77 / 261
第四章 力の格差
77
しおりを挟む
それから、俺の体調は直ぐにとはいかなかったが、徐々に回復に向かった。
京介たちが常に俺と行動を共にするようになったので危険からも守られ、誰かから襲われるという危機感も感じずに済んだおかげだと思う。
ただ、そのせいで俺は完全に京介の側近という位置づけになってしまっていた。
入学当初は遊んでくれていた真面目な子達も段々距離を置かれ、その代わりに俺は京介たちの取り巻きとよく話すようになった。
喧嘩をするような人たちだからといって悪い人たちではない。
趣味も合えば話も合う人はおり、京介か多田がいない状況では遊ぶことはなかったが、グループで遊ぶようにもなった。
しかし、俺の家は京介と多田以外は来ることはなかった。
俺も呼ぼうとは思わなかったし、やはり最初に仲良くなった2人は特別だった。
だから3人だけで遊ぶことも多いし、作戦を練るときはいつも3人だった。
作戦を練ると言っても、俺は詳しい訳では無いのでその場にいるだけだったが、それでも2人はいつも俺を混じえてくれていた。
当初は見学だけだった対決も、俺が元気になったことによって挑戦してみたらいいと2人に背中を押され、あまり乗り気のしない戦いに出向かされた。
そんな今日は俺のデビュー戦であり、相手は同学年の他クラスの奴らしいのだが、顔も名前も分からないしどれほど強いのかも分からない。
俺は関わりが薄い人を覚えるのが苦手であり、2学期も残すところ半分となった今ですら同じクラスに名前が思い出せないやつがいるぐらいである。
だから二人に尋ねるのだが、俺らより弱いからしか言わないのでひとつも宛てにならなかった。
京介たちが常に俺と行動を共にするようになったので危険からも守られ、誰かから襲われるという危機感も感じずに済んだおかげだと思う。
ただ、そのせいで俺は完全に京介の側近という位置づけになってしまっていた。
入学当初は遊んでくれていた真面目な子達も段々距離を置かれ、その代わりに俺は京介たちの取り巻きとよく話すようになった。
喧嘩をするような人たちだからといって悪い人たちではない。
趣味も合えば話も合う人はおり、京介か多田がいない状況では遊ぶことはなかったが、グループで遊ぶようにもなった。
しかし、俺の家は京介と多田以外は来ることはなかった。
俺も呼ぼうとは思わなかったし、やはり最初に仲良くなった2人は特別だった。
だから3人だけで遊ぶことも多いし、作戦を練るときはいつも3人だった。
作戦を練ると言っても、俺は詳しい訳では無いのでその場にいるだけだったが、それでも2人はいつも俺を混じえてくれていた。
当初は見学だけだった対決も、俺が元気になったことによって挑戦してみたらいいと2人に背中を押され、あまり乗り気のしない戦いに出向かされた。
そんな今日は俺のデビュー戦であり、相手は同学年の他クラスの奴らしいのだが、顔も名前も分からないしどれほど強いのかも分からない。
俺は関わりが薄い人を覚えるのが苦手であり、2学期も残すところ半分となった今ですら同じクラスに名前が思い出せないやつがいるぐらいである。
だから二人に尋ねるのだが、俺らより弱いからしか言わないのでひとつも宛てにならなかった。
0
あなたにおすすめの小説
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ハイスペックED~元凶の貧乏大学生と同居生活~
みきち@書籍発売中!
BL
イケメン投資家(24)が、学生時代に初恋拗らせてEDになり、元凶の貧乏大学生(19)と同居する話。
成り行きで添い寝してたらとんでも関係になっちゃう、コメディ風+お料理要素あり♪
イケメン投資家(高見)×貧乏大学生(主人公:凛)
相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~
柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。
合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる