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それからは色々すごかったです。なんだかルシフェス様に逆らえなくてご飯を食べさせてもらったり移動は抱っこにおんぶで、気にはなっていたけどあの日から誰ひとり……いや、エンファント家以外の人物には会わせてもらえずルシフェスにお願いをしないと本すら読めない状況。
読み聞かせに、添い寝に、お……お風呂まで………羞恥でおかしくなりそうです。でも逆らえない何かを感じていてこれが皇子様の威厳なのかもしれません。
何もかもがルシフェス様によってお世話をされる毎日。ルシフェス様が使用人であったとき以上の世話焼きで気のせいかあの日からルシフェス様の暗い笑みに箔がかかった気がします。
「お嬢様、ご不便はありませんか?」
そう言うルシフェス様はふわりと私を抱き上げては私を膝に乗せ自分はベッドに座る。
「寧ろ快適すぎます。ただ、外に……」
「外?外に出て、私から逃げるんですか?だめですよ、お嬢様は誰にも渡しません。逃げようとするなら国中の兵をあげて探します。お嬢様専用の檻に入れて何一つ不自由のない生活を与えましょう」
「い、いえ、遠慮するわ」
優しい声に油断して外に出たいと言おうとすればこれです。言葉から声から表情に本気が伺えて私もひきつった笑顔で外に出る提案はなしにせざるをえません。
何故ここまで私に執着するのでしょう?酷いことをされるようなことはなくただただ必要以上に大事にされています。
そこまでさせてしまうのはやはり私と急に離れたせいで不安を与えたせいなのでしょうか?でもそれなら父だってそう。何故私だけにここまで?いえ、私はもう気づいていました。気づかざるをえない言葉を言われて知らぬふりをしていたのはひとえに私自身の気持ちの問題だったのでしょう。
「ルシフェス、何故そんなにも私を逃がしたくないの?」
気がつけば聞くに聞けなかった言葉が簡単に声に出ました。
「それは………お嬢様を愛しているからです」
「ふふ……そう、やっと言ったわね」
「お嬢様?」
聞いてしまえばずっと聞きたかったようなそんな気がしてなりません。無自覚な恋ってこういうのを言うのかしら?
「私も愛してるわ……ルシフェス」
「え、あ、お……」
あれだけ私を脅して離そうとしなかったルシフェスの動揺した声に思わずくすくす笑ってしまう。本当どこまでも可愛い子。
「結婚式はいつにする?」
「あ、明日にでも!準備してきます!」
「まあまあ」
どんなに慌てても私を乱雑には扱わず優しくベッドに座らせてはどたばたと部屋を出てしっかり鍵をかけた音を鳴らして去るルシフェス様。
どんなに頑張っても明日は無理でしょうに……。でもそれほど早く私と結ばれたい気持ちがわかってそんな気持ちに胸が温かくなるのを感じます。
結婚式の後には初夜がありますものね?その日の私はしばらく笑みが止まなかったし、その日からルシフェス様の笑みに暗さが消えたのは言うまでもありません。
おわり
あとがき
長編予定でしたが他にも色々たまっているため短編にて完結いたしました。楽しんでいただければ幸いです。
ルシフェスがお披露目されなかった理由は想像にお任せします。気が向けば書くかもですが。
気まぐれで完結していない作品も多数あるのに新作出したくなる私はだめ人間………がんばらないとですねぇ……。
読み聞かせに、添い寝に、お……お風呂まで………羞恥でおかしくなりそうです。でも逆らえない何かを感じていてこれが皇子様の威厳なのかもしれません。
何もかもがルシフェス様によってお世話をされる毎日。ルシフェス様が使用人であったとき以上の世話焼きで気のせいかあの日からルシフェス様の暗い笑みに箔がかかった気がします。
「お嬢様、ご不便はありませんか?」
そう言うルシフェス様はふわりと私を抱き上げては私を膝に乗せ自分はベッドに座る。
「寧ろ快適すぎます。ただ、外に……」
「外?外に出て、私から逃げるんですか?だめですよ、お嬢様は誰にも渡しません。逃げようとするなら国中の兵をあげて探します。お嬢様専用の檻に入れて何一つ不自由のない生活を与えましょう」
「い、いえ、遠慮するわ」
優しい声に油断して外に出たいと言おうとすればこれです。言葉から声から表情に本気が伺えて私もひきつった笑顔で外に出る提案はなしにせざるをえません。
何故ここまで私に執着するのでしょう?酷いことをされるようなことはなくただただ必要以上に大事にされています。
そこまでさせてしまうのはやはり私と急に離れたせいで不安を与えたせいなのでしょうか?でもそれなら父だってそう。何故私だけにここまで?いえ、私はもう気づいていました。気づかざるをえない言葉を言われて知らぬふりをしていたのはひとえに私自身の気持ちの問題だったのでしょう。
「ルシフェス、何故そんなにも私を逃がしたくないの?」
気がつけば聞くに聞けなかった言葉が簡単に声に出ました。
「それは………お嬢様を愛しているからです」
「ふふ……そう、やっと言ったわね」
「お嬢様?」
聞いてしまえばずっと聞きたかったようなそんな気がしてなりません。無自覚な恋ってこういうのを言うのかしら?
「私も愛してるわ……ルシフェス」
「え、あ、お……」
あれだけ私を脅して離そうとしなかったルシフェスの動揺した声に思わずくすくす笑ってしまう。本当どこまでも可愛い子。
「結婚式はいつにする?」
「あ、明日にでも!準備してきます!」
「まあまあ」
どんなに慌てても私を乱雑には扱わず優しくベッドに座らせてはどたばたと部屋を出てしっかり鍵をかけた音を鳴らして去るルシフェス様。
どんなに頑張っても明日は無理でしょうに……。でもそれほど早く私と結ばれたい気持ちがわかってそんな気持ちに胸が温かくなるのを感じます。
結婚式の後には初夜がありますものね?その日の私はしばらく笑みが止まなかったし、その日からルシフェス様の笑みに暗さが消えたのは言うまでもありません。
おわり
あとがき
長編予定でしたが他にも色々たまっているため短編にて完結いたしました。楽しんでいただければ幸いです。
ルシフェスがお披露目されなかった理由は想像にお任せします。気が向けば書くかもですが。
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