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1章 〜ジェントルメンズプレイクラブ〜
10話 〜披露艶 その3〜
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2度目のお色直しとしてステージから☆☆☆☆たちが下がるとステージ上には10匹ほどの奴隷が全裸で現れた。
顔立ちはいずれも女のような顔をしているがどれもしっかりと男のシンボルが存在した。
また、髪はショートやロング、ストレートやウェーブと様々であり、肌の色も黒人、白人、黄色人種とやはり様々であった。
その中でも異様で目を引いたのは幼さを思わせるような顔立ちで低い身長のモノがいる。しかし胸は爆乳と表現されるほど大きくシンボルも巨根と言えるほどにしっかりと大きく太かった。
一方で身長が高く顔立ちも他に劣らぬほど女のようであるにも関わらず、身体は筋肉質の男を思わせるような身体つきのモノがいた。ボディビルダーでも女性ビルダーは存在するがそうではなく、はっきりと男の身体つきと思えるほどなのだ。
マスクドキャスト「皆様。これよりクリエイティブビューティーボディ社の新たなる事業展開をご案内させていただきます。この度、クリエイティブビューティーボディ社では新たな取り組みとしましてラブドール産業に参入致します。高性能AIを導入し・・・」
他の宣伝と同様にモニターを使って説明が行われていく。
ステージ上に登場した10匹ほどの奴隷たちはこの高性能AI搭載のラブドールであった。
マスクドキャスト「・・・・・多様多岐にわたる購入者の各種様々なご要望にお応えするべく・・・・・」
マスクドキャストによって商品説明が始まる。
髪型や髪色、身長や体型、肌の色とバリエーションは豊富のようだ。例えば黒髪なども可能なようだし、ブロンドや赤、青、ピンクやオレンジ等の髪色にも出来るようだ。
体格も高身長で細身から低身長で豊満なども出来るし、細マッチョみたいなモノも可能なようである。
顔もいくつかのモデルバリエーションから選んでそのままも出来れば、モデルバリエーションから選びつつ微調整する事も出来ると説明された。
加えて乳房の大きさや男性器のサイズも幅広く豊富なバリエーションがあるから、購入者それぞれによってかなり細かな注文が可能であろう。
ステージ上に並んだそれぞれもまた前述した通りバリエーション豊かなラインナップである事を示していた。
マスクドキャスト「また、クリエイティブビューティーボディ社の事業展開としましては、オス型・メス型・レディボーイ型と3タイプのラブドールを展開致します。本日のこちらに並ぶのはレディボーイ型となります。ここにお集まりの皆様はメス型は特段必要とされない事と思いますが、メス型オプションとしまして、アンドロギュノスモデルのプランもございます。オス型やメス型のラブドールの詳細希望の方には別途ご案内させていただきますので・・・・・」
マスクドキャストの説明は続く。
このクリエイティブビューティーボディ社はミス隷美がCEOを務める会社だ。
美に隷属するからと『隷美』と名付けたほど美を探究・追求する隷美が自らの美のために考案した技術などが同じように美に憧れる人々に大ヒット。どれもこれも隷美は自身のためだったがクリエイティブビューティーボディ社が展開する事業はみるみるうちに急成長した。
だが、今回のラブドール展開は少し違った。このラブドールの大元は隷美のお付きである『A』『B』なのだ。
マダム薫子のお付きからこの2匹を連れているが、様々なシーンでこの2匹の話題になる。こういうのが居ればなと言われるのだ。だが、マダム薫子や隷美のように生身のこういったお付きを揃えるのは容易ではない。
ならばいっその事と考案し試行錯誤の末に誕生したのが、高性能AI搭載のラブドールというわけである。搭載された高性能AIは購入時点のままではなく、どんどんと学習していく。使用者がどんな性癖かどんな事に喜ぶかご奉仕等でもそれぞれ気持ちいいポイントは違うが、使われていく事でどこが1番気持ちいいポイントなのかをご奉仕しながら使用者に合わせて学習していくため、使い込むほどに使用者専用のパートナーとなる。
例えば、会場でもバニーキャストを悩ませている下着コレクション男が使用者になればそのラブドールは喜んで何度だってパンツを長時間(数日)履き、ブラジャーに(疑似)射精するし、ラブドール自らも使用者の彼のために下着をコレクトしてくるだろう。もちろん、あの会員にとっては自分自身でコレクトしてこその喜びなのでそこまで望むかは定かではない。
