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第七章 従順な俺
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「颯斗の母親の裁判で、俺の親父が検察官をしたんだよ。その裁判で、悪質性を説いて刑期を長くしてくれた。その姿見て、本気で目指そうと思った。あのときはその力があれば颯斗を守れるかもしれないとかガキなりに思ってただけだけどね。」
そんな過去があるとは思いもしなかった。
そしてそれだけしっかりした理由があることにも少し驚いていた。
やはりあのランクを目指す人にはきちんとした理由がある。
俺みたいに何の理由もなくただ従っているだけなど、到底及ばない。
「都内屈指の大学を受験する身として亀ちゃんに言っておくけど、しんどいなら辞めた方がいい。何も目的がなく行って、その後の4年間興味のない桁違いの勉強をするのは、相当な苦痛だよ。倒れるまで抱え込む亀ちゃんが耐えれるとは思えない。」
「そんなの、俺だって行きたくない。でも、逆らえない。俺は、従わないといけないから。」
「亀ちゃんのそれはもう呪いだね。俺は自由にさせてくれる親の元で育ったから分かってあげられないけど、この1年しっかり考えたほうがいいよ。死ぬ気で親に反抗するか、その大学で意地でも自分のしたいことを見つけるか。どっちか決めないと、体調を崩すのは目に見えてるよ。」
智くんの言うとおりだろう。
ただ親に言われたからといって従うだけならば、俺に待ち受けている大学生活は苦行だ。
やりたいことを見つけるか、親に反抗するか。
二者択一。
来年、大学受験をするまでに、俺は決めなければならない。
「智くん、今まで家のこと喋ろうとしなかったのに、話してくれていいの?」
「ま、主に俺の親父の経歴から颯斗の事件の話がバレることを危惧してたってのが理由だから。亀ちゃんから漏れる心配もなさそうだし、この間ぶっ倒れたのは衝撃的だったからね。こんなに自分を追い込む子を見て見ぬ振りはさすがにできないよ。」
「何かごめんね。変な心配させちゃって。」
「別にいいよ。そうやって自分が悪いって思うのも辞めたら?幼少期に親から刷り込まれたものをそう簡単に捨てろとは言えないけど、自分が自分がって思うのは悪い癖だよ。」
「うん。気をつける。」
「亮ちゃんもついでに話したら?」
「何で俺もやねん。」
「可愛い後輩が人生の岐路に立ってるのに先輩としてアドバイスしないのはナンセンスじゃない?」
そういう智くんに亮は仕方がないなというような表情をして1つ溜め息をついた。
そんな過去があるとは思いもしなかった。
そしてそれだけしっかりした理由があることにも少し驚いていた。
やはりあのランクを目指す人にはきちんとした理由がある。
俺みたいに何の理由もなくただ従っているだけなど、到底及ばない。
「都内屈指の大学を受験する身として亀ちゃんに言っておくけど、しんどいなら辞めた方がいい。何も目的がなく行って、その後の4年間興味のない桁違いの勉強をするのは、相当な苦痛だよ。倒れるまで抱え込む亀ちゃんが耐えれるとは思えない。」
「そんなの、俺だって行きたくない。でも、逆らえない。俺は、従わないといけないから。」
「亀ちゃんのそれはもう呪いだね。俺は自由にさせてくれる親の元で育ったから分かってあげられないけど、この1年しっかり考えたほうがいいよ。死ぬ気で親に反抗するか、その大学で意地でも自分のしたいことを見つけるか。どっちか決めないと、体調を崩すのは目に見えてるよ。」
智くんの言うとおりだろう。
ただ親に言われたからといって従うだけならば、俺に待ち受けている大学生活は苦行だ。
やりたいことを見つけるか、親に反抗するか。
二者択一。
来年、大学受験をするまでに、俺は決めなければならない。
「智くん、今まで家のこと喋ろうとしなかったのに、話してくれていいの?」
「ま、主に俺の親父の経歴から颯斗の事件の話がバレることを危惧してたってのが理由だから。亀ちゃんから漏れる心配もなさそうだし、この間ぶっ倒れたのは衝撃的だったからね。こんなに自分を追い込む子を見て見ぬ振りはさすがにできないよ。」
「何かごめんね。変な心配させちゃって。」
「別にいいよ。そうやって自分が悪いって思うのも辞めたら?幼少期に親から刷り込まれたものをそう簡単に捨てろとは言えないけど、自分が自分がって思うのは悪い癖だよ。」
「うん。気をつける。」
「亮ちゃんもついでに話したら?」
「何で俺もやねん。」
「可愛い後輩が人生の岐路に立ってるのに先輩としてアドバイスしないのはナンセンスじゃない?」
そういう智くんに亮は仕方がないなというような表情をして1つ溜め息をついた。
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