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淫乱青年は詫びとして己の肉体を悦んで捧げる
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予想外のトラブルが発生しその対応に追われた夜、終電での帰宅となった男は明日が土曜日であることが幸いだったと己に言い聞かせながら心身共に疲れ果てた身体で家に向けての道を歩いていた。
不穏な噂を幾つも耳にしているから、日が落ちた後は絶対に使わないようにしよう。そう心に決め行動していたはずの男は、月明かりという心許ない光源に照らされた裏路地を自身が進んでいることにも気付かず、いち早い夕食と入浴を求めての歩行を繰り返していた。
そんな男に、廃ビルとなった建物の壁にもたれかかっていた青年が声を掛ける。その存在すら認識出来ない程憔悴していた男が声に驚き小さく飛び上がるのも構わずに、青年は甘えた声で挨拶を行いながら、白い長袖シャツの上から男の右腕に己の両腕を巻き付けた。
「○○さん初めまして。そんで遅いよー。俺ずっと待ってたんだぜ?」
突然の馴れ馴れしい抱き付きと、少し不満げな声音に男の思考が停止する。数秒の停止の後にようやく疲弊した脳で青年の発言を噛み締め終えた男は、申し訳無さを乗せた声で返事を口にした。
「あの……人違いですよ? 私は○○なんて名前じゃないです」
「へ?」
男の言葉に対し、青年がきょとんと目を丸くさせる。そして青年は小さくため息を吐きながら男の右腕に巻き付けていた腕を外すと、若干の苛立ちと諦めが混ざった言葉を紡ぎ出した。
「あーぁ、ってことはドタキャンかぁ。二十分経ってようやくお兄さんが来たから、てっきり遅刻しただけかと思ったんだけどなぁ」
間違いに関しての謝罪も無く、待ち合わせを予定していた相手と誤認した事実を青年が一方的に告げる。その不躾な態度は怒りや文句を込めた発言が出ても不思議では無いものだったが、男は何一つとして返事を発さない。
距離を取ったことで見えやすくなった青年の姿に圧倒され、目を奪われてしまっているからだ。
「ん? もしかしてお兄さんも男相手大丈夫なクチ? だったら、約束すっぽかされた可哀想な俺を気持ち良く慰めて欲しいな。人間違いしたお詫びってことで、特別にただで使って良いよー? ほらほら、このエロ乳首も、チ○コも……待ってる間にたっぷり指で解しといたこのケツマ○コも、今だけ無料で触り放題使いたい放題だぜー?」
男を欲情の対象として見たことなど無い。その事実を放つことも叶わないくらい、男は淫らに熟れた青年の身体に生の欲望を掻き立てられている。
ロングコートを纏ったその下にほとんど意味を成していない布が極端に排除された女物の水着を身に着け、小さな黒布を内側から押し上げている尖りきった乳首と睾丸のみを布に包まれた男根を見せ付け、コートを手早く脱ぎ捨てつつ廃ビルの壁に右手を付いて体勢で左手を用いて水着の細い紐をずらし薄暗い中でもはっきりと見えるくらいに淫猥な収縮を行っている尻穴を突き出している青年にあてられた男は、ズボンの下で男根をパンパンに張り詰めさせ湧き上がる欲望に呼吸を乱していく。
「うわ……お兄さんのすっごい。ズボン越しでも分かるくらいに立派……ねぇ、お兄さん、それちょうだい? その太くて長いチ○コで、俺のケツ穴お兄さんの好きなようにほじくり回して欲しいな」
仕事の疲れと、欲情に思考能力を削ぎ落とされた男はもう、己の中に渦巻く獣のような衝動を抑えられない。
とどめの誘惑を寄せられた男は、ここが路地裏という公の場所であることも相手が初対面の同性だということも考えられぬまま、ズボンから取り出した男根をすでにぽっかりと開いていた青年の尻穴へとねじ込んでいく。
「おっ? ほぉっ? 嘘、思ったよりおっきぃ……お兄さん、待って。動くのもう少しだけ……」
想定を超える男根の凶悪さに困惑し小休止を請う言葉を背後に飛ばす青年の意思を汲み取る余裕さえも残っていない男は、これまでに経験したどの男根よりも逞しく雄々しい男根で淫蕩によがり鳴く青年を空腹も疲労も忘却した状態で朝まで犯し続け、詫びとして金無しで行為に及んでも良いと口にしていた青年を逆に金を出してでも自分と行為がしたいとねだる存在へと、自分の男根の虜となった従順な肉奴隷へと、無自覚に陥落させていくのだった。
