聖女召喚なんて知りません!私は逃げます!

キザキアキ

文字の大きさ
3 / 4

3.レイルの気持ち。私の気持ち。

しおりを挟む
 意識が浮上する。周囲をそっと伺い見てみると、そこは最初に連れ込まれた部屋だった。
 あれだけ汗やら何やらを出したはずなのに体には一切のべたつきが無かったので、レイルが綺麗にしたのだろう。
 自分勝手に弄んだくせにそういうところは丁寧で、この気持ちの昇華のさせ方が分からずにますますもやもやした。
 
 ………そして、もやもやしていることがもう一つ。

 ひゃっ!

 身じろぎしようとしたのがバレたのか、レイルの腕がぎゅっとお腹に絡みつく。私の背中側から抱き着くようにして一緒に眠っていた彼が、自分の側へと引き寄せるようにぐっと拘束を強めてくる。

 なんでこんな…恋人みたいな状況になってんのよ……。

 しかもお互い真っ裸。下着一枚も身に着けていない。しかも、朝立ちしているのか、先ほどから彼の熱い部分を私の擦り付けるようにしてくるのでレイルの体温が直に伝わってきて心臓の鼓動が早くなる。

 私拉致られたのよ?なのに何でこんな………いえ、きっと顔がイイせいね。イケメンは何やっても許されるってやつかしら?それでもやっぱりこんなやり方は駄目でしょう。というか今こそ逃げるチャンスじゃない!……まずはコレから抜け出さないと。
 
 あれこれ思考を巡らすうちに、乱雑になっていた思考が段々と整理されてくる。そして、顔の熱を冷ますように静かに深呼吸を一つした。

 そっと手元へ視線を向け、魔力を集めてみる。

 ……1、2、3。よし、霧散しない!

「『眠りなさスリー…「『解除リリース』」


「!」
「ふーん…、そんなに挿れてほしい?朝から積極的だね」
「ちが…ぁぁあッ!」

 ずぷぷぷぷッ!
 彼の楔が私のナカへ遠慮なく入ってくる。脳天から一本の電流が流れるかのように、背筋がぐっと反り返る。

「あー…、あったかい。ほんと君のナカは最高だよ」
「やッ、やめて、んんんッ」

 レイルの腰がゆるゆると打ち付けられる。結合部からぐちゅぐちゅと卑猥な音が止まらず鳴り響く。
 その間にも、耳の裏にぢゅううと吸い付かれて、ゾクゾクとした快感に思わず肩をすくめた。同じく胸の先を指でくにくにと弄られて、自然と体が弓なりになる。レイルから逃げようと前にズレても胸を弄る手が待ち受けていた。私はどこにも逃げ場が無く、ゆらゆらと前後に揺れるだけに。それすらも結合部の熱を煽るスパイスだった。

 しかしレイルは少しでも離れるのを許さないと言わんばかりに、お腹に回していた腕を力強く引き寄せて同時に腰を強く打ち付ける。

「んぁあっ、あ、あっ、んんっ」
「…ねぇ、ほんとに俺から逃げられると思ってるの?」

 耳元で吐息を響かせるように囁かれ、びくびくと小さく震える。ゆっくりと身体のラインをなぞるように撫でられ、その間も腰がゆるゆると打ち付けられる。私の意識がどんどん溶けていく。

「もう君は俺から逃げられないんだよ?」
「ん、や、もう、いらな…っ」
「早く俺の手を取ってよ。そしたらもっとキモチよくしてあげるのに」
「ヤダっ」
「なんで?どうしてそこまで嫌がるの?」

 何で?どうして?……って。
 そんなの決まってる。

 無理矢理高められた快感は、そのまま解放を望むように体の内側で暴れ始めている。その声を無視して、お腹に回されていた腕をがしりと掴んで後ろにいるレイルを睨みつけた。

「この状況を私は望んでない。………私は、自分の道は自分で選ぶから」

 不埒な動きを止め、こちらの話をじっと聞くレイルと目を合わせて告げた。
 彼の頬へそっと手を添える。挿入され、胸に手を置かれたままなのに、まるで愛し合う男女のように見つめ合った。


「あなたは、を傍に置きたいの?…違うでしょう?」


 その時、レイルの瞳が揺れた。
 その表情に、あ、と息を呑む。

 今までは前世のことも含めて王子としてのレイルしか見ていなかったし、物語とは明らかに違う彼の対応に戸惑うばかりだった。身勝手な行動に憤るばかりだった。
 絶対に相容れない、私たちの運命は交わることはない、って信じて疑わなかった。