または、前述(2話 ~トイレ当番~参照)した今も会場のどこかで赤いマスカレードマスクのお付きの者に責め立てられているであろう金会員が購入し使用者になったなら、このラブドールもまた学習する事で今回のお付きのように四つん這いの主人を鞭で打ち、ラブドールに備わったシンボルにご奉仕させるようになるだろう。
このように今回搭載される高性能AIはかなり性能がよく、また学習機能もかなり良いものだった。
それこそミス隷美が『A』と『B』によって作り出している”椅子”に座っているが、このような芸当も2体購入してそれぞれに学習させれば可能になるだろう。
髪質や肌の質感なども様々であるし、お風呂やプール、海なども一緒に入れるほどの防水性がある。
本来は必要のない食事(別途メンテナンスは必要)や歯磨きなどについてもあえてさせる事が可能であった。
クリエイティブビューティーボディ社のラブドール事業のステージ説明が終わると別企業の宣伝が始まった。3社目の宣伝が終わるとステージ上にお色直しを終えた伴侶奴隷と☆☆☆☆、動物のマスクの男達が姿を見せた。
再びステージに登場した伴侶奴隷は見るからに卑猥な紋様が身体のあちこちに見て取れる装いだった。
目隠しなどはそのままに大の字のように首輪や手枷足枷などによって宙吊りの鉄製の枠組みに拘束されており、その鉄製の枠組みを男達が押して出て来たのだ。
その全身を会場のカメラが捉えれてモニターに映し出している。そのモニター映像によって身体中に施された紋様などが見て取れるのだが、会員たちはまだよく分かっていなかった。
マスクドキャスト「皆様。大変長らくお待たせ致しました。」
マスクドキャストのアナウンスが入る。
マスクドキャスト「花嫁奴隷の2度目のお色直しが終わりまして、皆様の前に登場した姿をご覧ください。えぇ~、ステージ上の伴侶奴隷の姿は会場モニターにも映っておりますので、そちらでよくご覧いただけますが、今後伴侶奴隷の全身に☆☆☆☆様によって刺青が施されるそうです。ですが、全身の刺青はかなりの時間が掛かるため、今この場ですぐに施術出来ませんので、代わりにどのような刺青になるのかをシールを用いまして、伴侶奴隷の身体に表現致しました。」
マスクドキャストのアナウンスにより、伴侶奴隷の身体のあちこちに見て取れるソレらは身体に貼られたシールだと説明があった。今宵はシールであるが、このシールと同じものを後日この身体に刺青として彫り込まれるらしい。刺青であるから、この場ですぐに完成はしないため、刻み込む刺青を模倣したシールでの演出だった。
シールでの演出とはいえ、実際に目に出来る演出は視覚効果がありわかりやすくて伝わりやすい。見た者誰もがこの伴侶奴隷に刻まれる淫らな刻印をかなり妖艶なモノと認識した。
相変わらず目隠しや鼻フックを施されたままの顔には特段刺青が入る気配は無いようだ。
同じように首周りにも首輪が嵌められていて刺青を彫り込む気配はなかった。
この時伴侶奴隷の首に嵌められていた首輪は式の入場の際に着けていた白い首輪ではなく、無骨な黒革の太いものが巻かれており、ちょうど喉仏があろう中央部分にあるDリングから2本のメタルチェーンが伸びている。それらは伴侶奴隷の乳房の間、つまり谷間部分を通って一度下乳辺りまでたわみ、そこから上に向かって乳首ピアスの半円部分にカラビナのような金具で繋がっていた。
首の下、鎖骨辺りから乳房の上辺りまで”前胸部”と呼ばれる位置にはショッキングピンクのような色合いで淫紋のひとつ『搾乳』が彫り込まれるようだ。
マスクドキャスト「伴侶奴隷の豊満な乳房の上、前胸部には『搾乳』の淫紋が入ります。こちらは、胸が大きくなって母乳が出るようになると言われる淫紋です。そして搾乳されますと快感を感じるようになり、この快感は中毒性があるため搾乳を繰り返される事によって更なる快感を求めて自ら搾乳を懇願してしまう様になるのです。」
次に豊満な乳房の下にもショッキングピンクで『嬌艶』の淫紋が入るようだ。
マスクドキャスト「えぇ、搾乳から下方。伴侶奴隷のおっぱいの下に成ります。おっぱいが大きいため、やや下乳が掛かる形となりますが、ここに『嬌艶』の淫紋が彫り込まれる予定です。こちらは、発情し胸や腰、唇が大きくなる効果を持ちます。」
