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支配された男達は駄目押しの淫獄に狂う様を愉しまれる
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こんなことに耽っている場合では無い。淫らな至福に蕩けかけている理性で、男達が自らにそう言い聞かせる。
今すぐにこの状況を脱し、敵の手に堕ちた事実からの逃走を図らなければ。正気を絶えず甘くすり潰されている思考に、二人の男が危機を募らせ事態の打破を己に促す言葉を響かせる。
だが、男達はいつまで経っても無様な愉悦に溺れる行為をとめられない。全身を外部から支配しありとあらゆる行動を制御下に置く悪趣味で残忍な機構を有した機械仕掛けの白い首輪を嵌められた男達がどんなに脳を焦らせても、自身の所有物では無くなった裸体は全く求めた通りには動いてくれない。
手も足も出せない。言葉も自由には放てない。無から誘発された気が狂うような発情から抜け出すことも叶わない。そんな立場へと追いやられた男達に残された道は、何もかもを諦め快楽に堕ちる道のみ。仲間同士で唇を貪り合わされ、首輪の力で異常なまでに高まらされた裸体同士を向かい合わせで擦り合わされ、それらの刺激が生み出す快楽に酔いしれる道以外、今の男達にはもはや許されてはいないのだ。
「はっ、んぶっ、あむぅぅぅ」
「んみゅ、ふぶ、んぢゅぅっ」
お互いの口内に流し込まれる喘ぎの振動すら気持ち良い。舌を熱烈に絡め合わせる刺激が心地良い。それだけでも、男達は絶頂へと休み無く上り詰めさせられる程の至福を覚えさせられている。
情けないと感じるくらいにぷっくりと尖った乳首同士を捏ね合う感触が、硬く勃起した男根同士を先走りの滑りも借りつつ腰を振って押し付け合う行動が、勝手に動く手足や腹部といった本来快感からは遠く離れているはずの箇所を苛み合う摩擦が、堪らなく気持ち良い。口だけでも絶頂へと至らされている男達は、性の弱点である箇所を始めとした裸体全体を嬲り合う悦楽にただただよがり狂い、首輪の制御から外れた痙攣すらも悦びへと変換される地獄に為す術鳴く悶え苦しみ続けている。
けれど、二人への加虐はまだまだ終わらない。捕らえた二人に残酷な首輪を与え仲良く惨めに絶頂を強いる状況の中へと放置した敵の男の悪意は、まだまだ途切れる素振りすら見せない。
あの二人が、別室から監視カメラ越しに痴態を観察されていることも忘れて絶頂を繰り返している。汗と淫液に塗れた二つの裸体を床に敷かれたマットの上で責め立て合う男達が、濃さと量を失った精液を弱々しく迸らせながらどうすることも出来ずにイき続けている。
その現実を改めて噛み締めた冷酷な男は、自身の正面に設置された複数のモニターに映し出されている涙に潤んだ目を苦しげに見開きながらも明らかな愉悦を感じている二人を独占している優越感に浸りつつ、自身とモニターの間に置かれた首輪と連動している箱型のリモコンを躊躇い無く弄り、自分だけの娯楽へと順調に育っている男達に駄目押しの淫獄を味わわせ始めた。
「んぐ!? んもっ、もほぉっ!?」
「あぉ、んまっ、もぶうぅ……っ!?」
これまでどれ程必死に命令を送っても一切願ったようには動いてくれなかった裸体が、また二人の意思を無視して動き出す。
深く熱い口付けはそのままに、快楽を捧げ合う密着もそのままにもう一人の背中を引き寄せていた腕が仲間の尻の方へと、指を尻穴に這わせる形で勝手に動いていく。
その変化の意図を疲弊した頭で察し戦慄を膨らませても、何一つとして手は打てない。そんな男達が瞳で淫らな絶望と恐怖を共有する様を悠然と眺めながら、無慈悲な男はリモコンから離した手を後頭部の後ろで組みつつ長い背もたれに上半身を深く預ける体勢を取り、今まで以上にイきまくる男達をくつろぎと共に愉しむ準備を整えていくのだった。