 でも今の彼は、迷子の子供のように寂しそうな顔をしている。大事なおもちゃが無くなって途方に暮れているような、どうしたらいいのか分からないというような。

 今まで散々困らせられたんだから放っておけばいいものの、この状態のレイルをそうするのはなんとなく気が引けた。引けたのだから、レイルは何も言わない。そんなレイルにほとほと困っていると、いきなりぎゅううと抱きしめてきた。

「なっ、だからもうヤらないって…」
「じゃあ逃げないで」

 その言葉には懇願する響きが、切なさすら含まれていて。

「もう君の嫌なことはしないって約束する。だから……」

 抱きしめてくる力が強くなる。

 その時初めて私は、レイルの話を一切聞こうとしていなかった自分に気がついた。


 見ず知らずの場所に召喚されて、しかも元の暮らしに戻れないのに、愛のために自ら動く。
 そのゲームストーリーの記憶が強すぎて、

自分ルヴィーナの意思を奪うもの=ゲームのキャラクターレイル

 というフィルターでしか見ていなかったのだ。


 
 今、私たちは裸のままベッドへ寝ている。そして私はレイルに後ろから抱きつかれている……。
 流石にナカに挿れられながら話すのは嫌だったので、抜いてもらうように頼むと渋々抜いてくれた。そして本当は服を着て話を聞きたかったのに、レイルはそれを許してくれず…。結局今の形に落ち着いて話を聞くことになった。

 互いの熱が直に伝わるので、本当は落ち着かない。
 でもレイルの静かな声音に、仕方なく身じろぎせずに耳を傾ける。

「……一目惚れだったんだ」
「え」
「…覚えてる?5歳の時、ガーデンパーティーで初めて会った時のこと」

 あ、それって…

「涙を必死で堪えながらも諦めない君の姿が、とても眩しかった。いじっぱりで、負けず嫌い。でも同じくらい素直だった。一つ出来るようになる毎にコロコロと表情を変えて…。その日の事を忘れたことはないよ。花が咲き乱れる庭を見た時、美しい湖を見た時、君ならどんな表情をするかと思うと、世界が色付いて見えたんだ」

 レイルがぎゅっと抱きしめてくる。

「君のことはずっと影に探させていた。漸く見つけてからは届く報告に戦う君の姿ばかりが報告されたよ」
「…戦ってばかりだったのに、幻滅しなかったの?」

 ―――ハッ!何を聞いているのよ私は!

 でも、貴族の女性、そして平民でも、騎士のように戦う女性はあまりいない。何なら、武術に優れた女性は忌避されがちな面もあるのだ。当時、神託を受けた頃はまったく気にしていなかったが、成長するにしたがって目は増えてきたように思う。

 正直そんな周りの事なんか気にする余裕はほとんどなかったし、力を手に入れることだけを常に考えていた。自領の騎士団で一緒に訓練していた時も、あそこは完全に実力主義だから段々と認められていったんだっけ。

 鍛えていた時の日々は一つの自信であり、誇りだ。否定するつもりはない………けど。
 女としての魅力?とかは全て置いてきぼりにしてきた気がする。
 
 ―――なんか私って結構自分のことでいっぱいいっぱいだったんだなぁ。

 変なことを聞いてしまったこと、自分の視野の狭さを自覚したことがぐるぐると頭の中を駆け巡り、思わず両手で顔を覆う。

「………ごめんなさい、続きをどうぞ」

 くぐもった私の声に一瞬きょとんとするが、レイルはフッと笑って首筋に顔を埋めてきた。

「……好きだよ。貴女がずっと努力してきた姿も、芯のある考え方も全部。君のことを考えるだけで政務も捗るし、厳しい訓練にも耐えられた。……こうやって無理矢理ことに及んでしまって、本当にすまなかった。でも逆に貴女の意思の強さを間近に感じて更に好きになったよ。

 ―――愛してるんだ、ルヴィーナ。昔から誰よりも貴女の事だけを」

「っ!」
 
 耳元で囁かれたその言葉に、心臓がどくどくと早鐘を鳴らしていた。
 …バレてはいないだろうか。
 自分勝手な彼のことが嫌だったはずなのに。私の"自由"を奪う敵のはずなのに。