そしてHカップの豊満な乳房にもしっかり刺青が入るようだ。左右ともに乳首は淫具が嵌められているが、その乳首を中心として『おま⚫️こマーク』と呼ばれるマークが黒のかなり太いラインで描かれるようだ。さらにその太いラインであるが、実は細いラインの緻密なレース模様で形成されており、それがラインとしては黒の太いラインに見えているのだ。つまり、遠目には黒の太いラインで『おま⚫️こマーク』が乳房にあしらわれているように見えるが、近づいてよく見るとその太いラインは緻密なレース模様の細いラインの集合なのである。かなり手の込んだ刺青になるようだ。
『嬌艶』淫紋の下からへその上の部分には何も記されていない。へその下、恥丘と呼ばれるところにはバイオレンスパープルで『自卑』の淫紋が施されるようである。
マスクドキャスト「『自卑』の淫紋が施されますと興奮した際やセックスの時にペットや家畜のように成り下がります。」
クイーン藍蘭「なんだい☆☆☆☆のヤツ。かなり悪趣味だね。あんなにあれこれ書いてちゃ何がなんだかわかりゃしないよ。シンプルイズベスト、ビシッと一発バンと書いて終わりが1番だよ」
ステージで繰り広げられている伴侶奴隷の刺青説明を見ていたクイーン藍蘭が愚痴る。何事もシンプルに考えているクイーン藍蘭にとっては退屈な時間になってしまったようだ。ただ、☆☆☆☆からの直接の招待を受けて参加しており、退屈だが”帰ろう”とはしなかったようだ。
ステージに話を戻すと宙吊りの鉄製の枠組みが回転し伴侶奴隷の背中が会場に向けられた。
背中は首下辺りから背骨の位置に縦書きで『肉ちんぽ狂い変態マゾ妻アナルマンコ奴隷』と彫り込まれる。そしてソレを中心として左右別々の文面が黒で刻み込まれるようだ。
向かって右側には先ず『”せいやく”』の淫紋が紫色で彫り込まれるようだ。これは『制約』の意味合いと『誓約』の意味合いを併せ持つ淫紋である。その下、大きく1行目として『奴隷婚式』そして同じ大きさで2行目『変態宣誓文』と記され、3行目からは小さな文字ではあるが、”『この身、この心、私の人権も生死に至るまですべてをご主人様に捧げ、いついかなる時もどんな場所であってもご主人様に媚びへつらい、付き従うことをここに誓います。ご主人様からのご命令やご指示などはたとえ羞恥、卑猥、破廉恥、醜態、非道、外道、残酷なものや死に至る事であってもこの身が果てるまですべて甘受し実行致します。』と自ら望み、自らの意思で宣誓致しました。”
と彫り込まれるようだ。
これは実際に奴隷婚式で宣誓した内容であった。
一方左側には両親へ向けた文面が記されている。
右側と同じように『盲従』の淫紋が鮮やかなローズマダーで入り、そして1行目は大きな文字で『両親への感謝と謝罪』、2行目は『オスからメス奴隷になりました』と記されている。3行目以降はやはり小さな文字になって、
”お父さん、お母さん、長い間育ててくれてありがとうございました。そして、2人の息子として生まれた私ですが、2人に相談もせず知らせもせずにメスになっていてごめんなさい。私は今のご主人様に出会って、内に秘めていたメスの心に気づかせてもらい、そしてご主人様に陶酔し全てを捧げる事を心に決めました。今後は自ら望んだご主人様のマゾ奴隷として一生涯を送ります。お二人の元に戻る事はありませんが、ご恩は一生忘れません。本当にありがとうございました。”と彫り込むようである。
そしてその文面の下方。臀部のワレメが始まる辺りには尻穴チンポ奴隷と記されている。(文字はもちろん、この部分は”ルビ”まで彫り込むようだ。)
そしてさらに下方、アナル周りにはシールでの表現はなかった。しかし、今までステージ上の伴侶奴隷を映していた会場モニターの映像が切り替わり、そこにアナル周りに彫り込まれる刺青案が映し出されていた。
モニターには四つん這いでアナル周りをアップにされた伴侶奴隷が映っている。そこに、デジタル画像を用いて表しているところによればドドメ色とよく表現される色だが、言い換えると黒紫とでも言うような配色で女性器の小陰唇、大陰唇を彫り込むようだ。これによってアナルマンコとして扱うつもりなのだろう。
また、モニターによるデジタル画像を使ったのもそこにあるのかもしれないが、四つん這いになった時に陰嚢から蟻の戸渡りに掛けて男性器を彫り込むことでちょうどアナルマンコに狙いを定めている配置になるのが伺える。こちらも黒や紫、紺などを用いた配色でカリ高で陰茎にイボをいくつも浮き出した淫らな男根が彫り込まれる予定のようである。
実際、今ステージ上にいる伴侶奴隷の陰嚢は登場時からずっと「スパイクボルト式メタルカプセル型ボールクラッシャー」( 7話 ~ウェディング~参照)が嵌められたままだった。
つまり、今のままでは陰嚢部分が完全に責め具の中で見えていなかった。
同じく特殊な貞操帯ロックで今は見えない伴侶奴隷の男根にも淫紋が入るようだ。
モニターに映されたデジタル画像によれば、鈴口側の陰茎部分に紅色で『敏感』の淫紋が彫り込まれ、さらになんと亀頭には赤紫色で『被虐』の淫紋が彫り込まれると説明された。
しかも、この亀頭に彫り込む『被虐』の淫紋が一番最初に伴侶奴隷の身体に刻み込まれるらしい。
マスクドキャスト「えぇ、そして画面の通り本日は貞操帯ロックに封じられている伴侶奴隷の男根におきましても、陰茎部分に『敏感』の淫紋、そして皆様もお分かりの通りですがとても繊細で敏感な部分であります亀頭にも針を入れて『被虐』の淫紋を刻まれる予定でございます。ここまで伴侶奴隷に施されます刺青につきまして説明してまいりましたが、この亀頭に施される『被虐』の淫紋が1番目、陰茎に施す『敏感』の淫紋が2番目に刻まれる予定となっております。『被虐』の淫紋は虐待される事で興奮し、盲目的な恋に落ちてしまいます。これには痛みの軽減や快楽変換の効果はございません。伴侶奴隷への刺青の際には麻酔などは致しません。一針一針の痛みによって被虐的に刻み込み、その間は常に☆☆☆☆様の画像を見せる事によってご主人様への盲目的な心情を刷り込みます。また、『敏感』の淫紋は性感帯の感度が3倍になりまして、胸や太腿の感度が通常時の性感帯と同等程度まで上昇致します。これにより性感帯はもちろん、胸への刺青の被虐性が増し、『被虐』の淫紋の効果を増幅させます。つまり、この2つを先に刻み込まれた伴侶奴隷の身体にその後彫り込まれる予定の数々の刺青はその一針一針が全て☆☆☆☆様への揺るぎない忠誠、服従に変わるのです。」
マスクドキャスト「かなり大掛かりな刺青が伴侶奴隷に施されるようです。これにて私からのせつめ・・・ん?!あ、も、申し訳ございません。しょ、少々お待ちください。」
マスクドキャストが一礼し、後ろを振り向いた。マスクドキャストが説明を終わろうとした所、バニーキャストの1匹が近付き、なにやらメモを手渡した。それを確認したマスクドキャストが言葉に詰まりながら振り向いて、そのバニーキャストと話をしているのだ。
背中越しに何度か頷いているのがわかる。そして再び会場の方へ振り向く。
マスクドキャスト「た、た、大変失礼致しました。会場の方からのご質問がございました。伴侶奴隷のへその辺りが大きく空いているのにここには何も彫り込まないのか?というご質問です。私の手元には何も資料がなく何もお伝えしませんでしたが、☆☆☆☆様のご回答によりますと”秘密で申し訳ない”との事でございます。わ、私もコレ以外何も聞いておりませんので、ご回答に苦しむところでございますが・・・」
ミス隷美「あらあら、あの冷静なマスクさんがタジタジだ。」
質問したのはこの隷美だった。単純に”なんであそこだけ大きく空くんだろう?”と思っただけだった。しかし、会場のバニーキャストにとっては”会員様からのご質問”だ。丁寧にお受けし、上へ報告した。結果、ステージでマスクドキャストのところにまで届いたがそれよりも言葉に詰まるマスクドキャストがただただ滑稽でミス隷美は笑った。
これに助けられたのはミス隷美の周りに居た会員達だ。お色直し中はもとより、刺青の説明が始まってもなお暇そうにしていたミス隷美。いつ暇つぶしが始まってしまうかと会員達は内心穏やかではなかった。かといってその場から離れようとしたらそれこそ目をつけられるのではないかと不安に駆られて離れられない。そんな中、ミス隷美が笑った。会員達の緊張の糸が解れた瞬間だった。
クイーン藍蘭「ふん、何が秘密だよ。あの悪趣味な☆☆☆☆があんな場所残すはずがないだろうさね。大方あの場所に自分の名前でもバカデカく書き込むつもりなんだろうよ、まったく。これだけ皆に見せておいて、1番大事なところを未発表にして自分の優位性を確認してるんだろうさ。」
ミス隷美がケタケタ笑っているのを遠目に見ながら、再びイライラしているのはクイーン藍蘭だ。ミス隷美の周りが緩んだ一方でクイーン藍蘭の周りの緊張は跳ね上がるばかりだ。
ーーーーーーーーーー
淫紋
『搾乳』
胸が大きくなって母乳が出るようになる。
そして搾乳されると快感を感じ、中毒性があるため搾乳を自ら欲する。
『嬌艶』
常に発情し、胸や腰、唇が大きくなる。
『自卑』
相手に興奮したり、相手とセックスする時にペットや家畜になり下がる。
『せいやく』
この淫紋を刻む者が決めた”制約”の内容を、この淫紋を刻まれる者に”誓約”させる。
『盲従』
永久的に相手の事を信じ続ける。
『敏感』
