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11】クリスマス会で②
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11】クリスマス会で②
人生初めてのファーストキスは、腐れ縁の幼馴染。しかも、初めてなのに舌まで入れてきやがった。(信じられない)
まあ!! 圭介は酔っていたから、ノーカンだけど!! な!!
誰かに同意を求めるにも、誰もいない。自分にそう言い聞かせるが、今は気持ちの切り替えよりも人の上半身を蒲団代わりに眠ろうとしている圭介を起こすことが先決だ。何度か声をかけ続ける。
「んー……?」
「圭介! まだ寝るな! 圭介! 起きろ!!」
声をかけながら、同時に身体を揺する。そうすれば、眉間に皺を寄せながらも、まだ起きないぞと抵抗するように圭介が俺の身体に体重をかけた。
「け~い~す~け~!」
「んんー……」
流石に圭介も名前を呼ばれ続ければ、抵抗していた瞼が開く。本当に眠たそうにしていて、「葵?」と、俺の名前を呼んだが、慌てる様子も無い。
(これは……)
(圭介、俺にキスしたこと覚えてないな?)
変な空気になるよりは、その方が良いけど。
「はぁ~……」
一気に色んな疲れが押し寄せたように、大きな溜息をついた。
「葵? ごめん、酔っ払ってた……」
「だろうな。人を蒲団にするくらいだから」
「俺、酔って葵に変なことしなかった?」
した。それはもう、十分に変なことをした。けれどその原因は、最初に俺が彼女が欲しいと酔って口走ったからで。あんなこと言わなかったら、拗ねて圭介もやけ酒をしなかったわけだし、酔っていたんだ。別に今更圭介にキスされても、気にしない方が良い。
「別に。俺も酔ってたし。俺も何か変なことしなかったか?」
「葵が恋したいとか言ってたのは、何となく覚えてるんだけど」
(覚えてるのかよ! そこは忘れといてくれよ!)
また俺は、圭介の発言にガクッと肩を落としたが、ふと気づいた。
(圭介、今まであんな変な酔い方したことあったっけ?)
多分ない。いつも適量を守っていたと思うし、あんまり人前では俺と同じで泥酔するまで酔わない方だ。
(もしかして圭介。凄く泥酔したら、キス魔になるタイプだったのか?)
そしたら、一応注意しておいた方が……いや、そしたら俺がキスされたっていったようなものじゃないか。
「うぅ゛……」
「葵? どうしたの、凄い仕事に詰まった時みたいな顔して」
「圭介。お前、あんまり泥酔するまで酔わないようにしろよ。変なことはなかったら、なかなか危ないぞ」
圭介のためにも、釘を刺しておいた方が良い。どうにか言葉を吟味して、圭介に言った。
「分かったか?」
「はーい。でも俺、酔うのは葵の前だけだからなぁ」
「ならまぁ……大丈夫か?」
大丈夫じゃないだろ。そのツッコミを忘れながら欠伸を一つ。
「洗面所借りるぞ。歯磨きしてくる」
「俺も。明日休みだし、葵このまま泊れば?」
時計を見れば、結構遅い時間だった。同じマンションだから、帰るにしても、時間はそうかからいが外に出れば寒いだろう。寒いのはちょっと嫌だなと思った俺は、初めてじゃないから良いかと圭介の言葉に甘えて、このまま泊まることにした。
*******
人生初めてのファーストキスは、腐れ縁の幼馴染。しかも、初めてなのに舌まで入れてきやがった。(信じられない)
まあ!! 圭介は酔っていたから、ノーカンだけど!! な!!
誰かに同意を求めるにも、誰もいない。自分にそう言い聞かせるが、今は気持ちの切り替えよりも人の上半身を蒲団代わりに眠ろうとしている圭介を起こすことが先決だ。何度か声をかけ続ける。
「んー……?」
「圭介! まだ寝るな! 圭介! 起きろ!!」
声をかけながら、同時に身体を揺する。そうすれば、眉間に皺を寄せながらも、まだ起きないぞと抵抗するように圭介が俺の身体に体重をかけた。
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変な空気になるよりは、その方が良いけど。
「はぁ~……」
一気に色んな疲れが押し寄せたように、大きな溜息をついた。
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「俺、酔って葵に変なことしなかった?」
した。それはもう、十分に変なことをした。けれどその原因は、最初に俺が彼女が欲しいと酔って口走ったからで。あんなこと言わなかったら、拗ねて圭介もやけ酒をしなかったわけだし、酔っていたんだ。別に今更圭介にキスされても、気にしない方が良い。
「別に。俺も酔ってたし。俺も何か変なことしなかったか?」
「葵が恋したいとか言ってたのは、何となく覚えてるんだけど」
(覚えてるのかよ! そこは忘れといてくれよ!)
また俺は、圭介の発言にガクッと肩を落としたが、ふと気づいた。
(圭介、今まであんな変な酔い方したことあったっけ?)
多分ない。いつも適量を守っていたと思うし、あんまり人前では俺と同じで泥酔するまで酔わない方だ。
(もしかして圭介。凄く泥酔したら、キス魔になるタイプだったのか?)
そしたら、一応注意しておいた方が……いや、そしたら俺がキスされたっていったようなものじゃないか。
「うぅ゛……」
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「圭介。お前、あんまり泥酔するまで酔わないようにしろよ。変なことはなかったら、なかなか危ないぞ」
圭介のためにも、釘を刺しておいた方が良い。どうにか言葉を吟味して、圭介に言った。
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「はーい。でも俺、酔うのは葵の前だけだからなぁ」
「ならまぁ……大丈夫か?」
大丈夫じゃないだろ。そのツッコミを忘れながら欠伸を一つ。
「洗面所借りるぞ。歯磨きしてくる」
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時計を見れば、結構遅い時間だった。同じマンションだから、帰るにしても、時間はそうかからいが外に出れば寒いだろう。寒いのはちょっと嫌だなと思った俺は、初めてじゃないから良いかと圭介の言葉に甘えて、このまま泊まることにした。
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