 一途でひたむきな彼の思いに、ほんの少しだけ心が揺れている私がいる。

「ひとつだけ聞かせて。…何で聖女召喚なんてしたの」 

 私はレイルの腕の中で強引に向きを変え、彼の目を真正面から見つめた。いくらレイルに惹かれ始めているとは言っても、この問題を無視することはできない。

 ――――だって、私の原点だから。

「………ルヴィーナ、我が国の聖女召喚の儀についてはどのくらい知っている?」
「…魔物が蔓延る世界をどうにかしようとして、異世界から召喚したんでしょう?その聖女様が今のファルジア国の建国の祖の一人であるである王妃殿下よね」
「そうだ、さすがだな。建国以来、聖女召喚の儀を通じてより強固な守りを敷いてきた。また同時に異世界からの知識も取り入れて発展してきたのだ。…だが」

 そう言って言葉を詰まらせたレイルは、私の目を悲し気に見つめる。

「3代前の王、レテルリウスの治世の時だった。その時も聖女召喚をしたのだが、故郷を恋しがり悲観に暮れ続けた聖女様は、召喚されてから1年後…………自害された」
「―――っ」
「それから我が国での聖女召喚の儀は厳禁となった。……そもそも、他の世界から無関係な人間を呼び寄せるんだ。道理に反している」

 嫌悪感をもってそう告げたレイルの顔をじっと見る。

 そういえば私が召喚された時、彼は焦っていたような。
 大神官を凍てつく眼で睨みつけていたレイルの姿がふっと脳裏に過る。

『これは一体、どういうことですか?大神官殿』

 あの時のレイルは決して嬉しそうではなかった。むしろ………

「だから貴女が現れているのを見つけた時は、心底肝が冷える思いがした」

 ドキ、と心臓が締め付けられる思いがした。レイルには、まだ私の転生のことを隠したままだ。
 
「……つまり、殿下の意思ではなかったと?」
「ああ。あれは一部の過激派たちの権力闘争の一環だ。特に神殿は聖女様を神格視していたからな。自分たちの代では何とか術式を成功させたいと…随分と長い間、計画をしていたらしい。…だが、臣下を御しきれなかったのは私の力不足だ。……………すまなかった」

 レイルは私の手をぎゅっと握りしめると、その手を額に持っていき固く目を閉じる。
 まるで祈るかのようなその姿に、キリキリと胸が苦しくなってくる。
 こんなに真摯に向き合おうとしてくれているのに、いつまでうじうじしてるんだ。


『運命は自らの手で切り拓かん』


 この言葉を胸に、今までやってきた。
 一度の失敗で逃げるのか。もう処女も失って、自力脱出も流されるまま出来なくて。もうしがみついてまで守るものなんて何もないんだ。

 自分のうだうだ具合に段々イライラしてきた私は、掛けられていたシーツを掴んでガバッと起き上がる。必然的にレイルに掛かっていたシーツも取り上げることになって、彼の大事な場所が露見した。立派な一物が視界に入ると同時に、先ほどまでの情事が頭をよぎって体の奥が疼いた、気がした。慌ててシーツを被せて視界から遠ざける。

「…ルヴィーナ?」

 いきなりの私の行動にレイルは戸惑いの表情を浮かべていた。

 …そうですよね!いきなり驚くというか引きますよね!!

 彼の視線に一瞬冷静になると、私は静かに深く深呼吸をしてレイルに告げた。

「お返事をする前に…、隠していたことがあります」

 レイルの目をしっと見つめて告げる。彼も起き上がって耳を傾けてくれた。

「私には前世の記憶があるの」

 目を見開いた彼に、私は記憶を思い出した7歳の頃からの話をした。自分の神託を信念に今までやって来たことも、彼から逃げた理由も…乙女ゲームのことを話した。

「…だから、私はこの世界の住人なのに、召喚された…と思う。展開もアナザーワールド編に似ていたし」
「なるほどな」
「信じるの?私の話」

 あまりにも普通に受け入れて話を進めるものだから、思わず腕をつかんで聞いてしまった。一瞬目を丸くしたレイルは、そんな私を見てふわっと微笑んで言った。

「もちろん。それに色々納得がいったよ」
「え?」
「なんで俺のこと覚えてなかったのに、初対面で殺気向けられるのかとか」
「うっ」
「貴女が何のために幼い頃から必死に努力してきたのかとか。…ちゃんと理由を知ることができてよかった」

 …何よ。なんでそんな嬉しそうに笑うの?
 私はずっと貴方のことを知らないうちから、勝手に悪者だって決めつけて目の敵にしてきたのに………。

「異世界チートだとは、思わないのね」
「ちーと?」
「あぁ、うーん…、ズル?異世界の知識使って一人だけ得をしようとしている風に見えなかったのかなぁって………」

 自分で言っててレイルの顔が見れなかった。魔法なんて今世が初めてだし、勉強も数学くらいしか応用できるものはなかった。前世では特に武道とかにも興味がなかったので、戦い方も今世初めて習ったのだ。でも、勘違いされても無理はないんだ。

