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第三章 出会い
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「あ、亀城くん。」
俺は暑さにかまけて自転車で登校をしていたので駐輪場にきていた。
そこで声をかけられ鍵を差し込むために俯いていた顔を上げる。
視界に入った人物に俺は思わずため息が出そうになるのを何とか飲み込んだ。
「何?」
俺に向かって手を振っている柿原に一言問いかける。
「もう帰る?僕も今日部活なくてもう帰るんだ。」
「そっか。また二学期にな。」
「あ、待って。一緒に帰らない?話したいこともあるんだ。」
「あー、ごめんけど用事あるから。何かあるなら今ここで聞くけど、手短にお願いできる?」
俺はあの日からあからさまに避けている。
バイト先に来なくなったのはそのせいも一理あるかもしれない。
「えっと、本当に田中くんと関わってて何もない?我慢してない?」
「あのさ、何回言えば分かんの?俺は好きで関わってるし京介たちが俺に何かを強いることもない。何が言いたいわけ?」
「いや、ただ僕は心配なだけで・・・。ほら、喧嘩もしてるし、亀城くん遅刻が多くなったでしょ?その日は必ず田中くんたちと遊んだ翌日だから、少なからず影響してると思って。」
「だとしても、それが柿原に関係あるの?お前は俺の保護者か?」
「そういうわけじゃないけど、でも亀城くんはあんな人たちと関わるタイプじゃないでしょ?朝比奈って真面目なところだし、実際亀城くんには品があるし。」
「勝手な決めつけやめてくれる?俺の何を知ってんの?朝比奈に通う奴が全員同じ人格だとでも思ってんの?」
「そうじゃないけど、でも亀城くんは僕達真面目と仲良くしてるし、喧嘩もしない。あの人たちとは違うよ。勉強も出来るし、賢いし、品もあって常識もある。もったいないよ。」
「何を勘違いしてんのか知らないけど、見た目で判断するのやめたら?京介たちは賢いし常識もある。他人にどやかく言われるような奴らじゃない。逆に、俺だって品行方正なわけじゃない。お前の思い込みを押し付けるなよ。俺らのことろくに知らないくせに。」
「知ってるよ。特に亀城くんのことはよく知ってる。亀城くんは本当に綺麗なんだ。あんな奴らに穢されていい人じゃないんだ。」
「は?何お前、マジでキモいんだけど。」
「そんなこと言う人じゃないんだ、本当は。亀城くんはもっと純粋で綺麗な人なんだ。接客態度やバイト先の人との関係を見てたら分かるよ。僕が行ったときも綺麗な仕草で僕に笑いかけてくれた。僕の適当なオーダーにも少ない言葉で応えてくれた。学校でも僕と話をしてくれた。嫌な顔1つせず笑いかけてくれた。そんな優しい真面目な人なのに、一緒に帰ってる途中でも連れて行くような野蛮な奴らで、家に人を上げるのが嫌なのに田中くんたちが入り浸ってるから遅刻するようになったんだよね?僕が行けないのもずっと田中くんたちがいるからでしょ?アイツ等のせいなんでしょ?」
俺は今目の前意にいる柿原が心底気持ち悪かった。
言っていることは支離滅裂だし、全てが思い込みでものを喋っている。
俺がいつ笑いかけただろうか。来た時に俺は笑いかけてなど一度もない。
オーダーもメニューにあるものを出しただけである。
まともに会話が出来るとは思えない。
俺は暑さにかまけて自転車で登校をしていたので駐輪場にきていた。
そこで声をかけられ鍵を差し込むために俯いていた顔を上げる。
視界に入った人物に俺は思わずため息が出そうになるのを何とか飲み込んだ。
「何?」
俺に向かって手を振っている柿原に一言問いかける。
「もう帰る?僕も今日部活なくてもう帰るんだ。」
「そっか。また二学期にな。」
「あ、待って。一緒に帰らない?話したいこともあるんだ。」
「あー、ごめんけど用事あるから。何かあるなら今ここで聞くけど、手短にお願いできる?」
俺はあの日からあからさまに避けている。
バイト先に来なくなったのはそのせいも一理あるかもしれない。
「えっと、本当に田中くんと関わってて何もない?我慢してない?」
「あのさ、何回言えば分かんの?俺は好きで関わってるし京介たちが俺に何かを強いることもない。何が言いたいわけ?」
「いや、ただ僕は心配なだけで・・・。ほら、喧嘩もしてるし、亀城くん遅刻が多くなったでしょ?その日は必ず田中くんたちと遊んだ翌日だから、少なからず影響してると思って。」
「だとしても、それが柿原に関係あるの?お前は俺の保護者か?」
「そういうわけじゃないけど、でも亀城くんはあんな人たちと関わるタイプじゃないでしょ?朝比奈って真面目なところだし、実際亀城くんには品があるし。」
「勝手な決めつけやめてくれる?俺の何を知ってんの?朝比奈に通う奴が全員同じ人格だとでも思ってんの?」
「そうじゃないけど、でも亀城くんは僕達真面目と仲良くしてるし、喧嘩もしない。あの人たちとは違うよ。勉強も出来るし、賢いし、品もあって常識もある。もったいないよ。」
「何を勘違いしてんのか知らないけど、見た目で判断するのやめたら?京介たちは賢いし常識もある。他人にどやかく言われるような奴らじゃない。逆に、俺だって品行方正なわけじゃない。お前の思い込みを押し付けるなよ。俺らのことろくに知らないくせに。」
「知ってるよ。特に亀城くんのことはよく知ってる。亀城くんは本当に綺麗なんだ。あんな奴らに穢されていい人じゃないんだ。」
「は?何お前、マジでキモいんだけど。」
「そんなこと言う人じゃないんだ、本当は。亀城くんはもっと純粋で綺麗な人なんだ。接客態度やバイト先の人との関係を見てたら分かるよ。僕が行ったときも綺麗な仕草で僕に笑いかけてくれた。僕の適当なオーダーにも少ない言葉で応えてくれた。学校でも僕と話をしてくれた。嫌な顔1つせず笑いかけてくれた。そんな優しい真面目な人なのに、一緒に帰ってる途中でも連れて行くような野蛮な奴らで、家に人を上げるのが嫌なのに田中くんたちが入り浸ってるから遅刻するようになったんだよね?僕が行けないのもずっと田中くんたちがいるからでしょ?アイツ等のせいなんでしょ?」
俺は今目の前意にいる柿原が心底気持ち悪かった。
言っていることは支離滅裂だし、全てが思い込みでものを喋っている。
俺がいつ笑いかけただろうか。来た時に俺は笑いかけてなど一度もない。
オーダーもメニューにあるものを出しただけである。
まともに会話が出来るとは思えない。
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