Blissful Kiss

雪原歌乃

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Chapter.7 愛され続けて

Act.4-03☆

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 高遠さんが私の着ているもの全てを脱がせ、高遠さん自らも生まれたままの姿になっていた。
 どうしても、高遠さんの身体の中心部に目が行ってしまう。赤黒く反り勃つそれを見ていたら、またこの間のようになかなか入らないのではないかと少し怖くなった。
「触ってみる? 風呂に入ってないから綺麗じゃないかもしれないけど」
 高遠さんに言われ、私は半身を起こした。綺麗じゃないかも、とは言われたものの、触ってみたい好奇心が疼いたのも確かだった。
 思った通り、高遠さん自身は硬くなっていた。でも、ただ触れるだけでは物足りない気がして、両手を使ってそこをゆっくりと上下に動かしてみる。
 ビクン、とわずかに高遠さんの身体が跳ね上がった。顔を上げてみれば、恍惚の表情で私を見下ろしている高遠さんと視線が合った。
「大丈夫そうなら、そのまま咥えてみて?」
 私は再び、高遠さん自身に視線を落とした。少し躊躇いながら、言われた通り、高遠さん自身を口に含んでみる。
 汗の味なのか、ほんのちょっとしょっぱさを感じた。でも、高遠さんの味だと思うと不快感は不思議と全くない。
「絢の好きなようにやってみて?」
 どうしていいのか分からず、それでも何となく手でした時と同じように、咥えたまま上下に高遠さん自身を動かしてみる。
 また、高遠さんが反応した。今は顔を上げるだけの余裕はなかったけれど、きっと先ほど同様、うっとりと私を見ているに違いない。
 私の髪に高遠さんの手が優しく触れる。
「気持ちいいよ、絢……」
 高遠さんの声音で、私の蜜壺から熱いものが溢れ出てくるのを感じた。
 もう、我慢が出来なかった。怖いけれど、高遠さんに私の身体を鎮めてほしい。
「高遠さん、私にこれを下さい……」
 私の中で羞恥心はほとんど消え去っていた。女から催促するなんて、しかも二度目なのに、とわずかに残っていた理性が私を責めてきたけれど、高遠さんに激しくされたいという本能が圧倒的に勝った。
「俺のが欲しいの?」
 高遠さんの問いに、私は大きく頷く。
 高遠さんは「悪い子だ」と、口元を緩めながら続けた。
「でも、俺を気持ち良くしてくれたんだし、ちゃんとご褒美はあげないとね」
 私に軽く口付けた高遠さんは、ヘッドボードに手を伸ばした。以前と違い、すぐ手の届く場所に避妊具が置かれている。
「前はあえて隠していたからね」
 私の思ったことを察したのか、高遠さんが先回りして答える。
「今回も無理はさせないよ。もちろん、絢しだいだけどね」
 そう言って、高遠さんは避妊具を箱からひとつ取り出し、高遠さん自身へを被せてゆく。
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