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諦め悪く逃げる裸体は滑稽な娯楽として愉しまれる
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狭い部屋の壁と一体化した四つの丸い金属製の拘束具。真ん中で取り外せる自身の内側に手首から先と足首から先を追いやり、外した部品を再度接続することで内部に仕込まれた柔らかな素材越しに金属の圧迫を与えて手足を引き抜けない状態を作り出す拘束具。
それを装着された男の裸体はもう、何処にも逃げられはしない。幾ら手足に力を込めても縛めからの脱出はおろか室内と外部を仕切る為に設置された強化ガラス製の窓を通して自分を観察している憎い敵の男の視線から恥部を守ることも出来はしない。
取れる行動は精々、口を塞いでいる赤いギャグボールの穴からくぐもった唸りと共に唾液を飛ばす行動と、わずかに残された遊びに許された範囲で裸体を情けなくくねらせる程度の行動だけ。悪趣味な恥辱を準備した敵の男の思惑に沿った痴態を晒すことを目的として残された遊びの中で恐怖混じりの無様な悲鳴を飲み込みきれない唾液と共に溢れさせつつ、間抜けに裸体を踊らせる程度の行動だけだ。
「んぶっ、ぶおぉぉっ! うふっ、むぎゅぅぅっ!!」
四肢の先端を飲み込んだ拘束を支点にして裸体を休み無くよじらせながら、男が意味を成していない声で鳴き喚く。不明瞭な言葉で自分を鑑賞している敵に怒気をぶつける余裕も無くした男が、無防備に露出させられた男根を滑稽に振り乱しつつ不自由な裸体を残酷な責めから逃がし続ける。
だが、どんなに必死に地獄の回避を願いながら裸体を頑張らせても男の努力はそれを眺める男に愉快を捧げる結果しか生めはしない。可能な限りに裸体を逃がさなければ、自身の周りを緩慢な速度で不規則に動き回る機構に望まぬ淫猥な苦悶をもたらされてしまう。そこまで理解させられた上で根本的な脱出という救済を手に入れたくても手に入れられない姿に変えられた惨めな男はもはや、なりふり構わない忍耐の果てに訪れた裸体の憔悴に伴ってやってくるどんなに命令を飛ばしても裸体を機構から逃がせない状況へと至る過程を、憎き男の娯楽として愉しみ尽されるしかないのだ。
「ふぅっ! むふ、ぐみゅぅぅ……っ!!」
自分に視線を向けることもままならなくなった男が、己の股間に迫る機構に戦慄の眼差しを浴びせつつ腰を後ろに逃がしている光景を一人用のソファーに悠然と腰掛けた体勢で堪能しながら。強化ガラスの仕切りを除いた床や壁、及び天井に掘られた溝に沿って進む箱型の装置の上部から生えたアームの先にある触れた箇所に強烈な発情と感度の増幅を引き起こす媚薬で濡れた筆のような毛が絶えず男の裸体付近で揺れている様を笑みの黒さを際限無く深めて見つめながら。男を捕らえ自分専用の見世物に貶めた非道な男は疲労が蓄積し痙攣が抑えられなくなり始めている汗塗れの裸体に歪んだ興奮を募らせつつ、まだ諦め悪く頑張っている男が力尽き淫らな弱点のみならずありとあらゆる箇所を媚薬に蝕まれ全身を性感帯に仕立てられた裸体を為す術無く跳ねさせながらイき狂わせているといういずれ来る末路に思いを馳せていた。
それを装着された男の裸体はもう、何処にも逃げられはしない。幾ら手足に力を込めても縛めからの脱出はおろか室内と外部を仕切る為に設置された強化ガラス製の窓を通して自分を観察している憎い敵の男の視線から恥部を守ることも出来はしない。
取れる行動は精々、口を塞いでいる赤いギャグボールの穴からくぐもった唸りと共に唾液を飛ばす行動と、わずかに残された遊びに許された範囲で裸体を情けなくくねらせる程度の行動だけ。悪趣味な恥辱を準備した敵の男の思惑に沿った痴態を晒すことを目的として残された遊びの中で恐怖混じりの無様な悲鳴を飲み込みきれない唾液と共に溢れさせつつ、間抜けに裸体を踊らせる程度の行動だけだ。
「んぶっ、ぶおぉぉっ! うふっ、むぎゅぅぅっ!!」
四肢の先端を飲み込んだ拘束を支点にして裸体を休み無くよじらせながら、男が意味を成していない声で鳴き喚く。不明瞭な言葉で自分を鑑賞している敵に怒気をぶつける余裕も無くした男が、無防備に露出させられた男根を滑稽に振り乱しつつ不自由な裸体を残酷な責めから逃がし続ける。
だが、どんなに必死に地獄の回避を願いながら裸体を頑張らせても男の努力はそれを眺める男に愉快を捧げる結果しか生めはしない。可能な限りに裸体を逃がさなければ、自身の周りを緩慢な速度で不規則に動き回る機構に望まぬ淫猥な苦悶をもたらされてしまう。そこまで理解させられた上で根本的な脱出という救済を手に入れたくても手に入れられない姿に変えられた惨めな男はもはや、なりふり構わない忍耐の果てに訪れた裸体の憔悴に伴ってやってくるどんなに命令を飛ばしても裸体を機構から逃がせない状況へと至る過程を、憎き男の娯楽として愉しみ尽されるしかないのだ。
「ふぅっ! むふ、ぐみゅぅぅ……っ!!」
自分に視線を向けることもままならなくなった男が、己の股間に迫る機構に戦慄の眼差しを浴びせつつ腰を後ろに逃がしている光景を一人用のソファーに悠然と腰掛けた体勢で堪能しながら。強化ガラスの仕切りを除いた床や壁、及び天井に掘られた溝に沿って進む箱型の装置の上部から生えたアームの先にある触れた箇所に強烈な発情と感度の増幅を引き起こす媚薬で濡れた筆のような毛が絶えず男の裸体付近で揺れている様を笑みの黒さを際限無く深めて見つめながら。男を捕らえ自分専用の見世物に貶めた非道な男は疲労が蓄積し痙攣が抑えられなくなり始めている汗塗れの裸体に歪んだ興奮を募らせつつ、まだ諦め悪く頑張っている男が力尽き淫らな弱点のみならずありとあらゆる箇所を媚薬に蝕まれ全身を性感帯に仕立てられた裸体を為す術無く跳ねさせながらイき狂わせているといういずれ来る末路に思いを馳せていた。
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