きっと君は後悔するよ

「私、結婚するの」

幼なじみで親友の多恵ちゃんは、本当にしあわせそうに笑った。
宮山未涼、大学三年生。付き合って三年目の恋人は、ほとんど無表情だけどとても優しい人。
指輪が、欲しいわけじゃない。でも、形のある約束を、うらやましいと思ってしまったのも事実で。

「一緒にいられるだけで、うれしいの」
「……俺も」

内気な彼女と口下手な彼の、いちゃついたりすれ違ったり、思わず背中を蹴りたくなるじれったい恋愛模様。
24h.ポイント 7pt
0
小説 34,642 位 / 184,600件 恋愛 15,294 位 / 56,109件

処理中です...