇者様が笑ってる……」」」」
「え?蓮、笑ってなかったの?保育園の頃とかわってないかんじなの……?」
「だって、あっちゃんが居ない世界で何が楽しいんだよ……」
「うっ、嬉しいけど、人前でそんな事……言わないでよ……」
「陛下が照れておらっしゃる……」
「そう言うあっちゃんだって同じ感じだったんじゃない?」
「むぅ……お互い様だね。」
私は、後ろを向いてちょっと言う。
「少しだけ話して来ていい?」
「……陛下がお怪我をされないのならば……」
「そうですね……お怪我をされないようにして下さいね。」
「分かったわ。」
私は、2人の許可が出たのでゆっくりと蓮の方へ行く。
「蓮……」
「あっちゃん……」
私達は、久しぶりに会えた喜びで泣いてしまった。
蓮が私を抱きしめてくれる。懐かしい……
「会いたかったよ……」
「俺も……あっちゃんが魔王になってるって聞いてめっちゃ急いだけどまさか6年も掛かるなんてね。」
「蓮は、めっちゃ筋肉質になったね。」
「嫌い?」
「ううん、細マッチョ?って言うんだけ?カッコイイよ。」
「あっちゃんは、とっても可愛くなった。前も可愛かったけど今もかわいい」
「ありがとう。私トラックに引かれてからその後の記憶が無いの。あの後どうなったか知ってる?」
「残念ながら俺も同じなんだ。だから心配だったんだけど、良かった。一緒に転生してたんだね。」
「うん……蓮はさ、私の事まだ好き?何か分からないのだけど、もう離れたくないし、いい匂いがするの……」
「陛下。それはもしかしたら番では?」
「なっ!それは勇者と陛下が……」
「そっか……蓮。私の事まだ好き?」
「ううん、愛してる。ずっとずっと守るって約束したのにな。遅くなってごめんな。」
「ううん、なら、私の旦那様になってくれる?」
「良いのか?そんなにあっさり。あっちゃん今、魔王何だろ?」
「だって、蓮は、私を殺す?」
「いや、殺さない。」
「なら、無害で私の番だもの。実力もあるし。ね?ラビニア。良いでしょ?」
「陛下がお決めになったことならば私は、従いますよ。」
「良かった。じゃあ蓮は、これから私の婚約者様ね?」
「かしこまりました。」
「皆にも伝えておきましょう。」
「えぇ、でも話が終わるまでは、そこに居てね?」
「「かしこまりました。」」
2人は綺麗な例を取る。
私は、玉座に座ってまた話す。
「さて、さっきから殺気むき出しの方たちは、お帰り願ってもいいかしら?」
「あっちゃん喋り方……」
「それは、後で話すわ。」
私は、偉そうに足をくんで肘を立てる。
「帰るわけないじゃないですか。私達は、貴方を殺しに来たんですよ!何で勇者様を誑かしてるんですか?!」
「そうニャ!騙されてるニャ!レンは、アタイらの伴侶になるんだニャ!」
「え?」
私は、蓮を見る。
……まぁそうだよね……私となんてもう、好きになんてもう無いよね。
蓮は、めっちゃあの子達を睨んでる。
「本人は、その気ないみたいだが?」
「そ、それは照れ隠しニャ!」
「そ、そうです!ぽっと出の 魔王何かに邪魔されて溜まるもんですか!大人しく死になさい!」
「そう……死ね……」
わぉ、猫さんと、聖女さんと幼女魔法使いは、蓮のこと好きなのかな?
「蓮。お前は、あ奴らのこと好きなのか?」
「いや、全く。逆に鬱陶しい位。」
おぅ、即答です。
「嘘よ!そんな訳ないわ!」
「そうニャ!レンは、アタイのことが好きなのニャ!」
「嘘……本当に……死ね……」
大丈夫かな。この人たち……
「宰相よ。人間達は、こんなに面倒臭い性格をして居るのか?」
「はっ、魂が綺麗な物も居るのですが、人間どもは、欲深くこの様に魂が汚い様なゴミ虫は、沢山居るのです。」
「はぁ、例の件は、失敗になりそうだな。」
「誠に哀れでございます。」
例の件と言うのは、人間達と同盟国にすると言うもの。
文化の違いがあるものの、こちらはこちらの利用しやすい物を盗み取る様なもの。
「ちょっと!私達を無視するんじゃないわよ!」
「何でお主達の相手をしなければならないのだ?まだ、家畜達に餌をやっている方が有意義な時間になるぞ?」
「くっ、舐めやがって、……【シャイニング・レイルアロー】!」
光の矢っか。それも雨のように大量の。
蓮が守ろうとしたのでそれを手で制す。
「後悔したって遅いんだから!私の最大攻撃魔法!何と、第7級よ!」
「フッ、我に傷が付けられるならやってみるがいい。」
何かノリノリになってます。私。
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