性感帯の感度が3倍になり、胸や太腿の感度が通常時の性感帯と同等程度まで上昇する。
『被虐』
虐待される事で興奮し、盲目的な恋に落ちる。これには痛みの軽減や快楽変換の効果はない。
顔立ちはいずれも女のような顔をしているがどれもしっかりと男のシンボルが存在した。
また、髪はショートやロング、ストレートやウェーブと様々であり、肌の色も黒人、白人、黄色人種とやはり様々であった。
その中でも異様で目を引いたのは幼さを思わせるような顔立ちで低い身長のモノがいる。しかし胸は爆乳と表現されるほど大きくシンボルも巨根と言えるほどにしっかりと大きく太かった。
一方で身長が高く顔立ちも他に劣らぬほど女のようであるにも関わらず、身体は筋肉質の男を思わせるような身体つきのモノがいた。ボディビルダーでも女性ビルダーは存在するがそうではなく、はっきりと男の身体つきと思えるほどなのだ。
マスクドキャスト「皆様。これよりクリエイティブビューティーボディ社の新たなる事業展開をご案内させていただきます。この度、クリエイティブビューティーボディ社では新たな取り組みとしましてラブドール産業に参入致します。高性能AIを導入し・・・」
他の宣伝と同様にモニターを使って説明が行われていく。
ステージ上に登場した10匹ほどの奴隷たちはこの高性能AI搭載のラブドールであった。
マスクドキャスト「・・・・・多様多岐にわたる購入者の各種様々なご要望にお応えするべく・・・・・」
マスクドキャストによって商品説明が始まる。
髪型や髪色、身長や体型、肌の色とバリエーションは豊富のようだ。例えば黒髪なども可能なようだし、ブロンドや赤、青、ピンクやオレンジ等の髪色にも出来るようだ。
体格も高身長で細身から低身長で豊満なども出来るし、細マッチョみたいなモノも可能なようである。
顔もいくつかのモデルバリエーションから選んでそのままも出来れば、モデルバリエーションから選びつつ微調整する事も出来ると説明された。
加えて乳房の大きさや男性器のサイズも幅広く豊富なバリエーションがあるから、購入者それぞれによってかなり細かな注文が可能であろう。
ステージ上に並んだそれぞれもまた前述した通りバリエーション豊かなラインナップである事を示していた。
マスクドキャスト「また、クリエイティブビューティーボディ社の事業展開としましては、オス型・メス型・レディボーイ型と3タイプのラブドールを展開致します。本日のこちらに並ぶのはレディボーイ型となります。ここにお集まりの皆様はメス型は特段必要とされない事と思いますが、メス型オプションとしまして、アンドロギュノスモデルのプランもございます。オス型やメス型のラブドールの詳細希望の方には別途ご案内させていただきますので・・・・・」
マスクドキャストの説明は続く。
このクリエイティブビューティーボディ社はミス隷美がCEOを務める会社だ。
美に隷属するからと『隷美』と名付けたほど美を探究・追求する隷美が自らの美のために考案した技術などが同じように美に憧れる人々に大ヒット。どれもこれも隷美は自身のためだったがクリエイティブビューティーボディ社が展開する事業はみるみるうちに急成長した。
だが、今回のラブドール展開は少し違った。このラブドールの大元は隷美のお付きである『A』『B』なのだ。
マダム薫子のお付きからこの2匹を連れているが、様々なシーンでこの2匹の話題になる。こういうのが居ればなと言われるのだ。だが、マダム薫子や隷美のように生身のこういったお付きを揃えるのは容易ではない。
ならばいっその事と考案し試行錯誤の末に誕生したのが、高性能AI搭載のラブドールというわけである。搭載された高性能AIは購入時点のままではなく、どんどんと学習していく。使用者がどんな性癖かどんな事に喜ぶかご奉仕等でもそれぞれ気持ちいいポイントは違うが、使われていく事でどこが1番気持ちいいポイントなのかをご奉仕しながら使用者に合わせて学習していくため、使い込むほどに使用者専用のパートナーとなる。
例えば、会場でもバニーキャストを悩ませている下着コレクション男が使用者になればそのラブドールは喜んで何度だってパンツを長時間(数日)履き、ブラジャーに(疑似)射精するし、ラブドール自らも使用者の彼のために下着をコレクトしてくるだろう。もちろん、あの会員にとっては自分自身でコレクトしてこその喜びなのでそこまで望むかは定かではない。
または、前述(2話 ~トイレ当番~参照)した今も会場のどこかで赤いマスカレードマスクのお付きの者に責め立てられているであろう金会員が購入し使用者になったなら、このラブドールもまた学習する事で今回のお付きのように四つん這いの主人を鞭で打ち、ラブドールに備わったシンボルにご奉仕させるようになるだろう。