今すぐにこの状況を脱し、敵の手に堕ちた事実からの逃走を図らなければ。正気を絶えず甘くすり潰されている思考に、二人の男が危機を募らせ事態の打破を己に促す言葉を響かせる。
だが、男達はいつまで経っても無様な愉悦に溺れる行為をとめられない。全身を外部から支配しありとあらゆる行動を制御下に置く悪趣味で残忍な機構を有した機械仕掛けの白い首輪を嵌められた男達がどんなに脳を焦らせても、自身の所有物では無くなった裸体は全く求めた通りには動いてくれない。
手も足も出せない。言葉も自由には放てない。無から誘発された気が狂うような発情から抜け出すことも叶わない。そんな立場へと追いやられた男達に残された道は、何もかもを諦め快楽に堕ちる道のみ。仲間同士で唇を貪り合わされ、首輪の力で異常なまでに高まらされた裸体同士を向かい合わせで擦り合わされ、それらの刺激が生み出す快楽に酔いしれる道以外、今の男達にはもはや許されてはいないのだ。
「はっ、んぶっ、あむぅぅぅ」
「んみゅ、ふぶ、んぢゅぅっ」
お互いの口内に流し込まれる喘ぎの振動すら気持ち良い。舌を熱烈に絡め合わせる刺激が心地良い。それだけでも、男達は絶頂へと休み無く上り詰めさせられる程の至福を覚えさせられている。
情けないと感じるくらいにぷっくりと尖った乳首同士を捏ね合う感触が、硬く勃起した男根同士を先走りの滑りも借りつつ腰を振って押し付け合う行動が、勝手に動く手足や腹部といった本来快感からは遠く離れているはずの箇所を苛み合う摩擦が、堪らなく気持ち良い。口だけでも絶頂へと至らされている男達は、性の弱点である箇所を始めとした裸体全体を嬲り合う悦楽にただただよがり狂い、首輪の制御から外れた痙攣すらも悦びへと変換される地獄に為す術鳴く悶え苦しみ続けている。
けれど、二人への加虐はまだまだ終わらない。捕らえた二人に残酷な首輪を与え仲良く惨めに絶頂を強いる状況の中へと放置した敵の男の悪意は、まだまだ途切れる素振りすら見せない。
あの二人が、別室から監視カメラ越しに痴態を観察されていることも忘れて絶頂を繰り返している。汗と淫液に塗れた二つの裸体を床に敷かれたマットの上で責め立て合う男達が、濃さと量を失った精液を弱々しく迸らせながらどうすることも出来ずにイき続けている。
その現実を改めて噛み締めた冷酷な男は、自身の正面に設置された複数のモニターに映し出されている涙に潤んだ目を苦しげに見開きながらも明らかな愉悦を感じている二人を独占している優越感に浸りつつ、自身とモニターの間に置かれた首輪と連動している箱型のリモコンを躊躇い無く弄り、自分だけの娯楽へと順調に育っている男達に駄目押しの淫獄を味わわせ始めた。
「んぐ!? んもっ、もほぉっ!?」
「あぉ、んまっ、もぶうぅ……っ!?」
これまでどれ程必死に命令を送っても一切願ったようには動いてくれなかった裸体が、また二人の意思を無視して動き出す。
深く熱い口付けはそのままに、快楽を捧げ合う密着もそのままにもう一人の背中を引き寄せていた腕が仲間の尻の方へと、指を尻穴に這わせる形で勝手に動いていく。
その変化の意図を疲弊した頭で察し戦慄を膨らませても、何一つとして手は打てない。そんな男達が瞳で淫らな絶望と恐怖を共有する様を悠然と眺めながら、無慈悲な男はリモコンから離した手を後頭部の後ろで組みつつ長い背もたれに上半身を深く預ける体勢を取り、今まで以上にイきまくる男達をくつろぎと共に愉しむ準備を整えていくのだった。
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