BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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捜査員は哀願も叶わずに甘い絶叫を繰り返す

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外部の音は一切聞こえず、内部の音も外には一切漏れないよう設計された部屋。時計は無く、窓も無く、扉の鍵は外側にしか無い部屋。そこは、誰かを閉じ込め、誰にも邪魔されずにその閉じ込めた者を好き勝手に弄ぶ為だけに用意された空間だ。
その空間を作った存在である男は、自分の悪事を嗅ぎ回っていた捜査員の青年を部下に攫わせてこの部屋へと拉致し、厳重な拘束と無慈悲な責め苦を与えて青年が惨めに悶え鳴く様を目と耳で愉しんでいた。

「あっ、あぁぁぁっ!! もぉ、ゆるひでぇっ!! やめで、やめへぇぇっ! は、あぅぅっ……まらイぐっ! イっぢゃ、あぁぁぁ-っ!!」

悲痛極まりない淫らな悲鳴を発しながら、青年は今日十数回目の絶頂へと追い詰められた。拉致された日から衣服を着る事も許されない青年の裸体が、生き物とは思えない程に激しく痙攣する。だが、そんな痙攣の衝撃が加わっても青年の身動きを封じている拘束と、快楽に弱い場所を容赦無くいたぶっている淫らな機械達は外れない。
土の字型をした特殊な形状の台に仰向けに寝かされた青年捜査員の手足と腹部と首を台に縫い付けている黒革のベルト達はギチギチと軋むのみで緩む事すらせず、両手両足を真横に伸ばす状態を強要されたせいで無防備にさらけ出された男根と尻穴を責め立てている白いパッド達と男根を模した極太の張型は青年が狂ったように身をよじっても位置を変えずに男根と尻穴を嬲り続ける。
細く黒いベルトで男根全体に括り付けられたパッド達が生み出す電気刺激と、床に設置された箱形の機械から伸びたアームの先に取り付けられている張型が前後に速く動いて尻穴をほじくる刺激。それらに長時間甘い苦悶を注ぎ込まれた青年捜査員は、自分を捕らえた張本人である悪人の男が尻穴を責める張型を動かしている箱形の機械の近くで自分の痴態を観察している事も忘れて濡れた絶叫を発しながら、堪える事も出来ずに無様な絶頂と哀願を繰り返している。

「やぁっ、やあぁぁ! も、たじゅげで……ひぬ、ひんじゃうぅぅぅっ!! きぼぢいいの、もぉ、やあぁぁ! ゆりゅじで、ゆりゅひへぇぇぇ!!」

この部屋に監禁された日から無慈悲な快楽調教を毎日加えられて淫猥に育った肉体を休みを知らない機械達に犯され続けた青年は、もはやイきっぱなしだ。イってもイっても、すぐに次の絶頂がやってくる。吐き出す精液はとっくに底を尽いているのに、無感情な機械達はそんなのお構いなしに精液を絞り出そうとして悦楽を叩き込んでくる。
拷問に近い絶頂地獄に追いやられた青年に捜査員としての誇りを守る余裕など、人としてのプライドを残す余裕など、ある訳が無い。
故に、青年はあらゆる物を自らの意思でかなぐり捨てて憎いはずの男に懇願を繰り返す。ベルトの圧迫を首に感じながら男の方に涙と汗と唾液で汚れた顔を向け、心の底からの哀願を叫ぶ。
しかし、その哀願が届く事は無かった。いや、正確には男に青年の哀願は届いていたが、残酷な男はその哀願を聞いて興奮と加虐心を更に募らせ、より青年を情けなくよがり狂わせる為に手を動かした。左手で箱の機械を操作して尻穴をほじる張型の動きを速めつつ、右手でパッドと連動しているリモコンを操作して男根への電気刺激を強めたのだ。
青年の股間付近で響く機械の駆動音が大きくなり、尻穴の掘削の速度と男根への責めが激しくなる。そして、激しくなった刺激は青年の快楽の量を跳ね上げ、青年は跳ね上がった快楽に裸体をガクガクと震わせながら今まで以上の甘さを含んだ絶叫を発した。

「ひぎぁぁぁぁぁーっ!? あっ、ひぎぃぃぃ! お、ほぉ! あー! あっ、はぎぃぃぃぃぃっ!!」

哀願すらも口に出来なくなり、男の方を見る事も出来なくなった青年捜査員は、台に縛り付けられた裸体を限界まで仰け反らせた状態で小刻みに震わせ、汗と淫液を飛ばしながら萎える事も許されない男根をひょこひょこと揺らしている。
その様子を特等席で眺めている男は淫らな光景に笑みを零しつつ、誇り高い正義の存在が快楽に溺れていく様を観察する最高の娯楽を、青年捜査員が失神するまで思う存分堪能していた。
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