このように今回搭載される高性能AIはかなり性能がよく、また学習機能もかなり良いものだった。
それこそミス隷美が『A』と『B』によって作り出している”椅子”に座っているが、このような芸当も2体購入してそれぞれに学習させれば可能になるだろう。
髪質や肌の質感なども様々であるし、お風呂やプール、海なども一緒に入れるほどの防水性がある。
本来は必要のない食事(別途メンテナンスは必要)や歯磨きなどについてもあえてさせる事が可能であった。
クリエイティブビューティーボディ社のラブドール事業のステージ説明が終わると別企業の宣伝が始まった。3社目の宣伝が終わるとステージ上にお色直しを終えた伴侶奴隷と☆☆☆☆、動物のマスクの男達が姿を見せた。
再びステージに登場した伴侶奴隷は見るからに卑猥な紋様が身体のあちこちに見て取れる装いだった。
目隠しなどはそのままに大の字のように首輪や手枷足枷などによって宙吊りの鉄製の枠組みに拘束されており、その鉄製の枠組みを男達が押して出て来たのだ。
その全身を会場のカメラが捉えれてモニターに映し出している。そのモニター映像によって身体中に施された紋様などが見て取れるのだが、会員たちはまだよく分かっていなかった。
マスクドキャスト「皆様。大変長らくお待たせ致しました。」
マスクドキャストのアナウンスが入る。
マスクドキャスト「花嫁奴隷の2度目のお色直しが終わりまして、皆様の前に登場した姿をご覧ください。えぇ~、ステージ上の伴侶奴隷の姿は会場モニターにも映っておりますので、そちらでよくご覧いただけますが、今後伴侶奴隷の全身に☆☆☆☆様によって刺青が施されるそうです。ですが、全身の刺青はかなりの時間が掛かるため、今この場ですぐに施術出来ませんので、代わりにどのような刺青になるのかをシールを用いまして、伴侶奴隷の身体に表現致しました。」
マスクドキャストのアナウンスにより、伴侶奴隷の身体のあちこちに見て取れるソレらは身体に貼られたシールだと説明があった。今宵はシールであるが、このシールと同じものを後日この身体に刺青として彫り込まれるらしい。刺青であるから、この場ですぐに完成はしないため、刻み込む刺青を模倣したシールでの演出だった。
シールでの演出とはいえ、実際に目に出来る演出は視覚効果がありわかりやすくて伝わりやすい。見た者誰もがこの伴侶奴隷に刻まれる淫らな刻印をかなり妖艶なモノと認識した。
相変わらず目隠しや鼻フックを施されたままの顔には特段刺青が入る気配は無いようだ。
同じように首周りにも首輪が嵌められていて刺青を彫り込む気配はなかった。
この時伴侶奴隷の首に嵌められていた首輪は式の入場の際に着けていた白い首輪ではなく、無骨な黒革の太いものが巻かれており、ちょうど喉仏があろう中央部分にあるDリングから2本のメタルチェーンが伸びている。それらは伴侶奴隷の乳房の間、つまり谷間部分を通って一度下乳辺りまでたわみ、そこから上に向かって乳首ピアスの半円部分にカラビナのような金具で繋がっていた。
首の下、鎖骨辺りから乳房の上辺りまで”前胸部”と呼ばれる位置にはショッキングピンクのような色合いで淫紋のひとつ『搾乳』が彫り込まれるようだ。
マスクドキャスト「伴侶奴隷の豊満な乳房の上、前胸部には『搾乳』の淫紋が入ります。こちらは、胸が大きくなって母乳が出るようになると言われる淫紋です。そして搾乳されますと快感を感じるようになり、この快感は中毒性があるため搾乳を繰り返される事によって更なる快感を求めて自ら搾乳を懇願してしまう様になるのです。」
次に豊満な乳房の下にもショッキングピンクで『嬌艶』の淫紋が入るようだ。
マスクドキャスト「えぇ、搾乳から下方。伴侶奴隷のおっぱいの下に成ります。おっぱいが大きいため、やや下乳が掛かる形となりますが、ここに『嬌艶』の淫紋が彫り込まれる予定です。こちらは、発情し胸や腰、唇が大きくなる効果を持ちます。」
そしてHカップの豊満な乳房にもしっかり刺青が入るようだ。左右ともに乳首は淫具が嵌められているが、その乳首を中心として『おま⚫️こマーク』と呼ばれるマークが黒のかなり太いラインで描かれるようだ。さらにその太いラインであるが、実は細いラインの緻密なレース模様で形成されており、それがラインとしては黒の太いラインに見えているのだ。つまり、遠目には黒の太いラインで『おま⚫️こマーク』が乳房にあしらわれているように見えるが、近づいてよく見るとその太いラインは緻密なレース模様の細いラインの集合なのである。かなり手の込んだ刺青になるようだ。
