ヒモの教師と配信者物語
12年目の教師を辞めた主人公の大吾は3年の間、家に引き篭もる。スマホを眺める日が続く中、とあるインターネット配信サイトに出会うこととなる。それからは毎日ログインし、朝も昼も夜もそのサイトに夢中になり、はじめの1年が過ぎる。その頃には、大吾はとあるカップル女性配信者の美香と彼氏のゴブリンと出会うこととなり、稀有な体験をすることになった。2年目が終わる頃には、大吾自身もSNSを理解して使いこなしていたが、充実した生活とは程遠く、自暴自棄の荒れた日常にどっぷりと浸かっていく。そこでの葛藤はこれまでの人生を振り返ることを通しては自信喪失し、資金も底をつき、過信していた自分自身を責め始めた結果、メンタルヘルスに通いながら気持ちを保とうとした。しかしながら、ヒモである生活力やこれまでの自分自身に幻滅し、前向きにもなれず、ルーティンワークのようにスマホ画面を眺めては女性配信者を批判するようになっていく。この頃の大吾は、もう自分への評価に興味は失い、これまでのエリート出世街道を歩んでいた頃の競争意識や出世意識、他人と比べて自分の価値を決めるような思考は消えていた。それよりも、自分はいったい何を大切にしている人間なのであろうかという問いに対して、答えを見つける気もなく、自分に恥じる様子もなく、ある意味で開き直っていく。3年目が終わる頃には、配信者の美香とゴブリンには子供がいたことが発覚した。その数週間後、美香夫婦の子供が行方不明になり全国ニュースとして取り上げられることになった。大吾はネット上のありとあらゆる情報を検索した。しかし、どの情報も信憑性には欠けていた。そこで、自らが配信者となり目撃情報を集め、ブログも立ち上げた。美香夫婦は捜索活動を続けボランティアを集めたり、募金を募り一生懸命になり探した。
だけれども発見までには至らず、警察の捜査も打ち切りとなり、関わった全員が諦めたときだった。大吾は一心不乱に諦めなかった。その結果、大吾の希望は実り、犯人を特定する段階にまで至る現代ミステリーライトノベルである。ここには、主人公の大吾をとおして、不条理が蔓延る競争主義社会への葛藤、急速に変化し続ける今を舞台にした自己実現と試行錯誤の在り方、奇怪な病理に満ちたミステリー犯罪について考察を深められることを作者は切に願っている。
だけれども発見までには至らず、警察の捜査も打ち切りとなり、関わった全員が諦めたときだった。大吾は一心不乱に諦めなかった。その結果、大吾の希望は実り、犯人を特定する段階にまで至る現代ミステリーライトノベルである。ここには、主人公の大吾をとおして、不条理が蔓延る競争主義社会への葛藤、急速に変化し続ける今を舞台にした自己実現と試行錯誤の在り方、奇怪な病理に満ちたミステリー犯罪について考察を深められることを作者は切に願っている。
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