「言ったでしょう?俺は、頑張る君の姿をずっと見てきた」
「!」
「まぁ、見てきたと言ってもほとんど影からの報告だけど…。ただ、何度か影に《視界共有》で君の訓練している様子を見せてもらったことがある。貴女は本当に………努力の人だ」
「………」
「性別で差別するつもりはないが、どうしても体格差というものは出てくるからね。才能だけでどうにかできるものではない。だから本当にすごいと思ったんだ。今まではただただ恋心が勝っていたけど、こんなに尊敬できる人を好きになれたことを誇らしく思うよ」

 ――――さっきまで、まるで混ざりあって濁っていくインクみたいな心の中だったのに。

 レイルが優しい顔で私を見つめる。同じように彼を見つめながらも何も言えないでいると、彼の手がそっと頬へと触れた。

「さっきは無理矢理ひどいことをしてごめん。貴女が離れていくことが怖くて、強引に繋ぎとめようとしてしまった。許してくれとは言わない。ただ、知っておいてほしい。俺の本心は―――何度でも言うよ。貴女を愛してる、心から」
 



 『運命は自らの手で切り拓かん』



 今まで、この言葉を胸に生きてきた。

 
 誰かの言いなりになるのが嫌で。

 誰かにとって都合の良い存在になるのも嫌で。

 ずっとずっと、もがき続けてきた。


 自分の勘違いで、一人暴走していたと思ったけど。
 でも、それが全部、レイルに会うために必要な私の"選択"だったのなら。

 
 



「―――幼い頃のレイル殿下との出会いは、私にとっても初恋の思い出です」
「ルヴィーナ…!」
「でも、今の貴方のことを、私は何も知らないの」

 一瞬喜びに満ちた顔が、悲し気に眉を下げた。なんだか大型犬の耳としっぽが見えるようで、私はくすりと微笑んだ。

 そしてゆっくりとレイルの頬に手を添えると、

 ――――そっとキスをした。


「貴方のこと、もっと教えて?」


「………ああ、喜んで」


 レイルは私を強く抱きしめた。なんなら少し痛いくらいだった。

 そして、私の首筋に顔をうずめたレイルは、消え入りそうな声で言った。

「ありがとう」


 私は、彼が泣きつかれて眠ってしまうまで、彼の頭をそっと撫で続けた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました

美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?

妹の身代わりだった私に「本命は君だ」――王宮前で王子に抱き潰され、溺愛がバレました。~私が虐げられるきっかけになった少年が、私と王子を結び付

唯崎りいち
恋愛
妹の身代わりとして王子とデートすることになった私。でも王子の本命は最初から私で――。長年虐げられ、地味でみすぼらしい私が、王子の愛と溺愛に包まれ、ついに幸せを掴む甘々ラブファンタジー。妹や家族との誤解、影武者の存在も絡み、ハラハラと胸キュンが止まらない物語。

モブ転生とはこんなもの

詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。 乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。 今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。 いったいどうしたらいいのかしら……。 現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。 どうぞよろしくお願いいたします。 他サイトでも公開しています。

一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました

由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。 ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。 遠い存在になったはずの彼。 けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。 冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。

モブの私がなぜかヒロインを押し退けて王太子殿下に選ばれました

みゅー
恋愛
その国では婚約者候補を集め、その中から王太子殿下が自分の婚約者を選ぶ。 ケイトは自分がそんな乙女ゲームの世界に、転生してしまったことを知った。 だが、ケイトはそのゲームには登場しておらず、気にせずそのままその世界で自分の身の丈にあった普通の生活をするつもりでいた。だが、ある日宮廷から使者が訪れ、婚約者候補となってしまい…… そんなお話です。

強面夫の裏の顔は妻以外には見せられません!

ましろ
恋愛
「誰がこんなことをしろと言った?」 それは夫のいる騎士団へ差し入れを届けに行った私への彼からの冷たい言葉。 挙げ句の果てに、 「用が済んだなら早く帰れっ!」 と追い返されてしまいました。 そして夜、屋敷に戻って来た夫は─── ✻ゆるふわ設定です。 気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。

側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません!

花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」 婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。 追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。 しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。 夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。 けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。 「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」 フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。 しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!? 「離縁する気か?  許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」 凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。 孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス! ※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。 【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

処理中です...