不穏な噂を幾つも耳にしているから、日が落ちた後は絶対に使わないようにしよう。そう心に決め行動していたはずの男は、月明かりという心許ない光源に照らされた裏路地を自身が進んでいることにも気付かず、いち早い夕食と入浴を求めての歩行を繰り返していた。
そんな男に、廃ビルとなった建物の壁にもたれかかっていた青年が声を掛ける。その存在すら認識出来ない程憔悴していた男が声に驚き小さく飛び上がるのも構わずに、青年は甘えた声で挨拶を行いながら、白い長袖シャツの上から男の右腕に己の両腕を巻き付けた。
「○○さん初めまして。そんで遅いよー。俺ずっと待ってたんだぜ?」
突然の馴れ馴れしい抱き付きと、少し不満げな声音に男の思考が停止する。数秒の停止の後にようやく疲弊した脳で青年の発言を噛み締め終えた男は、申し訳無さを乗せた声で返事を口にした。
「あの……人違いですよ? 私は○○なんて名前じゃないです」
「へ?」
男の言葉に対し、青年がきょとんと目を丸くさせる。そして青年は小さくため息を吐きながら男の右腕に巻き付けていた腕を外すと、若干の苛立ちと諦めが混ざった言葉を紡ぎ出した。
「あーぁ、ってことはドタキャンかぁ。二十分経ってようやくお兄さんが来たから、てっきり遅刻しただけかと思ったんだけどなぁ」
間違いに関しての謝罪も無く、待ち合わせを予定していた相手と誤認した事実を青年が一方的に告げる。その不躾な態度は怒りや文句を込めた発言が出ても不思議では無いものだったが、男は何一つとして返事を発さない。
距離を取ったことで見えやすくなった青年の姿に圧倒され、目を奪われてしまっているからだ。
「ん? もしかしてお兄さんも男相手大丈夫なクチ? だったら、約束すっぽかされた可哀想な俺を気持ち良く慰めて欲しいな。人間違いしたお詫びってことで、特別にただで使って良いよー? ほらほら、このエロ乳首も、チ○コも……待ってる間にたっぷり指で解しといたこのケツマ○コも、今だけ無料で触り放題使いたい放題だぜー?」
男を欲情の対象として見たことなど無い。その事実を放つことも叶わないくらい、男は淫らに熟れた青年の身体に生の欲望を掻き立てられている。
ロングコートを纏ったその下にほとんど意味を成していない布が極端に排除された女物の水着を身に着け、小さな黒布を内側から押し上げている尖りきった乳首と睾丸のみを布に包まれた男根を見せ付け、コートを手早く脱ぎ捨てつつ廃ビルの壁に右手を付いて体勢で左手を用いて水着の細い紐をずらし薄暗い中でもはっきりと見えるくらいに淫猥な収縮を行っている尻穴を突き出している青年にあてられた男は、ズボンの下で男根をパンパンに張り詰めさせ湧き上がる欲望に呼吸を乱していく。
「うわ……お兄さんのすっごい。ズボン越しでも分かるくらいに立派……ねぇ、お兄さん、それちょうだい? その太くて長いチ○コで、俺のケツ穴お兄さんの好きなようにほじくり回して欲しいな」
仕事の疲れと、欲情に思考能力を削ぎ落とされた男はもう、己の中に渦巻く獣のような衝動を抑えられない。
とどめの誘惑を寄せられた男は、ここが路地裏という公の場所であることも相手が初対面の同性だということも考えられぬまま、ズボンから取り出した男根をすでにぽっかりと開いていた青年の尻穴へとねじ込んでいく。
「おっ? ほぉっ? 嘘、思ったよりおっきぃ……お兄さん、待って。動くのもう少しだけ……」
想定を超える男根の凶悪さに困惑し小休止を請う言葉を背後に飛ばす青年の意思を汲み取る余裕さえも残っていない男は、これまでに経験したどの男根よりも逞しく雄々しい男根で淫蕩によがり鳴く青年を空腹も疲労も忘却した状態で朝まで犯し続け、詫びとして金無しで行為に及んでも良いと口にしていた青年を逆に金を出してでも自分と行為がしたいとねだる存在へと、自分の男根の虜となった従順な肉奴隷へと、無自覚に陥落させていくのだった。
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