『嬌艶』淫紋の下からへその上の部分には何も記されていない。へその下、恥丘と呼ばれるところにはバイオレンスパープルで『自卑』の淫紋が施されるようである。
マスクドキャスト「『自卑』の淫紋が施されますと興奮した際やセックスの時にペットや家畜のように成り下がります。」
クイーン藍蘭「なんだい☆☆☆☆のヤツ。かなり悪趣味だね。あんなにあれこれ書いてちゃ何がなんだかわかりゃしないよ。シンプルイズベスト、ビシッと一発バンと書いて終わりが1番だよ」
ステージで繰り広げられている伴侶奴隷の刺青説明を見ていたクイーン藍蘭が愚痴る。何事もシンプルに考えているクイーン藍蘭にとっては退屈な時間になってしまったようだ。ただ、☆☆☆☆からの直接の招待を受けて参加しており、退屈だが”帰ろう”とはしなかったようだ。
ステージに話を戻すと宙吊りの鉄製の枠組みが回転し伴侶奴隷の背中が会場に向けられた。
背中は首下辺りから背骨の位置に縦書きで『肉ちんぽ狂い変態マゾ妻アナルマンコ奴隷』と彫り込まれる。そしてソレを中心として左右別々の文面が黒で刻み込まれるようだ。
向かって右側には先ず『”せいやく”』の淫紋が紫色で彫り込まれるようだ。これは『制約』の意味合いと『誓約』の意味合いを併せ持つ淫紋である。その下、大きく1行目として『奴隷婚式』そして同じ大きさで2行目『変態宣誓文』と記され、3行目からは小さな文字ではあるが、”『この身、この心、私の人権も生死に至るまですべてをご主人様に捧げ、いついかなる時もどんな場所であってもご主人様に媚びへつらい、付き従うことをここに誓います。ご主人様からのご命令やご指示などはたとえ羞恥、卑猥、破廉恥、醜態、非道、外道、残酷なものや死に至る事であってもこの身が果てるまですべて甘受し実行致します。』と自ら望み、自らの意思で宣誓致しました。”
と彫り込まれるようだ。
これは実際に奴隷婚式で宣誓した内容であった。
一方左側には両親へ向けた文面が記されている。
右側と同じように『盲従』の淫紋が鮮やかなローズマダーで入り、そして1行目は大きな文字で『両親への感謝と謝罪』、2行目は『オスからメス奴隷になりました』と記されている。3行目以降はやはり小さな文字になって、
”お父さん、お母さん、長い間育ててくれてありがとうございました。そして、2人の息子として生まれた私ですが、2人に相談もせず知らせもせずにメスになっていてごめんなさい。私は今のご主人様に出会って、内に秘めていたメスの心に気づかせてもらい、そしてご主人様に陶酔し全てを捧げる事を心に決めました。今後は自ら望んだご主人様のマゾ奴隷として一生涯を送ります。お二人の元に戻る事はありませんが、ご恩は一生忘れません。本当にありがとうございました。”と彫り込むようである。
そしてその文面の下方。臀部のワレメが始まる辺りには尻穴チンポ奴隷と記されている。(文字はもちろん、この部分は”ルビ”まで彫り込むようだ。)
そしてさらに下方、アナル周りにはシールでの表現はなかった。しかし、今までステージ上の伴侶奴隷を映していた会場モニターの映像が切り替わり、そこにアナル周りに彫り込まれる刺青案が映し出されていた。
モニターには四つん這いでアナル周りをアップにされた伴侶奴隷が映っている。そこに、デジタル画像を用いて表しているところによればドドメ色とよく表現される色だが、言い換えると黒紫とでも言うような配色で女性器の小陰唇、大陰唇を彫り込むようだ。これによってアナルマンコとして扱うつもりなのだろう。
また、モニターによるデジタル画像を使ったのもそこにあるのかもしれないが、四つん這いになった時に陰嚢から蟻の戸渡りに掛けて男性器を彫り込むことでちょうどアナルマンコに狙いを定めている配置になるのが伺える。こちらも黒や紫、紺などを用いた配色でカリ高で陰茎にイボをいくつも浮き出した淫らな男根が彫り込まれる予定のようである。
実際、今ステージ上にいる伴侶奴隷の陰嚢は登場時からずっと「スパイクボルト式メタルカプセル型ボールクラッシャー」( 7話 ~ウェディング~参照)が嵌められたままだった。
つまり、今のままでは陰嚢部分が完全に責め具の中で見えていなかった。
同じく特殊な貞操帯ロックで今は見えない伴侶奴隷の男根にも淫紋が入るようだ。
モニターに映されたデジタル画像によれば、鈴口側の陰茎部分に紅色で『敏感』の淫紋が彫り込まれ、さらになんと亀頭には赤紫色で『被虐』の淫紋が彫り込まれると説明された。
