気高き正義は非道な悪に抱き締められながら陥落へと突き落とされる

五月雨時雨

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気高き正義は非道な悪に抱き締められながら陥落へと突き落とされる

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ベッドの上であぐらをかいている、自分よりも一回り以上大柄な男に裸体を抱きすくめられている男はその腕から逃れたくても逃れられない。
二の腕を胴体に繋ぎ、背中で捻り上げられ交差させられた手首を縛る上半身の縄と、左右の手を厳重に包み込み握り拳を強いる黒色の粘着テープ。足首と太ももを短く括り、足に伸ばすことを禁じる下半身の縄。仮にそれらの拘束が与えられていなかったとしても逃れられない、そんな状況に追いやられ乱れた吐息に悔しさの感情を混じらせている無様な男を太く逞しい腕で抱き寄せている男は、諦め悪く意地を張る男の我慢を嘲笑う思いを乗せた声音で男に陥落を促した。

「捜査員さん、そろそろ正直になったらどうだい? 嘘を吐いても、捜査員さんが余計に苦しくなるだけだぜ?」
「っ、くうぅ……!」

愉悦を露わにした男の言葉に、捜査員と呼ばれた男は正義の誇りをぐらつかせた。その事実を無意識に行われた裸体のくねりと呼吸の変化で察した男は、捜査員を内側から崩す為に再度言葉を紡いだ。今度は、たっぷりと息を混ぜた掠れ声でだ。

「意地を張っても、辛くなる一方だぜ? 何もされていなくても発情しちまうくらいに堕ちたんだから、認めて楽になっちまえよ。俺にこうして抱き締められただけで、チ○コが更に硬くなって頭がおかしくなるくらいの発情がやって来ちまうくらいに躾けられちまったんだから、もういい加減受け入れちまえよ。俺のチ○コをケツマ○コに入れてもらえないと落ち着かない、淫乱になっちまったってな」

男の掠れ声が、捜査員の理性を甘く殴り付ける。嘘偽りの無い否定しきれぬ真実の羅列が、淫らに調教され快楽を得られない状態に違和感を覚える程に肉体を堕とされてしまった捜査員の正気を溶かしていく。
たった一言認めれば、一日にも満たないお預けで気が狂う程の発情と疼きに苛まれている肉体を慰めてもらえる。自分を拉致した憎い悪の男根で蹂躙される雌の悦楽が無ければ絶頂に至れなくなった身体を、絶頂へと押し上げてもらえる。悪の男の腹部に触れたままねだるように透明な蜜を垂れ流している男根を、尻穴への容赦無い掘削で射精へと導いてもらえる。
次々と浮かび上がる破滅的な至福のイメージが、捜査員の心を悪が望む屈服へと進ませていく。
だが、気高き捜査員の男はまだ己の陥落を認めない。眼前の悪に噛み付く力すらも失われるくらいに蕩けきった捜査員の口は、淫らな悦びに溺れたがる自らの本能を必死に押しとどめながら、悪に向かって反抗を浴びせかけた。

「認め、ない……誰が、貴様の思い通りに……っ!」

体内で暴れ回る本音を制しつつ、正義の誇りを保った抗いを放った捜査員。腕と足を拘束され憎い男に抱き締められた姿では自力で淫らな火照りを冷ますことも叶わず、悪の願い通りの展開が訪れるまで無慈悲に焦らし続けられるだけだというのに、矜持を優先して悪への敗北を遠ざけた捜査員。
そんな気丈な捜査員の言葉を耳にしながら、悪は残忍に微笑んだ。流石にもう耐えられないだろうと認識していたのに、この捜査員はまだ無意味な抵抗で自分を愉しませてくれる。その予想外の展開に黒く歪んだ嬉しさを募らせながら、悪の男は背を支えていた左右の手を下へとずらし、緩みきった表情に怯えを滲ませる捜査員を味わいつつ、強情な正義の自覚を跡形も無く壊す為の責め苦を施し始めた。

「全く、聞き分けの悪い捜査員さんだねぇ。それじゃ、認めざるを得なくなるまで苛めてあげるとしようか。みっともなく鳴き喚きながら、俺のケツマ○コにおチ○ポ突っ込んでくださいっておねだり出来るまでね……!」
「んひっ!? ひゃ、あぁぁぁんっ!!」

背から移動した悪の手が、尻肉を鷲掴みにしながら左右の中指で尻穴を貫き、柔らかな腸壁を好き勝手に捏ね回し出す。その刺激だけでも高まりきった捜査員には拷問に等しい悦楽の責めだというのに、非道な悪は掴んだ尻を小刻みに揺さぶって張り詰めた捜査員の男根を自身の腹部に擦り付けさせより濃い悦楽を捜査員にもたらしていく。
気持ち良い。抑えきれぬ正直な感想が、捜査員の脳を嬲る。気持ち良いのに、イけない。悪の男根による肛虐無しでは絶頂に辿り着けぬ身体にされた捜査員を追い詰める苦悶の事実が、堪らない快楽が走る度に、裸体の真下で上下に跳ねる悪の逞しい男根が時折尻肉を叩く度に、際限無く膨らんでいく。

「あぁっ! やめ、やめへっ! 狂う、くるっひゃうぅぅっ!!」

ついさっき自分自身がおねだりを拒否したことも忘れ、積み上げた何もかもをめちゃくちゃに掻き乱すもどかしく心地良い生殺しの淫獄に恐怖しながら捜査員は制止を叫ぶ。もちろん、悪は捜査員の悲痛な制止に耳を貸しなどしない。冷酷な悪は早くも崩壊の兆しを見せ始めた捜査員の悶絶をこれ以上無い至近距離で余すところ無く堪能しながら、諦め悪く救いを求める惨めな口を自らの口で塞ぎ、溜まる一方の射精欲を紛らわせる最後の手段を奪い取ってしまった。

「んんっ! んぐっ、ふぅ! あむっ、むぁ、うみゅぅぅぅっ!!」

人間の物とは思えない痙攣を行いながら、憎い悪の口に悲鳴を吸い取られていく捜査員。射精への渇望が限界を超えて蓄積した男根を悪の腹部に摩擦されながら脈打たせ、男根よりも細く物足りない二本の中指が生む刺激に窄まっている腸壁をもっともっとと請うように蠢かせ、不足している快楽を補うように口内に侵入した悪の舌に自らの舌を絡ませ流し込まれる唾液を夢中で飲み干している無様な捜査員。自分だけの愛玩奴隷として飼い慣らす為に捜査員を攫い調教を加えた悪は、今の自分の様子を把握する余裕も無くした可愛い淫乱捜査員に対し満足げに目を細めながら、下らない誇りや矜持を捨てさせる為に左右の手と口の動きを強め、絶頂を伴わぬ淫獄の密度を嬉々として高めていくのだった。
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