【BL】腐れ縁の幼馴染と、キスから始まる恋もある?【幼馴染同士・隠れ執着攻×鈍感受】

彩華

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9】クリスマス会②

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9】クリスマス会②

 浮かれていたうえに、酒に酔った俺は、つい。ある言葉を口にしてしまった。

「あ~~~~~~、どうしてクリスマスっていうのに、俺は男と一緒に過ごしてるんだろうなぁ……」

(あ。何かこの言い方。嫌な言い方っぽいな)

そう思った時には、圭介が拗ねたようで。

「葵、そんなこと言う!? じゃあ、俺もお酒沢山飲んじゃお! もう俺だって酔ってやるんだから!」

そう言って、俺が酔い始めたからペースを押さえていたんだろう。圭介がやけ酒でもするように、残っている酒類を飲んでいる姿が見えた。俺はと言えば、頭の隅に少しばかり理性を残しつつ。それでも変わらずグズグズと酔っている始末。

「圭介は良いよな。モテるから。俺だってさぁ、モテたいんだよ……いや、違うな。モテるとか、そういう話じゃないな。俺だってさぁ、恋愛したんだよ。恋人が欲しいんだよ……。うぅ゛~~、彼女が欲しい…!」

(やめろ~! 俺! それ以上喋るな~~!)

他人事のように見つめる俺の理性が、恥ずかしさで止めろと叫ぶ。だが止めるはずもない。幸いなことは、酒が回ってきて満腹な身体は満足したように眠気も感じ始めているわけで。うつらうつらとし始めて、口数が減っていった。(良かった!)だが、その時だ。

「葵。俺と一緒じゃ嫌?」

「圭介?」

頬がほんのり赤い様子の圭介が、俺の肩に頭を乗せて言った。その赤い頬を膨らませ、唇を尖らせる。

「俺は、葵とクリスマス会するの嬉しいんだけど。葵は恋人と一緒が良い?」

ああ、やっぱり嫌な言い方に感じたよなと、悪かったなと思った。

「嫌じゃない。嫌じゃないけど、圭介は幼馴染だし。家族みたいなもんだから。俺も一回くらいは恋人とクリスマスを過ごすとかしてみたいんだよ」

圭介のことは嫌いじゃない。嫌いじゃないけど、家族のようなものだし。恋人とのクリスマスって、憧れるじゃないか。な? と問いかければ、グリグリと肩に頭を押し付けられ。

「嫌だ。葵は絶対誰にも渡さないんだから」」

「圭介?」

「葵、なら俺と恋愛すれば良いじゃん」

「は? んっ……んぅ……────!?」

肩が軽くなったかと思えば、両頬を掴まれ。更には唇が塞がれていた。

******
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