しかも、この亀頭に彫り込む『被虐』の淫紋が一番最初に伴侶奴隷の身体に刻み込まれるらしい。
マスクドキャスト「えぇ、そして画面の通り本日は貞操帯ロックに封じられている伴侶奴隷の男根におきましても、陰茎部分に『敏感』の淫紋、そして皆様もお分かりの通りですがとても繊細で敏感な部分であります亀頭にも針を入れて『被虐』の淫紋を刻まれる予定でございます。ここまで伴侶奴隷に施されます刺青につきまして説明してまいりましたが、この亀頭に施される『被虐』の淫紋が1番目、陰茎に施す『敏感』の淫紋が2番目に刻まれる予定となっております。『被虐』の淫紋は虐待される事で興奮し、盲目的な恋に落ちてしまいます。これには痛みの軽減や快楽変換の効果はございません。伴侶奴隷への刺青の際には麻酔などは致しません。一針一針の痛みによって被虐的に刻み込み、その間は常に☆☆☆☆様の画像を見せる事によってご主人様への盲目的な心情を刷り込みます。また、『敏感』の淫紋は性感帯の感度が3倍になりまして、胸や太腿の感度が通常時の性感帯と同等程度まで上昇致します。これにより性感帯はもちろん、胸への刺青の被虐性が増し、『被虐』の淫紋の効果を増幅させます。つまり、この2つを先に刻み込まれた伴侶奴隷の身体にその後彫り込まれる予定の数々の刺青はその一針一針が全て☆☆☆☆様への揺るぎない忠誠、服従に変わるのです。」
マスクドキャスト「かなり大掛かりな刺青が伴侶奴隷に施されるようです。これにて私からのせつめ・・・ん?!あ、も、申し訳ございません。しょ、少々お待ちください。」
マスクドキャストが一礼し、後ろを振り向いた。マスクドキャストが説明を終わろうとした所、バニーキャストの1匹が近付き、なにやらメモを手渡した。それを確認したマスクドキャストが言葉に詰まりながら振り向いて、そのバニーキャストと話をしているのだ。
背中越しに何度か頷いているのがわかる。そして再び会場の方へ振り向く。
マスクドキャスト「た、た、大変失礼致しました。会場の方からのご質問がございました。伴侶奴隷のへその辺りが大きく空いているのにここには何も彫り込まないのか?というご質問です。私の手元には何も資料がなく何もお伝えしませんでしたが、☆☆☆☆様のご回答によりますと”秘密で申し訳ない”との事でございます。わ、私もコレ以外何も聞いておりませんので、ご回答に苦しむところでございますが・・・」
ミス隷美「あらあら、あの冷静なマスクさんがタジタジだ。」
質問したのはこの隷美だった。単純に”なんであそこだけ大きく空くんだろう?”と思っただけだった。しかし、会場のバニーキャストにとっては”会員様からのご質問”だ。丁寧にお受けし、上へ報告した。結果、ステージでマスクドキャストのところにまで届いたがそれよりも言葉に詰まるマスクドキャストがただただ滑稽でミス隷美は笑った。
これに助けられたのはミス隷美の周りに居た会員達だ。お色直し中はもとより、刺青の説明が始まってもなお暇そうにしていたミス隷美。いつ暇つぶしが始まってしまうかと会員達は内心穏やかではなかった。かといってその場から離れようとしたらそれこそ目をつけられるのではないかと不安に駆られて離れられない。そんな中、ミス隷美が笑った。会員達の緊張の糸が解れた瞬間だった。
クイーン藍蘭「ふん、何が秘密だよ。あの悪趣味な☆☆☆☆があんな場所残すはずがないだろうさね。大方あの場所に自分の名前でもバカデカく書き込むつもりなんだろうよ、まったく。これだけ皆に見せておいて、1番大事なところを未発表にして自分の優位性を確認してるんだろうさ。」
ミス隷美がケタケタ笑っているのを遠目に見ながら、再びイライラしているのはクイーン藍蘭だ。ミス隷美の周りが緩んだ一方でクイーン藍蘭の周りの緊張は跳ね上がるばかりだ。
ーーーーーーーーーー
淫紋
『搾乳』
胸が大きくなって母乳が出るようになる。
そして搾乳されると快感を感じ、中毒性があるため搾乳を自ら欲する。
『嬌艶』
常に発情し、胸や腰、唇が大きくなる。
『自卑』
相手に興奮したり、相手とセックスする時にペットや家畜になり下がる。
『せいやく』
この淫紋を刻む者が決めた”制約”の内容を、この淫紋を刻まれる者に”誓約”させる。
『盲従』
永久的に相手の事を信じ続ける。
『敏感』
性感帯の感度が3倍になり、胸や太腿の感度が通常時の性感帯と同等程度まで上昇する。
『被虐』
虐待される事で興奮し、盲目的な恋に落ちる。これには痛みの軽減や快楽変換の効果はない。
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