66 / 261
第三章 出会い
66
しおりを挟む
「そんなもん好きなだけ迷惑かけてくれよ。いくらでも受け止めるから。とりあえず、俺らは触らないようにしたら大丈夫か?」
「うん。怖いことがあったら、都度怖いからやめてって言うようにするよ。あと、新しい包帯が欲しい。意外と腕がすれて痛いから。」
包帯を濡らしてしまったため俺は先ほど巻かれていたものを捨てた。
この家には包帯がないので買いに行かなければならないのだが、俺にそんな元気はない。
「多田、お前行って来い。この亀に迷惑かけた罰だ。」
京介が命令すれば、多田は1つ返事で動いて包帯を買いに出かけた。
こんなにすんなり行ってくれることも想定外だったため、少し申し訳なくなる。
「なぁ亀、1つ聞いてもいいか?」
京介は遠慮気味に尋ねてくるので、俺は何を?という意味で首を傾げる。
「亀がこっち来たのって、その中学の暴行が原因?」
「まぁ、そうだね。もう会いたくなかったから。でももう、それは解決したから。ここにきて会うこともないし、吹っ切れてるよ。」
「そっか。それならいいんだ。他にも何かあったら言えよ。何でも聞くから。」
「ありがと。今のとこはないよ。」
その後は軽く談笑していた。
多田が包帯を買って帰ってくれば触れないように巻いてくれ、外気に触れてひりひりするのが少しでも和らぐ。
「あとさっき連絡があったんだけど、柿原が入院したらしい。殴られて道端に倒れてたのを保護されたって。もしかしたら火神たちがやったのかも。亀何か覚えてない?」
「あー、何か再起不能にしていいって火神が言ってたかな、たぶん。」
「なら、その線は強そうだね。俺らの仕事取られちゃった。」
「その様子だと、アイツはもう学校には来ない、っつーかこれねぇだろうな。」
「え?そうなの?」
「あの火神たちに目を付けられて入院するまで殴られてんのに、戻ってこれねぇだろ。余程亀に執着してたら戻ってくるかも知れねぇけど。」
「それに、その場に市瀬はいなかったのに市瀬が届けにきたってことは、色々後始末をしてる可能性が高いね。柿原が発見されたのは橋の下の土手だって話だから、釘をさして捨てたんじゃないかな。目は覚めてて警察の聴取があったみたいだけど、亀のことはもちろん火神たちの名前も一切出してない。このまま姿を消すと思う。」
「うん。怖いことがあったら、都度怖いからやめてって言うようにするよ。あと、新しい包帯が欲しい。意外と腕がすれて痛いから。」
包帯を濡らしてしまったため俺は先ほど巻かれていたものを捨てた。
この家には包帯がないので買いに行かなければならないのだが、俺にそんな元気はない。
「多田、お前行って来い。この亀に迷惑かけた罰だ。」
京介が命令すれば、多田は1つ返事で動いて包帯を買いに出かけた。
こんなにすんなり行ってくれることも想定外だったため、少し申し訳なくなる。
「なぁ亀、1つ聞いてもいいか?」
京介は遠慮気味に尋ねてくるので、俺は何を?という意味で首を傾げる。
「亀がこっち来たのって、その中学の暴行が原因?」
「まぁ、そうだね。もう会いたくなかったから。でももう、それは解決したから。ここにきて会うこともないし、吹っ切れてるよ。」
「そっか。それならいいんだ。他にも何かあったら言えよ。何でも聞くから。」
「ありがと。今のとこはないよ。」
その後は軽く談笑していた。
多田が包帯を買って帰ってくれば触れないように巻いてくれ、外気に触れてひりひりするのが少しでも和らぐ。
「あとさっき連絡があったんだけど、柿原が入院したらしい。殴られて道端に倒れてたのを保護されたって。もしかしたら火神たちがやったのかも。亀何か覚えてない?」
「あー、何か再起不能にしていいって火神が言ってたかな、たぶん。」
「なら、その線は強そうだね。俺らの仕事取られちゃった。」
「その様子だと、アイツはもう学校には来ない、っつーかこれねぇだろうな。」
「え?そうなの?」
「あの火神たちに目を付けられて入院するまで殴られてんのに、戻ってこれねぇだろ。余程亀に執着してたら戻ってくるかも知れねぇけど。」
「それに、その場に市瀬はいなかったのに市瀬が届けにきたってことは、色々後始末をしてる可能性が高いね。柿原が発見されたのは橋の下の土手だって話だから、釘をさして捨てたんじゃないかな。目は覚めてて警察の聴取があったみたいだけど、亀のことはもちろん火神たちの名前も一切出してない。このまま姿を消すと思う。」
0
あなたにおすすめの小説
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)
相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~
柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。
合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる