無慈悲な男は快楽を強め右手を下に動かす

五月雨時雨

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無慈悲な男は快楽を強め右手を下に動かす

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「さーん……にーい……いーち…………ぜぇぇぇぇぇぇろっ、はい終了だよー」

粘ついた声でたっぷりと間を取って時間を数えた男が、残忍な笑みを浮かべながら終了を告げ右手を持ち上げた。すると、右手で下へと押し付けられていた物体は水音を立てながら上へと引き上げられ、男の頭部が床に空いている穴を満たした水から解放された。

「ぶはぁぁっ! えふっ、えっ、ごほっ……はぁ、はぁぁっ……!」

長い時間無理矢理に顔を水へと浸され呼吸を封じられていた男は、ようやく許された呼吸を咳き込みながら夢中で味わいだした。もはや男は、自分の髪を掴んでいる男に怒りの言葉を放つ気力は無い。首から下を隙間無く包み込み、背中に回した腕に伸ばした状態を、左右の足に折り畳んだ状態を強制している黒のラバースーツを脱ごうと足掻く余裕も無い。ラバースーツに内蔵された機械達をとめて淫らな責め苦を終わりにしてくれと誇りを捨てて頼み込む思考さえも無い。
死の直前まで追い詰められた男は自由を奪われた肉体を小刻みに振るわせ、左右の乳首と男根を振動させるパッドと尻穴を奥深くまで満たして掻き回すバイブが生み出す快楽を無抵抗に受け入れながら息を吸って吐いてを繰り返すばかりだ。
嬲られ始めた直後の反抗が嘘のように大人しくなった惨めな男の様子に、髪を右手で掴んでいる男は満足そうに目を細めると、まだ呼吸の整っていない男に無慈悲な宣言を行った。

「たっぷり息したし、もっかい我慢してみようか。今度はさっきより長い十秒長い四十秒でいってみるよ-」
「ひっ……!?」

笑い混じりに放たれた宣言に、男が喉奥から恐怖の息を漏らす。それを聞いて口角を吊り上げた男は再び右手に力を込め、男の頭部を水に押し付けようとした。
だが、出来なかった。打ちひしがれていたはずの男が恐怖で抗う心を取り戻し、執拗に弄ばれ憔悴しきった肉体とは思えないような力で男の右手の動きを拒んできたからだ。

「もう、いやぁぁっ! ゆるじでぇっ! もう、ひどいこと、しないでくださいぃぃっ!!」

目と鼻の先に水がある状況で、男は一生懸命に懇願を叫ぶ。足と上半身に意識を集中させ、頭部を下に押す右手に逆らいながら慈悲を求める。
しかし、その行動は嬲る男の心を悦ばせる物でしかない。いたぶる甲斐のある反応を見せた男に嬲る男は冷酷に微笑み、心の底から放たれた哀願の言葉を利用し嬉々として責めを強めた。

「非道いこと? これが非道いこと? 分かってないね、本当に非道いことっていうのはこういうことを言うんだよ?」

言いながら、嬲る男は床にあぐらを掻いた体勢から右膝のみを床に付けた体勢を取り、右手に体重を掛けやすい格好に変えた。その上、男は体勢を動かすついでに左手で床に置いていたリモコンを取り、そのリモコンのダイヤルを左手の親指で右へ回し、ラバースーツに内蔵された淫具達の駆動を最大の物に強めた。

「んぉぉぉぉーっ!? やめっ、りゃめぇぇぇっ! きもぢぃっ、やらぁぁぁ!」

充血して硬く膨らみ感度が限界以上に高められた左右の乳首が、激しすぎる振動に苛まれる。パンパンに張り詰めた状態から離れられない男根が、先程までよりも間隔の短い射精地獄に追いやられる。そして、掻き毟られすぎて解れきった尻穴が容赦の無いバイブの動きでめちゃくちゃに抉られ、男の体内に雌の悦びをこれまでより深く刻み込んでくる。
快楽に翻弄され、淫らに鳴き喚く哀れな男。そんな男の肉体から抗う力が失われ、無駄な抵抗も不可能となった瞬間を狙って男は体重を掛けて右手を下に動かし、悲鳴のような喘ぎを発している男の頭部を水へと押し込んだ。

「ぶぼぉぉっ!? ばぶっ、ぼばぁぁぁ! うぶ、もぼっ、ぼほぉぉぉっ!」
「よーく覚えておきなさい。本当に非道いってのはこういうことなんだよ? しっかり身体で覚えられるように、今日はこのまま気絶するまで苛めてあげるからね? 分かった?」
「ぼぶっ、ごっ、おばっ、あぼぼぉぉっ!!」

男の言葉を理解出来ないくらいに悶絶させられている男は、自由を奪われたまま絶頂を強いられ呼吸を禁じられ、死を感じる程の地獄に叩き堕とされながら、わずかな抗いさえ見せられない存在へと、男に絶対の服従を誓う肉奴隷へと、躾けられていくのだった。
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